根室海峡

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根室海峡(ねむろかいきょう)は、北海道根室市納沙布岬から斜里郡斜里町知床岬までを結ぶ約25km海峡。ロシア語では、国後島の北側をクナシルスキー海峡(Кунаширский пролив)と呼び、南側の納沙布岬の先端の珸瑤瑁水道の部分はソビエツキー海峡 пр.Советский)と呼んでいる。納沙布岬から対岸の貝殻島(ロシア語地名、シグナルヌイ島 О. Сигнальный)まではわずか3.7kmで、その中間にはロシアが主張する領海の境界を示すブイが設置されている。

根室海峡対岸の国後島泊村植内に所在する、ロシア国境警備隊施設。事実上の「国境」の海峡という冷厳な現実がここにある。

最狭部は野付郡別海町にある野付半島の龍神崎と国後島ケラムイ崎(ロシア語地名、ビエスロ岬 м. Весло)の間。この最狭部を特に野付水道(ロシア語地名イズメナ海峡 пр.Измены)と呼ぶ。対岸は、北方四島の一つ国後島国後郡泊村(ロシア語地名ガラブニノГоловинино)。ここには、ロシア国境警備隊の大規模な基地が設けられており、海峡の交通や北海道本土の様子を24時間監視している。

太平洋戦争終戦直後にソビエト連邦軍がヤルタ協定による米英との合意に基づいて全千島列島占領し、現在はソ連を継承したロシア連邦実効支配を続けているため、冷戦が終了した今でもこの海峡に事実上の「国境」線がある。