大和八木駅
大和八木駅* | |
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北口 | |
やまと やぎ YAMATO-YAGI | |
所在地 | 奈良県橿原市内膳町五丁目1-2** |
所属事業者 | 近畿日本鉄道(近鉄) |
電報略号 | ヤキ |
駅構造 | 地上駅・高架駅(2層構造) |
ホーム | 計4面6線 |
乗降人員 -統計年度- |
37,335人/日 -2010年11月9日- |
開業年月日 | 1923年(大正12年)3月21日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | 大阪線 |
キロ程 | 34.8 km(大阪上本町起点) |
◄真菅 (2.0 km) (2.1 km) 耳成► | |
所属路線 | 橿原線 |
キロ程 | 20.5 km(大和西大寺起点) |
◄新ノ口 (1.4 km) (- km) 八木西口***► | |
備考 |
**1929年に移転。 *** 同一駅扱い。 |
大和八木駅(やまとやぎえき)は、奈良県橿原市内膳町五丁目にある、近畿日本鉄道(近鉄)の駅。
2路線が交差し乗り換え駅の役目を果しているとともに、橿原市の玄関口としての機能も有している。府・県庁所在地である、大阪市・名古屋市・津市・京都市・奈良市へ乗り換えなしで移動できる。但し、名古屋市・津市へは特急以外は乗り換えが必要となる[1][2]。
地元では令制国名を略し、単に「八木駅」と呼称していることが多い。奈良交通のバス停名は「八木駅」である[3]。
利用可能な鉄道路線
駅構造
当駅構内にて大阪線が橿原線をオーバークロスする構造になっており、1階に改札・コンコース及び橿原線ホームが、2階に大阪線ホームがある。改札口は1ヶ所のみ。
大阪線のりばは2面4線の島式ホームで待避可能な構造となっている。橿原線のりばは2面2線の相対式ホーム。5番のりばは改札から水平移動が可能である。
階段、エスカレーター、エレベーターの設置状況は次の通りである。
■階段 | |||
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A | 大阪線1・2番のりば‐橿原線5番のりば(改札方面) | ||
B | 大阪線1・2番のりば‐橿原線6番のりば | ||
C | 大阪線3・4番のりば‐橿原線5番のりば(改札方面) | ||
D | 大阪線3・4番のりば‐橿原線6番のりば | ||
E | 橿原線5番のりば(改札方面)‐5・6番のりば連絡跨線橋‐橿原線6番のりば | ||
■エスカレーター | |||
橿原線5番のりば(改札方面)→大阪線1・2番のりば | |||
橿原線5番のりば(改札方面)→大阪線3・4番のりば | |||
■エレベーター | |||
a | 大阪線1・2番のりば‐橿原線5番のりば(改札方面) | ||
b | 大阪線3・4番のりば‐橿原線5番のりば(改札方面) | ||
e | 橿原線5番のりば(改札方面)‐5・6番のりば連絡跨線橋上 | ||
f | 橿原線6番のりば‐5・6番のりば連絡跨線橋上 |
- 特記事項
- 5番のりば(改札方面)から6番のりばへエレベーターを利用する場合、連絡跨線橋の両端にあるe・fの2つのエレベーターを利用する必要がある。
- 6番のりばから大阪線のりばへエレベーターを利用する場合、aもしくはbと、e・fの3つのエレベーターを利用する必要がある。
のりば
大阪線ホーム(2階) | |||
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1・2 | ■大阪線(下り) | 榛原・名張・伊勢中川・伊勢志摩・名古屋方面 | |
3・4 | ■大阪線(上り) | 大和高田・布施・大阪上本町・大阪難波・尼崎・三宮方面 (但し当駅始発は1番のりば) | |
橿原線ホーム(1階) | |||
5 | ■橿原線(下り) | 橿原神宮前・吉野方面 | |
6 | ■橿原線(上り) | 天理・大和西大寺・奈良・京都方面 (但し一部の特急は3・4番のりば) |
- 特記事項
