能郷白山

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能郷白山
Mt Nougouhakusan.JPG
根尾谷上空から望む能郷白山
左奥(磯倉)・中央奥(能郷白山)・中央(前山)・手前(能郷谷)
標高 1,617.33[1] m
所在地 岐阜県本巣市揖斐郡揖斐川町
福井県大野市
位置 北緯35度45分45秒
東経136度30分51秒
[2]
山系 両白山地
初登頂 718年 (泰澄上人)
能郷白山の位置
ノウゴウイチゴ白山の大倉尾根)
南側の前山付近から望む能郷白山

能郷白山(のうごうはくさん)は、岐阜県福井県にまたがり、両白山地に属する標高の1,617m太平洋日本海分水嶺となっている。山頂には一等三角点があり、熊笹が生い茂っている。山の上部にはニッコウキスゲなどの花が多い山である。

目次

[編集] 概要

周辺は豪雪地帯であり、奥美濃の最高峰であるこの山は、濃尾平野から望む一番遅くまで雪を抱いた山である[3]深田久弥は日本百名山選定の際に荒島岳と能郷白山との二つから前者を選んだ[4] 。後者のこの山は、深田クラブにより日本二百名山に選定されている[5]ノウゴウイチゴは、日本で最初にこの山で発見されたことによる[6]。周辺では、イワウチワ、カタクリキクザキイチゲコバイケイソウザゼンソウ、シモツケソウ、ニッコウキスゲなどの多くの花々が見られる[7]

[編集] 白山信仰

加賀白山を開いた泰澄上人が、加賀白山の山頂から見渡した時にこの山が目に留まり白山権現の分祀を思いつき、開山し祠を祀ったと伝えられている。山頂に能郷白山神社奥宮の祠があり、白山信仰の山である。能郷谷の麓(能郷)には、能楽堂のある白山神社(白山権現里宮)がある。毎年4月13日例祭奉納されている[8]

[編集] 歴史

[編集] 登山ルート

二つの登山道がある。

  • 温見峠からのルート
国道157号の岐阜県と福井県との県境である温見峠から、稜線伝いに登る最短のルート[6][12]
  • 能郷谷からのルート
岐阜県本巣市根尾川支流の能郷谷から、前山の山腹を経由する健脚向きのルート[3]。麓の白山権現里宮の横には、登山届ボックスが設置されている[12]

[編集] 地理

両白山地北部の加越山地の加賀白山に対して、南部の越美山地で能郷谷の麓に能郷集落があるため能郷白山と呼ばれている。この越美山地の最高峰である。両白山地の屏風山へつながる鞍部には国道157号の温見峠があり、太平洋と日本海の分水嶺となっている。山頂からは、伊吹山、白山、恵那山北アルプスの山々など360°の展望が広がる。

[編集] 周辺の主な山

山頂から南西には、標高1,541mの磯倉と呼ばれる三角錐の山容の山がある。南西には徳山湖がある。

山容 名称 標高
m
三角点 能郷白山からの
方角と距離(km
備考
Hakusan from aburazaka 2003 5 5.jpg 白山 2,702.17  一等  北東 49.4 日本百名山
Arashimadake from shakushidake 2005-4-9.JPG 荒島岳 1,523.49  一等   北 20.6 日本百名山
Mount Byobu from Mount Nogohaku 2009-5-11.jpg 屏風山 1,354.20  二等   東 10.9
Kanmuriyama fron road 2008-11-13.jpg 冠山 1,256.60  三等   西 9.7 日本三百名山
Mount Uba from Mount Nogohaku 2009-5-11.jpg 姥ヶ岳 1,453.62  二等   北 5.3
Nougouhakusan from south 2010-4-4.jpg 能郷白山 1,617.33  一等[1]    0 越美山地の最高峰
日本二百名山
Mount Isokura from Mount Mae 2009-5-11.jpg 磯倉 1,541   南 1.5 踏み跡不明瞭[12]
Dam Tokuyama and Nougouhakusan from Hanabusayama 2008-11-26.jpg 徳山ダム 約410m   南 10.8 日本の最大規模のダム

[編集] 源流の河川

以下が主な源流の河川で、木曽川水系支流は太平洋へ、九頭竜川水系の支流は日本海へ流れる[13]

  • 白谷(揖斐川の支流)
  • 能郷白谷、根尾東谷川(根尾川の支流)
  • 温見川(九頭竜川の支流)

[編集] 脚注

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  1. ^ a b 基準点成果等閲覧サービス国土地理院、2011年2月8日閲覧。
  2. ^ 日本の主な山岳標高(岐阜県)、国土地理院、2010年12月6日閲覧。
  3. ^ a b 『改訂新版 名古屋周辺の山』山と渓谷社、2010年、ISBN 978-4-635-18017-7、P258-259
  4. ^ 『日本百名山』深田久弥(著)、朝日新聞社、1982年、ISBN 4-02-260871-4、P326
  5. ^ 『日本二百名山』 昭文社、1993年、ISBN 4-398-22001-1、P174
  6. ^ a b c 『アルペンガイド 白山と北陸の山』山と渓谷社、2000年、ISBN 4-635-01321-9、P209-211
  7. ^ 『新・分県登山ガイド(改訂版)福井県の山』山と渓谷社、2007年、ISBN 978-4-635-02319-1、P60-61
  8. ^ 『日本の山1000』山と渓谷社、1992年、ISBN 4-635-09025-6、P523
  9. ^ 『コンサイス日本山名辞典』三省堂、1992年、ISBN 4-385-15403-1、P403
  10. ^ 『日本三百名山』毎日新聞社、1997年、ISBN 4-620-60524-7、P238
  11. ^ 自然環境保全地域及び特別保全地域等の指定(岐阜県の条例)、岐阜県、2010年12月6日閲覧。
  12. ^ a b c 『新・分県登山ガイド(改訂版)岐阜県の山』山と渓谷社、2009年、ISBN 978-4-635-02370-2、P102
  13. ^ 『白山 荒島岳 (山と高原地図43)』昭文社、2010年、ISBN 4-398-75723-6

[編集] 関連項目

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