東灘区

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ひがしなだく ウィキデータを編集
東灘区
白鶴酒造資料館
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 兵庫県
神戸市
市町村コード 28101-8
面積 34.03km2
総人口 210,070[編集]
推計人口、2024年3月1日)
人口密度 6,173人/km2
隣接自治体
隣接行政区
神戸市灘区北区
芦屋市
区の花
東灘区役所
所在地 658-8570
兵庫県神戸市東灘区住吉東町五丁目2番1号
北緯34度43分12.6秒 東経135度15分55.7秒 / 北緯34.720167度 東経135.265472度 / 34.720167; 135.265472座標: 北緯34度43分12.6秒 東経135度15分55.7秒 / 北緯34.720167度 東経135.265472度 / 34.720167; 135.265472
地図
区役所位置
外部リンク 神戸市東灘区
東灘区位置図
ウィキプロジェクト

東灘区(ひがしなだく)は、神戸市を構成する9区のうちの一つで、同市の東端に位置する。西は灘区、東は芦屋市、北は北区と隣接している。

1995年阪神・淡路大震災では、住吉周辺で最大震度7を記録する等、区内全域にわたり大きな被害を受けた。震災以後、マンションの増加や都心部へのアクセスの良さ(JR住吉駅快速が、阪神御影駅特急が、岡本駅魚崎駅には全列車が停車し、それぞれ三宮へ約7分、梅田へ約20分程で到着可能)等の諸理由により、他市・他区からの転入者(特に若い子育て世代)の増加が著しく、震災後新たな区民となった割合が4割を超えている。そのため、区内の出生数も多い状態にあり、「多子高齢化」の状況が続いている[1]

また、神戸市第二の海上文化都市六甲アイランドは、全域当区内に属する。

地理[編集]

神戸市の最東部に位置し、南は大阪湾に面する。沖合には六甲アイランドがある。

六甲山を背にした早朝の東灘区の市街地
掬星台から望む東灘区の夜景

歴史[編集]

埋立を除く行政区域の変遷[編集]

  • 1950年昭和25年)4月1日 - 神戸市が武庫郡御影町住吉村魚崎町を編入してその区域をもって区を設置。本来この辺りが灘の中央部であることから灘区とすべきであったが、すでに灘区が存在したため、市長裁定で東灘区となった。加古川に接する田園地帯の西区よりも遅く編入された。
  • 1950年(昭和25年)10月10日 - 神戸市が武庫郡本庄村本山村を編入。
  • 1972年(昭和47年)6月1日 - 住吉町五介山(魚崎・住吉・野寄3者共有)・住吉町西谷山(住吉学園所有林)・本山町岡本の各一部を灘区に編入(現・六甲山町)。

史蹟・旧跡[編集]

綱敷天満神社
処女塚古墳

人口[編集]

  • 1950年  44,871
  • 1955年 108,464
  • 1960年 134,349
  • 1965年 155,908
  • 1970年 171,125
  • 1975年 183,872
  • 1980年 183,284
  • 1985年 184,734
  • 1990年 190,354
  • 1995年 157,599
  • 2000年 191,309
  • 2005年 206,037
  • 2010年 210,408
  • 2015年 213,634


東灘区の地区[編集]

御影地区
住吉地区
魚崎地区
本山地区
本庄地区
六甲アイランド

機関・施設[編集]

区役所[編集]

  • 東灘区役所

警察[編集]

消防[編集]

上水道[編集]

下水道[編集]

  • 東灘処理場

火葬場[編集]

  • 神戸市立甲南斎場

国の機関[編集]

外国の機関[編集]

地域[編集]

教育[編集]

大学・短期大学[編集]

高等学校[編集]

公立
私立

中等教育学校[編集]

中学校[編集]

市立
私立

小学校[編集]

市立
私立

幼稚園[編集]

市立
私立
  • 若草幼稚園
  • 甲南幼稚園
  • 群華幼稚園
  • 本山幼稚園
  • 光の園幼稚園
  • 岡本信愛幼稚園
  • 甲南同胞幼稚園
  • 茅渟の浦幼稚園
  • 住吉学園幼稚園 - 敷地内に禍福無門の碑がある。
  • 青い鳥学園第一幼稚園
  • 青い鳥学園第二幼稚園
  • 渦が森幼稚園
  • 星の園幼稚園
  • 頌栄幼稚園
  • 六甲アイランド幼稚園
  • 夢の星幼稚園
  • 親和保育園

特別支援学校[編集]

各種学校[編集]

病院[編集]

  • 甲南医療センター - 同系列の六甲アイランド甲南病院との間や、周辺駅・周辺各所と結ぶ、専用シャトルバスを運行。
  • 六甲アイランド甲南病院
  • 東神戸病院
  • 宮地病院

東灘区で救急車に搬送された場合は上の4つの病院に行くか、灘区中央区などにある病院に行く。

集合住宅[編集]

六甲アイランドシティの街並み。たくさんの住宅団地が立ち並ぶ。

前述のとおり六甲アイランドをはじめ区内に多数のマンションが建設したため集合住宅が増加している。主な集合住宅は以下の通り。

超高層マンション[編集]

  • ビュータワー住吉館
  • 御影タワーレジデンス
  • 住吉川リバーサイドフォーラムザ・レジデンス
  • プラウドタワー住吉

大規模マンション[編集]

