後藤まりこ

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後藤まりこ
基本情報
出身地 日本の旗 日本 大阪府
ジャンル パンク・ロック
オルタナティヴ・ロック
職業 歌手作詞家作曲家俳優
担当楽器 ボーカルギター
活動期間 2001年 -
レーベル DefSTAR RECORDS( - 2013年
キングレコード/EVIL LINE RECORDS(2014年 - )
事務所 SPEEDSTAR MUSIC(2014年 - )
共同作業者 ミドリ
渡辺シュンスケ
AxSxE
千住宗臣
仲俣和宏
公式サイト 510mariko.com

後藤 まりこ(ごとう まりこ、2月22日 - 年齢非公開)は、日本ミュージシャン俳優。ロックバンド「ミドリ」の元ボーカルギター担当。バンド解散後はソロでの音楽活動の他、舞台映画テレビドラマで女優としても活動する[1]大阪府出身。別名、山野上筆持(やまのうえひつじ)。

経歴[編集]

  • 2001年11月、うさぎを結成。自主制作によるCD-Rを2作品発表。
  • 2002年2月、オムニバスアルバム『It's something beautiful』に2曲参加。
  • 2003年7月、FRONT RIVERよりミニアルバム『アケミさんとミドリさん』をリリース。うさぎはリリース前に解散。
  • 2003年7月、小銭喜剛(ドラムス)、桑野嘉文 (ベース)とともにミドリを結成。
  • 2003年、桑野がバンドを脱退、ベースレスとしてライブを行なうこととなる。その後はベース、キーボード、コントラバスやノイズ、ボイス担当等の加入と脱退を繰り返す。
  • 2003年、自主制作によるCD-R『ファースト』を発表。
  • 2004年、自主制作によるCD-R『セカンド』を発表。自主企画「妄想セックス・露出オナニー」を開催するなど活動の幅を広げる。
  • 2005年11月、GYUUNE CASSETTEより1stミニアルバム『ファースト』をリリース。
  • 2006年~、ソロ名義の即興弾き語りや寸劇やお絵書きライブを不定期に行う。「バンドは楽しいんやけど、辛いことや悲しいこともたくさんあるので、なんも考えず楽しい音楽がしたいと思ってソロを始めました。」とMCで語る。井上さんと後藤さん(BAZRA井上鉄平氏とのデュオ)名義の活動もあり。自主制作によるMDを発表。
  • 2007年4月、mF247よりアルバム『セカンド』をリリース。
  • 2007年7月、両眉毛を剃り落す。
  • 2007年11月、Sony Music Associated Records Inc.よりミニアルバム『清水』をリリース。
  • 2008年2月、金髪になるが翌月には黒染め。
  • 2008年3月、オムニバスアルバム『デトロイト・メタル・シティ トリビュートアルバム~生贄メタルMIX~』に1曲収録。
  • 2008年3月、ソウル・フラワー・ユニオンの主催する『闇鍋音楽祭2008』に出演。
  • 2008年5月、アルバム『あらためまして、はじめまして、ミドリです。』をリリース。下北沢SHELTERでミドリ初のワンマン、ワンマンツアー『あらためまして、はじめまして、ミドリです。』も行う。
  • 2008年5月、オムニバスアルバム『U.F.O. CLUB TOKYO JAPAN vol.5』にソロ名義で1曲参加。
  • 2008年6月、GO!GO!7188のイベント『徹子のHair』(札幌・仙台・日比谷野音)に参加。
  • 2008年8月、突如、坊主頭になる。
  • 2008年9月、関西方面の某ロック・フェスへの出演をミドリ全員の意向でキャンセルする。
  • 2008年9月、オムニバスアルバム『赤塚不二夫トリビュート ~四十一才の春だから~』に1曲参加。
