神姫バス
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![]() 神姫バス本社 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
![]() 〒670-0913 兵庫県姫路市西駅前町1番地 北緯34度49分42.3秒 東経134度41分23.7秒 / 北緯34.828417度 東経134.689917度座標: 北緯34度49分42.3秒 東経134度41分23.7秒 / 北緯34.828417度 東経134.689917度 |
設立 | 1927年(昭和2年)10月3日 |
業種 | 陸運業 |
法人番号 |
6140001059289 ![]() |
事業内容 |
一般乗合旅客自動車運送事業 一般貸切旅客自動車運送事業 他 |
代表者 | 代表取締役社長 長尾真 |
資本金 |
31億4000万円 (2020年3月31日現在)[1] |
発行済株式総数 |
617万2000株 (2020年3月31日現在)[1] |
売上高 |
連結: 450億7600万円 単独: 214億6400万円 (2020年3月期)[1] |
営業利益 |
連結: 20億4300万円 単独: 13億9700万円 (2020年3月期)[1] |
経常利益 |
連結: 22億2400万円 単独: 14億4200万円 (2020年3月期)[1] |
純利益 |
連結: 9億9500万円 単独: 8億6700万円 (2020年3月期)[1] |
純資産 |
連結: 431億6100万円 単独: 281億2300万円 (2020年3月31日現在)[1] |
総資産 |
連結: 562億8700万円 単独: 434億3600万円 (2020年3月31日現在)[1] |
従業員数 |
連結: 3293[1758]人 単独: 1626[87]人 (2020年3月31日現在)[1][注釈 1] |
決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | EY新日本有限責任監査法人[1] |
主要株主 |
阪神電気鉄道株式会社 9.81% 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(三井住友信託銀行再信託分・山陽電気鉄道株式会社退職給付信託口)7.31% 神姫バス従業員持株会 1.72% 三菱ふそうトラック・バス株式会社 1.58% 株式会社三井住友銀行 1.20% 播州信用金庫 1.00% 姫路信用金庫 1.00% グローリー株式会社 1.00% 横浜ゴム株式会社 1.00% 日本生命保険相互会社 0.94% (2020年3月31日現在)[1] |
主要子会社 | グループ主要企業参照 |
外部リンク |
www![]() |
神姫バス株式会社(しんきバス、英: SHINKI BUS CO.,LTD.)は、兵庫県を中心に路線バス等を運行する事業者である。
バス事業の子会社として、神姫グリーンバス(神崎・西脇・篠山方面の路線バス)、ウエスト神姫(相生・赤穂・山崎方面の路線バス)、神姫ゾーンバス(西神方面の路線バス)、神姫観光バス(貸切バス)がある。またICカード乗車券のNicoPaを発行している(回数券機能もある。また定期券機能の付加も可)。
2006年4月1日より、神戸市交通局(神戸市バス)から落合・西神の2営業所の運行管理業務を、姫路市から書写山ロープウェイの運行業務を受託している。
概説[編集]
元来、宇治川電気(現・関西電力)の資本を背景にしていた。事実上の創業者は木下栄。戦時統合で規模を拡大して播州・丹波(兵庫県)にまたがる一大路線網を構築。