- 案内標識では上記のように記載されているが、大阪線の上り列車は最も遠くて大阪難波駅までの運転であり、尼崎駅や三宮駅まで行く場合は、大阪上本町行きの列車は鶴橋駅で、大阪難波駅行きの特急列車は鶴橋駅 - 大阪難波駅間で阪神なんば線直通列車に乗り継ぐ必要がある。橿原線下り列車は全て橿原神宮前駅までの運転で、同駅から先へは乗換が必要である。橿原線上り列車には天理駅や近鉄奈良駅へ直通する列車はなく、天理駅へは平端駅で天理線の列車に、奈良駅へは大和西大寺駅で奈良線の列車に乗り継ぐ必要がある。
- 大阪線は内側2線(2番線と3番線)が主本線、外側2線(1番線と4番線)が待避線である。
- 大阪線の上り始発列車は、本来下りホームである1番のりばで折り返す。
- 当駅を介して大阪線と橿原線を直通する特急列車は、上下線とも大阪線のホームに発着する。
配線図
備考
隣の駅である八木西口駅は、当初そちらが八木駅とされていた名残で、独立した駅ではなく、大和八木駅構内の別ホーム、別出口の扱いである。このため、大和八木を含む定期券(例:田原本⇔大和八木、大阪上本町⇔名張)であれば、八木西口駅でも下車・乗車が可能であり、営業キロも大和八木と同じキロ程で計算される。なお、大和八木⇔八木西口間のみの乗車は、たとえ「構内扱い」であっても、入場券では列車内に立ち入ることはできないため、初乗り乗車券を用いることになっている。ただ、入場券も初乗り運賃も大人150円(小人80円)であり、同額である。
特徴
- 橿原神宮前駅と共に橿原から大阪、京都方面へ向かう列車が出ている。昼間の名阪甲特急・阪伊ノンストップ特急以外の全ての定期旅客列車が停まる。ただし、臨時の阪伊甲特急は一部の列車のみ、この駅に停車するものもある。
- 京都方面へ向かう特急は橿原線6番のりばのほかに、大阪線3, 4番のりばからも発車する。3, 4番のりばから発車した京都行特急は当駅大阪側から北側へ分岐し、単線の新ノ口連絡線を経由して、橿原線新ノ口駅南側から橿原線に乗り入れる。逆に、京都から来た特急は、橿原線ホームに止まる場合(橿原神宮前行)と、大阪線ホームに止まる場合(伊勢方面行)の場合に分かれる。
- 大阪線ホームでは、特急同士の連絡(名阪特急と京伊特急)を行ったり、特急同士の連結・解結(阪伊特急と京伊特急)を行っている。なお、21000系や21020系が使用される列車が到着、発車する場合の自動放送は、「○○行き特急、アーバンライナー」と言う。同様に23000系が使用される列車が到着、発車する場合の自動放送は「○○行き特急、伊勢志摩ライナー」と言う。特急同士の連絡を行っているのは、名阪乙特急が伊勢中川駅の構内配線の関係で同駅での乗降扱いができないためである。よって、名阪乙特急を利用して伊勢中川駅へ行くには、当駅で京伊特急に乗り換える必要がある。
- 改札口付近、乗り換え階段付近に、他のりばの発車案内を示すテレビ式案内装置が設置されている。
- 大阪線、橿原線で接続列車として扱われている列車同士は、どちらかの電車の到着が遅れた場合、原則として接続待ちを行うことがあるが、ダイヤ上は乗り換えが可能であっても接続列車として扱われていない場合は、接続待ちは行わないことが多い。
- 設備面
- 特急券及び定期券の購入可能。
- 自動券売機は5台設置されている(特+TP緑+青+青+TP青)。
- 特=特急券・定期券 TP緑=高額紙幣・ICカード対応 TP青=タッチパネル式だが、ICカードは使用不可。
- 自動改札機は、オムロン製が設置されている。
- 改札内には自動精算機(ICカード・高額紙幣対応機)が2台設置されている。
新ノ口連絡線
駅構内に、橿原線新ノ口駅と大和八木駅大阪線ホーム間を連絡する新ノ口連絡線がある。
この連絡線は、京伊特急・名古屋⇔大和西大寺の臨時特急、高安検修センターまたは五位堂検修車庫に入出場するための回送列車が使用している。
また、同線には保線基地なども存在する。
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利用状況
大和八木駅の利用状況の変遷を下表に示す。
- 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。
- 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である[4]。なお、八木西口駅の乗降人員も当駅の乗降人員に含めて集計されている。
