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パトリシア・アークエット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パトリシア・アークエット
Patricia Arquette
パトリシア・アークエット Patricia Arquette
本名 Patricia T. Arquette
生年月日 (1968-04-08) 1968年4月8日(56歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
イリノイ州シカゴ
職業 女優
活動期間 1987年 - 活動中
配偶者 ニコラス・ケイジ
(1995年 - 2001年)
トーマス・ジェーン
(2006年 - 2011年)
著名な家族 クリフ・アークエット(祖父)
ルイス・アークエット(父)
ロザンナ・アークエット(姉)
リッチモンド・アークエット(弟)
デヴィッド・アークエット(弟)
アレクシス・アークエット(妹)
主な作品
映画
エルム街の悪夢3 惨劇の館
トゥルー・ロマンス
エド・ウッド
ロスト・ハイウェイ
ハイロー・カントリー
救命士
リトル★ニッキー
穴/HOLES
6才のボクが、大人になるまで。
テレビドラマ
ミディアム 霊能者アリソン・デュボア
CSI:サイバー
見せかけの日々
 
受賞
アカデミー賞
助演女優賞
2014年6才のボクが、大人になるまで。
全米映画批評家協会賞
助演女優賞
2014年6才のボクが、大人になるまで。
ニューヨーク映画批評家協会賞
助演女優賞
2014年6才のボクが、大人になるまで。
ロサンゼルス映画批評家協会賞
主演女優賞
2014年6才のボクが、大人になるまで。
放送映画批評家協会賞
助演女優賞
2014年『6才のボクが、大人になるまで。
英国アカデミー賞
助演女優賞
2014年6才のボクが、大人になるまで。
エミー賞
主演女優賞(ドラマ・シリーズ部門)
2005年『ミディアム 霊能者アリソン・デュボア
助演女優賞(リミテッドシリーズ・テレビ映画部門)
2019年見せかけの日々
ゴールデングローブ賞
助演女優賞
2014年6才のボクが、大人になるまで。
主演女優賞(リミテッドシリーズ・テレビ映画部門)
2018年エスケープ・アット・ダンネモラ〜脱獄〜
助演女優賞(シリーズ・ミニシリーズ・テレビ映画部門)
2019年見せかけの日々
全米映画俳優組合賞
助演女優賞
2014年6才のボクが、大人になるまで。
女優賞(テレビ映画・ミニシリーズ)
2018年エスケープ・アット・ダンネモラ〜脱獄〜
その他の賞
モンテカルロ・テレビ・フェスティバル 生涯功労賞(2014年)
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パトリシア・アークエット(Patricia Arquette、1968年4月8日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州出身の女優である。

略歴

[編集]

祖父はコメディアン、父ルイス・アークエットも俳優[1]。母親の家系はポーランドからのユダヤ系でホロコーストの生き残りである[2][3]。姉は女優ロザンナ・アークエット、他の兄弟達リッチモンドアレクシスデイヴィッドも俳優である。

18歳のころから映画に出演しはじめる。1993年の『トゥルーロマンス』で一躍人気女優となる。2000年代初めは低迷していたが、2005年よりテレビドラマ『ミディアム 霊能者アリソン・デュボア』に主演、活動の場をテレビに移す。ドラマは人気となり、彼女自身もエミー賞主演女優賞などを受賞。

2015年、『6才のボクが、大人になるまで。』で第87回アカデミー賞ほか、多数の映画賞を受賞。また、モンテカルロ・テレビ・フェスティバルで生涯功労賞を受賞[4]

プライベート

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1995年にニコラス・ケイジと結婚したが、2001年に離婚している[5]。2006年6月に俳優のトーマス・ジェーンと再婚したが、2009年1月に離婚を発表[6]。別居宣言から数週間で復縁し、2009年7月に離婚申請を撤回した。しかし、2010年8月、再度離婚を申請した[7]。2011年に離婚が成立した[8]。2人の間には2003年に誕生した娘のハーローがいる。また以前交際していたミュージシャン、ポール・ロッシとの間にも息子エンツォがいる[9]

