シガニー・ウィーバー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シガニー・ウィーバー
Sigourney Weaver
Sigourney Weaver
映画『エイリアン2』30周年イベントにて (2016年7月)
本名 Susan Alexandra Weaver
生年月日 (1949-10-08) 1949年10月8日(73歳)
出生地 ニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタン
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
身長 182 cm
職業 女優プロデューサー
ジャンル 映画テレビドラマ舞台
活動期間 1976年 -
配偶者 ジム・シンプソン(1984年 - )
主な作品
映画
エイリアン』シリーズ
危険な年
ゴーストバスターズ』シリーズ
愛は霧のかなたに
ワーキング・ガール
1492 コロンブス
デーヴ
死と処女
アイス・ストーム
ギャラクシー・クエスト
ハートブレイカー
穴/HOLES
ヴィレッジ
バンテージ・ポイント
アバター』シリーズ
チャッピー
怪物はささやく
マイ・ニューヨーク・ダイアリー
テレビドラマ
『ポリティカル・アニマルズ』
ザ・ディフェンダーズ
 
受賞
AFI賞
アメリカ映画100年のヒーローと悪役ベスト100(ヒーロー部門第8位)
2004年エイリアン2
英国アカデミー賞
助演女優賞
1997年アイス・ストーム
ゴールデングローブ賞
主演女優賞(ドラマ部門)
1989年愛は霧のかなたに
助演女優賞
1989年『ワーキング・ガール』
その他の賞
サターン賞
主演女優賞
1986年エイリアン2
助演女優賞
2009年アバター
サンセバスチャン国際映画祭
ドノスティア賞
2016年 長年の演劇界、映画界への貢献に対して
テンプレートを表示

シガニー・ウィーバーSigourney Weaver, 本名: Susan Alexandra Weaver, 1949年10月8日 - )は、アメリカ合衆国女優シガーニー・ウィーヴァーとも表記される。

1975年「Constant Wife」で舞台デビュー。以来、演技派として注目を集める。映画は1976年イスラエルで撮った「Madman」でデビュー。1977年「アニー・ホール」の端役で米映画デビュー。身長5フィート11インチ(182 cm)。

映画「エイリアン」シリーズのエレン・リプリー役、映画「ゴーストバスターズ」シリーズのディナ・バレット役、映画「アバター」のグレイス・オーガスティン博士役などで名を知られている。

来歴[編集]

父シルベスターと (1989年)

ニューヨーク州マンハッタン出身。父親はテレビ局の重役・プロデューサーのシルベスター・"パット"・ウィーバー、母親はイギリス人の女優エリザベス・イングリス

自分の名前が気に入らず、長身の自身に相応しい長い名前をと小説『グレート・ギャツビー』の登場人物「シガーニー・ハワード」から取って、14歳の時から「シガニー・ウィーバー」と名乗っている[1][2]

俳優デビュー[編集]

スタンフォード大学英語[3]イェール大学のスクール・オブ・ドラマで演技を学び[4]、1975年にはジョン・ギールグッド演出、イングリッド・バーグマン主演の舞台『The Constance Wife』に演出助手として付くと共にアンダースタディも得るが、限定公演のため出番はなく、ブロードウェイ・デビューとはならなかった。

その後は、オフ・ブロードウェイの舞台等に出演するようになり、クリストファー・デュラング作品などで活躍。映画に進出すると舞台から離れるが、1984年にはマイク・ニコルズ演出でデイヴィッド・レイヴ作『ハリーバリー』のダーリーン役でブロードウェイ・デビューを飾り、トニー賞助演女優賞にノミネート(共演のジュディス・アイヴィーはトニー賞を受賞)。

映画デビュー[編集]

1977年ウディ・アレンの『アニー・ホール』の小さな役で映画デビュー。1979年公開の『エイリアン』で、エレン・リプリー役を勝ち取り、1997年の第4作までシリーズ化している。『エイリアンVSプレデター』にも出演のオファーがあったが、断っている。

1988年ワーキング・ガール』でゴールデングローブ賞 助演女優賞、ダイアン・フォッシーを演じた『愛は霧のかなたに』でゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門) を受賞し、アカデミー賞にも両作でノミネートとなった。

2012年、ドラマ『ポリティカル・アニマルズ』でドラマ初主演。

2016年、第64回サン・セバスティアン国際映画祭ドノスティア賞(功労賞)を受賞[5]

プライベート[編集]

私生活では、1984年10月に演出家ジム・シンプソンと結婚(彼の舞台に出演したこともある)。1990年に1女が誕生している[6]

イェール大学演劇大学院時代のクラスメートにメリル・ストリープがいる。

14歳の時にビートルズハリウッド・ボウル公演を見に行ったことがあり、それが縁でドキュメンタリー映画ザ・ビートルズ〜EIGHT DAYS A WEEK - The Touring Years』にインタビュー出演することになった[7]

