B'z LIVE-GYM 2011 -C'mon-

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B'z LIVE-GYM 2011 -C'mon-
B'zライブ・ビデオ
リリース
録音 2011年
ジャンル ロック
時間
レーベル B-VISION
プロデュース 松本孝弘
チャート最高順位
  • 1位(オリコン・DVD音楽 / DVD総合)
  • 1位(オリコン・BD総合)
ゴールドディスク
  • ゴールド (日本レコード協会[1]
  • B'z 映像作品 年表
    B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME
    2010年
    B'z LIVE-GYM 2011 -C'mon-
    2012年
    B'z LIVE-GYM 2008 -ACTION-
    2013年
    テンプレートを表示
    B'z LIVE-GYM 2011 -C'mon-
    B'z の コンサート・ツアー
    場所
    関連アルバム C'mon
    初日 2011年9月17日
    最終日 2011年12月25日
    公演数 全26公演
    B'z ツアー 年表
    B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic"
    2010年
    B'z LIVE-GYM 2011 -C'mon-
    2011年
    B'z LIVE-GYM 2012 -Into Free-
    2012年

    B'z LIVE-GYM 2011 -C'mon-』(ビーズ・ライブジム・ツーサウザンドイレブン・カモン)は、日本音楽ユニットB'zの14作目の映像作品。DVDBlu-ray Discで発売。

    概要

    2011年9月~12月に行われ、50万人を動員したライブツアー「B'z LIVE-GYM 2011 -C'mon-」より、ドーム公演の映像を収録。映像は主に京セラドーム大阪の12月18日の公演が中心となっており、一部東京ドーム公演の映像が挿入されている。

    2012年4月14日に公式ファンクラブ「B'z Party」のオフィシャルサイトでリリースを発表。追って4月16日に公式サイトでも発表され、公式YouTubeチャンネルで告知映像を公開した[2]

    アルバム「C'mon」収録曲のうち、「Too Young」「デッドエンド」は未演奏となったが、「デッドエンド」は「B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 -ENDLESS SUMMER-」のホール公演で初演奏され、「B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 ENDLESS SUMMER -XXV BEST-」の完全盤に収録された。また、「ひとしずくのアナタ」はアリーナ公演のみの演奏だったため、本作には未収録。

    記録

    オリコンにおける2012年6月11日付週間DVDランキングにおいて、5.3万枚を売り上げ総合首位に初登場した。これで8作連続での総合首位獲得となり、ミュージックDVDによる総合首位獲得作品数としては、これまで1位タイの7作で並んでいた嵐を上回り単独歴代最多を記録した[3]。また同日発売のBlu-ray Disc(以下、BD)も、週間BDランキングにおいて初週で5.6万枚を売り上げ総合首位を獲得。初週売上5.6万枚は、男性アーティストの初週最多売上記録であった関ジャニ∞KANJANI∞ 五大ドームTOUR EIGHT×EIGHTRおもんなかったらドームすいません』の4.4万枚を上回り、歴代1位(当時)となった。

    その後BD盤は累計7.0万枚を売り上げ、2012年度年間音楽BDランキングにて1位を獲得した。B'zの同部門1位は、2010年リリース『B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME』以来2年ぶり2作目。同部門年間1位2作は、2008年のBlu-ray Discランキング集計開始以来初となる[4]