一般路線は姫路市、加古川市、明石市など兵庫県中部・西部を中心に東端は神戸市、三田市、西宮市北部(14系統のみ)、宝塚市(25系統のみ)に路線を展開しており、三田市・西宮市北部・宝塚市以外の阪神地域[注釈 2]および淡路島を除く兵庫県南部の大部分を占めている。子会社化や廃止前は岡山県津山市、美作市、西粟倉村から京都府福知山市まで一般路線を展開していた。また、神戸市交通局が運行していた定期観光バスを承継し、神戸営業所が担当して運行している。さらに神戸市バス、明石市営バスの路線の一部と姫路市営バスの全路線を承継しておりこれら市域では路線網が拡大している。
歴史[編集]
年表[編集]
- 1927年(昭和2年)10月 - 神戸市須磨区に神姫自動車株式会社設立
- 1940年(昭和15年)8月 - 姫路市に市川修理工場を設置
- 1941年(昭和16年)3月 - 同月までに社自動車、フタバ自動車、姫路自動車商会ほか14社を合併
- 1943年(昭和18年)
- 1945年(昭和20年)5月 - 神戸自動車交通を合併[注釈 4]
- 1949年(昭和24年)
- 1952年(昭和27年)
- 1956年(昭和31年)5月 - 神姫自動車株式会社に商号変更
- 1959年(昭和34年)1月 - 神姫観光を設立、旅行業を開始
- 1961年(昭和36年)10月 - 大阪証券取引所第二部へ株式上場
- 1965年(昭和40年)11月 - 神姫交通の観光バス部門を買収し、大阪営業所設置
- 1969年(昭和44年)3月 - 逓送部門を分離、神姫逓送設立
- 1970年(昭和45年)
- 4月 - 車両整備部門を分離し、完全自動車整備塗装(現・神姫商工)を設立
- 9月 - シンキ興業(現・神姫フードサービス)を設立、飲食業を開始
- 1972年(昭和47年)5月 - 神姫バス株式会社に商号変更
- 1980年(昭和55年)11月 - 神姫ゾーンバス設立、団地輸送を開始
- 1982年(昭和57年)12月 - 神姫観光の旅行業以外の事業を分離、神姫商産(現・神姫クリエイト)設立
- 1983年(昭和58年)4月 - 神姫商産が乗車券発売・広告・保険代理業等を開始
- 1984年(昭和59年)
- 1月 - 株式会社ホープを設立、自動車の車両運行管理業を開始
- 10月 - 特定旅客運送事業を開業
- 1996年(平成8年)10月 - ウエスト神姫設立
- 1997年(平成9年)11月 - 粟賀営業所を分離、神姫グリーンバス設立。神姫観光バス設立
- 1998年(平成10年)8月 - 神姫観光バスに貸切事業の第1次営業譲渡
- 1999年(平成11年)4月 - 神姫観光バスに貸切事業の第2次営業譲渡完了
- 2000年(平成12年)4月 - 神戸市内の定期観光バス事業を神戸市交通局より譲受
- 2003年(平成14年)10月 - 神姫観光を吸収合併、旅行事業を開始し、貸切旅行事業を神姫観光バスに統合
- 2004年(平成15年)4月 - 関連会社の播神運輸の解散に伴い、神戸製鋼加古川製鉄所の出退勤・構内路線の運行等の特定輸送を受託
- 2006年(平成18年)
- 1月 - ハウジング幸陽を買収(現・エルテオ)
- 4月1日 - 神戸市交通局から西神・落合両営業所の運営を受託し運行開始
- 10月1日 - 明石市営バスから高丘車庫管轄路線(一部を除く)を移管。同時に高丘車庫を譲り受け、明石営業所大久保出張所とする
- 2009年(平成21年)
- 3月28日 - 姫路市営バスの姫路駅(南口)・飾磨・網干発着路線を移管
- 4月1日 - 明石市営バスから藤江・貴崎線および岬町線を移管
- 7月1日 - 三田営業所篠山出張所を分離。神姫グリーンバス路線に移管
- 9月30日 - 岡山県内の一般路線廃止に伴い、大原出張所を閉鎖(岡山県内は高速路線(津山営業所)のみ)
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)10月1日 - 姫路営業所山崎出張所のうち、宍粟市・たつの市地域路線をウエスト神姫に移管
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)
