フラー神学大学
フラー神学大学院
| 大学設置 | 1947年 |
|---|---|
| 学校種別 | 神学校 |
| 学長 | Richard Mouw |
| 本部所在地 | アメリカカリフォルニア州 |
| ウェブ サイト |
www.fuller.edu |
フラー神学大学院(フラーしんがくだいがくいん、Fuller Theological Seminary)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州パサデナに位置し、世界で最大級の超教派的なプロテスタント系の神学大学院である。
学問的な厳しさ、民族、教派の多様性が有名であり、67以上の国の、108を越す教派から、4300人以上の学生が在籍している。3つの大学院(神学研究科、心理学研究科、国際文化学研究科)と種々の研究センターを有し、各研究科や研究センターが協同して13の学位を授与できる総合大学院的な教育を提供している。形の上では、今なお1972年改訂の福音的信仰箇条10条を堅持しているが、入学に当たってそれらの信仰箇条を厳密に学生に義務付けたり強制することはなく、ローマカトリック、正教会、新興の諸教派からの入学者に加え、非キリスト教徒の入学も許可している。ことに、高等神学研究所(CATS)等の高度な学位課程にはプロテスタント以外の聖職者が入学している。
歴史的には長老派系福音派の信仰基準を持ちつつも、フラー神学大学院は、保守的な福音主義者から神学的リベラルまで快く受け入れてきた。講師陣は、さまざまな背景にたつ多様な神学者によって成り立っている。教授陣も学生も、多様な意見をもち、神学的また時事的な問題について、激しい議論を交わすこともある。しかし、クリスチャンとしての結束はかたい。世界中のキリスト教教派からの、多彩な学生と教授陣は、フラー神学大学院の強みの一つである。
目次 |
[編集] 歴史
フラー神学大学院は1947年に、チャールズ・E・フラー (Charles E. Fuller) と、有名なラジオ福音伝道者であったハーロルド・オッケンガー(1905年-1985年)、ボストンのパーク・ストリート・チャーチの牧師であったカール・H・ヘンリーとハロルド・リンゼルによって建てられた。それは、1920-40年代の非理性的で、社会から孤立していたファンダメンタリズムに対する、神学的な改革のビジョンからはじまった。最初の講師たちには、神学的にも社会的にも保守的な理念にとどまる者もいたが、のちには1960年代から70年代にかけて進歩的福音主義という発展的な思想をもち、ヨーロッパ等で高度の教育を受けた神学者が加わるようになった経緯がある。総合大学院の様相を呈してはいるが、福音の学校という建学の精神を理事会が堅持しているため、教養学部等の学部課程を有する一般大学化への道は今のところ目指していない。
[編集] 著名な卒業生と講師たち
- ハロルド・リンゼル
- 創立者。初期の教授の一人。副学長を務める。クリスチャニティ・トゥディの編集長。
- ミロスラブ・ヴォルフ
- エール大学教授。文化と信仰のためのエールセンター (Yale center) の監督。
- アントニー・C・ユー
- シカゴ大学教授。『西への旅行』の翻訳者。宗教と文学研究家。
- ロブ・ベル (Ph.D.)
- マース・ヒル・バイブル教会の創立者。
- ロバート・グラント
- クリスチャン・ボイス協会の創立者。
- リック・ウォレン (D.Min.)
- サドルバック教会の牧師であり、アメリカの出版の歴史で最も売れた本の『The Purpose Driven Life』の著者。
- ピーター・ワグナー (Ph.D.)
- 世界宣教学部教授。聖霊の第三の波の指導者。
- 尾形守 (D.Miss.)
- ピーター・ワグナー、チャールズ・クラフトに学び、日本に聖霊の第三の波を紹介した。
- 山口昇
- 福音派の牧師、著作家、翻訳家。
- 羽鳥明
- 太平洋放送協会会長。ラジオ牧師。
- 有賀喜一
- 大衆伝道者、全日本リバイバルミッション代表
- 倉沢正則
- 東京基督教大学第四代目学長
[編集] 講師陣
- ナンシー・マーフィー
- 有名な、科学とクリスチャン神学に関する哲学者。彼女の作品は、宗教と科学で知られる。American Academy of Religionと、ジョン・テンプルトン基金から、賞が与えられている。
- ミロスラブ・ヴォルフ。
- 『拒否と抱擁』の著者。20世紀の最も影響を与えた宗教書のひとつとして挙げられた。彼は1991年から1998年まで教えた。
- チャールズ・クラフト
- 言語学者、人類学者。聖霊の第三の波の指導者。
- エドワード・J・カーネル(1919年-1967年)
- 『キリスト教弁護論入門』と、『キリスト教哲学』の作者。1954年から1959年まで、神学大学の学長として勤めた。