知床硫黄山
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| 知床硫黄山 | |
|---|---|
| 標高 | 1,561.95 m |
| 所在地 | 目梨郡羅臼町 |
| 位置 | 北緯44度08分00秒 東経145度09分41秒 |
| 山系 | 知床半島 |
| 種類 | 成層火山 |
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知床硫黄山(しれとこいおうざん)は、北海道羅臼町と斜里町にまたがる知床国立公園の知床半島[1]にある活火山。山頂部は斜里町内にあり、標高は1,562m(一等三角点)。
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[編集] 特徴
地質は安山岩質の成層火山で、火口付近には溶岩ドームが形成されている。活動は活発であり、特筆すべきは純度の高い硫黄を噴出することである。明治年間に噴火した際には、ほぼ純度100%の溶解硫黄が噴出、斜里町側に流下しオホーツク海に流れ込んだ。当時は貴重な資源であった硫黄を直接採掘できるとあって、未踏の地同様であった地に鉱業関係者が殺到したという。1950年代までは硫黄価格がつり上がり「黄色いダイヤ」と呼ばれ鉱工業の花形だったが、石油の脱硫装置からの硫黄の大量生産が可能となると硫黄価格は暴落する。現在、硫黄は石油精製時の副産物により国内消費量以上をまかなえるため、産業としての鉱山の価値は無くなったといえる。現地では、単に硫黄山(いおうざん)と呼ばれるが、近隣の弟子屈町にも硫黄山(アトサヌプリ)があるため、区別するために知床硫黄山と呼ばれる。自然環境が過酷なこともあり、山麓には集落はなく、海岸線にわずかな番屋、カムイワッカの滝などの観光地があるのみである。
[編集] 主な噴火歴
- 1857年~1858年 噴火
- 1876年(明治9年)9月24日 噴火
- 1889年(明治22年)8月9日 噴火 溶解硫黄の流出、噴煙をあげる
- 1890年(明治23年)6月15日 噴火 溶解硫黄が海まで流出
- 1935年(昭和10年)2月 噴火活動が開始、翌年までに大量の熱湯と硫黄を海まで流下。この噴火による硫黄の総噴出量約20万トンと推測される。
[編集] 登山ルート
- カムイワッカの滝の先500mほどに硫黄山の登山口(大きめの看板有り)が存在するが、2007年より落石防止工事のため利用できなくなっている。このため硫黄山への登山道は、羅臼岳の羅臼平からの縦走ルートのみとなっている。
- 硫黄山の山腹は、ヒグマが多数出没する地域であること、また現在も活発な噴気活動が見られており、火山ガスが発生していることに留意しなければならない。山頂付近の登山道の砂礫地には、シレトコスミレが自生している。
[編集] 関連画像
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知床硫黄山の噴煙
[編集] 参考文献
- 国立天文台編 『理科年表 平成20年』 丸善、2007年、ISBN 978-4-621-07902-7。