- 5月1日 - 神戸市バス有野営業所から一部路線を移管
- 7月16日 - 大阪証券取引所と東京証券取引所の現物株市場統合に伴い、東京証券取引所第二部に上場
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)
- 4月1日 - 神戸市交通局との共同運行再開。これまで市バス単独だった西神・須磨地区の3つの系統を神姫バスが一部担当。
- 2020年(令和2年)
- 5月1日 - 中間持株会社の神姫観光ホールディングスと神姫バスツアーズ及び神姫観光バスが合併し、神姫観光となる[7]。
各営業所・出張所(車庫)所在地[編集]
( )内は営業所・出張所の略号。原則として乗合バスのみであるが、加古川営業所加古川南出張所、西神営業所(特定貸切)、三田営業所、津山営業所は貸切バスも配置されている。
兵庫県(姫路ナンバー)[編集]
- 姫路営業所(姫:主管営業所)
- 姫路営業所 大野車庫(姫)
- 兵庫県姫路市上大野2丁目5
- 姫路営業所 荒木車庫(姫)
- 兵庫県姫路市夢前町菅生澗
- 姫路営業所 姫路東出張所(東)(2010年3月27日開設)
- 兵庫県姫路市日出町2丁目13
- (旧姫路市企業局交通事業部、旧姫路市営バス日出町車庫)
- 姫路営業所 北条出張所(北)
- 兵庫県加西市玉丘町748
- (神姫グリーンバスに管理委託)
- 姫路営業所 北条出張所 姫路北車庫(北)
- 兵庫県姫路市保城338-1(神姫観光バス本社・姫路営業所に併設)
- (神姫グリーンバスに管理委託)
- 姫路営業所 北条出張所 前之庄車庫(北)
- 兵庫県姫路市夢前町前之庄2152-2
- (神姫グリーンバスに管理委託)
- 姫路営業所 北条出張所 井ノ口車庫(北)
- 兵庫県神崎郡福崎町西田原
- (神姫グリーンバスに管理委託)
- 姫路営業所 山崎出張所(山)
- 加古川営業所(加)
- 兵庫県加古川市神野町石守301-2
- 加古川営業所 上新田車庫(加)
- 加古川営業所 加古川南出張所(南)
- 兵庫県加古川市尾上町池田1844-1
- 加古川営業所 加古川南出張所 正門前車庫(南)
- 兵庫県加古川市別府町新野辺1522
兵庫県(神戸ナンバー)[編集]
- 明石営業所(明:主管営業所)
- 明石営業所 白水車庫(明)(2012年3月17日開設)
- 兵庫県神戸市西区白水3丁目4-31
- 明石営業所 大久保出張所(久)(2006年10月1日開設)
- 西神営業所(西)
- 兵庫県神戸市西区狩場台2丁目35-1
- 神戸営業所(神)
- 三木営業所(三)
- 三木営業所 加佐車庫(三)
- 兵庫県三木市加佐
- 三木営業所 淡河車庫(三)
- 兵庫県神戸市北区淡河町淡河675-1
- 三木営業所 渡瀬車庫(三)・三田営業所 渡瀬車庫(田)(共用)
- 兵庫県三木市吉川町渡瀬139-3
- 三木営業所 美奈木台車庫(三)・三田営業所 美奈木台車庫(田)(共用)
- 兵庫県三木市吉川町みなぎ台2丁目34
- 三田営業所(田:主管営業所)
- 兵庫県三田市ゆりのき台6丁目2
- 三田営業所 つつじが丘車庫(田)
- 兵庫県三田市つつじが丘南4丁目19
- 三田営業所 母子車庫(田)
- 兵庫県三田市母子748
- 三田営業所 小柿車庫(田)
- 兵庫県三田市小柿
- 西脇営業所(脇)
- 兵庫県西脇市下戸田字正路田270-58
- 西脇営業所 社車庫(脇)
- 兵庫県加東市社字宮ノ前777-21
- 西脇営業所 天神車庫(脇)
- 兵庫県加東市天神193
- 西脇営業所 清水車庫(脇)
- 兵庫県加東市平木
- 姫路営業所 北条出張所 大和車庫(北)
大阪府(なにわナンバー)[編集]
- 三田営業所 大阪出張所(大)
岡山県(岡山ナンバー)[編集]
- 津山営業所(津)
路線[編集]
高速バス[編集]
< >内は共同運行会社。
