コーンウォール

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コーンウォール
St Piran's Flag of Cornwall
カウンティカウンシルモットー
Onen hag oll (コーンウォール語)
One and all(英語)
EnglandCornwall.svg
地理
様態 典礼および非都市カウンティ
リージョン イングランド南西部
面積
総面積
行政区画
行政面積
12 位
3,563 km2 (1,376 sq mi)
9 位
3,547 km2 (1,370 sq mi)
カウンシル所在地 トゥルロ
ISO 3166-2 GB-CON
ONSコード 15
NUTS 3 UKK30
人口統計
人口
総人口 (2006年推計値)
人口密度
行政区分
登録人口
39位
526,300
148 /km2 (380 /sq mi)
23位
524,200
民族構成 99.0% 白色人種
1% その他
政治

コーンウォール議会
www.cornwall.gov.uk/
国会議員
ディストリクト
CornwallScillyNumbered.png
  1. ペンウィズ
  2. カーリアー
  3. キャリック
  4. レストーメル
  5. カラドン
  6. ノース・コーンウォール
  7. シリー諸島(単一自治体)

コーンウォール英語: Cornwall [ˈkɔrnwəl]; コーンウォール語: Kernow [ˈkɛɹnɔʊ] ケルノウ)は、イングランド南西端の典礼カウンティかつ単一自治体である。連合王国の最も南および西に位置し、コーンウォール州とも呼ばれる。形容詞は英語で"Cornish"(「コーニッシュ」)である。独自の文化や言語、帰属意識を持った地域であり、イングランドの他の地域とは趣を異にしている。コーンウォール語で「Kernow」 あるいは「Curnow」と綴られる。6つのケルト地域のうちの1つである。名目上は、連合王国の国王の長男が世襲の爵位であるコーンウォール公として領有する。

地理[編集]

コーンウォール半島(: Cornwall Peninsula)の先端部に位置する。コーンウォール半島はグレートブリテン島の南西部にある半島であり、長さは約200km、北にブリストル海峡、南にイギリス海峡が位置する。州西部のペンウィズ半島突端にあるランズエンド岬: Land's End)はグレート・ブリテン島の最西端に位置し、「地の果て」の象徴として知られる。

都市と交通[編集]

コーンウォールの行政中心地で、唯一のシティであるトゥルーロ

コーンウォール唯一のシティで、コーンウォール議会が置かれているのトゥルーロである。ファルマス近辺は港が有名である。セント・ジャスト・イン・ペンウィズはイングランドで最も西にあるタウンであるが、最大きいペンザンスが同じことを主張している。セント・アイヴズとパドストウは、今日で主に旅行やレジャー用の船が停泊する小さな港として賑わっている。北岸にあるニューキーやさらに北にあるビュードはビーチで有名で、サーフィンも人気である。セント・オーステルはカウンティ最大のタウンで、トゥルーロより人口が多く、コーンウォールの陶土産業の中心である。レドルースやカンボーンはコーンウォール最大の都市圏を形成しており、どちらも19世紀には国際的なスズ鉱業の中心地として重要なタウンであった。19世紀には近郊の銅山も非常に産出量が多かった。

コーンウォールはデヴォンのカウンティとテイマー川で接している。コーンウォールとグレートブリテンの他地域をつないでいる主な道路としてはA38である。トーポイント・フェリーはプリマスをハーモウズの対岸にあるトーポイントとつないでいる。イザムバード・キングダム・ブルネルが1859年に作った鉄道橋であるロイヤルアルバート橋はその他では唯一の主要な交通路である。主要なシティであるプリマスはコーンウォール東部に最も近い大都市圏である、病院、百貨店、道路・鉄道交通、文化施設などのサービスの点で重要な場所である。

ニューキー・コーンウォール国際空港はUK、アイルランド、ヨーロッパの他の地域とコーンウォールを空路でつないでいる。

ブリストル海峡の向こう側にあるカーディフスウォンジーは、過去にコーンウォールとフェリーで接続されていたこともあるが、現在は運行していない[1]

シリー島はペンザンスからフェリーで、セント・ジャストに近いランズ・エンド空港とニューキー空港から飛行機で行くことができる。シリー島のセント・メアリ空港にはデヴォンのエクセター国際空港からも空港アクセスが可能である。

地域の旗[編集]

