ジョン・バーチ・ソサエティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

ジョン・バーチ・ソサエティ: John Birch Society)、ジョン・バーチ協会は、アメリカ合衆国政治団体。いわゆる極右の一つとみなされている。

グループ名の由来は、第二次世界大戦終結直後の1945年8月に、宣教師として潜入中の中華民国八路軍に殺されたOffice of Strategic Servicesの工作員、ジョン・バーチ(John Birch)にちなむ。

概要[編集]

1958年12月、反共主義の実業家ロバート・ヘンリー・ウィンボーン・ウェルチ・ジュニア(en:Robert W. Welch, Jr.)とその賛同者によって、インディアナ州インディアナポリスで設立された。

「ニューライト(新右派)」と自らを定義し、反共産主義的主張を行うとともに、「容共的である」とみなした政治家判事、団体に対しての批判を行っていた他、アメリカの北大西洋条約機構からの脱退や国際連合による干渉への反対などのモンロー主義的な孤立主義を主張していた。なお、1950年代後半から1960年代にかけて盛り上がりを見せた公民権運動に対しては、「共産主義者の影響を受けている」ということを理由にこれに反対している。

冷戦下の1960年代から1970年代にはその活動、影響力の最盛期を迎え、全米に6万人から10万人の会員を持ち、さらに民主党所属のラリー・マクドナルド下院議員を会員に迎えるなど政界にも支持者を持った。

冷戦が終結し、ソビエト連邦東ドイツをはじめ世界各国で共産主義政権が消滅した1990年代初めあたりから、宿敵が消滅したためか「政府や金融機関は共産主義者に操られ、『新世界秩序』を実現しようとしている」などと陰謀論に傾いている。なお現在はその本拠地をウィスコンシン州グランド・シュートに置き活動を続けている。現在も一定の支持者はあるものの、冷戦当時ほどの影響力は失ったとみなされている。

著名な会員[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]