- プリンセスロード(姫路駅(11)・加古川駅・神戸三宮・三田フラワータウン - 渋谷・新宿線) <京王バス>
- ハーバーライナー・ハーバープリンス・リョービエクスプレス神戸(神戸 - 岡山・倉敷線) <中鉄バス、両備バス>
- ハーバーライナー・神戸エクスプレス(神戸 - 広島線) <広交観光>
- 中国ハイウェイバス(津山・北条・社・西脇 - 大阪線) <西日本JRバス>
- ハーバーライナー・サラダエクスプレス・エディ号・すだち120(神戸 - 徳島線)<阪神バス、山陽バス、徳島バス>
- ハーバーライナー・さぬきエクスプレス神戸・高松エクスプレス神戸号 (新神戸駅 - 高松駅 / 丸亀駅)<西日本JRバス、四国高速バス、JR四国バス>
- ハーバーライナー (神戸 - 高知線) <とさでん交通>
- ハーバーライナー (神戸 - 松山線) <伊予鉄バス>
- ハーバーライナー・淡路エクスプレス(三宮/学園都市駅 - 高田屋嘉兵衛公園/洲本/福良) <淡路交通>
- 大阪ベイサイドライン(神戸空港 - 三宮 - USJ - ポートタウン東駅)
- 空港リムジンバス姫路駅(11)・加古川駅(一部通過) - 関西空港線 <関西空港交通、南海バス>
- 空港リムジンバス姫路駅(11) - 大阪空港線 <大阪空港交通>
- プリンセスバード 姫路駅(11) - 鳥取<日ノ丸自動車>
- ポート・レイク号(神戸三宮~松江・出雲)<中国ジェイアールバス>2019年4月18日までは中国ジェイアールバスのみの運行
- 太閤ライナー(姫路 - (一部神戸三田プレミアムアウトレット経由) - 有馬温泉)平日1往復(直通(2019年4月から))、土・日・祝1日2往復(経由1往復、直通1往復)
- LimonBus(東京ディズニーランド・池袋 - 京都・大阪・三宮・姫路) ※旧称「ハートライナー」。神姫観光バスによる運行。平成エンタープライズは予約・発券業務及び運行支援のみ
- LimonBus(東京ディズニーランド・秋葉原 - 京都・大阪・姫路・城崎温泉) ※神姫観光バス・全但バスによる運行
運行支援[編集]
以下の路線は、予約・発券業務および運行支援を行う。
空港リムジンバス[編集]
- 神戸空港アクセスバス(新神戸駅・三宮 - 神戸空港( - 一部神戸空港海上AT))
廃止・休止された路線バス、高速・長距離バス[編集]
廃止[編集]
- 姫路 - 戸倉 - 鳥取線 <日ノ丸自動車>
- 播備ライナー(姫路 - 岡山)<中国JRバス、中鉄バス>
- プリンセスロード・山笠(神戸・姫路 - 北九州・福岡線)<西日本鉄道>
- 空港リムジンバス 姫路駅 - 神戸空港線
- 姫路駅 - 神戸空港
- 2006年2月16日運行開始。2007年2月28日 廃止。運賃は1,300円だった。
- 空港リムジンバス津山 - 関西空港線 <関西空港交通、南海バス>
- ハーバーライナー・阿波やまびこライナー・しこくさぶろうエディ号(神戸 - 阿波池田線) <四国交通>2019年2月から四国交通のみで運行継続
- 姫路 - 播磨新宮 - 湯郷温泉線
- (2003年1月リバイバル運行を行った時期あり)
- 愛知万博 EXPO直行バス (2005年3月25日 - 9月25日の間運行)
- 三ノ宮駅 - 愛知万博会場(長久手会場・東ターミナル)
- 三ノ宮 - 篠山口駅 - 篠山営業所
- 三ノ宮 - 篠山口駅 - 柏原・佐治・市島(北岡本)
- 三ノ宮 - 西脇 - 鳥羽上
- 三ノ宮 - 西脇 - 柏原
- 三ノ宮 - 西脇 - 坂尻
- 明石駅 - 西脇(路線の一部は明石駅 - 社(車庫前)で運行されている)
- 三田駅 - 篠山口駅 - 篠山営業所
- 鳥羽上・鍛冶屋 - 新大阪
- 明石駅 - 淡路島公園<淡路交通>
- 柏原 - 西脇 - 新大阪
- 柏原駅 - 西脇
- 柏原駅 - 坂尻
- 谷川駅 - 鍛冶屋
- 谷川駅 - 阿草
- 三木営業所 - 母里
