ビリー・シーン

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ビリー・シーン
ビリー・シーン 2005年9月25日
ビリー・シーン 2005年9月25日
基本情報
出生 1953年3月19日(56歳)
出身地 アメリカ合衆国ニューヨーク州バッファロー
ジャンル ヘヴィメタル
ハードロック
ロック
職業 ベーシスト
担当楽器 ベース
ギター
活動期間 1978年〜現在
レーベル BIG M.F.ビクターエンタテインメント
事務所 ビーイング(日本国内)[要出典]
共同作業者 スティーヴ・ヴァイ
ナイアシン
Mr.Big
公式サイト Official Web Site
  

ビリー・シーンBilly Sheehan, 1953年3月19日 - )は、アメリカハードロックバンド、Mr.Bigのベーシスト、アメリカニューヨーク州バッファロー出身。

ロックシーンにおける、超絶技巧派ベースヒーローの一人である。[1] 幼少期、ジミ・ヘンドリクスの生前のステージを生で見る機会に恵まれたことから音楽の道を志す。ベースを手にしたきっかけは、ヤードバーズのベーシスト、ポール・サミュエル・スミスと自宅の近所に住んでいた、ジョー・ハッシーというベーシストからの影響だ、と語っている。バンド・メンバーとして、タラスMr.Bigナイアシンなどのバンドで数々の名演を残している。デイヴィッド・リー・ロススティーヴ・ヴァイB'z松本孝弘のレコーディング、ライブのサポート(バックバンド)への参加、友人でもあり、超絶技巧を有するドラマーテリー・ボジオとの強力なリズム体でのアルバム発表も話題になった。また、一時的にではあるが、フィル・モグに請われ、UFOのツアーに、脱退したピート・ウェイの後任として参加したこともある。

かつては、ビリー・シーハンと日本語表記されることもあった。サイエントロジーの信奉者。近年では、ソロアルバムを発表し、50歳を越えてもなお精力的に活動中。2006年には、新しい教則本とDVDも発売し、スティーヴ・ヴァイとのライブなどにも参加する毎日である。

ティム・ボガートからの影響は強く、彼をフェイヴァリット・ベーシストとしている程である。

目次

[編集] 奏法

基本は、フィンガー・ピッキングを多用し、ピック奏法を用いることは殆どない。ストラップを短くしているため、演奏時はベースを、又はみぞおちの辺りという高位置で演奏している(本人曰く「椅子に座って弾いている位置で弾いている」との事)。そのため、は伸ばさず、の字に曲げながら演奏している。スリーフィンガー・ピッキングライトハンド奏法を駆使した速弾きは、ファンに強烈なインパクトを与えた。

スリーフィンガー・ピッキングを始めた理由は、ティム・ボガートが、かつて在籍していたアートロックバンドヴァニラ・ファッジレコードで、ティムのプレイを聴き、ビリーが「ティムのピッキングの速さはきっと3本の指を使っているんだ」という思い込みからだが、実際は、ティムはスリーフィンガー・ピッキングではなく、レイキング[2]という奏法で演奏していた。ティムは、ビリーを「僕のプレイに影響されたとビリーが言ってくれるのは本当に光栄だ。ビリーはその影響をうまく消化して、自分自身のスタイルをきちんと確立していると思うよ。ビリーのプレイは確実にビリー自身のものだね。」と、評価している。

ライブでのベースソロでは、ベンディングも多用し、スリーフィンガー・ピッキングに飽き足らず、人差し指中指薬指小指を加えた、フォーフィンガー・ピッキングを披露した。Mr.Bigでは、ポール・ギルバートとのギターと、ベースでのドリルピッキングの掛け合いは、Mr.Bigを語る上で欠かせなくなった。ドリルピッキングを用いるベーシストは数少なく、希少な存在である。

一方で、スラップ奏法はあまり得意ではないらしく、本人も「僕が若い頃は、白人は『親指テクニック』[3]は必要とされなかったんだ」と語っているが、最近では自身が出演しているビデオなどでスラッピングを披露することもあり、更には、自身が在籍しているフュージョンバンドナイアシン楽曲である『Slapped Silly』では、曲の要所要所でスラッピングを見せ、特に、イントロハモンドオルガン音色と、絡めた高度なスラッピングフレーズを披露するなど、スラップ奏法においての技術も、上達していると言える。

4弦エレキベースだけに止まらず、5弦ベース6弦ベースバリトンギター、更には、ダブルネック・ベース12弦のバリトンギターまで、幅広い楽器を演奏する。バリトンギターは、2001年頃からピックで弾き始め、ソロ・アルバム『コンプレッション』の多くの楽曲で、用いている。

[編集] 使用機材

独特のプレイスタイルを早くから確立していた彼ゆえ、機材にも独特のスタイルがある。ハイスクールの頃に入手したフェンダープレシジョンベースのボディをくり抜いて、ギブソン・EBのフロントピックアップをウーファーピックアップとして取り付け、元々のピックアップをツイーターとして使用するステレオ出力に改造した物を、デビュー時から長らく使用していた。このベースには、4弦のチューニングを一音下げる、Hipshot社製のベース・エクステンダーが取り付けられている。ネックはテレキャスター・ベースのものに交換され(ビリーが、フェイバリットベーシストに挙げている、ティム・ボガートの影響と言われている)、1、2弦の最終5フレット分が削られて、スキャロップ指板にする加工が施されている。これが、その後の彼の使用するベースの基本となる。

その後、ヤマハと契約し、BB3000、RBXのカスタムメイドの使用を経て、いよいよメインベースの地位を確立した"Attitude"が登場する。DiMarzio製の特製ピックアップにステレオ出力、フロントピックアップの高域カットスイッチ、そしてかなり太く分厚いネックグリップ、高音弦の部分スキャロップ加工と、ビリーのこだわりを完璧に具現化したものとなっている。このAttitudeには、彼だけのものとして、指板にLEDを埋め込んだ物、8弦ベース(スイッチを切り替えて、ピッコロベースとなる高音だけ出力できる)、ダブルネックのものが存在する。

2009年には「僕の求めるトーンを、ビギナーにも幅広く楽しんで欲しい」という、彼の願いを具体化したBBが、手に入れやすい価格でリリースされた。このベースは、本人の監修の下、インドネシア工場で製造される。

アンプは、アンペグを使用しているが、ステレオアウトプットで、様々なプリアンプ、パワーアンプ、イコライザー等を介しているため、システム自体がかなり巨大な物になっている。まず、アマチュアでこれを再現するのは不可能に近いといわれているが、ビリーは、このシステムをフル活用して、バンドサウンドの中でも決して埋もれる事の無い、太くてパワフルな広がりのあるトーンを得ている。弦は、ロトサウンド製のビリー・シーンモデルを使用。

[編集] 脚註

  1. ^  「bounce book HR/HM STANDARDS」
  2. ^ 1本の指で、1~4弦方向に滑らすように動かしながら、ピッキングするテクニックのこと
  3. ^ スラップ奏法のこと

[編集] 関連項目