ボリス・ジョンソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
イギリスの旗 イギリスの政治家
ボリス・ジョンソン
Alexander Boris de Pfeffel Johnson
Boris Johnson -opening bell at NASDAQ-14Sept2009-3c cropped.jpg
ボリス・ジョンソン(2009年)
生年月日 1964年6月19日(51歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市
出身校 オックスフォード大学
前職 ジャーナリスト
所属政党 保守党
配偶者 マリナ・ホイーラー
親族 ジョー・ジョンソン(実弟、庶民院議員)

当選回数 2回
在任期間 2008年5月4日 - 2016年5月9日

選挙区 ヘンリー選挙区
当選回数 2回
在任期間 2001年6月9日 - 2008年6月4日

選挙区 Uxbridge and South Ruislip 選挙区
当選回数 1回
在任期間 2015年5月7日 -
テンプレートを表示

アレグザンダー・ボリス・ジョンソンAlexander Boris de Pfeffel Johnson1964年6月19日 - )は、イギリス政治家ジャーナリスト歴史家庶民院議員を2期務め、前ロンドン市長(2期)。

来歴[編集]

ジョンソンは、欧州議会議員スタンレー・ジョンソンと最初の妻シャーロット・フォーセットの長男として、ニューヨークで生まれた[1]。のちに家族とともにイギリスに戻った。イートン校オックスフォード大学ベリオール・カレッジを卒業。

オスマン帝国末期の内務大臣だったアリ・ケマルの子孫である(父方の祖父であるオスマンは、第一次世界大戦中にイギリス国籍を取得、自らの母親の旧姓であるジョンソンを姓に定めた)。父方の先祖にはイギリス王ジョージ2世がいる。ジョージ2世の玄孫であるヴュルテンベルク王子パウルが愛人との間にもうけた庶出の娘が、ジョンソンの玄祖母にあたる(ド・プフェッフェル(de Pfeffel)は玄祖母の嫁いだ男爵家の家名である)。ただし庶子を通じての血筋を引くに過ぎないため、英国王位継承資格は認められない。母方の先祖には、ユダヤ系ロシア人で、アメリカ古文書学者となったイライアス・ロウ(en)がいる[2] 。彼は多国籍にわたる先祖(キリスト教徒、ユダヤ教徒、ムスリムからなる)についてふれ、自らを『るつぼからなる人間』(one-man melting pot)と称している[3]

1987年よりデイリー・テレグラフ紙記者となり、1989年から1994年まで同紙のEC特派員となった。1994年から1995年までスペクテイター誌(en)の政治コラムニストを務め、1999年から同誌の編集者となり、2005年に影の内閣の高等教育大臣に任命されるまで務めた。

市長就任後、ジョンソンはデイリー・テレグラフ紙においてウィークリー・コラムを再開することを発表した。ガーディアン紙は、彼がコラム執筆を年俸25万ポンドで同意したと報じている(年俸のうち2万5千ポンドずつ、ジャーナリズムを学ぶ学生の奨学金、古典学を学ぶ学生の奨学金に寄付している)[4]

2012年5月3日に投票が行われたロンドン市長選において、ケン・リヴィングストンを破り、再選を果たした[5]

人物[編集]

彼の手に負えないヘアスタイルに一部起因するが、イギリス政界の著名人物の1人である。『ボリス』のファーストネームのみで認識される数少ない政治家でもある。伝えられるところによると、ロンドン市長選挙時、イギリス労働党テッサ・ジョウェルはジョンソンの親しみやすさが彼への好感度につながるのを危惧し、自分の陣営の選挙スタッフがジョンソンについて『ボリス』と言ったら罰金を払うとしていた[6] 。ジョウェル自身はこれを否定している。

人気のある政治家であり、シンクタンクの調査では回答者の約半数がジョンソンの発言を信用しているという[7]。 ジョンソンはしばしば政治風刺の的にされている。隔週で発行される時事雑誌プライベート・アイ(en)はジョンソンを4回表紙に選んでいる。

ジョンソンはサイクリング好きで知られ、自ら自転車通勤している。彼は数回自転車盗難にあっており、『イズリントン中におとりの自転車を配置し、窃盗犯にはネイビー・シールズを送り込んでほしい』と希望を表明している[8]。2010年7月、彼はヴェリブをモデルとした自転車共有システムをロンドンに導入した[9]

妹のレイチェルはジャーナリスト、弟ジョーは国会議員、弟レオは起業家である。幼少時代から家族ぐるみの付き合いがあったマリナ・ホイーラー(法廷弁護士。父はBBC特派員チャールズ・ホイーラー)と、1993年に再婚し4子がある[10][11]

2016年3月下旬の世論調査によればボリス・ジョンソンは保守党の次期党首の筆頭候補なのだという[12]。ORBの調査では回答者の約4割がジョンソンが保守党の次期党首になることを望んでいる。YouGovの調査でも約4割がジョンソンの党首就任を支持しており、ジョージ・オズボーン(22パーセント)やその他の議員を大きく引き離している[12]

脚注[編集]

  1. ^ About Boris”. Boris Johnson. 2008年5月8日閲覧。
  2. ^ “So you think you know who you are Boris Johnson”. The Daily Mail. (2010年6月12日). http://www.thefreelibrary.com/So+you+think+you+know+who+you+are+Boris+Johnson-a0228704016 2010年9月27日閲覧。 
  3. ^ Will Woodward, chief political correspondent (2007年7月17日). “Phooey! One-man melting pot ready to take on King Newt”. London: Guardian. http://www.guardian.co.uk/politics/2007/jul/17/localgovernment.london 2010年7月7日閲覧。 
  4. ^ Stephen Brook, press correspondent (2008年5月15日). “Boris to return to Telegraph column”. London: The Guardian. http://www.guardian.co.uk/media/2008/may/15/dailytelegraph.pressandpublishing 2010年7月7日閲覧。 
  5. ^ ロンドン市長選で現職再選時事ドットコム、2012年5月5日閲覧
  6. ^ Philip Hensher "Banning Boris-ing is a waste of time", The Independent, 7 April 2008. Retrieved on 15 April 2008.
  7. ^ Boris Johnson could change the EU referendum result. Here's whyA. Bennett, The Daily Telegraph, 22 Feb 2016
  8. ^ Islington Tribune- News: Boris Johnson
  9. ^ “London saddles up for new bike hire scheme”. BBC News Website (London). (2010年7月30日). http://www.bbc.co.uk/news/uk-england-london-10810869 2010年9月17日閲覧。 
  10. ^ Gimson, Andrew (2006 [2007]). Boris: The Rise of Boris Johnson. Pocket Books [Simon & Schuster]. pp. 11–12, 26–27, 71, 118, 119, 254. ISBN 0-7432-7584-5.
  11. ^ Wheeler, Brian (2008年5月4日). “The Boris Johnson story”. BBC News. http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk_politics/7376621.stm 2008年5月13日閲覧。 
  12. ^ a b Boris Johnson sweeps ahead as the voters' favourite to become the next Tory leaderL. Hughes, The Daily Telegraph, 31 Mar 2016

外部リンク[編集]

公職
先代:
ケン・リヴィングストン
ロンドン市長
2008年–2016年
次代:
サディク・カーン
グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国議会
先代:
Michael Heseltine
庶民院 Henley 選挙区
2001年-2008年
次代:
John Howell
先代:
John Randall
庶民院 Uxbridge and South Ruislip 選挙区
2015年-
現職
メディア
先代:
Frank Johnson
Editor(The Spectator)
1999年–2005年
次代:
Matthew d'Ancona