- 2010年11月9日の乗降人員は37,355人。
- 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年 度 | 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 | 乗降人員調査結果 人/日 |
特 記 事 項 | ||||
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通勤定期 | 通学定期 | 定期外 | 合 計 | 調査日 | 調査結果 | ||
1982年(昭和57年) | ←←←← | 11月16日 | 34,932 | ||||
1983年(昭和58年) | ←←←← | 11月8日 | 36,328 | ||||
1984年(昭和59年) | ←←←← | 11月6日 | 37,614 | ||||
1985年(昭和60年) | ←←←← | 11月12日 | 37,022 | ||||
1986年(昭和61年) | ←←←← | 11月11日 | 43,156 | ||||
1987年(昭和62年) | ←←←← | 11月10日 | 44,620 | ||||
1988年(昭和63年) | ←←←← | 11月8日 | 44,640 | ||||
1989年(平成元年) | ←←←← | 11月14日 | 47,388 | ||||
1990年(平成2年) | ←←←← | 11月6日 | 46,479 | ||||
1991年(平成3年) | ←←←← | ||||||
1992年(平成4年) | ←←←← | 11月10日 | 46,198 | ||||
1993年(平成5年) | ←←←← | ||||||
1994年(平成6年) | ←←←← | ||||||
1995年(平成7年) | ←←←← | 12月5日 | 43,256 | ||||
1996年(平成8年) | ←←←← | ||||||
1997年(平成9年) | ←←←← | ||||||
1998年(平成10年) | ←←←← | ||||||
1999年(平成11年) | ←←←← | ||||||
2000年(平成12年) | ←←←← | ||||||
2001年(平成13年) | ←←←← | ||||||
2002年(平成14年) | ←←←← | ||||||
2003年(平成15年) | ←←←← | ||||||
2004年(平成16年) | ←←←← | ||||||
2005年(平成17年) | 3,812,490 | ←←←← | 3,078,445 | 6,890,935 | 11月8日 | 37,189 | |
2006年(平成18年) | ←←←← | ||||||
2007年(平成19年) | ←←←← | ||||||
2008年(平成20年) | ←←←← | 11月18日 | 37,269 | ||||
2009年(平成21年) | ←←←← | ||||||
2010年(平成22年) | ←←←← | 11月9日 | 37,335 |
駅構内施設
- 1, 2番のりば
- Pocket plat(売店)
- 3, 4番のりば
- Pocket plat(売店)
- 5番のりば
- 売店
- パネトリー(パン屋)
- ディーコレクション(スイーツ)
- 6番のりば
同駅構内の各店舗は、近鉄リテールサービスなどの運営による。
駅周辺
駅南口ロータリーの改良工事は2007年9月1日にほぼ完成した。
周辺施設
- 駅改札前コンコース
- 北口
- 奈良交通バス乗り場・八木案内所・中南和旅行センター
- タクシー乗り場(橿原タクシー、中川タクシー、ひまわりタクシー、サンキュータクシー、栄タクシー)
- 橿原市営駐車場、駐輪場
- 奈良県立橿原文化会館
- 奈良県木材会館
- 奈良県医師会館
- 奈良県医師会館附属看護専門学校
- 近鉄百貨店橿原店
- セブン-イレブン近鉄大和八木駅北口店
- ジャンボカラオケ広場大和八木駅前店
- JTBトラベランド大和八木店
- 三菱東京UFJ銀行橿原支店大和八木駅前出張所(キャッシュコーナー)
