高崎健康福祉大学短期大学部

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高崎健康福祉大学短期大学部
大学設置 1966年
創立 1936年
廃止 2013年
学校種別 私立
設置者 学校法人高崎健康福祉大学
本部所在地 群馬県高崎市中大類町58-2
学部 児童福祉学科
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高崎健康福祉大学短期大学部(たかさきけんこうふくしだいがくたんきだいがくぶ、英語: Takasaki University of Health and Welfare Junior College)は、群馬県高崎市中大類町58-2に本部を置いていた日本私立大学である。1966年に設置され、2013年に廃止された。本稿では旧来の群馬女子短期大学を含めて説明する。

概観[編集]

大学全体[編集]

  • 高崎健康福祉大学短期大学部は、群馬県高崎市内にあった日本私立短期大学。元々は1966年、学校法人須藤学園により群馬女子短期大学(ぐんまじょしたんきだいがく 英称:Gunma Women's College)として設置され、最大で2学科と1学科2専攻まで発展した。その後、高崎健康福祉大学の設置により男女共学の短期大学部となり、生活学科の児童福祉専攻や看護学科などの新設もあり4学科にまで発展したが、大学への改組も進み、最後まで残っていた児童福祉学科も2013年7月4日に廃止され、47年の歴史に幕を下ろした[1]

教育および研究[編集]

  • 高崎健康福祉大学短期大学部は保育者の養成に力をいれていた。

学風および特色[編集]

  • 高崎健康福祉大学短期大学部では、アドバイザー制が導入されていた。

沿革[編集]

略歴[編集]

  • 高崎健康福祉大学短期大学部は、1966年に群馬女子短期大学として開学されているが、これは、高崎市に女子短大の設立を希求する地域社会に応えると同時に地方文化・学術の向上に資することも目的に設置されていた。

年表[編集]

  • 1936年 - 須藤いま子により須藤和洋裁女学院が設置される。
  • 1949年 - 須藤高等技芸学校に改称。
  • 1966年 - 群馬女子短期大学として開学。家政科を置く[2]
  • 1967年 - 国文科を増設[3]
  • 1968年 - 別科家政専修を置く。学科名を変更。
    • 家政科→家政学科
    • 国文科→国文学科
  • 1970年 - 家政学科を専攻分離。
    • 家政専攻
    • 食物栄養専攻
  • 1971年4月3日 - 学校法人名を「群馬女子学園」に組織変更。
  • 1989年 - 経営情報学科を新設。
    • 家政学科を生活学科と改称。
    • 家政専攻を生活教養専攻と改称。
  • 2000年 - 学科名を変更。
    • 国文学科→日本語コミュニケーション学科。以後、2003年度まで募集。
    • 経営情報学科→情報文化学科
  • 2001年 - 高崎健康福祉大学短期大学部に改称。共学とする。学校法人を「高崎健康福祉大学」に組織変更。
  • 2002年 - 生活学科に児童福祉専攻を設置
  • 2003年 - 看護学科を新設
  • 2004年 - 生活学科児童福祉専攻を児童福祉学科に改組。
  • 2010年 - 児童福祉学科のための新校舎が完成。
  • 2012年 - 高崎健康福祉大学 人間発達学部子ども教育学科開設に伴い短期大学部募集停止。
  • 2013年 - 短期大学部廃止[1]

基礎データ[編集]

所在地[編集]

  • 本部キャンパス(群馬県高崎市中大類町58-2)

交通アクセス[編集]

象徴[編集]

  • 高崎健康福祉大学短期大学部のカレッジマークは「UHV」すなわち「University of Health and Welfare」(「健康福祉大学」の英語表記である頭文字)を模った簡素なものとなっている。

教育および研究[編集]

組織[編集]

学科[編集]

  • 児童福祉学科
過去にあった学科[編集]
  • 日本語コミュニケーション学科
  • 生活学科
    • 生活教養専攻
    • 食物栄養専攻:募集は2000年度まで
  • 情報文化学科
  • 看護学科:2005年度までの募集。

専攻科[編集]

  • なし

別科[編集]

  • 家政専修が設けられていた。
取得資格について[編集]