その他[編集]

  • エイリアン4』の宣伝で来日した際、TBSラジオ伊集院光 深夜の馬鹿力』に遠藤久美子として出演したことがある(詳しくは該当記事参照)
  • 江戸川乱歩原作、三島由紀夫脚色の映画『黒蜥蜴』のリメイク権を1980年代に取得している[要出典]
  • アメリカで制定されている銃規制法の賛同者としても知られており、銃が出る映画や殺人シーンのある映画は一切見ない。その為、前作と違いアクション重視となった『エイリアン2』で自身が演じる主人公のリプリーが銃器を使用する点に関して「とても難しい決断だった」と本人は語っている[8]。なお、近年は演技に関しては軟化したようで「シャドー・チェイサー」でも銃を使うシーンがある。
  • かつて、新日本製鐵(現:新日鐵住金)の企業イメージCM「生きることのすべてに、新日鉄。」に出演した。

主な出演作品[編集]

映画[編集]

公開年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
1977 アニー・ホール
Annie Hall
アルビーのデート セリフなし
1979 エイリアン
Alien
エレン・リプリー 幸田直子(ソフト版)
戸田恵子(テレビ朝日版)
野際陽子フジテレビ版)
田島令子レーザーディスク版)
1981 目撃者
Eyewitness
トニー
1982 危険な年
The Year of Living Dangerously
ジル
1983 世紀の取り引き
Deal of the Century
キャサリン・デヴォオート
1984 ゴーストバスターズ
Ghost Busters
ダィナ・バレット 駒塚由衣(ソフト版)
田島令子(フジテレビ版)
鈴木弘子(テレビ朝日版)
1985 シガニー・ウィーバーの大発掘
Une femme ou deux
ジェシカ・フィッツジェラルド
1986 エイリアン2
Aliens
エレン・リプリー 幸田直子(ソフト版)
戸田恵子(テレビ朝日1989年版)
弥永和子(テレビ朝日1993年版)
山像かおり(テレビ朝日2004年版)
鈴木弘子(TBS版)
ハーフムーン・ストリート
Half Moon Street
ローレン・スローター博士
1988 愛は霧のかなたに
Gorillas in the Mist: The Story of Dian Fossey
ダイアン・フォッシー ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門) 受賞 鈴木弘子(ソフト版)
弥永和子(テレビ朝日版)
ワーキング・ガール
Working Girl
キャサリン・パーカー ゴールデングローブ賞 助演女優賞 受賞 沢田敏子(ソフト版)
弥永和子(テレビ朝日版)
1989 ゴーストバスターズ2
Ghostbusters II
ダィナ・バレット 駒塚由衣(ソフト版)
吉田理保子(フジテレビ版)
勝生真沙子(テレビ朝日版)
弥永和子(機内上映版)
1992 エイリアン3
Alien³
エレン・リプリー 幸田直子(ソフト版)
戸田恵子(テレビ朝日版)
吉田理保子(フジテレビ版)
1492 コロンブス
1492: Conquest of Paradise
イサベル1世 大橋芳枝(ソフト版)
新橋耐子(日本テレビ版)
1993 デーヴ
Dave
エレン・ミッチェル 弥永和子(ソフト版、テレビ朝日版)
1995 死と処女
Death and the Maiden
ポーリナ 吉田理保子
ジェフリー!
Jeffrey
デボラ・ムーアハウス 一城みゆ希
コピーキャット
Copycat
ヘレン・ハドソン 田島令子(ソフト版)
弥永和子(テレビ朝日版)
1997 アイス・ストーム
The Ice Storm
ジェイニー・カーヴァー 英国アカデミー賞 助演女優賞 受賞 一柳みる
スノーホワイト
Snow White: A Tale of Terror
クラウディア・ホフマン 幸田直子
エイリアン4
Alien: Resurrection
エレン・リプリー 幸田直子(ソフト版)
戸田恵子[9](フジテレビ版)
1999 マップ・オブ・ザ・ワールド
A Map of the World
アリス・グッドウィン
ギャラクシー・クエスト
Galaxy Quest
マディソン中尉(グウェン・デマルコ) 小山茉美
2000 CIAの男
Company Man
デイジー・クインプ
2001 ハートブレイカー
Heartbreakers
マックス・コナーズ 弥永和子
2003 穴/HOLES
Holes
所長 山像かおり
2004 ヴィレッジ
The Village
アリス・ハント 駒塚由衣(ソフト版)

土井美加(日本テレビ版)

