愛子駅
愛子駅 | |
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駅舎と自由通路(2005年11月) | |
あやし Ayashi (秋保温泉口) | |
◄陸前落合 (2.5 km) (5.4 km) 陸前白沢► | |
所在地 | 仙台市青葉区愛子中央一丁目8-1 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■仙山線 |
キロ程 | 15.2 km(仙台起点) |
電報略号 | ヤシ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
3,742人/日(降車客含まず) -2014年- |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)9月29日 |
備考 |
直営駅(管理駅) みどりの窓口 有 仙台市内駅 |
愛子駅(あやしえき)は、宮城県仙台市青葉区愛子中央一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)仙山線の駅である。
仙台方面からの列車は大部分が当駅で折り返し[1]となり、以西では快速列車・普通列車合わせて毎時1~2本が運行されるのみである。「秋保温泉口」の副名を持つ。
駅構造
南側から、単式ホーム1面1線(1番線)と島式ホーム1面2線(2・3番線)、計2面3線のホームを持つ地上駅。開業以来の木造駅舎[2]は単式ホームに面しており、互いのホームは仙台方にある構内踏切で連絡している。構内踏切にはスロープがあり、車椅子などが使用可能(ただし、列車とホームの間に段差あり)。駅出入口付近と北側を結ぶ歩道橋(自由通路)が設けられている。
直営駅(駅長・管理助役配置)で、みどりの窓口(営業時間は6:40~21:00、途中休止時間帯あり)・自動券売機(近距離多機能券売機あり)・自動改札機(自動精算機は無し)・LEDの発車案内が設置されている。2014年3月末までは、キオスクも営業していた。管理駅として国見駅 - 奥新川駅間の各駅を管理下に置く。
JRの特定都区市内制度における「仙台市内」の駅である。
のりば
1 | ■仙山線 | (下り) | 作並・山寺・山形方面 | |
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(上り) | 北仙台・仙台方面 | (当駅始発) | ||
2・3 | ■仙山線 | (上り) | 北仙台・仙台方面 |
仙台方からは1・3番線に、羽前千歳方からは2・3番線に入線できる。出発信号機は全てのホームで仙台方・羽前千歳方双方に設置されている。
下り本線である1番線は、作並・山形方面行の定期列車がすべて発車するほか、当駅折返し列車が使用する。
2番線は上り本線であるが、仙台方面への折り返し運転に使用できないことと、列車が接近すると構内踏切により遮断されてしまう制約があるため、使用の割合は1・3番線と比べて低い。なお、2番線発車の当駅始発上り列車は、当駅止まりの下り列車が到着後に一旦陸前白沢駅まで回送され、再び当駅まで回送されたものである。
当駅における車両の夜間滞泊はなく、仙台駅まで回送される。
利用状況
1960年度は869人であった。1960年代後半から1970年代前半にかけて減少し、1975年度から1981年度までは600人前後で推移した。その後増え続けて1985年度に1,111人になり、さらに増えて現在の水準になった。国立仙台高等専門学校(広瀬キャンパス)や市立広瀬中学校の学生・生徒の利用も多い[要出典]。
乗車人員推移[3] | |
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年度 | 一日平均乗車人員 |
1957 | 784 |
1958 | 769 |
1959 | 800 |
1960 | 869 |
1961 | 893 |
1962 | 901 |
1963 | 959 |
1964 | 872 |
1999 | 2,782 |
2000 | 2,939 |
2001 | 3,042 |
2002 | 3,099 |
2003 | 3,233 |
2004 | 3,245 |
2005 | 3,380 |
2006 | 3,358 |
2007 | 3,419 |
2008 | 3,458 |
2009 | 3,441 |
2010 | 3,409 |
2011 | 3,543 |
2012 | 3,657 |
2013 | 3,757 |
2014 | 3,742 |
駅周辺
線路は東西に走り、駅舎の南に駅前広場がある。広場の中心にある枝垂れ桜は、愛子駅の開業時に近くの子愛観音堂から分けてもらったものである。現位置には2000年(平成12年)頃に移された。
