ルピタ・ニョンゴ

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ルピタ・ニョンゴ
Lupita Nyong'o
Lupita Nyong'o
本名 Lupita Amondi Nyong'o[1]
生年月日 (1983-03-01) 1983年3月1日(34歳)
出生地 メキシコの旗 メキシコ メキシコシティ
国籍 メキシコの旗 メキシコ
 ケニア[2]
民族 ルオ族
職業 女優、映画監督、ミュージック・ビデオ監督
活動期間 2004年 - 活動中
著名な家族 ピーター・アニャング・ニョンゴ英語版(父)
ドロシー・ニョンゴ(母)
主な作品
それでも夜は明ける

ルピタ・モンディ・ニョンゴLupita Amondi Nyong'o, 1983年3月1日 - )は、ケニア人の両親のもとにメキシコで生まれ、すぐにケニアに帰国して育ち、現在はアメリカを拠点に活躍する女優、映画及びミュージック・ビデオ監督である[2]スティーヴ・マックイーン監督の映画『それでも夜は明ける』(2013年)での演技が絶賛され、アカデミー助演女優賞などを受賞した。

生い立ち[編集]

メキシコメキシコシティ[3][4][5]、ドロシーとピーター・アニャング・ニョンゴ英語版のもとに生まれた[6]。その直後に両親はグアダルーペ(Guadalupe)の聖母のにちなんでルピタ(Lupita)と名付けた[7]。彼女はルオ族の家系であり、6人兄弟のうちの2人目である[8]。父親はケニアの元医療大臣であった。ルピタの誕生時に彼はエル・コレヒオ・デ・メヒコ英語版で政治学の講師として働いた[8][9]

彼女が1歳未満の頃、父親がナイロビ大学の教授となったために家族と共にケニアに戻った[7][8]。主にケニアで育った彼女は自分を「郊外の中産階級」であったと生い立ちを説明した[9]。16歳の頃に両親はスペイン語を学ばせるために彼女を7ヶ月間メキシコに送った[7][10]。この間に彼女はタクスコ英語版に住み、メキシコ国立自治大学の外国人向けの学習センターで授業を受けた[10]

2013年時点ではニューヨークブルックリン区に住んでいる。英語スペイン語スワヒリ語ルオ語に堪能である[10]

学歴とキャリア[編集]

幼少期は家族と共によく演劇を鑑賞して育った[11]。初めての演技はケニアの女学校時代に出演した舞台『オリバー・ツイスト』での脇役であった[9]。14歳の頃、ナイロビのフェニックス・プレイヤー英語版製作の舞台『ロミオとジュリエット』のジュリエット役でプロデビューを果たした[9][11]。ニョンゴはプロ俳優を志すきっかけは『カラーパープル』のウーピー・ゴールドバーグとオプラ・ウィンフリーの演技に感動したことであると述べている[12][13]

ニョンゴはハンプシャー大学英語版で映画と演劇の学位を得て卒業した後[14]フェルナンド・メイレレスの『ナイロビの蜂』、レイフ・ファインズミーラー・ナーイルの『その名にちなんで』などに製作スタッフとして参加した[15]。彼女は女優としてのキャリアを追求するインスピレーションを受けた人物として、ファインズを挙げている[9]

2008年のマーク・グレイが監督し、ブルックリン区で撮影された短編映画『East River』に出演した[16]。2008年にケニアに戻り同国のテレビシリーズ『Shuga』に出演した[15]。2009年にケニアのアルビノの治療についてのドキュメンタリー映画『In My Genes』の監督・脚本・製作を務め[8]、同作は多くの映画祭で上映された[15]。またWahu ft. Bobi Wineのミュージックビデオ「The Little Things You Do」を監督し[15]、2009年のMTVアフリカ・ミュージック・アワードのビデオ賞にノミネートされた[15]

その後、彼女はイェール大学の演技プログラムに入った。大学時代に彼女はガートルード・スタインの『Doctor Faustus Lights the Lights』、アントン・チェーホフの『ワーニャ伯父さん』、ウィリアム・シェイクスピアの『じゃじゃ馬ならし』と『冬物語』といった舞台作品に出演し[5]、ハーシェル・ウィリアムズ賞も獲得した[1]

2012年に大学を卒業し、修士号を得る前に『それでも夜は明ける』にキャスティングされた[9][11]。『それでも夜は明ける』は2013年公開の映画で最も絶賛された作品の1つとなった。ニョンゴの演技も絶賛され[17]アカデミー助演女優賞全米映画俳優組合賞助演女優賞を獲得した[18][19]。2014年にはリーアム・ニーソンと共演した映画『フライト・ゲーム』が公開された[8]

主な出演[編集]

映画[編集]