2006 スノーケーキを君に
Snow Cake
リンダ
2007 ミッシング 〜消された記憶〜
The Girl in the Park
ジュリア
2008 僕らのミライへ逆回転
Be Kind Rewind
ミス・ローソン 宮寺智子
バンテージ・ポイント
Vantage Point
レックス 高島雅羅
ベイビーママ
Baby Mama
チャフィー 弥永和子
ウォーリー
Wall・E
アクシオム・コンピュータ 声の出演 小山茉美
2009 アバター
Avatar
グレース・オーガスティン 弥永和子
2011 バッドトリップ! 消えたNO.1セールスマンと史上最悪の代理出張
Cedar Rapids
マーシー
宇宙人ポール
Paul
ビッグ・ガイ
ミッシング ID
Abduction
ベネット医師 藤生聖子
ランパート 汚れた刑事
Rampart
ジョーン 不明
2012 キャビン
The Cabin in the Woods
ディレクター 弥永和子
レッド・ライト
Red Lights
マーガレット・マシスン 塩田朋子
シャドー・チェイサー
The Cold Light of Day
ジーン・キャラック
2014 エクソダス:神と王
Exodus:Gods and Kings
トゥーヤ 駒塚由衣
2015 チャッピー
Chappie
ミシェル・ブラッドリー 幸田直子
2016 ファインディング・ドリー
Finding Dory
海洋生物研究所の女性アナウンス
(シガニー・ウィーバー)
声の出演[10] 八代亜紀[11]
ゴーストバスターズ
Ghostbusters
レベッカ・ゴーリン博士 カメオ出演 駒塚由衣
怪物はささやく
A Monster Calls
祖母 塩田朋子
レディ・ガイ
The Assignment
レイチェル・ジェーン医師 高島雅羅
2017 マイヤーウィッツ家の人々 (改訂版)
The Meyerowitz Stories (New and Selected)
本人 カメオ出演 幸田直子
2020 マイ・ニューヨーク・ダイアリー
My Salinger Year
マーガレット
2021 ゴーストバスターズ/アフターライフ
Ghostbusters: Afterlife
ディナ・バレット 駒塚由衣
2022 アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
Avatar: The Way of Water
キリ、グレース・オーガスティン 早見沙織(キリ)
高島雅羅(グレース・オーガスティン)

テレビシリーズ[編集]

放映年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
2012 ポリティカル・アニマルズ
Political Animals
エレイン・バリッシュ ミニシリーズ、計6話出演
ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) ノミネート 
戸田恵子
2017 Marvel ザ・ディフェンダーズ
Marvel's The Defenders
アレクサンドラ ミニシリーズ、計6話出演 駒塚由衣
2019 ダーククリスタル: エイジ・オブ・レジスタンス
The Dark Crystal: Age of Resistance
神話の語り手 Netflix人形劇シリーズの声 

日本語吹き替え[編集]

専属の声優はいなかったものの、弥永和子が最も多く担当した。

エイリアンシリーズでは全作を幸田直子戸田恵子が担当し、ゴーストバスターズシリーズでは駒塚由衣が担当した。

他には鈴木弘子田島令子が複数回担当している。

参照[編集]

  1. ^ Sigourney Weaver – Biography”. Akas.imdb.com. 2010年7月12日閲覧。
  2. ^ Sigourney Weaver”. Akas.imdb.com. 2010年7月12日閲覧。
  3. ^ VINCIGUERRA, THOMAS (2005年9月11日). “Stars of Stage, Screen ... and Freshman Biology”. The New York Times (New York City). http://www.nytimes.com/2005/09/11/fashion/sundaystyles/11actresses.html?_r=1&pagewanted=print&oref=slogin 2008年2月1日閲覧。 
  4. ^ Training Great Actors: A Scene from Shakespeare”. Yale University Tercentennial (April Weekend Videos). Yale University (2001年). 2008年2月1日閲覧。
  5. ^ “功労賞受賞シガーニー・ウィーヴァーのスピーチがかっこよすぎる”. シネマトゥデイ. (2016年9月29日). http://www.cinematoday.jp/page/N0086262 2016年9月29日閲覧。 
  6. ^ Charlotte Simpson Bio”. imdb.com. 2011年10月17日閲覧。
  7. ^ ビートルズ記録映画にシガニー・ウィーバーがインタビュー出演、14歳当時の写真も”. 2016年9月6日閲覧。
  8. ^ 「エイリアン2」のメイキングインタビューより。
  9. ^ 前作でリプリーを担当した吉田理保子が引退したため変更された。なお、戸田がリプリーを担当していた日曜洋画劇場では2003年4月13日に初めて本作が放映された。
  10. ^ “シガニー・ウィーバー、本人役で『ニモ』続編に登場”. ORICON STYLE. (2016年6月11日). https://www.oricon.co.jp/news/2073236/full/ 2016年7月5日閲覧。 
  11. ^ “八代亜紀が本人役で「ファインディング・ドリー」出演、初登場シーン公開”. 映画ナタリー. (2016年6月5日). https://natalie.mu/eiga/news/193309 2016年6月5日閲覧。 

外部リンク[編集]