以下の資格が取得可能であった。

  • 司書資格
    • 生活学科
    • 情報文化学科
  • 栄養士資格
  • 生活学科食物栄養専攻。
  • 保育士資格
    • 児童福祉学科

以下の資格試験が受験可能であった。

以下の教育職員免許状が所得出来た。

学生生活[編集]

部活動・クラブ活動・サークル活動[編集]

学園祭[編集]

  • 高崎健康福祉大学短期大学部の学園祭は毎年、大学と合同で概ね10月に行われている。かつて、群馬女子短期大学だった時分、「藤華祭」と称されており、同時に「紫祭」(いわゆる寮祭)も催されていた。

スポーツ[編集]

  • ソフトテニス部が、群馬女子短期大学だった時分においてとりわけ活発なものとなっていた。

大学関係者と組織[編集]

大学関係者一覧[編集]

大学関係者[編集]

  • 伊藤隆:元群馬女子短期大学学長

施設[編集]

キャンパス[編集]

  • 短期大学部独自のキャンパスがあり、5号館・4号館が主として使用されている。4号館は地上6Fの茶色の建物で、学生食堂や図書館が設置されていた。5号館は地上8Fの白い建物で、実習室や研究室があった。

[編集]

  • 高崎健康福祉大学短期大学部には「紫寮」と称した学生寮が、群馬女子短期大学の時からあった。

対外関係[編集]

系列校[編集]

社会との関わり[編集]

  • 「高大連携事業イベント」を開催している。

卒業後の進路について[編集]

就職について[編集]

生活学科

日本語コミュニケーション学科

富士通京セラ日本電気日立製作所パナソニック三菱電機沖電気工業ミツバ澤藤電機SUBARU住友軽金属工業大同特殊鋼日立金属明電舎信越化学工業日本板硝子サンデン大成建設佐田建設三菱マテリアル旭ホームズ日本シイエムケイ日本ペイントカルソニックカンセイ本田技研工業関電工住宅金融公庫農林中央金庫みずほ銀行三井住友銀行りそな銀行北越銀行八十二銀行武蔵野銀行東和銀行野村證券大和証券日興コーディアル証券第一生命保険明治安田生命保険東京海上日動火災保険三井住友海上火災保険あいおい損害保険東京海上日動火災保険リコー両毛システムズ東芝インフォメーションシステムズゼネラルソフトウェアFFC髙島屋西武百貨店ダイエー内田洋行岩谷産業資生堂群馬トヨタ群馬日産自動車JTB近畿日本ツーリスト東武トップツアーズ日本通運三菱倉庫ジェイアール東海パッセンジャーズ東京電力東京瓦斯ほか

情報文化学科

足利銀行柏崎信用金庫かみつけ信用組合桐生信用金庫のと共栄信用金庫第四銀行長野県労働金庫新潟縣信用組合丸三証券アールブリアン新井商運梅澤鋳工NTTドコモカネコ・コーポレーションキンセイ産業クラフトコメリ大理石村ロックハート城上武印刷昭和農芸タケイ工業旅がらす本舗清月堂東部オート戸田建設日東工事日本光電NOKはぐぐみ農業協同組合ハリカ富士情報通信富士化成東日本メディコム東日本旅客鉄道ブルボンフレッセイプリオパレスヘイワテクノ北陽ホシデンホットランドマック食品マルイチ産商丸幸三城ミヤジマヤマダ電機ユー・コーポレーション吉見商事横田調査設計ライフクリエイト両毛丸善ほか

児童福祉学科

幼稚園や保育所児童福祉施設への就職者が多い傾向にある。一般企業への就職としては関越交通ケイ・ジー・ティー利根沼田農業協同組合などがある。

看護学科

専門職として各種医療機関や社会福祉施設などの専門職に就いている人がおおいものとみられる。

編入学・進学実績[編集]

附属学校[編集]

  • 群馬女子短期大学だった時分、群馬女子短期大学附属高等学校・群馬女子短期大学附属幼稚園を併設していた。現在はそれぞれ、「高崎健康福祉大学附属」になっている。

脚注[編集]

  1. ^ a b 平成25年度廃止大学等一覧 (PDF) - 文部科学省、2021年12月30日閲覧。
  2. ^ 当初は94人が在籍している。
  3. ^ 当初は33人が在籍している。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]