イザベル・ユペール

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イザベル・ユペール
Isabelle Huppert
Isabelle Huppert
2017年
本名 イザベル・アンヌ・マドレーヌ・ユペール
Isabelle Anne Madeleine Huppert
生年月日 (1953-03-16) 1953年3月16日(64歳)
出生地 フランスの旗 フランスパリ
国籍 フランスの旗 フランス
職業 女優
ジャンル 映画
活動期間 1971年 -
配偶者 Ronald Chammah(1982年 - )
主な作品
『ヴィオレット・ノジエール』
主婦マリーがしたこと
『ボヴァリー夫人』
沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇
ピアニスト
8人の女たち
愛、アムール
エル ELLE
備考
2009年カンヌ国際映画祭 審査委員長
セザール賞主演女優賞に15回ノミネート(史上最多記録)

イザベル・ユペールIsabelle Huppert, 1953年3月16日[1] - ) は、フランス女優

来歴[編集]

パリで生まれ、英語の先生をしていた母親に励まされて、ヴェルサイユの学校で演技を学び、後にパリフランス国立高等演劇学校 (コンセルヴァトワール)でジャン=ロラン・コシェアントワーヌ・ヴィテーズの元で演技を学んだ。舞台やテレビを経て1972年に映画デビューした。

1976年にシュザンヌ・ビアンケッティ賞を受賞し、1978年の『Violette Nozière』と2001年の『ピアニスト』でカンヌ国際映画祭 女優賞を、1988年の『主婦マリーがしたこと』と1995年の『沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇』ではヴェネツィア国際映画祭 女優賞を受賞している。

これまでセザール賞主演女優賞に14回ノミネートされており、史上最多記録。1995年の『沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇』と2016年の『エル ELLE』で主演女優賞を獲得した。

日本NHKの『ルーヴル美術館』に出演し、ジャン=クロード・ブリアリと一緒にナビゲーターを務めた。

2002年の『8人の女たち』ではコメディエンヌとしての新境地も開き、カトリーヌ・ドヌーブと犬猿の妹役を実に楽しそうに演じている。

2004年の『ジョルジュ・バタイユ ママン』では、10代の息子との近親相姦の関係がある魅力的な中年の母を演じた。

2009年のカンヌ国際映画祭では審査委員長を務めた。

2016年はフランス映画祭の団長を務めた。

2017年、『エル ELLE』で第89回アカデミー賞主演女優賞に初ノミネートされた。

主な出演作品[編集]

公開年 邦題
原題
役名 備考
1972 夏の日のフォスティーヌ
Faustine et le bel été
学生2
夕なぎ
César et Rosalie
マリート
1974 バルスーズ
Les Valseuses
ジャクリーヌ
快楽の漸進的横滑り
Glissements progressifs du plaisir
アラン・ロブ=グリエ監督
シネクラブ上映
1975 まじめに愛して
Sérieux comme le plaisir
VHSスルー
アロイーズ
Aloïse
アロイーズ(若い頃) セザール賞助演女優賞ノミネート
シネクラブ上映
ローズバッド
Rosebud
ヘレン・ニコラウス
1976 判事と殺人者
Le juge et l'assassin
ローズ シネクラブ上映
1977 レースを編む女
La Dentellière
ポム 英国アカデミー賞新人賞受賞
セザール賞主演女優賞ノミネート
シネクラブ上映
インディアンはまだ遠くにいる
Les Indiens sont encore loin
ジェニー
甘やかされて...
甘やかされた子供たち
Des enfants gâtés
秘書 シネクラブ上映
映画祭字幕付上映
1978 ヴィオレット・ノジエール
Violette Nozière
ヴィオレット・ノジエール カンヌ国際映画祭 女優賞受賞
セザール賞主演女優賞ノミネート
特集上映のみ
1979 ブロンテ姉妹
Les soeurs Brontë
アン・ブロンテ
Retour à la bien-aimée ジャンヌ・ケルン ジャック・デュトロン共演
勝手に逃げろ/人生
Sauve qui peut (la vie)
イザベル・リヴィエール
1980 ルル
Loulou
ネリー セザール賞主演女優賞ノミネート
特殊上映のみ
天国の門
Heaven's Gate
エラ・ワトソン
1981 Eaux profondes メラニエ
Coup de torchon ローズ セザール賞主演女優賞ノミネート
Les Ailes de la colombe マリー ブノワ・ジャコ監督
原作「鳩の翼
La Dame aux Camélias アルフォンシーヌ 原作「椿姫
1982 パッション
Passion
イザベル