コーンウォールのカフェにある土産物の旗

聖ピランの旗は広くコーンウォールの旗として認められており[2][3]、コーンウォール人の象徴として用いられる他、カウンティの旗としても用いられている。聖ピランの旗は黒字に白い十字である。聖ピランは、スズを見つけた際に黒炭や灰の中に白いスズがあるのを見てこのふたつの色を採用したと言われている。1826年、デイヴィーズ・ギルバートはこの旗を古くからの聖ピラン旗でコーンウォールの旗だと述べている[4]

コーンウォールの守護聖人は聖ミカエルや聖ペトロックであるという主張もあるが、聖ピランは三人の中でずば抜けてこの地域で人気があり、国際的に聖ピランの旗がコーンウォールの旗であると認められている[5][6]。3月5日が聖ピランの日であり、世界中に移住したコーンウォールの人々がこれを祝う。

言語[編集]

ペンザンスにあるコーンウォール語で書かれた看板

コーンウォール語は、ケルト系の言語であるが、ウェールズ語ブルトン語(ブレイス語)により近く、一方でアイルランド語やスコットランド・ゲール語とは関係性が低い。

コーンウォール語を共同体の言語として使用する地域は18世紀末まで存在し、1914年に最後のネイティヴスピーカーが亡くなったことが2011年にわかった。[7]1904年にヘンリー・ジェナーの『コーンウォール語ハンドブック』(Handbook of the Cornish Language)が発表された後、コーンウォール語復興の機運が高まった。2000年の調査では、300人程度がコーンウォール語を流暢に操れると推定されている[8] 。コーンウォール語は12の初等教育学校で教えられ、また宗教儀礼や地方自治体のイベントなどで使用されており、2002年に連合王国政府より少数派言語として公式に認知された[9][10]。2005年には限られた額ではあるが政府からの拠出金も受け取った[11]。正書法が2008年に定められた[12]

コーンウォールの鉱業で使用される単語の中には、英語でも鉱業用語として用いられているものがいくつかある[13][14][15]

ナショナル・アイデンティティ[編集]

2011年の国勢調査で「コーンウォール人」("Cornish")だと答えた人の割合

コーンウォールは、ナショナリズム政党であるメビオン・ケルノウ(Mebyon Kernow)、セルティック・リーグ、インターナショナル・セルティック・コングレスなどいくつかの組織により、ブルターニュ、アイルランド、マン島、スコットランド、ウェールズと並んで6つのケルト民族地域(Celtic nations)のひとつとして認められている[16][17][18][19]アストゥリアス州ガリシア州と並び、コーンウォールはマン島政府やウェールズ政府から8つのケルト民族地域のひとつとしても認可されている。[20][21]。コーンウォールはケルト民族地域の一員として、毎年ブルターニュでケルト文化を祝うために開催されるロリアン間ケルトフェスティヴァルに参加している[22]

コーンウォール地方議会は、コーンウォールの独特な文化遺産と地域的特色を高く評価している。議会はコーンウォールの言語や風景、ケルト系のアイデンティティ、政治史、人々が住む有様、海運の歴史、工業遺産、非国教徒的な伝統などを「特徴的な」文化として位置づけている[23]。しかしながら、コーンウォールに住む人々のうちどの程度の人数が自分たちのことを「コーンウォール人」("Cornish")と考えているのかについては不確定な部分も多い。国勢調査などの各種調査の結果は一定していない。2001年の国勢調査ではコーンウォールに住む7%の人が自分たちをブリテン人(British)やイングランド人(English)というよりはコーンウォール人だと考えていると答えている。活動家たちの主張によると、これは国勢調査の公式フォームに「コーンウォール人」("Cornish")という明らかな選択肢がないためであり、人数を過小評価しているということになる[24]。続いて行われた調査では44%もの人々が自分たちをコーンウォール人だと考えているということが示された[25]。コーンウォールには、国勢調査で「コーンウォール人」("Cornish")という選択肢があればこの問題は解決すると言う人も多い[26]。コーンウォール人としてのアイデンティティを主張する人は37000人もいるという数字がしばしば引き合いに出されるが、こうした人々の考えに関連し、2011年の国勢調査の質疑提言にはエスニックアイデンティティを選ぶプロセスの説明が含まれていた[27]

2014年4月24日に、コーンウォール人はEUの少数民族保護枠組条約で少数民族としての位置づけを認められた[28]

脚注[編集]

