デアデビル (映画)
デアデビル | |
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Daredevil | |
監督 | マーク・スティーヴン・ジョンソン |
脚本 | マーク・スティーヴン・ジョンソン |
原作 |
スタン・リー ビル・エヴェレット 『デアデビル』 |
製作 |
アーノン・ミルチャン ゲイリー・フォスター アヴィ・アラッド |
製作総指揮 |
バーニー・ウィリアムズ スタン・リー |
出演者 |
ベン・アフレック ジェニファー・ガーナー マイケル・クラーク・ダンカン コリン・ファレル |
音楽 | グレーム・レヴェル |
撮影 | エリクソン・コア |
編集 |
デニス・ヴァークラー アルメン・ミナジャン |
製作会社 |
ニュー・リージェンシー・エンタープライズ マーベル・エンタープライズ |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 |
2003年2月9日 2003年4月5日 |
上映時間 |
103分 133分(ディレクターズ・カット版) |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $78,000,000[1] |
興行収入 |
$102,543,518[1] $179,179,718[1] |
次作 | エレクトラ |
『デアデビル』(Daredevil)は、2003年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。監督はマーク・スティーヴン・ジョンソン、出演はベン・アフレックとジェニファー・ガーナーなど。20世紀フォックス製作。マーベル・コミック刊行の『デアデビル』の映画化。昼は弁護士、夜は正義の復讐者という2つの顔を持つ盲目のスーパーヒーロー「デアデビル」の活躍を描く[2]。
ストーリー[編集]
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
幼少の頃盲目となり他の感覚において超人的能力を持つようになったマットが、「正義の行いとは何か」葛藤をいだきながら、成長していくストーリー。
昼は盲目の弁護士として、夜は法で裁ききれない悪を一掃しに街へ繰り出す。エレクトラとの出逢いをきっかけに、事件は展開、街の悪の根源キングピンの正体が明らかとなっていく。
キャスト[編集]
役名 | 俳優 | 日本語吹き替え | |
---|---|---|---|
ソフト版 | 機内上映版 | ||
マット・マードック / デアデビル | ベン・アフレック | 小山力也 | 咲野俊介 |
エレクトラ・ナチオス | ジェニファー・ガーナー | 岡寛恵 | |
ウィルソン・フィスク / キングピン | マイケル・クラーク・ダンカン | 大友龍三郎 | |
ブルズアイ | コリン・ファレル | 村治学 | |
フランクリン・“フォギー”・ネルソン | ジョン・ファヴロー | 茶風林 | |
ベン・ユーリック | ジョー・パントリアーノ | 円谷文彦 | |
マット・マードック(少年時代) | スコット・テッラ | 小林良也 | |
ジャック・マードック | デヴィッド・キース | 菅生隆之 | |
ウェズリー・オーウェン・ウェルチ | リーランド・オーサー | 亀山助清 | |
カレン・ペイジ | エレン・ポンペオ | 園崎未恵 | |
ニック・マノリス刑事 | レニー・ロフティン | 牛山茂 | |
エヴェレット神父 | デリック・オコナー | 永田博丈 | |
ニコラス・ナチオス | エリック・アヴァリ | 小林勝彦 | |
ホセ・ケサダ | ポール・ベン=ヴィクター | 立木文彦 | |
ファロン | マーク・マーゴリス | 麦人 | |
ジャック・カービー | ケヴィン・スミス | ||
新聞読む通行人 | スタン・リー | ||
酔っ払い客 | デビッド・ドーティー | 城山堅 | |
ダンテ・ジャクソン | クーリオ[注 1] | 志村知幸 | |
ロバート・マッケンジー巡査 | ジュード・チコレッラ[注 2] | 小島敏彦 | |
その他 | N/A | 長克巳 堀江真理子 伊藤雄城 北尾亘 中村聡志 上村祐翔 斉藤昌 石井隆夫 古田信幸 矢嶋俊作 河野智之 村竹あおい 柳沢真由美 木村雅史 佐々木健 西前忠久 追加収録キャスト MAI 水落幸子 |
石川ひろあき |
演出 | 中野洋志 | ||
翻訳 | 松崎広幸 | ||
調整 | 兼子芳博 | ||
録音 | ACスタジオ | ||
制作 | ACクリエイト |
- ディレクターズ・カット版が収録されているDVDとBDも同一キャストによって追加収録されている。
スタッフ[編集]
- 監督・脚本:マーク・スティーヴン・ジョンソン
- 製作:アヴィ・アラッド、ゲイリー・フォスター、アーノン・ミルチャン
- 製作総指揮:バーニー・ウィリアムズ、スタン・リー
- 原作:スタン・リー
- キャラクター:ビル・エヴェレット、スタン・リー
- 原案:フランク・ミラー
- 音楽スーパーバイザー:デイヴ・ジョーダン
- プロダクションデザイン:バリー・チューシッド
- 衣装デザイン:ジェームズ・アチソン
- キャラクターデザイン:フランク・ミラー
- SFX:リズム&ヒューズ
- VFXスーパーバイザー:リッチ・ソーン、リチャード・E・ホーランダー
作品の評価[編集]
Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「ベン・アフレックは役柄に合っていて、ストーリーもそこそこ面白いが、『デアデビル』は結局のところ、このジャンルに何の新しさももたらさない、退屈で陰鬱な原点回帰の物語である」であり、229件の評論のうち高評価は44%にあたる100件で、平均点は10点満点中5.2点となっている[3]。 Metacriticによれば、35件の評論のうち、高評価は5件、賛否混在は23件、低評価は7件で、平均点は100点満点中42点となっている[4]。
第24回ゴールデンラズベリー賞において、ベン・アフレックが本作と『ジーリ』『ペイチェック 消された記憶』の3作品で最低主演男優賞を受賞している[5]。
トリビア[編集]
- エヴァネッセンスのデビュー・アルバム『フォールン』は、1stシングル「ブリング・ミー・トゥ・ライフ - Bring Me to Life」がこの映画のサントラに収録されたことも手伝い、全世界で大ヒットした。
- 本作のヒロインであるエレクトラが主役のスピンオフ映画『エレクトラ』が2005年に公開された。
- 2005年発表された「ディレクターズ・カット」版には筋書きを補強する部分があり、本来の構想を理解する参考になる。
- 2021年に公開された『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では、今作でフォギー・ネルソンを演じたジョン・ファヴローが出演。チャーリー・コックス演じるデアデビルと会話をするシーンが撮影された。
リブート[編集]
20世紀フォックスによる本作のリブートが企画されていた[6]ものの立ち消えになり、映画化権が2012年10月にマーベル・スタジオに戻った。
2013年4月23日、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギはマーベル・シネマティック・ユニバースでデアデビルが使用可能となったことを明かした。
その数週後、マーベルとディズニーはNetflixと提携して、デアデビルを主役とした実写シリーズの製作を発表。 チャーリー・コックスがマシュー・“マット”・マードック / デアデビルを演じ、2015年から3シーズン放送された。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ a b c “Daredevil (2003)” (英語). Box Office Mojo. 2010年10月19日閲覧。
- ^ “デアデビル[ディレクターズ・カット版]”. WOWOW. 2021年8月29日閲覧。
- ^ “Daredevil” (英語). Rotten Tomatoes. 2021年8月29日閲覧。
- ^ “Daredevil Reviews” (英語). Metacritic. 2021年8月29日閲覧。
- ^ “2003年 第24回 ラジー賞(ゴールデン・ラズベリー賞)”. allcinema. 2021年9月2日閲覧。
- ^ “「デアデビル」リブートにジョー・カーナハン監督?”. 映画.com 2021年8月29日閲覧。