La Truite
フレデリーク シネクラブ上映
WOWOW放映
1983 ピエラ 愛の遍歴
Storia di Piera
ピエラ
女ともだち
Coup de foudre
レナ
1987 窓・ベッドルームの女
The Bedroom Window
シルヴィア
1988 悪霊
Les possédés
マリア
主婦マリーがしたこと
Une affaire de femmes
マリー ヴェネツィア国際映画祭 女優賞受賞
セザール賞主演女優賞ノミネート
1990 女の復讐
La vengeance d'une femme
セシル
1991 マリーナ
Malina
ボヴァリー夫人
Madame Bovary
エマ・ボヴァリー モスクワ国際映画祭女優賞受賞
1992 愛のあとに
Après l'amour
ローラ
1994 愛・アマチュア
Amateur
イザベル
L'Inondation ソフィア
La Séparation (film, 1994) アンヌ セザール賞主演女優賞ノミネート
1995 沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇
La Cérémonie
ジャンヌ ヴェネツィア国際映画祭 女優賞受賞
セザール賞主演女優賞受賞
リュミエール賞女優賞受賞
1996 愛の破片
Poussières d'amour - Abfallprodukte der Liebe
インタビュアー
1997 キュリー夫妻/その愛と情熱
Les palmes de M. Schutz
マリー・キュリー
最後の賭け
Rien ne va plus
エリザベス/ベティ
1998 肉体の学校
L'Ecole de la chair
ドミニク セザール賞主演女優賞ノミネート
2000 Saint-Cyr マントノン夫人 セザール賞主演女優賞ノミネート
感傷的な運命
Les destinées sentimentales
ナタリー サンディエゴ映画批評家協会賞Body of Work賞受賞
甘い罠
Merci pour le chocolat
マリ=クレール(ミカ)・ミュレール モントリオール世界映画祭女優賞受賞
リュミエール賞女優賞受賞
2001 ピアニスト
La pianiste
エリカ・コユット カンヌ国際映画祭 女優賞受賞(全会一致)
ヨーロッパ映画賞 女優賞受賞
セザール賞主演女優賞ノミネート
サンフランシスコ映画批評家協会賞主演女優賞受賞
クロトゥルーディス賞主演女優賞受賞
2002 8人の女たち
8 femmes
オーギュスティーヌ ベルリン国際映画祭銀熊賞(芸術貢献賞)受賞(8人の女優に対して)
ヨーロッパ映画賞 女優賞受賞(8人の女優に対して)
セザール賞主演女優賞ノミネート
いつか、きっと
La vie promise
シルヴィア
2003 タイム・オブ・ザ・ウルフ
Le Temps du loup
アン
2004 ジョルジュ・バタイユ ママン
Ma mère
ヘレン、母親
ハッカビーズ
I ♥ Huckabees
カテリン
2005 ガブリエル
Gabrielle
ガブリエル・ハーヴェイ セザール賞主演女優賞ノミネート
リュミエール賞女優賞受賞
2006 権力への陶酔
L'Ivresse du pouvoir
ジャンヌ
2010 LAW & ORDER:性犯罪特捜班
Law & Order: Special Victims Unit
ソフィー テレビシリーズ、エピソード Shattered
2011 ヴィオレッタ
My Little Princess
アンナ
2012 愛、アムール
Amour
イヴ セザール賞助演女優賞ノミネート
3人のアンヌ
In Another Country
アンヌ
囚われ人
Captive
テレーズ・ブルゴワン
眠れる美女
Bella Addormentata
ローザの母
2013 デッドマン・ダウン
Dead Man Down
ヴァレンタイン
2015 アスファルト
Asphalte
ジャンヌ・メイヤー
母の残像
Louder Than Bombs
イザベル 
愛と死の谷
Valley of Love
イザベル セザール賞主演女優賞ノミネート
2016 未来よ こんにちは
L'Avenir
ナタリー 全米映画批評家協会賞主演女優賞受賞[2]
ニューヨーク映画批評家協会賞主演女優賞受賞[3]
ロサンゼルス映画批評家協会賞主演女優賞受賞[4]
エル ELLE
Elle
ミシェル ゴールデングローブ賞主演女優賞 (ドラマ部門)受賞[5]
全米映画批評家協会賞主演女優賞
ニューヨーク映画批評家協会賞主演女優賞受賞
ロサンゼルス映画批評家協会賞主演女優賞受賞
ゴッサム・インディペンデント映画賞女優賞受賞

参考文献[編集]

  1. ^ HUPPERT Isabelle”. Les Gens du Cinéma (2006年10月24日). 2010年5月31日閲覧。
  2. ^ Awards for 2016 films”. 2017年1月8日閲覧。
  3. ^ “オスカー確率40%超の歴史ある賞!作品賞は『ラ・ラ・ランド』”. シネマトゥデイ. (2016年12月5日). http://www.cinematoday.jp/page/N0088028 2016年12月5日閲覧。 
  4. ^ “「君の名は。」がLA映画批評家協会賞アニメ賞受賞!次点に「レッドタートル」”. 映画.com. (2016年12月5日). http://eiga.com/news/20161205/6/ 2016年12月5日閲覧。 
  5. ^ Winners & Nominees Best Performance by an Actress in a Motion Picture - Drama”. 2017年1月9日閲覧。

外部リンク[編集]