ジェレミー・ハント (政治家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
ジェレミー・ハント
Jeremy Hunt
Official portrait of Mr Jeremy Hunt crop 2.jpg
ジェレミー・ハント
生年月日 (1966-11-01) 1966年11月1日(53歳)
出生地 イギリスの旗 イギリス
イングランドの旗 イングランドロンドンケニントン英語版
出身校 オックスフォード大学 モードリン・カレッジ英語版
前職 ホットコース英語版共同経営者
所属政党 保守党
配偶者 ルシア・グオ (2009年結婚)
子女 3人
親族 ニコラス・ハント英語版 (父)
公式サイト [公式ウェブサイト ]

内閣 第2次メイ内閣
在任期間 2018年7月9日 - 2019年7月24日

内閣 第1次キャメロン内閣
第2次キャメロン内閣
第1次メイ内閣
第2次メイ内閣
在任期間 2012年9月4日 - 2018年7月9日

内閣 第1次キャメロン内閣
在任期間 2010年5月11日 - 2012年9月4日

内閣 キャメロン影の内閣英語版
在任期間 2007年7月2日 - 2010年5月11日

内閣 キャメロン影の内閣英語版
在任期間 2007年7月2日 - 2010年5月11日

その他の職歴
イギリスの旗 影の障碍者担当大臣
(2005年12月6日 - 2007年7月2日)
イギリスの旗 サウス・ウェスト・サリー選挙区英語版選出
庶民院議員

(2005年5月5日 - 現在)
テンプレートを表示

ジェレミー・リチャード・ストレインサム・ハント(Jeremy Richard Streynsham Hunt, 1966年11月1日 - )は、2005年からサウス・ウェスト・サリー選挙区英語版選出庶民院議員を務めるイギリスの政治家。保守党に所属し、2018年から2019年に外務・連邦大臣を務めるなど2010年から2019年まで閣僚を歴任した。一国保守主義者英語版とされ、経済自由主義的政策と社会自由主義的政策に関わっている。保守党党首英語版首相の座を狙って2019年の党首選挙に出馬するも、ボリス・ジョンソンに敗北した。

略歴[編集]

ランベス区ケニントンにあるランベス病院生まれ。育ちは、現在の選挙区に近いロンドン南西近郊サリー州ギルフォード地区 (en) の村であるシェア (en)[1]ジェントリの家系であり[2]、父方曽祖母はイギリス東インド会社の先駆者の一人ストレインサム・マスター (en) の子孫にあたる[3]。また、エリザベス2世オズワルド・モズレーは遠縁にあたる[4]オックスフォード大学モードリン・カレッジ (en) 在学中から保守党を支持しており、党員として長い活動歴を誇る。また、実業家としても幼少時からの親友Mike Elmsと共に起業した教育関係メディアで成功を収めている。

初当選・影の内閣閣僚[編集]

労働党ブレア政権下で行われた、2005年の総選挙で下院議員に初当選。当時野党の保守党党首選(2005年12月)に立候補したデービッド・キャメロンを支援したことで、党首に就任した後のキャメロンから重用され、2005年から影の内閣で、障害者担当閣外相、2007年から影の内閣文化・メディア・スポーツ担当閣内相を務めた。

閣僚[編集]

保守党の政権奪取後、2010年に文化・オリンピック・メディア・スポーツ担当相に任命された。この役職は2012年のロンドンオリンピックを主管するものだったが、実業界での経験も十分に生かしこの大会を成功裡に終了させ、英国の国威発揚、景気浮揚に著しい貢献を果たした。その後、2012年から2018年までは、デーヴィッド・キャメロンおよびテリーザ・メイ首相の下で保健大臣を務め、2018年7月9日に、ボリス・ジョンソンの辞任を受けて外務・英連邦大臣に任命された[5]

2012年4月10日味の素ナショナルトレーニングセンターを訪れ、吉田沙保里伊調馨北島康介らを激励した。2019年4月に外相として来日した際には、都立日比谷高校において、日本語での模擬授業を行っている。

党首選出馬[編集]

メイ首相の辞任表明を受けて行われた、2019年6月の保守党党首選挙に出馬し、5回の議員投票では投票のたびに票を積み上げた。5回目の投票でマイケル・ゴーヴ環境相を僅差で下し、ジョンソン前外相との決選投票に進んだ[6]。党員投票の結果、得票数は4万6656票にとどまり、9万2153票を獲得したジョンソン前外相に敗れた[7]

