SPLASH!

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SPLASH!
B'zシングル
初出アルバム『MONSTER
B面 MVP
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル
時間
レーベル VERMILLION RECORDS
作詞 稲葉浩志
作曲 松本孝弘
プロデュース 松本孝弘
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン[2][3]
  • 2006年6月度月間2位(オリコン)
  • 2006年度年間19位(オリコン)
  • B'z シングル 年表
    • SPLASH!
    • (2006年)
    MONSTER 収録曲
    ALL-OUT ATTACK
    (1)
    SPLASH!
    (2)
    ゆるぎないものひとつ
    (3)
    ミュージック・ビデオ(Short ver.)
    「SPLASH!」 - YouTube
    テンプレートを表示

    SPLASH!」(スプラッシュ)は、日本音楽ユニットB'zの楽曲。2006年6月7日にVERMILLION RECORDSより42作目のシングルとして発売された。

    概要[編集]

    15thアルバム『MONSTER』からの先行シングルで、2006年3枚目のシングル。なお、B'zが1年に3枚以上シングルを出すのは2000年以来6年ぶり。

    本作は初回特典としてB'z初のDVD付きシングル発売という形態を採用し、通常盤含む計4種で発売された[4]。付属DVDには、2005年に行われた『B'z LIVE-GYM 2005 "CIRCLE OF ROCK"』からそれぞれ「愛のバクダン」、「パルス」、「Fever」のライブ映像が収録されている。それに伴い、ジャケットの色も4色用意された。通常盤はマキシシングルサイズのプラスチックケースで、初回盤(DVD付き)はトールケースのデジパック仕様となっている。

    • レッド - 通常版
    • グリーン - 「愛のバクダン」
    • ブルー - 「パルス」
    • イエロー - 「Fever」

    本作のプロモーションでNHK総合テレビジョンポップジャム』に出演。NHKの番組への出演は約11年ぶりであった。

    収録曲[編集]

    12cmCD
    全作詞: 稲葉浩志、全作曲: 松本孝弘、全編曲: 松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人
    #タイトル作詞作曲・編曲時間
    1.「SPLASH!」稲葉浩志松本孝弘
    2.「MVP」(ストリングスアレンジ:池田大介、ブラスアレンジ:鎌田真吾)稲葉浩志松本孝弘
    合計時間:
    DVD(初回限定盤 グリーン)
    #タイトル作詞作曲・編曲
    1.愛のバクダン(ライブ映像)  
    DVD(初回限定盤 ブルー)
    #タイトル作詞作曲・編曲
    1.パルス(ライブ映像)  
    DVD(初回限定盤 イエロー)
    #タイトル作詞作曲・編曲
    1.Fever(ライブ映像)  

    楽曲解説[編集]

    1. SPLASH!
      アルバムレコーディングの後半に「ダンサブルな曲が欲しい」ということで制作された。
      それまで長く続いて来た生音によるロック路線の楽曲から離れ、打ち込み音などが比較的多く使われている楽曲。ドラムも音の重さは抑えられている。また、シングル曲としては初めて、松本のギターソロパートがない。
      歌詞は性行為や生殖、恋愛などといった「人間の生存現象」をテーマに描かれており、直接的な表現も少なからずある。
      コーラス部分の歌詞が公開されている。
      レコーディングとミックス・エンジニアにはジェイ・バウムガードナー、マスタリング・エンジニアにはテッド・ジャンセンが携わっている[5]
      MVの監督は、「IT'S SHOWTIME!!」以来となるライオネル・コールマンが担当しており、ストーリー性のある内容となっている[6]
      本曲は英語バージョンが制作されており、曲名は「Splash」となる。2011年の北米ツアー『B'z LIVE-GYM 2011 -long time no see-』で演奏されたのがこの曲の初出しで、以降のライブでたびたび演奏された。その後、映像作品『B'z LIVE-GYM 2011 -C'mon-』に同名のライブでの演奏が収録された後、2012年リリースの配信限定アルバム『B'z』に収録。前述の北米ツアーでは他にも英語バージョンの曲が披露されたが、「Splash」は「SPLASH!」の英語バージョンというよりは別の曲のような印象を受けたという指摘に対して、稲葉は「そう、別物という感じになっているよね。」とコメントしている[7]
      オリジナルバージョンは『B'z NETWORK LIVE in Japan』以降、2020年に行われた無観客配信ライブ『B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820-』のDay4までの約14年間演奏されておらず[8]、英語バージョンの方が演奏機会が多い。
    2. MVP
      最初のイントロの雑踏は、曲の雰囲気に合うということで、稲葉が街の雑踏の音を録音したもの。
      ストリングスホーン、街中のSE、打ち込み音などがふんだんに使われている。「SPLASH!」同様、こちらも松本のギターソロパートがない。
      メンバーによると、ディスコティックを意識した曲らしい。
      15thオリジナル・アルバム『MONSTER』には未収録となったものの、アルバムツアー『B'z LIVE-GYM 2006 "MONSTER'S GARAGE"』で演奏された。その際、「Wonderful Opportunity」や、「恋心(KOI-GOKORO)」等と同様に、振り付けを交えての演奏となった。

    タイアップ[編集]

    参加ミュージシャン[編集]

    レコーディング参加メンバー[編集]

    特典DVDのツアー参加メンバー[編集]

    収録アルバム[編集]

    SPLASH!

    ライブ映像作品[編集]

    SPLASH!

    MVP

    脚注[編集]

    出典[編集]

    1. ^ Gold Album+...認定 2006年6月度」『The Record』第561号、日本レコード協会、14頁。 
    2. ^ SPLASH! | B'z”. ORICON NEWS. オリコン. 2020年7月15日閲覧。
    3. ^ “B'z、38作連続首位! 連続TOP10獲得数は歴代1位タイに!”. ORICON NEWS (オリコン株式会社). (2006年6月13日). https://www.oricon.co.jp/news/24631/full/ 2021年12月14日閲覧。 
    4. ^ ““B'z史上初”の企画でシングルリリース!”. ORICON NEWS (オリコン株式会社). (2006年4月21日). https://www.oricon.co.jp/news/19236/full/ 2021年12月14日閲覧。 
    5. ^ ニューシングル『SPLASH!』がオリコン1位! 前人未到の記録を更新し続けるB'z”. Yahoo!ミュージック. ヤフー株式会社. 2006年6月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月11日閲覧。
    6. ^ 青木優『B'z The Best XXV 1999-2012』(MUSIC VIDEOのライナーノーツ (初回限定盤に付属))VERMILLION RECORDS、2013年。 
    7. ^ 『be with!』第91巻、B'z Party、2011年9月、7頁。 
    8. ^ B'z無観客配信ライブ「B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day4」レポート”. ローソンチケット. 株式会社ローソンエンタテインメント. 2020年12月9日閲覧。

    外部リンク[編集]