宮之浦岳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
宮之浦岳
Miyanouradake.jpg
標高 1,936[1] m
所在地 鹿児島県熊毛郡屋久島町
位置 北緯30度20分9.9秒 東経130度30分15秒 / 北緯30.336083度 東経130.50417度 / 30.336083; 130.50417座標: 北緯30度20分9.9秒 東経130度30分15秒 / 北緯30.336083度 東経130.50417度 / 30.336083; 130.50417
山系 屋久島
宮之浦岳の位置(鹿児島内)
宮之浦岳
宮之浦岳 (鹿児島)
Project.svg プロジェクト 山
テンプレートを表示
宮之浦岳全容(白谷雲水峡の太鼓岩より)

宮之浦岳(みやのうらだけ)は、鹿児島県屋久島中央部のである。

標高1,936 m[1]で、屋久島の最高峰であり、九州地方の最高峰でもある。(九州本土の最高峰は大分県九重連山中岳で標高1,791m)

山域は、ユネスコ世界遺産「屋久島」として登録されている。

概要[編集]

日本百名山一等三角点百名山[2]の一つでもあり、西日本では、四国愛媛県石鎚山 (1,982 m)、徳島県剣山 (1,955 m) に次いで、第3の高峰である。山名の由来は、益救神社の建つ湊の集落が宮之浦と呼ばれるようになり、宮之浦集落の山岳信仰(岳参り)の山として登られたことから。

鹿児島県熊毛郡屋久島町内にあり、永田岳 (1,886 m)、黒味岳 (1,831 m) とで、屋久島三岳と呼ばれる。1,000万年以上前に地殻変動によって隆起したといわれており、主に花崗岩で形成されている。

屋久島では、モッチョム岳愛子岳など麓より見える山を「前岳」、麓より見えない山を「奥岳」と呼んでおり、宮之浦岳は奥岳の一峰で屋久島最高峰である。永田岳を除き、奥岳は海岸沿いの人里からはその姿を望むことができず、山の上か海上からしか見ることができない。

地質は花崗岩からなり、山上では侵食された奇岩が多く見られる。植生は山頂部は風衝草原で、その下に屋久杉の多い樹林帯が広がる[3]

長年、宮之浦岳の標高は「1,935 m」とされ、屋久島島内では「いつも(1)曇って(9)見えんで(3)ござる(5)」と覚えられてきたが、2001年に国土地理院が標高を測量した結果、それまで最高地点としていた三角点[2]より、南東へ約5.3m離れた岩盤の上が最高地点である事が判明した。これに伴い、同年12月から宮之浦岳の標高は「1,936 m」に改められる事となった[4]

登山[編集]

主な登山ルート[編集]

屋久島では登山道を歩道と呼ぶ。よく歩かれているのが、縄文杉ルートと淀川ルートである。淀川ルートは健脚者なら日帰りも無理ではないが、その他のコースは山中の山小屋に泊まることになる。

  • 縄文杉ルート(大株歩道):荒川登山口 - ウィルソン株 - 縄文杉 - 新高塚小屋 - 宮之浦岳
  • 淀川ルート:紀元杉 - 淀川小屋 - 花之江河 - 栗生岳 - 宮之浦岳
  • 楠川歩道:楠川 - 白谷雲水峡 - 縄文杉 - 宮之浦岳
  • 安房歩道:ヤクスギランド - 石塚小屋 - 花之江河 - 宮之浦岳
  • 永田歩道:永田 - 鹿之沢小屋 - 永田岳 - 宮之浦岳

周辺の山小屋[編集]

縄文杉の近くにある高塚小屋。ヤクスギヒメシャラの森に囲まれている。

いずれも無人の避難小屋である。

  • 淀川小屋
  • 新高塚小屋
  • 高塚小屋
  • 石塚小屋
  • 鹿之沢小屋
  • 白谷山荘

周辺の山[編集]

Yaku 3 mountains.jpg
宮之浦岳
屋久島三岳

屋久島宮之浦岳流水[編集]

山を流れる河川1985年(昭和60年)屋久島宮之浦岳流水として名水百選に選定されている[5]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b 日本の主な山岳標高:鹿児島県(国土地理院、2010年12月28日閲覧)
  2. ^ a b 基準点成果等閲覧サービス”. 国土地理院. 2014年7月12日閲覧。 “基準点コード TR14530440001”
  3. ^ 『屋久島の森林』 熊本営林局屋久島森林環境保全センター、1996年
  4. ^ 九州の最高峰宮之浦岳の最高標高値が変わります - 国土交通省国土地理院
  5. ^ 屋久島宮之浦岳流水 - 名水百選 - 環境省

関連項目[編集]

外部リンク[編集]