- 粟賀・福崎 - 新大阪
- 波賀(原)・山崎 - 新大阪
- 福知山高速線(福知山・篠山 - 大阪駅)
- 神戸駅 - 三木営業所(路線の一部は神戸駅 - 押部谷(栄)で運行されている)
- 神戸駅 - 篠山営業所
- 津山駅 - 林野バスセンター・湯郷温泉上
- 北条 - 国立病院 - 電鉄小野・三ノ宮
- 北条 - 加古川駅
- 北条 - 下滝野・西脇
- 北条 - 明楽寺 - 西脇・柏原・佐治
- 北条 - 福崎・粟賀
- 北条 - 香呂/63庄村/細野/71小原 - 姫路駅
- 西神中央駅 - 加古川駅
- 電鉄小野駅 - 土山駅
- 細工所北口 - 志方西口 - 宝殿駅北口
- 姫路駅 - 球技スポーツセンター
- 姫路駅 - 奥佐見
- 姫路駅 - 加古川駅(現在は鹿島口で乗り換え)
- 姫路駅 - 福崎車庫・瀬加・粟賀(2010年末までは福崎駅で乗り換えだったが、今は福崎 - 粟賀は運行していない)
- 佐用 - 大原
- 津山駅前 - 湯郷温泉 - 大原
- 津山駅前 - 真加部 - 大原
- 大原中学校前 - 後山
- 山崎 - 東市場 - 曲里 - (斉木) - 皆木 - 原 - 戸倉
- 戸倉 - 道谷
- 原 - 原サイクリングターミナル
- 山崎 - 東市場 - 下野田 - 才樫
- 網干高校 - ダイセル
- 龍野 - 揖保川総合支所 - 竜野駅
- 前之庄 - 山之内 - 雪彦山
- 姫路駅 - 大浦・ダイセル前(現在は山電網干駅発)
- 姫路駅 - 前之庄(香呂・溝口経由)(溝口までは福崎駅行きが並行して運行)
- 加古川駅 - 高砂(鶴林寺経由、国鉄高砂線代替バス)。別ルートで加古川駅 - 高砂間の運転があったが、2020年(令和2年)10月31日より運行を休止した(後述)。
- 姫路駅 - 鵤 - 相生駅(現在は龍野から相生へ乗継ぐバスが休止となっている)
- 姫路駅 - 鵤 - 龍野 - 山崎(現在は龍野で網干港発の山崎行きに乗り換え)
- 福崎駅前 - 神崎総合病院・粟賀
- 大日東口 - レザータウン高木南口
- 姫路駅 - 土山 - 姫路市役所前 - 姫路駅南
- 西脇 - 札場(住吉) (現在は、おりひめバスで代替)
- 社 - 清水(現在は、加東市きよみずバスで代替)
- 姫路駅 - 大日東口
- 姫路駅 - 中地循環
休止[編集]
- プリンセスロード(神戸・姫路(北1西)~長崎:長崎自動車(株)と共同運行)
- 利用者減少のため、平成23年6月1日(水)より運行休止。
- 長崎自動車(株)は「エトランゼ号」という愛称で運行。
- シャトル線
- キャッスルロード(姫路駅(11) - 和田山・城崎温泉線) <全但バス> ※土日祝のみ運行
- 津山エクスプレス京都号(津山 - 京都線) <西日本JRバス>
- 2004年7月16日運行開始、2020年12月1日より運行休止。
- 路線バス
車両[編集]
概説[編集]
現在は三菱ふそう、いすゞ、日野、日産ディーゼル(現・UDトラックス)の4車種と日産・シビリアン、トヨタ・コースター、トヨタ・ハイエースが導入されている。貸切車・高速車は長らく三菱ふそうに統一されていたが、2005年に日野・セレガが2台導入された。三菱ふそうが一番多い理由は不明であり、2000年の三菱リコール隠し以降三菱ふそうの導入をいったん中断した事業者[注釈 6]や三菱ふそうの導入を減らして他社の導入を増やした事業者[注釈 7]が多数存在する中、それも関係なく引き続き三菱ふそうを大量に導入している。
路線バスの車両は、東部(神戸、明石、三田、三木地区)は三菱ふそう車が、西部(姫路地区)は日野車が主体である。日産ディーゼル車は姫路市営バスや明石市交通部から神姫バスに路線が移管されたことにより神姫バスに転籍した車両のみ。また、いすゞ車は淡路交通から移籍したエルガワンステップバスが多数在籍している[8]が、2014年以降は自社発注のいすゞ車も増えつつある[注釈 8]。
