キリスト教右派

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キリスト教右派(キリストきょううは、英語: Christian right)とは、字義的にはキリスト教徒の政治的および宗教的右派の勢力を意味するが、言及されるのはアメリカ合衆国の運動や団体を指している事が多い。

より一般化した言い方としては宗教右派英語: Religious right)と呼ばれ、右翼的な見解を持つ政治、宗教運動や団体に対して用いられる名称、定義である。このような運動や団体は様々な国で見られる。

アメリカ合衆国におけるキリスト教右派特徴・主張内容[編集]

キリスト教右派団体は、名前が示すとおり、主にキリスト教徒で構成されている。

キリスト教右派が、主に関心を寄せているとみなされている問題、及びそれに対する彼らの姿勢を以下にいくつか掲載する。

ただし、奴隷制廃止、公民権運動などに賛成だった面もあり、右翼左翼といった枠組みのみでは捉えられない。

中にはブランチ・ダビディアンや「ハタリー」(en:Hutaree)のように、連邦政府を敵視し“戦争”を企てる過激派もある[1]

アメリカ合衆国における政治・選挙との関係[編集]

キリスト教右派の団体や構成員には、共和党の主義や政策に賛成、支持するものが多く、時には逆に共和党の主義や政策に影響を与えることもある。例えば、ジョージ・W・ブッシュ大統領の選挙戦では、キリスト教右派の共和党支持が、無視できない役割を果たしたものと考えられている。

アメリカ大統領選挙において共和党から出馬する政治家は、キリスト教右派の支持を取り付けることが特に予備選挙の段階で重要であり、またキリスト教右派色の濃い候補が出馬することもある(クリスティン・オドネルミシェル・バックマンリック・サントラムなど)。

一方でキリスト教右派の主張を政策に反映させることは本選挙において大都市に多いとされる中道層の取り込みに不利となる。そのため共和党の政治家はキリスト教右派の主張をどこまで受け入れるかというバランスに苦慮している。

脚注[編集]

関連項目[編集]