  • 2008年10月、川崎CLUB CITTA'ワンマン。ギターを破壊。修理不能になる。
  • 2008年10月~、shibaraku-yoshino(ミドリのメンバーによるフリージャズバンド)として活動を開始。※後藤がドラムを担当しツインドラムになる時もあった。
  • 2008年11月、ライブアルバム『ライブ!!』をリリース。2007年から所属していた事務所を辞める。
  • 2009年3月、シングル『swing』の【ひだり盤】と【みぎ盤】を同時リリース。発売記念のカラオケ大会を新宿タワーレコードで行う。
  • 2009年3月、オムニバスアルバム『P・T・A! ~ピストルズ・トリビュート・アンセム~』にKING BROTHERS&後藤まりことして1曲参加。オムニバスアルバム『JUDY AND MARY 15th Anniversary Tribute Album』に1曲参加。
  • 2009年4月~6月、全国ワンマンツアー『ミドリ、ワンマン、2009春。』を行う。
  • 2009年5月、シングル『あたしだけにかけて』を面影ラッキーホール feat.後藤まりこ(ミドリ) としてリリース。
  • 2009年5月~、XIRA XIRA FANTASTIC(道下慎介氏とのギターデュオ)としての活動を開始。
  • 2009年6月、ワンマンツアー最終日の日比谷野外大音楽堂でセーラー服を卒業。
  • 2009年8月、シングル『sweet suicide summer story』をメロン記念日×ミドリとしてリリース。
  • 2009年9月、オムニバスアルバム『深夜高速-生きててよかったの集い-』に1曲参加。
  • 2009年10月~12月、全国行脚『初体験 VS ツアー』を行う。
  • 2010年3月、吉祥寺弁天湯『風呂ロックvol.20 田渕ひさ子vs後藤まりこ』に出演。
  • 2010年5月、アルバム『shinsekai』をリリース。翌月、『新世界ツアー』を行う。
  • 2010年5月~、ドラミドリ(ドラびでお一楽儀光氏とのユニット)としての活動を開始。
  • 2010年7月、後藤まりこ(鍵盤ハーモニカ&リコーダー)+岩見継吾(コントラバス)として各イベントに出演。
  • 2010年8月、主催レーベル『HAKAI MUSIC』を立ち上げる。リリース第1弾は385の1st『脳みそあらおう』。
  • 2010年9月、新宿ロフトの『激突!戸川純VS後藤まりこ After the Drive to 2010』なるタイマン勝負イベントに後藤まりこと動物園として出演。※動物園のメンバーは、タブゾンビ(トランペット)、岩見継吾(コントラバス)、マーヤ(ギター)、竜巻太郎(ドラム)、田中邦和(サックス)、中村圭作(キーボード)。
  • 2010年12月、『さよなら、後藤さん。』と題したライブを最後にミドリ解散。※同時に、shibaraku-yoshino、XIRA XIRA FANTASTIC、ドラミドリなども全て活動休止。
  • 2011年8月、『ARABAKI ROCK FEST.11』に、COMBOPIANO-1+後藤まりことしてサプライズ出演。
  • 2011年9月、オムニバスアルバム『モテキ的音楽のススメ Covers for MTK Lovers盤』に1曲参加。
  • 2011年12月、自主企画イベントを行い、ソロ活動を開始。
  • 2012年2月、サイプレス上野とロベルト吉野の配信シングル『ちゅうぶらりん feat.後藤まりこ』(テレビ東京系『ゴッドタン』のエンディングテーマ・映画『営業100万回』の主題歌)に参加。翌月リリースされたアルバム『MUSIC EXPRES$』に収録。
  • 2012年3月、マニ・ノイマイヤー(グル・グル)のライブにサポート参加。後にライブ盤『Mani Neumeier with Underground Freak Out CLUB ARKESTRA LIVE IN UFO』としてリリースされる。