フィルモグラフィ

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映画

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題名 役名 備考
1987 わたし産んじゃうわ/ベイビー狂奏曲
Daddy
ステイシー テレビ映画
エルム街の悪夢3/惨劇の館
A Nightmare On Elm Street 3: Dream Warriors
クリステン・パーカー
ときめきグラフィティ/プリティ・スマート16
Pretty Smart
ゼロ
1988 エンゼル・ショット/戦慄のバイブル
Time Out
ルーシー
ファーノース
Far North
ジリー
1990 ローラーボーイズ
Prayer of the Rollerboys
キャシー
1991 デリンジャー
Dillinger
ポリー テレビ映画
インディアン・ランナー
The Indian Runner
ドロシー
ワイルドフラワー
Wildflower
アリス テレビ映画
1993 トラブル・バウンド/復讐の銃弾
Trouble Bound
キット
哀愁のメモワール
Ethan Frome
マティ・シルヴァー
トゥルー・ロマンス
True Romance
アラバマ・ホイットマン
1994 愛の疑惑
Betrayed by Love
テレビ映画
ホーリー・ウェディング
Holy Matrimony
ハバナ
エド・ウッド
Ed Wood
キャシー・オハラ
1995 ラングーンを越えて
Beyond Rangoon
ローラ・ボウマン
1996 アメリカの災難
Flirting with Disaster
ナンシー
インフィニティ/無限の愛
Infinity
アーリーン・グリーンバウム
シークレット・エージェント
The Secret Agent
ウィニー
1997 ロスト・ハイウェイ
Lost Highway
レニー・マディソン/アリス・ウェイクフィールド
ナイトウォッチ
Nightwatch
キャサリン
1998 グッバイ・ラバー
Goodbye Lover
サンドラ
ハイロー・カントリー
The Hi-Lo Country
モナ・バーク
1999 スティグマータ 聖痕
Stigmata
フランキー・ペイジ
救命士
Bringing Out the Dead
メアリー・バーク
2000 リトル★ニッキー
Little Nicky
ヴァレリー
2001 ヒューマン・ネイチュア
Human Nature
ライラ
2002 デブラ・ウィンガーを探して
Searching for Debra Winger
ドキュメンタリー
2003 穴/HOLES
Holes
ケイト・バーロウ
タイニー・ラブ
Tiptoes
ルーシー
2007 ファーストフード・ネイション
Fastfood Nation
シンディ
2012 チャールズ・スワン三世の頭ン中
A Glimpse Inside the Mind of Charles Swan III
イジー 日本劇場未公開だがWOWOWで放送
2014 6才のボクが、大人になるまで。
Boyhood
オリヴィア アカデミー助演女優賞受賞
英国アカデミー賞 助演女優賞受賞
ゴールデングローブ賞 助演女優賞受賞[10]
全米映画俳優組合賞助演女優賞受賞
放送映画批評家協会賞助演女優賞受賞[11]
全米映画批評家協会賞助演女優賞受賞
ニューヨーク映画批評家協会賞助演女優賞受賞[12]
ロサンゼルス映画批評家協会賞 主演女優賞受賞
インディペンデント・スピリット賞助演女優賞受賞
オースティン映画批評家協会賞助演女優賞受賞
シカゴ映画批評家協会賞助演女優賞受賞
デトロイト映画批評家協会賞助演女優賞受賞
デンバー映画批評家協会賞助演女優賞受賞
ダラス・フォートワース映画批評家協会賞助演女優賞受賞
フロリダ映画批評家協会賞助演女優賞受賞
ヒューストン映画批評家協会賞助演女優賞受賞
アイオワ映画批評家協会賞助演女優賞受賞
カンザスシティ映画批評家協会賞助演女優賞受賞
ノースカロライナ映画批評家協会賞助演女優賞受賞
ノーステキサス映画批評家協会賞助演女優賞受賞
ニューヨーク映画批評家オンライン賞助演女優賞受賞
オクラホマ映画批評家協会賞助演女優賞受賞
オンライン映画批評家協会賞助演女優賞受賞
オンライン映画&テレビジョン協会賞助演女優賞受賞
サウス・イースタン映画批評家協会賞助演女優賞受賞
サンフランシスコ映画批評家協会賞助演女優賞受賞
セントルイス映画批評家協会賞助演女優賞受賞
サテライト賞助演女優賞受賞
ワシントンD.C.映画批評家協会賞助演女優賞受賞
ロンドン映画批評家協会賞助演女優賞受賞
トロント映画批評家協会賞助演女優賞受賞[13]
ヴァンクーバー映画批評家協会賞助演女優賞受賞
2015 ニューヨーク・ギャングスター
The Wannabe
ローズ
2019 トイ・ストーリー4
Toy Story 4
ハーモニーのママ  声の出演
アザーフッド 私の人生
Otherhood
ジリアン・リーバーマン 兼製作総指揮

