町田市立陸上競技場

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町田市立陸上競技場
野津田競技場
改修後メインスタンドを望む(2012年度はメインスタンド改修のため一般客利用不可)
施設情報
所在地 東京都町田市野津田町2035
位置 北緯35度35分33.0秒 東経139度26分20.5秒 / 北緯35.592500度 東経139.439028度 / 35.592500; 139.439028座標: 北緯35度35分33.0秒 東経139度26分20.5秒 / 北緯35.592500度 東経139.439028度 / 35.592500; 139.439028
開場 1990年10月
修繕 2011年12月
所有者 町田市
運用者 日本体育施設株式会社・町田市スポーツ振興公社共同事業体
グラウンド 天然芝
ピッチサイズ 長さ107m×幅71m
使用チーム、大会
FC町田ゼルビア(Jリーグ)
収容人員
メインスタンド890席、バックスタンド他8,034席

町田市立陸上競技場(まちだしりつりくじょうきょうぎじょう)は、東京都町田市野津田町の町田市立野津田公園内にある陸上競技場である。施設は町田市が所有し、日本体育施設株式会社・町田市スポーツ振興公社共同事業体(スポーツパークパートナーズまちだ)が指定管理者として運営管理を行っている。野津田競技場(のづたきょうぎじょう)とも呼称される。

日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するFC町田ゼルビアのホームスタジアムとして知られる他、駅伝や各種陸上競技大会なども開催される。

概要

400メートル・8コースの全天候型ウレタントラックと芝生のフィールド(7,600㎡)を備えた第3種公認の競技場である。電光表示装置などの設備があり、収容人員は8,924人(メインスタンド890席、バックスタンド他8,034席)である。

かつて、ジャパンフットボールリーグに在籍していた東京ガスサッカー部(現FC東京)が準本拠地として使用し、国士舘大学サッカー部も試合を開催していた。また、コンサドーレ札幌1996年ジャパンフットボールリーグにてコスモ四日市FCとの主管試合をここで行っている[1]他、2001年11月Jリーグ ディビジョン2の公式戦・川崎フロンターレアルビレックス新潟が行われた。

2009年4月より、日本体育施設株式会社・町田市スポーツ振興公社共同事業体(スポーツパークパートナーズまちだ)が指定管理者となっている。

ゼルビアのJリーグ入りに際して、芝生席であったバックスタンドを鉄骨製の座席にしたり、ナイター照明設備を新設するなどの改築を検討している。また2013年に東京で開催される国民体育大会のサッカー競技を当施設で行うことが内定しており、さらに改修を行うことが予定されている。その為、2010年JFL後期は一部ナイターや薄暮開催が行われるものの、9月以後開催の試合分はバックスタンド設置工事で使用せずに東京都内(江戸川区北区多摩市)と神奈川県相模原市の4箇所で試合を行った。

しかし、9月5日にJリーグからゼルビアに対し、更衣室等一部がJリーグの入会基準を満たしていないという予備調査結果での指摘を受け、ゼルビアは9月7日に2011年度のJ2昇格を事実上見送った。

2011年9月、J2入会のための予備調査の結果、「同競技場改修のための代替開催地の確保」が求められ、改修工事の前倒しが行われることになった。(朝日新聞2011年9月8日付け)その後、メインスタンド改修期間中でも町田で開催できる可能性を模索するため、メインスタンドのトラック付近に仮設棟を設置し、そこにJリーグ基準を満たすベンチ・ロッカールームや放送・記者席を設置する計画があることが示され(2011年11月8日発売「週刊サッカーマガジン11月22日号」より)、同11月の審査でそれをJリーグが容認することを認めた。(町田ゼルビア公式サイトより)

このため、当初2012年は数試合のみの開催とされていたJリーグ ディビジョン2のゼルビア主管試合は、仮設棟竣工の遅れのため駒沢に振り替えとなった3月11日にあるアビスパ福岡戦を除く全20試合を当地で開催することが決定した。全日程終了後、陸上トラックの張替えと、それに付随した仮設棟撤去作業を行う。なお、陸上トラック上に仮設塔を設置していることと、多目的広場(補助競技場)が工事資材置場となっていることから、2012年は市民への一般開放を見送っている。