日本語題
原題
役名 備考
2008 East River F 短編映画
2013 それでも夜は明ける
12 Years a Slave
パッツィー 第86回アカデミー賞助演女優賞受賞
第39回ロサンゼルス映画批評家協会賞助演女優賞受賞
第19回放送映画批評家協会賞助演女優賞受賞
第20回全米映画俳優組合賞助演女優賞受賞
2014 フライト・ゲーム
Non-Stop
グウェン・ロイド
2015 スター・ウォーズ/フォースの覚醒
Star Wars: The Force Awakens
マズ・カナタ
2016 ジャングル・ブック
The Jungle Book
ラクシャ 声の出演 [20]
2017 スター・ウォーズ/最後のジェダイ
Star Wars: The Last Jedi
マズ・カナタ
2018 ブラックパンサー
Black Panther
ナキア

テレビシリーズ[編集]

日本語題
原題
役名 備考
2009-2012 Shuga Ayira ミニシリーズ、計5話出演

舞台[編集]

  • Eclipsed(2015年)[21]

参考文献[編集]

  1. ^ a b School of Drama 2012–2013”. Yale University. 2014年2月17日閲覧。
  2. ^ a b Terra: "Actriz de '12 Years a Slave' presume orgullo mexicano". 8 September 2013.
  3. ^ 12 Things to Know About '12 Years a Slave' Breakout Lupita Nyong'o”. Yahoo Movies (2013年11月1日). 2014年3月3日閲覧。
  4. ^ The Late Late Show with Craig Ferguson. CBS. 1822回,シーズン10.
  5. ^ a b Bamigboye, Baz. "Fiennes start to a career: Lupita Nyong'o is female star of hottest movie of the year." MailOnline. Retrieved 6 September 2013.
  6. ^ Walubengo, Laura (2013年11月4日). “Interview: A moment with Dorothy Nyong'o”. Dstv.com. 2014年1月1日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2014年3月2日閲覧。
  7. ^ a b c "Matt LeBlanc, Lupita Nyong'o, The Fray". Jimmy Kimmel Live. ABC.
  8. ^ a b c d e Williams, Sally (2014年1月10日). “Lupita Nyong'o: Interview with a rising star”. The Guardian. http://www.telegraph.co.uk/culture/film/starsandstories/10558449/Lupita-Nyongo-interview-with-a-rising-star.html 
  9. ^ a b c d e f Lupita Nyong’o, From Unknown to ‘It’ Girl in Less Than a Year - The Cut”. Nymag.com (2014年2月9日). 2014年3月2日閲覧。
  10. ^ a b c Carolina Moreno (2014年2月4日). “Lupita Nyong'o Talks Being Born In Mexico And Why She Misses It (VIDEO)”. Huffingtonpost.com. 2014年3月2日閲覧。
  11. ^ a b c For '12 Years a Slave' actress, Oscar nod is "ultimate bonus" of amazing journey”. Usatoday.com (2014年2月8日). 2014年3月2日閲覧。
  12. ^ Diaz, Evelyn (2013年11月26日). “Octavia Spencer, Oprah Winfrey and Lupita Nyong'o on Acting | News”. BET. 2014年3月2日閲覧。
  13. ^ Shapiro, Bee (2014年2月10日). “Actress Lupita Nyong'o Talks Hair and Makeup Tips and Working on 12 Years a Slave:beauty:glamour.com:beauty”. glamour.com. 2014年3月2日閲覧。
  14. ^ About the Director”. In My Genes. 2013年8月31日閲覧。
  15. ^ a b c d e Samuels, Michael. “Hampshire College 2009–2010 News & Events, "Alumni Profile: International Filmmaker and Actress Lupita Nyong’o”. Hampshire College. 2014年2月17日閲覧。
  16. ^ Christopher Campbell, "Watch ’12 Years a Slave’ Breakout Lupita Nyong'o In Her Film Debut ‘East River’," Archived 2014年3月6日, at the Wayback Machine. Film School Rejects, 3 November 2013.
  17. ^ On the Rise: Lupita Nyong'o, the Awards-Bound Breakout of 12 Years a Slave | The House Next Door”. Slant Magazine (2013年10月16日). 2014年3月2日閲覧。
  18. ^ Kenyan Actress Lupita Nyong'o Gets Rave Reviews At Hollywood Movie Premiere”. Vibeweekly.com. 2013年12月14日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2014年3月2日閲覧。
  19. ^ Nominees for the 86th Academy Awards”. 映画芸術科学アカデミー. 2014年3月3日閲覧。
  20. ^ “宮沢りえ「ジャングル・ブック」でオオカミの声担当、主人公へ注ぐ母性愛に共感”. 映画ナタリー. (2016年6月8日). http://natalie.mu/eiga/news/190008 2016年6月8日閲覧。 
  21. ^ ルピタ・ニョンゴがオフ・ブロードウェイの舞台に出演”. シアターガイド (2015年8月7日). 2015年8月10日閲覧。

外部リンク[編集]