  1. ^ Fast Ferries connecting Wales & the South West - Severn Link, Fast Ferries Connecting Wales and the South West”. Severnlink.com. 2015年11月2日閲覧。
  2. ^ Rendle, Phil. “Cornwall – The Mysteries of St Piran (PDF)”. Proceedings of the XIX International Congress of Vexillology. The Flag Institute. 2010年1月17日閲覧。
  3. ^ Cross of Saint Piran”. Flags of the World (FOTW). 2010年1月17日閲覧。
  4. ^ Payton (2004), p. 262.
  5. ^ Cornwall (United Kingdom)”. Crwflags.com. 2010年9月25日閲覧。
  6. ^ British Flags (United Kingdom) from The World Flag Database”. Flags.net. 2010年9月25日閲覧。
  7. ^ Legend of Dolly Pentreath outlived her native tongue”. This is Cornwall (2011年8月4日). 2012年6月27日閲覧。
  8. ^ [1] アーカイブ 2006年3月18日 - ウェイバックマシン
  9. ^ Cornish in United Kingdom”. European Commission. 2007年5月11日閲覧。
  10. ^ “November 2002 – Cornish gains official recognition”. BBC News. (2002年11月6日). http://news.bbc.co.uk/1/hi/england/2410383.stm 2010年9月25日閲覧。 
  11. ^ “June 2005 – Cash boost for Cornish language”. BBC News. (2005年6月14日). http://news.bbc.co.uk/1/hi/england/cornwall/4092664.stm 2010年9月25日閲覧。 
  12. ^ An Outline of the Standard Written Form of Cornish (PDF)”. 2010年9月25日閲覧。
  13. ^ Dictionary of Mining, Mineral, and Related Terms by American Geological Institute and U S Bureau of Mines; pp. 128, 249 & 613
  14. ^ kibbal - Definition of kibbal - Online Dictionary from Datasegment.com”. Onlinedictionary.datasegment.com. 2012年10月24日閲覧。
  15. ^ gossan – definition of gossan by the Free Online Dictionary, Thesaurus and Encyclopedia”. Thefreedictionary.com (2009年9月21日). 2012年10月24日閲覧。
  16. ^ Lords Hansard Text for 25 Jan 2011 (pt002)”. Hansard. Parliament of the United Kingdom (2011年1月25日). 2011年2月8日閲覧。 “Cornwall sees itself as the fourth Celtic nation of the United Kingdom; Robin Teverson, Baron Teverson”
  17. ^ Mebyon Kernow – The Party for Cornwall – BETA”. Mebyon Kernow website. Mebyon Kernow (2007年). 2011年2月8日閲覧。
  18. ^ The Celtic League”. Celtic League website. Celtic League (2011年). 2011年2月8日閲覧。
  19. ^ The International Celtic Congress”. International Celtic Congress (2009年). 2010年2月16日閲覧。
  20. ^ Welsh Government: Minister in Paris for launch of Celtic festival”. Welsh Government website. Welsh Government (2002年3月14日). 2011年2月8日閲覧。
  21. ^ Isle of Man Post Office Website”. Isle of Man Post Office website. Isle of Man Government (2009年). 2011年2月8日閲覧。
  22. ^ Site Officiel du Festival Interceltique de Lorient”. Festival Interceltique de Lorient website. Festival Interceltique de Lorient (2011年2月4日). 2011年2月8日閲覧。
  23. ^ Cornwall Council – part three”. Cornwall Council website. Cornwall Council (2010年3月18日). 2011年2月10日閲覧。
  24. ^ Dugan, Emily (2009年9月6日). “The Cornish: they revolted in 1497, now they're at it again”. London: Independent (The). http://www.independent.co.uk/news/uk/this-britain/the-cornish-they-revolted-in-1497-now-theyre-at-it-again-1782535.html 2010年7月14日閲覧。 
  25. ^ “Welsh are more patriotic”. BBC. (2004年3月3日). http://news.bbc.co.uk/1/hi/wales/3527673.stm 2010年7月14日閲覧。 
  26. ^ Information paper: Recommended questions for the 2009 Census Rehearsal and 2011 Census: National Identity (PDF)”. Office for National Statistics. p. 32 (2008年12月). 2009年5月13日閲覧。
  27. ^ 2011 Census; 2011 census questionnaire content; question and content recommendations for 2011; ethnic group prioritisation tool”. Office for National Statistics. pp. 20–22. 2010年7月15日閲覧。
  28. ^ “Cornish people granted minority status within UK”. BBC. (2014年4月24日). http://www.bbc.co.uk/news/uk-england-cornwall-27132035 2014年4月24日閲覧。 

関連項目[編集]

州都トゥルロ
荒々しい海岸で知られる。

外部リンク[編集]