  • 2012年4月、某ロック・フェスの出演を開催前日にキャンセル。フェス当日に入場料1000円の振替ライブを渋谷O-nestで急遽行う。
  • 2012年7月、デフスターレコーズよりソロ1stアルバム『299792458』をリリース。メンバーは後藤(ヴォーカル)、AxSxE(ギター)、渡辺シュンスケ(キーボード)、仲俣“りぼんちゃん”和宏(ベース)、千住宗臣(ドラムス)。
  • 2012年8月、ロックミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』(主演:森山未來、演出:大根仁)に出演(助演)。
  • 2013年4月公開、映画『ペタル ダンス』(監督:石川寛)に出演。
  • 2013年4月、TVアニメ『惡の華』第4話 - 第6話のオープニングテーマにゲストボーカルとして参加。
  • 2013年6月、『タモリ倶楽部』(「地図マニアの最終形 ひとり国土地理院大集合」)に出演。
  • 2013年7月、TVドラマ『たべるダケ』(テレビ東京系列)に出演(主演)。
  • 2013年7月、マキシシングル『sound of me』(TVドラマ『たべるダケ』エンディングテーマ曲)をリリース。
  • 2013年7月、『TOKYO IDOL FESTIVAL 2013』に出演。
  • 2013年12月、デフスターレコーズより2ndアルバム『m@u』をリリース。
  • 2014年1月、オムニバスアルバム『美少女戦士セーラームーン THE 20TH ANNIVERSARY MEMORIAL TRIBUTE』に後藤まりこ×アヴちゃん(女王蜂)として1曲参加。
  • 2014年2月10日、週刊プレイボーイ(株式会社集英社)のグラビアに登場。(カメラマン:中村昇)
  • 2014年2月22日、『たべるダケ』の撮影時期に所属した事務所を辞めることを自らのツイッターにて公表。
  • 2014年5月6日、事務所、レコード会社無所属のまま行う単独ライブ『510mariko Party@SHIBUYA-AX』のチケットが、キャパ1700人に対し400枚しか売れていないことをtwitterで報告。
  • 2014年5月10日、『510の日』と称し、路上ライブを決行。渋谷から弾き語りを開始し、新高円寺のCLUB LINER、中野、新宿、下北沢と回って自由が丘のスタジオ、サークルサウンズまで移動しながらパフォーマンスを続けた。
  • 2014年5月中旬、それでもなお「チケット半数以上売れ残り」の状況のなか、ライブ会場でのチケット手売り、ツイキャスを放送しながら本人が電話で予約を受け付ける、など積極的な宣伝活動を行う。
  • 2014年5月27日、単独ライブ『510mariko Party@SHIBUYA-AX』を開催。最終的にフロアすべてを満場にする1000人以上の集客を実現した。[2]
  • 2014年8月20日、EVIL LINE RECORDSよりアルバムがリリースされることが決定。
  • 2014年9月10日、所属事務所がSPEEDSTAR MUSICに決定。
  • 2014年10月2~5日、演劇『ロミオとジュリエットのこどもたち』(豊島区立舞台芸術交流センター あうるすぽっと)で主演のジュリエット役を務める。ロロ主宰・演出家の三浦直之が脚本・演出を手掛けた作品。音楽は口ロロ・三浦康嗣。
  • 2014年11月12日、ニューアルバム「こわれた箱にりなっくす」発売予定。当初は10月29日発売で製作進行していたが、「集中してのんびりCDをつくって」いたら「え、締め切り、あ、忘れてた」ために発売延期となった。なお、担当ディレクターの湯本氏は頭を丸めて謝罪した。

