B'z (2012年のアルバム)

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B'z
B'zEP
リリース
録音 2011年 - 2012年
ジャンル ハードロック
時間
レーベル VERMILLION RECORDS
プロデュース 松本孝弘
チャート最高順位
ゴールドディスク
  • ゴールド(「Into Free-Dangan-」、PC配信日本レコード協会[6]
  • ゴールド(「Love Bomb」、シングルトラック、日本レコード協会)[7]
  • ゴールド(「Ultra Soul」、シングルトラック、日本レコード協会)[7]
  • B'z アルバム 年表
    • B'z
    • (2007年)
    • B'z
    • (2012年)
    -
    『B'z』収録のシングル
    1. Into Free -Dangan-
      リリース: 2012年4月4日
    テンプレートを表示

    B'z』(ビーズ)は日本音楽ユニットB'zの配信限定リリースのアルバム[8]

    概要[編集]

    新たに英語詞で書き下ろし・リレコーディングされた、既存のシングル5曲が収録されている[9][10]。本作は、2012年9月からの全米ツアー『B'z LIVE-GYM 2012 -Into Free-』に向けたリード作品にもなっており、2012年7月25日から世界63の国と地域に向け、iTunes Storeなどの音楽配信サービスサイトでリリースされている[8][9][10]

    本作は、2011年の北米ライブツアー『B'z LIVE-GYM 2011 -long time no see-』の頃から制作が開始された。制作の流れとしては松本によると、既存の楽曲の英詞化ということもあり、「(作詞とボーカル担当の)稲葉の作業ありきだった」と語っており、松本は詞が変わっていくのを聴いてギターを少し弾き直す作業程度だったという[11]

    一方稲葉は「全曲時間がかかった」と語っており、特に作詞と歌入れに時間が費やされた。本作の作詞のクレジットは、全曲稲葉とサポートドラマーシェーン・ガラースの連名になっており[11][12]、これについて稲葉は「(英語で)詞を書くことに関して、日本語で書くときほどの自由度がない、またこだわりが行き届かないから、その点はある程度(シェーンに)任せるという自分なりのコンセプトで作業を進めた」と語っている。また、歌入れについては「日本語の歌入れとは全然違うから、(発音に関して)思わぬところでストップがかかったりする」と苦労を語った[11]

    リリース当時は歌詞は公表されていなかったが、B'zのファンクラブ・B'z Partyの会報『be with!』第95号(2012年10月発送)で公開された。

    PC配信主要2社での年間ランキングは、iTunes Storeでは2位、moraでは1位をそれぞれ記録した。

    収録曲[編集]

    曲のタイトルがすべて単語の一文字目だけ大文字となっているのは、iTunes Storeの英語での曲タイトルの表示形式に従ったためである。

    1. Love Bomb (4:22)
      原曲は38thシングル「愛のバクダン」。
      メンバー出演のペプシコーラ「ペプシネックス」Summer Line篇CMソング(2012年7月14日からオンエア開始)[9]
      間奏では、1964年アメリカ合衆国大統領選挙運動中のロナルド・レーガンのスピーチ (A Time for Choosing) の一節が挿入されている。
    2. Splash (3:41)
      原曲は42ndシングル「SPLASH!」。
      本作リリース前に、『B'z LIVE-GYM 2011 -C'mon-』などのライブで披露された。
      本作の制作過程で最初に完成した曲。歌詞は原曲のエロティックな内容から大きく変更されている。「SPLASH!」の英詞化に当たってはシェーンの後押しがあったらしく、稲葉は「シェーンには完成形が見えていて、完全に最初からその完成形に向かってやっていた」と語っている。
      ちなみに、北米ツアーで披露された際に「SPLASH!」の英語バージョンというよりは別の曲のような印象を受けたという指摘に対して、稲葉は「そう、別物という感じになっているよね。」とコメントしている[13]
    3. Juice (3:59)
      原曲は29thシングル「juice」。
      2011年の北米ツアー直前にB'zの公式YouTubeチャンネルが限定公開したプロモーション動画でも英語バージョンを聴くことができたが、その音源は原曲のオケに英語で歌い直されたボーカルを乗せたものであった。本作では、アレンジ含め全て再録されている。
    4. Ultra Soul (3:38)
      原曲は31stシングル「ultra soul」。
      リリース前、2011年8月にリンキン・パークと共同で開催したチャリティーライブ『Music for Relief - Secret Show for Japan』で披露された[14]
      アレンジ自体は「ultra soul 2011」に近いが、イントロやアウトロ等にデジタルな音が加えられ、ベースソロが無くなっている。
    5. Into Free -Dangan- (4:41)
      原曲は24thシングル「さまよえる蒼い弾丸」。
      カプコンPS3Xbox 360用ゲームソフト『ドラゴンズドグマ』主題歌として、2012年4月4日に配信限定シングルとして先行リリースされた[15]

    タイアップ[編集]

    参加ミュージシャン[編集]

    配信サイト[編集]

    ※配信特設サイト参照[16]

    iTunes配信国

    以上、63カ国

    その他PC配信

    携帯配信

    脚注[編集]

    出典[編集]

    1. ^ アルバムランキング 総合”. mora. ソニー・ミュージックソリューションズ. 2012年8月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月14日閲覧。
    2. ^ Billboard Japan Top Download Albums | Charts”. Billboard JAPAN. オリコン (2021年5月26日). 2022年12月14日閲覧。
    3. ^ 邦楽 2012年 年間ランキング”. mora. ソニー・ミュージックソリューションズ. 2022年12月14日閲覧。
    4. ^ iTunesの2012年間ランキング、ソング1位はシェネル、アルバム1位はBENI”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク (2012年12月17日). 2022年12月14日閲覧。
    5. ^ 邦楽 2013年 年間ランキング”. mora. ソニー・ミュージックソリューションズ. 2022年12月14日閲覧。
    6. ^ GOLD DISC 2013年2月度」『The Record』第641巻、日本レコード協会、2013年4月10日、14頁。 
    7. ^ a b レコード協会調べ 3月度有料音楽配信認定”. 日本レコード協会. 2014年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月14日閲覧。
    8. ^ a b B'z (@@bz_official) - X(旧Twitter)【NEWS】全世界配信限定ALBUM「B'z」2012年7月25日リリース決定!...」(2012年7月13日 16:19:33)
    9. ^ a b c ナタリーB'z新曲「Love Bomb」含む英詞アルバム配信限定発表」(2012年7月13日)
    10. ^ a b BARKS「英語詞配信限定アルバム『B'z』、7月25日にリリース決定」(2012年7月13日)
    11. ^ a b c d 『be with!』第95巻、B'z Party、2012年10月。 
    12. ^ 『WHAT's IN? 2012年9月号』ソニー・マガジンズ、2012年。
    13. ^ 『be with!』第91巻、B'z Party、2011年9月、7頁。 
    14. ^ 『be with!』第91巻、B'z Party、2011年9月。 
    15. ^ BARKS「B'z、初の配信限定作品「Into Free -Dangan-」リリース開始」(2012年4月4日)
    16. ^ B'z配信限定アルバム「B'z」特設サイト”. B'z Official Website. VERMILLION RECORDS. 2022年12月14日閲覧。

    参照リンク[編集]

    外部リンク[編集]