カラーリングで特筆すべき点は貸切車の塗装である。これは1990年にグラフィックデザイナーの永井一正に依頼したデザインで、バス雑誌の記事では「デザイナーブランドの観光バス」としても紹介されたことがある[注釈 9]。それ以前の貸切車デザインは、その後も昼行用高速車のデザインとして使用されている。
夜行高速バスは姫路城をアレンジしたデザインである。初代の車両ではベースカラーは青系の色であったが、車両更新時にベースカラーが変更されている。
西日本地区では初導入となるメルセデス・ベンツ製の連節バス(シターロ)2台の運行が三田市で2013年4月から開始された。「オレンジアロー 連 SANDA」号の愛称が公募され命名された。新三田駅及び三田駅前発着の一部路線で使用されており、定員は通常路線バスより約40名多い116名となっている。なお2018年4月に2台増車されたが、定員はさらに増えて123名となった。2020年9月に1台再度増車し、以降は5台体制である。
2017年から2020年まで運行されていたオープントップバスによる定期観光バス「スカイバス神戸」は、日の丸自動車興業より「スカイバス東京」のネオプラン・スカイライナーとネオプラン・スペースライナーを借り入れていた。
近隣のバス会社と異なり、廃車車両が他社に移籍することはほとんどないが、東日本大震災の復興支援としてミヤコーバス石巻営業所に日野の中型ノンステップ車1台が移籍している。
車両番号[編集]
ナンバープレートと別に車両に付与される番号は、以下の法則がある。万の位で車両のサイズ、千・百の位で製造会社、十・一の位で用途を示す。
- 万の位
- 大型・特高・ワンロマ車:1(車体に表記されない)
- 中型車:2(2004年以降)
- 小型車:3(2004年以降)
- 千・百の位
- 大型・特高・ワンロマ車
- 三菱ふそう・日産ディーゼル:西暦下2桁+46【2020年式→66】
- いすゞ:西暦下2桁+16【2020年式→36】
- 日野:西暦下2桁+65【2020年式→85】
- 中型車
- 三菱ふそう・日産ディーゼル:西暦下2桁+30【直近最新車2016年式→46】
- いすゞ・日野:西暦下2桁+90【2020年式→10】
- 小型車
- 各社共通:西暦下2桁+10【2020年式→30】
- 大型・特高・ワンロマ車
- 十の位
- 0:貸切車両
- 3:特高車
- 5:日野・三菱ふそうツーステップバス(例外で、2009年式三菱ふそうワンステップバス55--)
- 6:日産ディーゼル小型車(例外で、2009年式三菱ふそうワンステップバス55--)
- 7:日野・三菱ふそうワンステップ・ノンステップバス及び日産ディーゼル中型ノンステップバス(1997年以降)
- 8:いすゞ・日産ディーゼル車
- 9:ワンロマ車
例えば、29870の場合、2008年製の日野中型ノンステップバスということになる[9]。
車体の再塗装[編集]
神姫バスでは新製から8~10年程度経過した車両に対し再塗装を行っている。再塗装された車両はシール類も貼り換えられ、出入口ピクトグラムの表記などが剥がされる。
グループ主要企業[編集]
- 連結子会社
- 神姫フードサービス株式会社
- 神姫産業株式会社
- 神姫商工株式会社
- 株式会社ホープ
- 神姫クリエイト株式会社
- 神姫ゾーンバス株式会社
- 神姫逓送株式会社
- 株式会社ウエスト神姫
- 神姫グリーンバス株式会社
- 神姫観光ホールディングス株式会社
- 神姫バスツアーズ株式会社
- 神姫観光バス株式会社
- 神姫タクシー株式会社
- 立花神姫タクシー株式会社
- 株式会社神姫トラベル[注釈 10]
- 神姫バス不動産株式会社
- 持分法適用関連会社
- その他関係会社
- 山陽電気鉄道株式会社 - 同じ旧・宇治川電気系列。役員を相互に派遣している。2020年5月には舞子エリアで営業していた舞子神姫タクシーの事業を子会社の山陽タクシーに譲渡している。