- 南都銀行橿原支店八木駅前出張所
- りそな銀行橿原支店(同支店内に八木支店を含む)
- 近畿産業信用組合橿原支店
- 岩井証券橿原支店
- ABCハウジング橿原住宅公園(住宅展示場)
- KONAMI SPORTS CLUBXAX(エグザス)大和八木
- アリアンス(華道教室・花屋)
- HEART・FOODING・PLACE(レストラン)
- 橿原シネマアーク(映画館)(閉店)
- 南口
- 奈良交通バス乗り場
- タクシー乗り場(近鉄タクシー、中川タクシー、橿原タクシー、ひまわりタクシー、999(サンキュー)タクシー、栄タクシー)
- かしはらナビプラザ(橿原市観光交流センター)
- 近鉄八木駅前交番
- 橿原市営駐輪場
- 橿原市役所
- 橿原郵便局
- 奈良地方法務局葛城支局橿原出張所
- すみれホール
- 橿原シティーホテル
- ローソン近鉄八木駅前店
- セブン-イレブン近鉄大和八木駅南口店
- 坐和民大和八木店
- 市田塾八木校
- トヨタレンタリース橿原店
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券橿原支店
- 南都銀行橿原支店
- 三菱東京UFJ銀行橿原支店
- 京都銀行橿原支店
- 大和信用金庫八木支店
- ミスタードーナツ八木駅前店(駅改装工事に伴い一時閉店、工事完了後に、再オープン予定)
- スーパーヤマトー八木店(2008年1月末に閉店)
- 八木西口駅 近鉄橿原線
- 畝傍駅 JR西日本桜井線
- 今井町(寺内町)
- 小綱町(正蓮寺大日堂)
- 小綱町(入鹿神社)
駅の東側で、すぐ国道24号線につながっている。
バス
バス停は駅北口、南口に分かれる。全路線とも奈良交通により運行されている。
- 北口乗り場
- [63][64]:八木耳成循環
- [65]:やわらぎの郷経由八木耳成循環外まわり
- [70][71]:リハビリセンター(県営福祉パーク)行
- [71]:橿原神宮駅行
- 南口1番乗り場
- [75]:樫尾経由湯盛温泉杉の湯行
- [85]:国樔経由湯盛温泉杉の湯行
- [95]:大淀バスセンター行
- [221]:畑屋口経由下市町岩森行
- [222]:南大和ニュータウン経由下市町岩森行
- 橿原市コミュニティバス:橿原市昆虫館行
- 橿原市コミュニティバス:明日香奥山行(土日祝日のみ)
- 南口2番乗り場
- [8]:菖蒲町四丁目行
- [28]:南白橿行
- [30]:近鉄御所駅行
- [40]:イオンモール橿原アルル行
- [164]:忍海行
- 橿原総合プール行(臨時)
- [特急]:新宮駅行(八木新宮線)
- 夜行高速バスやまと号:新宿行
- エアポートリムジンバス:関西空港行
- 八木駅(東)(近鉄百貨店前)乗り場
- [71]:橿原神宮駅行
歴史
- 1923年(大正12年)3月21日 - 大阪電気軌道畝傍線(現在の橿原線)の平端 - 橿原神宮前間開通時に、八木駅として開業。この時のホームは現在の八木西口駅の位置。
- 1925年(大正14年)3月21日 - 大阪電気軌道八木線(現在の大阪線)が高田駅(現・大和高田駅)から延伸し八木駅に乗り入れ。
- 1928年(昭和3年)8月 - 大軌八木駅に改称[5]。
- 1929年(昭和4年)1月5日 - 八木線の桜井への延伸(同時に八木線が桜井線に改称)と同時に移転。旧大軌八木駅は八木西口駅として畝傍線単独駅となる(扱い上は大軌八木駅の別ホームとなり、桜井線真菅 - 畝傍線八木西口間の当初施設線は連絡線となる)。
- 1939年(昭和14年)7月28日 - 線路名称改定。畝傍線が橿原線に改称。
- 1941年(昭和16年)3月15日 - 参宮急行電鉄との会社合併により、関西急行鉄道の駅となる(桜井線は大阪線に改称)。同時に大軌八木駅は大和八木駅に改称。
- 1944年(昭和19年)6月1日 - 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
- 1967年(昭和42年)12月20日 - 橿原線新ノ口 - 大阪線大和八木間に連絡線完成。大阪線ホームに待避線新設。
- 2007年(平成19年)4月1日 - PiTaPa使用開始。
隣の駅
脚注
関連項目
外部リンク