広場の南に、東西に国道457号が並走する。これは古くからの作並街道(旧国道48号)である。現在、国道48号は愛子バイパスとして駅の南約600メートルをやはり東西に走る。
駅の周りは東西に長い市街地で、北は約600から800メートル先を流れる広瀬川まで住宅地である。1987年の合併までは宮城町の中心駅であり、国道48号の手前にある仙台市宮城総合支所はもとの町役場である。同支所の敷地内には図書館などが入る広瀬文化センターなど市の複合施設が立地する。その南は水田で、さらに南に錦が丘の住宅地があり、山林・丘陵地につながる。
駅前広場からは、県道134号愛子停車場線が南に伸び、国道48号との交点で県道132号秋保温泉愛子線に通じる。
- 仙台市青葉区役所宮城総合支所(旧宮城町役場)
- 諏訪神社
- 斉勝沼
- 愛子幼稚園
- 愛子郵便局
- JA仙台 宮城基幹
- 錦ケ丘ヒルサイドモール(旧・仙台ヒルサイドアウトレット、旧・ヒルサイドショップス&アウトレット)
- 七十七銀行 宮城町支店
- 開成橋
- ヨークベニマル仙台愛子店
- セブン-イレブン仙台愛子駅前店
駅周辺の主な学校
路線バス
バス停は駅ロータリー内の愛子駅バス停と、駅から南の国道457号に設置されている愛子駅前バス停がある。設定本数は愛子駅前バス停が多いが、駅から離れた国道沿いにバス停が設置されている。
愛子駅バス停
駅前ロータリーに設置されている。
- 1:【愛子観光バス】西道路経由仙台駅前、錦ヶ丘八丁目
- 1:【仙台市営バス】[25]高野原・赤坂NT・みやぎ台経由泉中央駅、[26]住吉台経由実沢営業所、[70]陸前落合駅・高野原・赤坂NT経由みやぎ台・大國神社、[75]開成橋経由みやぎ台・大國神社、[77]開成橋経由赤坂・畑前北
- 2:【仙台市営バス】[80]白沢車庫、錦ケ丘・秋保文化の里センター経由秋保方面([83]上の原・[85]野尻町北・[87]二口温泉)
愛子駅前バス停
国道457号上にある。
- 落合方面:【仙台市営バス】[25]高野原・赤坂NT・みやぎ台経由泉中央駅、[26]住吉台経由実沢営業所、[70]陸前落合駅・高野原・赤坂NT経由みやぎ台・大國神社、[75]開成橋経由みやぎ台・大國神社、[77]開成橋経由赤坂・畑前北、[S840][S843][S844][S845]八幡町・県庁市役所経由仙台駅
- 白沢方面:【仙台市営バス】[80][848][X840]白沢車庫、[840]熊ケ根駅経由作並温泉、[843]熊ケ根関、[844][845][846]定義
歴史
1929年に仙山東線の終点駅として開業した。関山街道の愛子宿の近くにできた駅で、当時の広瀬村の中心駅であり、合併して宮城村(後に宮城町)ができるとその中心駅となった。西に路線が延長されるまでは、機関車の転車台を備えていた[4]。
2001年、皇太子徳仁親王夫妻の長女である敬宮愛子内親王(「愛子」の読みは「あいこ」)の誕生によって全国的に有名な駅になった。入場券は普段1日1枚ほどしか売れないが、名前が発表された12月7日には記念に買い求める行列ができ夕方までに1000枚以上売れた[5]。JR東日本によると、7 - 11日の5日間で約3万3200枚売れたという[6]。
2007年現在までに駅の改装および案内板設置が数回行われている。
- 1929年(昭和4年)9月29日 - 開業。
- 1971年(昭和46年)4月1日 - 貨物営業を廃止。
- 1978年(昭和53年)10月2日 - 急行「仙山」が停車する。
- 1983年(昭和58年) - 自転車置場を設置。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 3番線の供用を開始し、仙台 - 愛子間の列車を増発。鉄道小荷物の取り扱いを廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - CTC化により通票閉塞を廃止。これにより駅業務は出改札のみとなる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
- 2002年(平成14年) - 東北の駅百選に選定される。
- 2003年(平成15年)
- 2006年(平成18年)12月15日 - 被管理駅の範囲が変更になる。
- 2010年(平成22年)2月25日 - バリアフリー化工事完成。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- ■仙山線
- A快速・B快速・C快速
- 普通
- 陸前落合駅 - 愛子駅 - 陸前白沢駅
その他
- 「駅前広場の樹齢50年を超える枝垂桜の木は、春には鮮やかな花を咲かせ、乗客の目を楽しませる駅」として、東北の駅百選に選定された。
脚注
参考文献
- 宮城町誌編纂委員会『宮城町誌』本編、宮城町役場、1969年。