    演奏

    メンバー

    サポート・メンバー

    収録内容

    1. さよなら傷だらけの日々よ
      ライブのオープニングとして、ステージを覆っていた巨大な壁に3Dプロジェクションマッピングを使用した映像が映され、最後に流れた「C'mon!」という叫び声の後に本曲のイントロが流れるという演出。
      曲が始まると壁が開いてメンバーが登場。B'zの2人は天井から吊るされたX字の階段状のステージに乗っており、曲の中盤まで階段状のステージで演奏した。
    2. さまよえる蒼い弾丸
      海外iTunes限定配信である『B'z』収録の「Dangan」を基調としたアレンジで披露。ギターソロアレンジは「Into Free -Dangan-」のものとなっている。
    3. Don't Wanna Lie
      突如現れた箱からボールを取り出し、書かれていることを叫びながら投げるという演出のあと、恒例のMC「B'zのLIVE-GYMにようこそ!」に続く形で演奏された。
    4. ピルグリム
      曲のラストではスクリーンがV字状の形に動き、稲葉の背中に真っ白な巨大な翼があるかのような演出がされた。
    5. BE THERE
      このツアーで披露された中で最も古い楽曲で、ドーム公演から追加された。
    6. Homebound
      増田ソロからイントロに入る。
    7. ボス
      アウトロのセッションから始まる。
      Cメロでは稲葉のテノール歌唱を聴くことができる。
    8. 命名
      アリーナ公演では本曲の前に「ひとしずくのアナタ」が演奏されていた。
    9. DAREKA
      手拍子コーナーから続いて演奏され、曲の終盤で一旦稲葉がステージの下に吸い込まれ、戻ってきた後に「井戸のコーナー」が始まる。
    10. Splash
      42ndシングル「SPLASH!」の英詞バージョン。英詞バージョンとしては、公式作品に初収録となった。なお、本作では唯一歌詞カードに記載されていない。
      同年の北米ライブ「B'z LIVE-GYM 2011 -long time no see-」のセットリストの内、新規に英詞が付けられた曲の中では「さまよえる蒼い弾丸」「SPLASH!」「Brotherhood」が当ライブでも引き続き演奏されたが、そのまま英詞で披露されたのは当曲のみであった。
    11. Brotherhood
      曲のラストでは、ライブ恒例となっている稲葉のロングシャウトが披露される。稲葉は「(震災直後に)TVで演奏したし、今僕らが演奏する必要がある曲だったと思う。」と述べている。
      DVD版ではこの曲でDisc 1が終了。
    12. BLOWIN'
      曲の前にメンバー紹介があり、サポートメンバーによるバンドセッションの後、松本ソロ「#1090 [千夢一夜]」が演奏される。
      アレンジはベストアルバム『B'z The Best "ULTRA Treasure"』に収録されている「BLOWIN' -ULTRA Treasure Style-」、ラストの掛け合いは徐々にキーが上がっていく新アレンジとなった。
      「BE THERE」同様、ドーム公演から追加された。
      ここから、「B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic"」と同様にフライングステージでドーム後方まで移動する。
    13. イチブトゼンブ
      ドーム後方でそのまま披露。
    14. 裸足の女神
      曲の冒頭で松本と大賀による曲のフレーズを用いたギターソロが演奏される。
      この曲とともに、元の場所に戻る。
    15. Liar! Liar!
      イントロ後に火柱を用いた特効演出がある。
      イントロのシンセサイザーと、曲のラストの部分に新たにアレンジが施されている。
    16. ZERO
    17. DIVE
      アルバムバージョンでの演奏で、前曲から繋がる形で始まる。
    18. ザ・マイスター
      イントロと曲の中盤でコール&レスポンスが行われる。
    19. C'mon
      東日本大震災と今回のアルバムタイトルである「C'mon」に込めた思いなどを語ったMCから、キーボードのアウトロソロ、ギターのサビソロで始まる。アウトロはCD音源より長いアレンジになっている。
    20. いつかのメリークリスマス
      ここからアンコール。ドーム公演から追加。
      人気曲であるにもかかわらずライブでの演奏回数が少なく、「B'z LIVE-GYM 2003 "BIG MACHINE"」以来8年ぶりの演奏となった。また、映像作品に収録されるのはオリジナル音源がリリースされて20年目となる本作が初である(いつかのメリークリスマス#演奏披露も参照)。
    21. ultra soul
      アレンジは18thアルバム『C'mon』収録の「ultra soul 2011」である。ギターソロは「Blue Revolution」のものをアレンジした形となっている。
    22. Calling
      アウトロでは恒例の連続シャウトがあり、また唐突にBPMが早くなる。
      松本によると当初ドーム公演は、この曲ではなく前曲の「ultra soul」で終わる予定だったという。アリーナ公演の時に「ultra soul」で終わるのはお約束という話から「Calling」が候補に挙がり、ドーム公演に入り周りから「(震災を踏まえて製作された)『C'mon』があって、『Calling』で終わるのはすごくいい」という話からこの配置となった。メンバーは「ツアーで演奏している間に流れがすごくはまっていった、観に来てくれた人達がそこで繋がっていったんじゃないかな?」と述べている。

    演奏終了後、恒例のMC「おつかれ!」の後に、「Brotherhood」のリハーサル映像が流れ、エンドロールに入る。リハーサル映像の合間に、アリーナ公演初日の仙台公演のMC、ツアー各地の円陣の模様が収録されている。

    脚注