楽式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

(楽式論 から転送)

楽式(がくしき、: Musical forms: Musikalische Formen)は、西洋音楽における楽曲の形式のことである。楽式を学ぶ学問のことを楽式論と呼ぶ。

動機主題といったミクロ的視点や、交響曲などのマクロ的な視点が存在する。

目次

[編集] 楽節

原則として8小節からなる音楽の単位のことを楽節という。複数の動機を連結したもの。

この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています

[編集] ブルース形式

ブルースで用いられる形式。12小節からなり、使用するコードまでも含めてブルース形式という。

[編集] 楽節の連結

[編集] 唱歌形式(歌謡形式、リード形式)

もっとも単純な形式で小さな楽曲は大抵がこの形式である。

[編集] 一部形式

大楽節一つでできている。最小の楽曲形式で、ふつう8小節からなる。aa'型とab型とがある。

[編集] 二部形式

楽曲の全体が2つの楽節から成っている楽曲の形式を二部形式という。色々な型があるが、もっとも多く見られるのは、AB(aa'ba')またはAB(aa'bb')型である。

[編集] 三部形式

楽曲の全体が3つの楽節から成っている楽曲の形式を三部形式という。二部形式の一部分が拡大したものと考えられる場合が多い。a•b•a型とA•B•A型が典型。

[編集] 大規模な構造

[編集] 複合三部形式

複合三部形式は、三部形式の各部に二部形式や三部形式を組み込み、全体の構成が階層的になったものである。

[編集] ソナタ形式

複合三部形式がさらに発展した形式で、提示部、展開部、再現部の3部から成るソナタ形式は、古典派の時代に大きく発展した楽曲形式で、古典派ソナタや、古典派ソナタに類似している交響曲、独奏協奏曲弦楽四重奏曲などの、第1楽章や終楽章に多く見られる。

[編集] ロンド形式

ロンド形式とは、ある同じ旋律(ロンド主題という)が、異なる旋律を挟みながら何度も繰り返される形式のことである。

[編集] ロンドソナタ形式

ロンド形式に、ソナタ形式の要素を加味した形式を、ロンドソナタ形式という。

[編集] 変奏曲形式

変奏とは、主としてメロディーに装飾を付けることである。

主題と変奏をもって構成される楽曲の形式で、主題が1回演奏された後にその変奏が数回演奏される。独立した楽曲として変奏曲と名付けられる場合もある。主題にはThema、各変奏にはVar. 1、Var. 2のように楽譜に示されることがある。主題は一部形式か二部形式によることが多い。

[編集] 歌曲の形式

歌曲は、基本的には節(1番、2番、3番などの「番」のこと)ごとに二部形式や三部形式で書かれるが、節によって、同じ旋律の繰り返す場合(有節歌曲形式)と、違う旋律となる場合(通作歌曲形式)とがある。

[編集] さらに大規模な構造

[編集] ソナタの形式

ソナタは、複数の楽章から構成される。楽章の配列は、概ね「急-緩-急」である。ソナタの形式による曲は、交響曲協奏曲弦楽四重奏曲ピアノソナタなどがある。

[編集] 組曲

組曲は、複数の曲から構成される。

[編集] 曲の種類

  • 舞曲 - 舞踏の伴奏音楽。メヌエット、ワルツ、など。

[編集] その他

[編集] リトルネロ形式

リトルネロ形式とは、バロック時代協奏曲に多く見られた形式で、ロンド形式同様、ある同じ旋律(リトルネロという)が、異なる旋律を挟みながら何度も繰り返される形式のことである。

[編集] カノンの形式

カノン対位法による楽曲のひとつである。ある声部が歌いだし、別の声部が少し遅れてそれを模倣するのがもっとも基本の形である。

[編集] フーガの形式

フーガ対位法による楽曲のひとつである。曲にもよるが、おおむねリトルネロ形式に似た独特の形式を持つ。

[編集] リフレイン形式

カンツォーネ、シャンソン、ジャズ、歌謡曲などに非常に多く見られる、前語り verse とリフレイン refrain から成る形式に、定まった呼び名はないが、リフレイン形式ということがある。

[編集] マルチストレイン形式

マルチストレイン形式は曲中のストレイン転調の仕方に着目した楽式で、行進曲ラグタイムジャズなどの曲について言うことが多い。

[編集] 一覧