ハントの選挙運動はサウジアラビアの王太子であるムハンマド・ビン・サルマーンの側近によって支援されていた[8]。メイ内閣の総辞職とともに外相を退任した。

ブレグジットへのスタンス[編集]

2016年に行われたBrexitに関する国民投票では、残留派の中心メンバーであった。[9]

その後、メイ首相の政権の閣僚として、国民投票の結果を尊重する政治スタンスを採った。2019年の保守党党首選挙では、離脱強硬派のボリス・ジョンソン前外相らと比べて、穏健離脱派としての立ち位置にあった。

私生活[編集]

2009年に中国西安市出身のルシア夫人と結婚し、一男二女をもうけている[10][11]2018年7月30日に訪中した際、妻を「日本人です」と言い間違え、様々な憶測を呼んだ。2019年の旧正月のメッセージでは、改めて「私の妻は日本人ではなく中国人」と紹介している[12]

尊敬する政治家として、マーガレット・サッチャー奴隷制廃止主義者・博愛主義者のウィリアム・ウィルバーフォースを挙げている[13]

英国教会クリスチャンで、合理的楽観主義[14]

注釈・典拠[編集]

  1. ^ “Jeremy Hunt opens Radisson Edwardian Guildford – and shares hotel tipping advice... – Places”. Surrey Life. (2011年11月3日). http://www.surreylife.co.uk/out-about/places/jeremy_hunt_opens_radisson_edwardian_guildford_8211_and_shares_hotel_tipping_advice_1_1647952 2015年7月27日閲覧。 
  2. ^ Burke's Landed Gentry 1952, 17th edition, ed. L. G. Pine, Burke's Peerage Ltd, p. 1320, Hunt of Boreatton pedigree
  3. ^ Burke's Peerage, Baronetage and Knightage, 2003, vol. 3, p. 3285
    また、ストレインシャム・マスターの甥には海軍大将サージョージ・ポコックなどがいる。
  4. ^ Jowit, Juliette; Malik, Shiv; Siddique, Haroon (2012年9月4日). “Cabinet reshuffle: who has moved so far? | Politics”. The Guardian. https://www.theguardian.com/politics/2012/sep/04/new-cabinet 2015年7月27日閲覧。 
  5. ^ Jeremy Hunt appointed as new Foreign Secretary following resignation of Boris Johnson”. 2018年7月10日閲覧。
  6. ^ “次期英首相争い ジョンソン、ハント両氏の一騎打ちに”. AFPBB News. フランス通信社. (2019年6月21日). https://www.afpbb.com/articles/-/3231181 2019年6月21日閲覧。 
  7. ^ “ボリス・ジョンソン前外相、イギリスの次期首相に決定 英保守党党首選”. BBC News. BBC. (2019年7月23日). https://www.bbc.com/japanese/49079871 2019年7月23日閲覧。 
  8. ^ “Jeremy Hunt's bid for prime minister is being funded by a close ally of Saudi prince Mohammed Bin Salman”. Business Insider. (2019年7月5日). https://www.businessinsider.com/jeremy-hunt-campaign-funded-by-saudi-prince-mohammed-bin-salman-ally-2019-7 2019年7月24日閲覧。 
  9. ^ 英新外相にハント氏 かつての残留派、日本語が得意な一面も”. 2019年5月28日閲覧。
  10. ^ About Jeremy”. jeremyhunt.org. 2016年2月8日閲覧。
  11. ^ Guyoncourt, Sally (2015年10月11日). “Helen Goodman faces backlash from Labour MPs over Jeremy Hunt tweet”. The Independent. https://www.independent.co.uk/news/people/helen-goodman-faces-backlash-from-labour-mps-over-jeremy-hunt-tweet-a6690261.html 
  12. ^ 「私の妻は日本人ではなく中国人です」、英外相が新年のあいさつ”. レコードチャイナ (2019年2月7日). 2019年2月9日閲覧。
  13. ^ Shipman, Tim (2019年5月25日). “I'll make a Brexit deal because business is my bread and butter, says Jeremy Hunt”. The Sunday Times. https://www.thetimes.co.uk/article/ill-make-a-brexit-deal-because-business-is-my-bread-and-butter-says-jeremy-hunt-drg883zpj 2019年6月5日閲覧。 
  14. ^ “Jeremy Hunt: the last Cameroon”. New Statesman. https://www.newstatesman.com/politics/uk/2019/04/jeremy-hunt-last-cameroon 2019年7月2日閲覧。 

外部リンク[編集]

公職
先代:
ボリス・ジョンソン
イギリスの旗 外務・英連邦大臣
2018年 - 2019年
次代:
ドミニク・ラーブ