- 阪神電気鉄道株式会社 - 筆頭株主。役員の派遣を受けている。ただし、神姫バスは阪急阪神東宝グループには属していない。
ダイヤ[編集]
- 正月三が日は正月ダイヤで運行される。(一部路線を除く)
- イベントで一部の路線で運休やコース変更がある。
その他[編集]
- 一部営業所に所属するバスは回送時、正面の行先電光表示に「すみません回送中です」と表示される。これは、一部乗客から「回送ばかり通過して実車のバスが来ない」との苦情をたびたび受け、その感情を緩和する目的で製作されたもので、2005年ごろには始まっており神姫バスが初といわれている。ただし、利用者側、乗務員側ともに「ふざけている」という意見もある為、通常の「回送」表示を原則として使用し、乗務員裁量で「すみません回送中です」を使用できるというスタンスとなっている[要出典]。
- 2017年の8月より約1年間、8月8日に90周年をめでたく迎えたので回送時、前面・後面の表示には「祝・90周年」などの表示が出ていた。また、側面の経由地案内板には90周年感謝のメッセージが表示されていた[10]。このほか、姫路セントラルパークが2018年10月1日よりアニメ『けものフレンズ』とコラボを開始したことに伴い姫路駅前バスターミナル - 姫路セントラルパーク間の直通バスの電光掲示板にはけものフレンズのキャラクターが表示されていたり[10]、2018年8月第2週からは側面経由地案内板に感謝メッセージに代わり求人広告が出されるようになった[10]。
- 社営業所行きバスは長らく「社」行きと案内されていたが、2017年10月より行先表示板及び車内放送において「社営業所」行きと案内されるようになった[注釈 12] 。
- かつて姫路市に本社があった消費者金融のシンキ(現:新生パーソナルローン)とは無関係である。
- 戦時統合ではバス会社のみならずタクシー会社も統合していた。また、バス会社がタクシー事業を兼業している例も多くあった。このため、以前はタクシー事業も兼業していた。昭和30年代に入り、地方部でのタクシー事業は不採算となっていったためこれを分離する事となり、1957年5月に相生と北条の、同年11月にたつの、網干、篠山、柏原の各タクシー部を定年間近で経営意欲のある職員に譲渡した。また、1961年には赤穂神姫タクシー(2月1日)と高砂交通(12月1日)を役員に譲渡する形で分離。これら分離された各社は「神姫」の社名を入れ、神姫バスと同じ社章(ただし旧社章。姫路の「ひ」の字を模したものの中に神戸市の市章)を用いていても、資本的にも経営的にも全くの別会社となっている。以降は神姫バスグループ内に留まる形は採りながらもタクシー事業の分離を進め、現在は連結子会社の項目内の4社がグループ会社となっている(そのうちグループ会社だった明石神姫タクシーは廃業となった。)。なお、先に分離された各社のうち現存しない会社や他社系列に移った会社もあり、たとえば相生神姫第一交通(旧・相生神姫タクシー)は第一交通産業に買収された時は神戸のゑび須タクシー(ゑび須タクシー自体も第一交通産業に買収されている)の関連会社だった[11]ほか、高砂交通も1968年3月31日に阪神電鉄系の神戸阪神タクシー(現・神戸六甲タクシー)に買収されるが、2008年11月1日以降は神戸阪神タクシーともども同じ神戸のキクヤ交通の傘下となっている。
- 2019年、郵船トラベルの大型客船と観光バスを組み合わせた企画ツアーが、クルーズ・オブ・ザ・イヤーの特別賞に選ばれた[12]。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 従業員数は就業人員であり、嘱託、契約社員、アルバイト(パートタイマーを除く)を含み、使用人兼務役員を含んでいない。また、パートタイマー等の臨時従業員数は、年間の平均人員を[ ]外数で記載している。
- ^ 三田市は阪神地区で唯一神姫バスの路線が多くほぼ独占状態だが理由は不明。
