三瓶山

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三瓶山
三瓶山と浮布池
標高 1,126m
位置 北緯35度7分55.38秒
東経132度37分35.8秒
所在地 日本島根県
山系 (独立峰)
種類 活火山ランクC(成層火山
初登頂 -
  

三瓶山(さんべさん)は島根県のほぼ中央部、大田市にある大山火山帯に属する火山2003年の活火山の定義見直しで活火山に指定された。火山噴火予知連絡会の火山活動度による活火山の分類ではランクCに位置づけられている。

目次

[編集] 概要

三瓶山は主峰・男三瓶(1126m)をはじめ、女三瓶(957m)、子三瓶(961m)、孫三瓶(907m)などの峰が室の内と呼ばれる火口を囲んで環状に配列している。室の内火口には室の内池と呼ばれる火口湖がある。火口はこのほか奥の湯火口があり、ここに三瓶温泉の泉源がある。麓には浮布池と姫逃池がある。

三瓶山は、火山活動によって形成された山で、個々の峰はデイサイトからなる溶岩円頂丘である。

大山隠岐国立公園に指定されおり、 男三瓶山北麓から室の内にかけて広がる自然林は、「三瓶山自然林」として国の天然記念物に指定されている。 これは標高800m以上にはブナ林、それ以下にはコナラミズナラなどの高木が茂る森林である。

また、北麓の、三瓶町多根小豆原地区には、約4000年前の活動で埋積された巨木群が存在し、「三瓶小豆原埋没林」として国の天然記念物に指定されている。スギを中心とする森林がそのまま埋積されたもので、大きなものでは高さ12m、直径2.5mを超える幹が直立している。この埋没林は、「三瓶小豆原埋没林公園」として公開されている。

石見国出雲国の国境に位置する三瓶山は、「出雲国風土記」が伝える「国引神話」に登場する。 国引神話では、三瓶山は鳥取県大山とともに国を引き寄せた綱をつなぎ止めた杭とされている。 出雲国風土記では、三瓶山は「佐比売山(さひめやま)」の名で記されている。 「佐比売」の名は、1954年に大田市に合併するまでの地名「佐比売村」として残っていた。

[編集] 火山活動

三瓶火山の活動は約10万年前に始まったと考えられている。 その後、7回の活動期があり、完新世には約5000年前と約4000年前(いずれも暦年代)に活動を行なった。中国地方では最も若い火山で、山口県阿武火山群とともに活火山に指定されている。

三瓶火山の第1期~第4期の活動では、比較的広範囲に火山灰を供給しており、約10万年前の「三瓶木次軽石(SKP)」や約1.6万年前の「三瓶浮布軽石(SUP)」などは広域火山灰として、日本列島の広い範囲に分布し、地質学考古学の調査において鍵層として適用されている。

[編集] 文献

  • 松井整司・井上多津男(1971)三瓶火山の噴出物と層序.地球化学,25,147-163.
  • 島根県立三瓶自然館(2004)縄文のタイムカプセル「三瓶小豆原埋没林」.島根県立三瓶自然館刊.

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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