栃木県グリーンスタジアム
栃木県グリーンスタジアム | |
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施設情報 | |
所在地 | 栃木県宇都宮市清原工業団地32 |
位置 | 北緯36度33分23.87秒 東経139度59分11.73秒 / 北緯36.5566306度 東経139.9865917度座標: 北緯36度33分23.87秒 東経139度59分11.73秒 / 北緯36.5566306度 東経139.9865917度 |
起工 | 1991年7月[1] |
開場 | 1993年3月[1] |
修繕 | 2011年 |
拡張 | 2009年、2012年 |
所有者 | 栃木県 |
運用者 | 北関東綜合警備保障 |
グラウンド | 天然芝 |
照明 | 4基 |
大型映像装置 | オーロラビジョン |
建設費 | 34億5,100万円[1] |
設計者 | 神谷五男+都市環境建築設計所[1]、グランド芝と周辺:(社)日本公園緑地協会+L.A.U公共施設研究所 |
建設者 |
佐藤工業[1] 渡辺建設[1] 柴田建設[1] |
使用チーム、大会 | |
栃木SC(Jリーグ) ジャパンラグビートップリーグ 天皇杯全日本サッカー選手権大会 | |
収容人員 | |
18,025人 (メイン・バックスタンド=固定座席、ゴール裏=立ち見席) Jリーグ公式届出人員は15,589人 | |
アクセス | |
#アクセスを参照。 |
栃木県グリーンスタジアム(とちぎけんグリーンスタジアム、Tochigi Green Stadium)は、栃木県宇都宮市の宇都宮清原工業団地・清原北公園内にある球技場。施設は栃木県が所有し、北関東綜合警備保障が指定管理者として運営管理を行っている。
概要
宇都宮市東部を流れる鬼怒川のさらに東、宇都宮清原工業団地の一角にある。同工業団地内のスポーツ施設で、全国大会規模のスペックを持つ宇都宮清原球場・宇都宮市清原体育館の所在する清原中央公園内ではなく、北部の清原北公園内に栃木県内初の本格的球技専用スタジアムとして1993年に開場、同年栃木県内で行われた全国高等学校総合体育大会のサッカー競技会場となった。
日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟する栃木SCがホームスタジアムとして使用している。栃木SCがJリーグ参入前の1993年から2004年の間にはジェフユナイテッド市原(1993年・1994年)、横浜マリノス(1993年・1994年)、大宮アルディージャ(1999年)、水戸ホーリーホック(2000年・2001年・2004年)がJリーグ公式戦を開催している[2]。
栃木SCのJリーグ参入以来複数回の改修工事を行っているが、観客席の屋根の範囲が小さいほか、トイレも規定の数より少ないため、Jリーグよりさらなる改修を見据えた改善計画の書面提出を求められている。なお2021・22年度は登記本拠地はグリスタのままながら、半数以上の主催試合はカンセキスタジアムとちぎで行われている。
スタジアムの運営管理は長らく公益財団法人宇都宮市体育文化振興公社が行ってきたが、2011年4月より指定管理者が変更され、北関東綜合警備保障が管理を行っている。
施設概要
全面西洋芝のメイングラウンド(11,304平方メートル)と、全面クレー舗装のサブグラウンド(9,750平方メートル)がある[3]。メイングラウンドのメインスタンド(5,391席)とバックスタンド(4,622席)は固定席で、両サイドスタンド(南側2,449席、北側2,725席)は全て立見席[3]。屋根はメインスタンドの上部(約500人分)にしかない。
大型映像装置は2012年2月23日に納入された三菱電機製オーロラビジョンで、開場以来19年間、アウェー側のゴール裏にあった磁気反転ボードが改修されたもの。同時に長さ約20mの帯状映像装置(オーロラリボン)もフィールドに導入された[4][5]。
改修工事
開場当時はナイター照明4基、磁気反転フリーボードが設置され、収容人員は公には18,025人であったが、消防法条例などから実勢は約16,000人(メインスタンドは屋根つきの座席、それ以外は芝生席)であった。
2006年、栃木SCがJリーグ準加盟クラブとして承認されるにあたり、Jリーグのスタジアム規格に見合った設備への改修が計画されたが、実際に改修工事が始まったのは、栃木SCがJリーグに加盟した2009年の初めからであった。特に、開場当初からあった照明施設(4基)の照度がJリーグの規定よりも低かったことから照明施設を更新する必要があり、2009年6月までの平日ナイターはグリーンスタジアム以外のスタジアム(国立競技場・国立西が丘サッカー場・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で各1試合)を使用した。