  1. ^ これは本拠地の札幌厚別公園競技場(現在は札幌ドームと折半開催で本拠地となっている。前身母体東芝サッカー部はこの前年まで神奈川県川崎市が本拠地であった)がスタンドの改修と積雪による休館期間中であったための処置だった。

具体的な改修計画

当初の発表計画

  • 照明塔4基設置(2010年春季に完成)
  • バックスタンドの座席設置(2011年度完成)
    • 計画では、恒常的なコンクリート打ちのスタンドではコストがかかるため、芝生席を一度整地した上で鉄骨製のスタンドを業者からリース契約する形で設置する(かつての市原臨海競技場と同方式)。リース料は年1億円程度。一応の計画としてJ2基準(座席1万人以上収容)を満たすものを目指すが、J1基準(座席15000人以上収容)への改修等は未定。
  • トイレ増設
以上出典 町田ゼルビア公式サイト「野津田競技場の改修発表」町田市「2009年度当初予算案」(PDF)

その後の修正

  • 2009~2010年度 芝生席改修(常設スタンド設置)
  • 2010年度 メインスタンド改修、2階バックスタンド設置
    • 当初計画では鉄骨製スタンドを建てる予定となっていたが、工法などを再検討した結果、本格的なコンクリート打ちのスタンド(2階席を含め8000人収容)に変更した。なお照明塔は予定通り2010年春季に完成している。
    • 先述・メインスタンドの改修に関する諸問題のため、バックスタンドの増築を含め改修は凍結されている。
以上出典 町田市「2009年度補正予算案」(PDF)
  • 2011~2012年度 メインスタンド増築と、それに付随する仮設棟の建設、陸上トラック張替え(J2リーグ全日程終了後)

主な使用例

  • FC町田ゼルビアの試合(サッカー)
  • 大学・高校等の各陸上競技
  • 市民マラソン等の市主催関連催事等
メインスタンド外観(2012年度閉鎖中)
メインスタンドからピッチを望む
ゴール裏

アクセス

路線バス

小田急鶴川駅から
  • 0番のりば
    • [鶴33] 野津田車庫 行、[鶴37]・[淵24] 淵野辺駅北口 行
      • 上記の系統の場合、「野津田車庫」下車、徒歩10分。
  • 5番のりば
JR横浜線・小田急町田駅から
  • 町田バスセンター2番・7番・11番のりば
  • 町田駅21番のりば(小田急北口POPビル先)
    • 上記停留所から発車の野津田車庫行(町25・町26・町35・町55・町78)に乗車、「野津田車庫」下車、徒歩10分。

※町39系統市立室内プール経由のみ、上記括弧内の各系統より運賃が高額となるため注意。

JR横浜線淵野辺駅(北口)から
  • [淵24] 登戸行、[鶴37] 鶴川駅行、[淵23] 野津田車庫行に乗車、「野津田車庫」下車、徒歩10分。

全て神奈川中央交通により運行。なお、FC町田ゼルビアの公式戦開催時には鶴川駅から神奈川中央交通の臨時シャトルバス(運賃は片道300円)が運行される。

自家用車の場合

東京方面から
世田谷通り・芝溝街道(津久井道)を鶴川方面へ走行、鶴川駅から先は、「大蔵」交差点を右折(Y字分岐を右方向へ直進)、五反田交差点を直進、サンシティ町田先の信号「野津田公園入口」を左折してすぐ。
永山方面から
鎌倉街道を町田方面へ走行、途中からは野津田公園への案内標識に従う。
町田駅・相模原市鵜野森方面から
鎌倉街道を永山方面へ走行、袋橋・綾部原トンネルを出てすぐの「五反田」交差点で左折、サンシティ町田先の交差点で左折してすぐ。
  • 駐車場(約100台収容)があり。

外部リンク