テレビシリーズ

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題名 役名 備考
2005 – 2011 ミディアム 霊能者アリソン・デュボア
Medium
アリソン・デュボア 主演で129エピソードに出演
エミー賞主演女優賞(ドラマ部門)受賞(2005年)・ノミネート(2007年)
ゴールデングローブ賞女優賞(ドラマ部門)ノミネート(2006年–2008年)
全米映画俳優組合賞女優賞(ドラマ部門)ノミネート(2006年、2007年、2010年)
2013 – 2014 ボードウォーク・エンパイア 欲望の街
Boardwalk Empire
サリー・ウィート 10エピソードに出演
2014 CSI:科学捜査班
CSI: Crime Scene Investigation
エイヴリー・ライアン 2エピソードに出演
2015 – CSI:サイバー
CSI: Cyber
エイヴリー・ライアン 主演
2019 見せかけの日々
The Act
ディー ディー・ブランチャード メインキャスト
エミー賞助演女優賞(リミテッド・シリーズ/テレビ映画部門)受賞
ゴールデングローブ賞助演女優賞(ドラマ部門)受賞
2022- セヴェランス
Severance
ハーモニー・コベル

日本語吹き替え

[編集]

多数の作品で松本梨香が務めている。

参照

[編集]
  1. ^ Patricia Arquette Biography (1968-)”. Filmreference.com. 2011年11月10日閲覧。
  2. ^ The Independent (London). https://www.independent.co.uk/news/obituaries/lewis-arquette-728781.html 
  3. ^ Patricia Arquette - Cranky Critic® StarTalk - Movie Star Interviews”. Crankycritic.com. 2001年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年11月10日閲覧。
  4. ^ パトリシア・アークエット、モンテカルロ・テレビ・フェスティバルで生涯功労賞を受賞”. シネマトゥデイ (2015年6月15日). 2015年6月17日閲覧。
  5. ^ “N・ケイジ&P・アークエット離婚成立”. シネマトゥデイ. (2001年6月13日). https://www.cinematoday.jp/news/N0000634 2012年11月9日閲覧。 
  6. ^ Arquette's Romance No Longer True TMZ.com, January 5, 2009
  7. ^ 夫婦関係修復できず、「ミディアム」パトリシア・アークエット、また離婚を申請 searchina.ne.jp
  8. ^ “「ミディアム」のパトリシア・アークエット、夫トーマス・ジェーンとの離婚が成立”. シネマトゥデイ. (2011年7月4日). https://www.cinematoday.jp/news/N0033524 2012年11月9日閲覧。 
  9. ^ https://www.eonline.com/News/Items/0,1,11482,00.html Eonline.com
  10. ^ ゴールデン・グローブ賞発表!『6才のボクが、大人になるまで。』が最多3部門で受賞”. シネマトゥデイ (2015年1月12日). 2015年1月13日閲覧。
  11. ^ “第20回放送映画批評家協会賞発表!作品賞は『6才のボクが、大人になるまで。』”. シネマトゥデイ. (2015年1月19日). https://www.cinematoday.jp/news/N0069863 2015年1月19日閲覧。 
  12. ^ “ニューヨーク映画批評家協会賞発表”. 映画.com. (2014年12月2日). https://eiga.com/news/20141202/10/ 2014年12月4日閲覧。 
  13. ^ “『かぐや姫の物語』にまたもアニメ賞!トロント映画批評家協会賞で受賞!”. シネマトゥデイ. (2014年12月17日). https://www.cinematoday.jp/news/N0069178 2014年12月18日閲覧。 

外部リンク

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