また、両サイドスタンド・バックスタンドが芝生席であったため、バックスタンドの芝生席の箇所は2010年に座席に改修する工事が行われるため使用しなかったが、2011年2月竣工。これによりJリーグへの届出収容人員は14,699人(芝生席は規定によりカウントせず)となった[6]。
2011年3月11日の東日本大震災により被災し、観客の客席通路となっている橋(アプローチデッキ)の結合部分が破損するなどした[7]。改修中は、ホーム側に仮設の北ゲートが設置され、アウェイ側は関係者用南ゲートが使用された[8]。この改修費用にはスポーツ振興くじ (toto) の助成金が用いられている[9]。
2012年5月11日、J1規格の収容人数1万5千人を目指すために、ゴール裏の「SC席」及び「ビジター席」を芝生席から立見席に改修すると発表[10]。2012年9月、工事が完成し、芝生席が立ち見席に代わり、収容人員もJ1基準を満たす15,589人となった[11]。
アクセス
電車・バス
なお、2023年8月に開業予定の宇都宮ライトレールに「グリーンスタジアム前停留場」の設置が予定されている。
タクシー・自動車
- JR宇都宮駅からタクシーで約30分、東武宇都宮駅からタクシーで約40分[3]
- 北関東自動車道 宇都宮上三川ICから車で約20分[12]
- 東北自動車道 宇都宮ICから車で35分、同鹿沼ICから車で約40分[12]
ギャラリー
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入場ゲート付近の光景
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Bゲートよりメインスタンドを望む
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メインスタンドよりメイングラウンドを望む(バックスタンド改修前)
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夜間試合前のピッチ光景(バックスタンド改修前)
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改修前のピッチ光景
周辺のスポーツ施設
- 清原中央公園
- 清原南公園
- 清原南球場(軟式野球・ソフトボール専用)
脚注
- ^ a b c d e f g 「栃木県グリーンスタジアム」『新建築』1993年7月。
- ^ Jj.LEAGUE Data Site 検索結果、2018年7月14日閲覧。
- ^ a b c d e “栃木県グリーンスタジアム”. 栃木県スポーツ振興課. 2018年7月14日閲覧。
- ^ “県グリーンスタジアムに新大型映像装置”. 下野新聞. (2012年2月24日). オリジナルの2012年2月27日時点におけるアーカイブ。 2015年1月23日閲覧。
- ^ "栃木県グリーンスタジアム向け大型映像装置(オーロラビジョン)納入のお知らせ" (Press release). 三菱電機. 9 March 2012. 2015年1月23日閲覧。
- ^ "2010シーズンパスポートの販売<席割>について" (Press release). 栃木SC. 1 December 2009. 2015年1月23日閲覧。
- ^ “練習試合で募金、被災者にエール J2栃木SCと水戸、17日に”. 朝日新聞. (2011年4月15日). オリジナルの2014年6月30日時点におけるアーカイブ。 2015年1月23日閲覧。
- ^ "【お知らせ】栃木SCホームゲーム試合会場について" (Press release). 栃木サッカークラブ. 27 April 2011. 2015年1月23日閲覧。
- ^ 東日本大震災の災害復旧工事が終了しました。 (PDF) - 栃木県スポーツ振興課、2018年7月14日閲覧。
- ^ "栃木県グリーンスタジアム「SC席」及び「ビジター席」改修工事のお知らせ" (Press release). 栃木サッカークラブ. 11 May 2012. 2015年1月23日閲覧。
- ^ “昇格へ市民熱意鍵 J2水戸スタジアム収容数不足”. 茨城新聞. (2012年10月21日). オリジナルの2013年10月5日時点におけるアーカイブ。 2015年1月23日閲覧。
- ^ a b c d “スタジアムガイド:栃木県グリーンスタジアム アクセスガイド”. 栃木SC. 2018年7月14日閲覧。