- ^ その後、神戸電鉄は1949年に改めて事業免許を取得してバス事業に再参入し、1998年に神鉄バスとして分社化する。
- ^ 2009年頃までタクシー会社として存在した神戸自動車交通とは無関係。
- ^ 上郡 - 佐用 - 大原間・大原 - 林野 - 津山間・佐用 - 林野間の130キロメートル。旧・播美自動車の路線で、神姫自動車も同社より1936年に姫路 - 佐用間、1938年8月10日に平福 - 佐用・江川 - 佐用間の路線を買収している。
- ^ 阪急バス、京阪バスなど。後に両会社とも三菱ふそうの導入を再開した。
- ^ 名鉄バス、岐阜乗合自動車など。
- ^ 自社発注のいすゞ車は約30年振りの車両として1994年に大型を2台、2002年に西工架装の中型を1台、2008年にエルガ2台と、数年ごとに1~2台導入される状態が続いていた。
- ^ 車両の側面には、社名の下にDESIGN BY KAZUMASA NAGAIと記載されている。
- ^ もとは朝日放送の子会社「エービーシー・トラベル」で、神姫バスの資本参加による「エー・ビー・シー神姫トラベル」への社名変更を経て2016年4月1日に現社名となった後も同社の資本が残る。ABCラジオで放送していた『もうすぐ夜明けABC』では神姫トラベル主催で番組パーソナリティが同行するツアーが企画されていた。
- ^ 役員派遣と資本提携を結ぶ。2009年4月に経営統合するとの報道があった。報道取材に対して神姫バスの上杉社長は意欲を表明したが、以降、両社とも公式発表はしていない。同社系の神戸全但タクシーは解散に伴い、尼崎市の尼崎営業所は同市内で営業する立花神姫タクシーが譲受した(神戸本社は国際興業神戸(現・国際興業大阪→国際興業神戸)が譲受)。
- ^ 時刻表や発車標では従来のまま「社」表記となっている
出典[編集]
- ^ a b c d e f g h i j k 神姫バス株式会社 (2020-06-26). 第137期(2019年4月1日 - 2020年3月31日)有価証券報告書 (Report).
- ^ “西脇市・多可町、及びその周辺地区発着の一部神姫バス路線を平成24年10月1日(月)より神姫グリーンバスが運行いたします。 (PDF)”. 神姫バス. 2013年3月16日閲覧。
- ^ “潮風感じて神戸周遊 スカイバス発車記念式典”. 神戸新聞. (2017年3月18日) 2017年3月19日閲覧。
- ^ “スカイバス神戸『ラストありがとう運行』のお知らせ (PDF)”. 神姫バス (2020年6月15日). 2020年6月18日閲覧。
- ^ “神戸観光で人気 屋根なし2階建てバスが運行終了へ 神姫バス”. 神戸新聞. (2020年6月12日) 2020年6月19日閲覧。
- ^ 神姫バス、90周年で制服一新「ななつ星」の水戸岡氏デザイン 『日本経済新聞』地域ニュース関西(2017年8月9日)
- ^ “神姫観光株式会社”. www.shinkibus.co.jp. 2020年8月11日閲覧。
- ^ 『バスジャパン ハンドブックシリーズR 76 神姫バス』P.28 BJエディターズ発行 星雲社発売 2012年 ISBN 978-4-434-16402-6
- ^ 講談社「バスマガジン」第81号61頁を参照
- ^ a b c “次の停留所は「鬼教官」 ネットで話題、神姫バス行き先表示”. 神戸新聞. (2018年10月31日) 2018年11月1日閲覧。
- ^ 相生神姫タクシー株式会社の株式取得のお知らせ - 第一交通産業
- ^ “神姫バスクルーズ事業堅調 姫路港発着でリピーター定着”. 神戸新聞 (2019年12月19日). 2019年12月22日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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