  • 渦森コーポ
  • 六甲アイランドシティウエストコート
  • 六甲アイランドシティイーストコート
  • Brilliaレジデンス六甲アイランド
  • シーフォレスト神戸ルネ六甲アイランドCITY
  • シップス本山
  • モンセーヌ住吉川公園
  • 住吉山手コモンズ
  • コスモ本山

住宅団地[編集]

  • 都市再生機構シティコート住吉本町
  • 都市再生機構ルネシティ深江本町
  • 都市再生機構ルネシティ魚崎中町
  • 都市再生機構KOBE・岡本
  • 都市再生機構グリーンヒルズ御影 - 御影団地を建て替えた住宅団地。
  • 兵庫県住宅供給公社アメニティコート住吉本町
  • 兵庫県住宅供給公社アメニティコート岡本
  • 県営神戸深江北町住宅
  • 県営青木住宅
  • 市営魚崎西住宅
  • 市営魚崎南住宅
  • 市営青木南住宅
  • 市営北青木住宅
  • 市営深江北住宅
  • 市営深江南住宅
  • 六甲金属社宅
  • 大黒正宗酒造社宅
  • 帝人岡本社宅
  • 川崎重工業新本山社宅
  • 阪九フェリー魚崎社宅
かつて存在した住宅団地
  • 都市基盤整備公団御影団地 - 建て替えられて「グリーンヒルズ御影」となった。
  • 市営西青木住宅 - マネジメント計画による市営住宅再編のため閉鎖された。
  • 市営魚崎新堀住宅 - 同上。
  • 市営青木住宅 - 同上。
  • 市営住吉宮の前住宅 - 同上。

隣接している自治体・行政区[編集]

交通[編集]

鉄道路線[編集]

区内を市営地下鉄は通っていない(他には灘区、垂水区が該当する)。

道路[編集]

高速自動車国道
  • 区内は路線指定なし。
阪神高速道路
一般国道
主要地方道
その他の県道
その他の広域幹線道路

バス[編集]

東灘区は、神戸市9区では灘区長田区垂水区とともに神姫バスの路線が乗り入れていない区でもある。

航路[編集]

六甲アイランドフェリーターミナル
六甲船客ターミナル
小磯記念美術館
白鶴美術館

名所・観光スポット・祭事・催事[編集]

出身有名人[編集]

注釈[編集]

  1. ^ なお、同日に開業した石屋川の次(西隣り)の駅である新在家駅は、開業から1930年(昭和5年)2月10日までは御影町の大字である『東明(とうみょう)』を駅名にしていたが、所在地は『武庫郡都賀浜村(大字新在家)』→『武庫郡西郷(にしごう)町』のほぼ北東端(現在の灘区新在家北町一丁目付近)であり、しかもその『御影町東明』と『都賀浜村大字新在家』の間には『六甲村大字八幡字浜田』の北半(現在の灘区浜田町二・三丁目に相当する地域)が挟まれている為、隣接すらしていない。各記事参照。
  2. ^ なお、移転前の庁舎は、震災で全壊した生活協同組合コープこうべの本部(住吉本町のJR住吉駅北西向かい)の再建期間中の移転先として2007年11月まで使われた後に再開発の為取り壊され、2019年10月現在、同地には「住吉川リバーサイドフォーラム」のマンション棟と東灘図書館(2013年9月23日移転開館)が建っている。両記事参照。
  3. ^ それどころか、『東灘』の名前を使用し始めた時期自体が、当区よりも32年4ヶ月程この駅が先んじて(1917年12月1日に改称されて)いる。
  4. ^ 但し神戸市バス魚崎営業所は2022年4月より阪急バスに運行の管理委託している。
  5. ^ 本名(旧姓)は『稲垣早希(いながき・さき)』。当該記事参照。

出典[編集]

  1. ^ (仮称)新東灘図書館 整備検討委員会 報告書 http://www.city.kobe.lg.jp/information/institution/institution/library/higashinada_seibi/img/seibi_kentou_houkoku.pdf
  2. ^ データでみる 阪神・淡路大震災”. 神戸新聞. 2023年3月12日閲覧。
  3. ^ https://www.city.kobe.lg.jp/documents/18431/mat03_jigochosa-141st.pdf
  4. ^ 「スター秘話〈1〉涙で綴った生いたちの記 浅野ゆう子自筆手記 『さようなら!思い出さん ゆう子はもう泣かない』」『月刊平凡』1976年1月号、平凡出版、127-129頁。 
  5. ^ 朝日新聞2011年3月20日付
  6. ^ ごぶごぶ』(毎日放送)2022年9月13日放送分。阪急電鉄御影駅前で待ち合わせ。浜田雅功から「あなた神戸っちゅうのは?」鈴木は「ここ出身なんです。」更に浜田から「えっ箕面出身じゃないの?」と尋ねられた際に、「この(御影)あと引越ししてるんですけど。生まれたんがここ(御影)に住んでた時に生まれて。生まれ育ったのがここの街なんです。」と話している。
  7. ^ “【関西レジェンド伝】もんたよしのり(1)高校中退、アマチュアバンド結成”. SANSPO.COM (産業経済新聞社). (2019年7月2日). オリジナルの2019年7月26日時点におけるアーカイブ。. https://archive.fo/tQjxb 2019年10月24日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]