人物[編集]

ライブでの過激なパフォーマンスを特徴としている。裸足でステージ上を駆け回り、跳躍し、マイクを自分の額に叩きつけ流血させるなど、縦横無尽に暴れ回る。さらにテンションが高まると客席に小柄な身体をダイブさせ、受け止めた聴衆の上を「歩きながら」歌う。必然的に聴衆の目に触れることとなるパンツは黄金色であることから「シューティングスター」(流れ星)と呼ばれている。2012年8月に行われた9mm Parabellum Bulletとのツーマンライブでのラストソング『あたしの衝動』の際、テンションが上がった後藤はスピーカーによじ登り、天井照明懸架用のにぶら下がった後、客席に落下。それでもなお、平然と歌う姿にスタッフ皆が顔面蒼白だったという[3]。 

ミドリ」時代の音楽性はジャズとパンクロックを融合したハードコアなものであった。この時期のライブではセーラー服を着用し、客に向かって怒号威嚇、客に向かって唾を吐きかけ、客を足蹴にし、客の手に噛みつき、客にキスを強要するなどの暴力的行為を行った。遂にはセーラー服を脱いで客席に投げ捨てたり、下着を脱いで振り回すなどのストリップまがいの奇行まで見せ、恐れられていた。ハードな音楽性と過激なパフォーマンスは後藤が持つ人を寄せ付けないストイックさ、苛立ちや怒りが源泉であり、それが自然に表出されたものであった。しかし、そうした怖いもの見たさを求めるコアなファンに受け入れられていく一方、それらはしだいに、後藤自身にとって「こうあるべき」姿として義務となり、負担に感じ始めたことがミドリ解散につながっている[4]

1年のブランクを経て開始したソロ活動でも過激なパフォーマンスは健在である。しかし、ミドリまでの「普通ではない」自分は「普通」に変化し、自分のことを好きな人は恥ずかしさから「嫌い」であったが、ソロ活動以降、自分を好きになってくれることは嬉しく、そういった人が「好き」になったと述べ、それ以前にはなかったファンとの飲み会の企画も行なわれている。バンドメンバーとの関係性についても同様に変化しているという[4]

ロックミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』への出演は主演の森山未來が後藤を相手役に指名したことにより、実現したものである[4]

現在、4匹の猫(さび、おると、めた、ぱら)と暮らしている。

銭湯、サウナが大好きで、しょっちゅう都内の銭湯散策をしており、ときにはライブの前に立ち寄ることもある。

自らを「僕」と呼ぶ。

演奏スタイル[編集]

イベントやライブ会場にあわせて演奏スタイルを変えており、出演者欄には演奏スタイルもあわせて表記するようにしている。

  • 後藤まりこ(弾き語り)
ギターと歌のみで演奏するスタイル。
  • 後藤まりこ(ストロングスタイル)
バックメンバーをつけず、たった1人で演奏するスタイル。
  • 後藤まりこ(17歳 お寿司大好き)
後藤まりことKovacsの打ち込みユニット。(他に追加メンバーが加わる時もある)
  • 後藤まりこ(バンド)
バンドセットでの演奏。

出演[編集]

ディスコグラフィー[編集]

シングル[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2013年7月24日 sound of me DFCL-2028<初回生産限定盤>
DFCL-2030<通常盤>
オリコン最高55位

アルバム[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2012年7月25日 299792458 DFCL-1913<初回生産限定盤>
DFCL-1915<通常盤>
オリコン最高38位、登場回数4回
2nd 2013年12月4日 m@u DFCL-2036 オリコン最高86位

参加作品[編集]

発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
2008年5月20日 U.F.O.Club Tokyo Japan Vol.5 CTCD-624 トータル・デザイン:坂本慎太郎(ゆらゆら帝国)
2009年3月25日 P・T・A!~ピストルズ・トリビュート・アンセム~ PECA-44006 セックス・ピストルズトリビュートアルバム
2009年5月13日 あたしだけにかけて
面影ラッキーホール feat.後藤まりこ(ミドリ))
KICM-3191 オリコン最高55位、登場回数3回
2011年9月21日 モテキ的音楽のススメ Covers for MTK Lovers盤 AICL-2295 オリコン最高95位、登場回数3回
2012年3月7日 サイプレス上野とロベルト吉野『MUSIC EXPRES$』 PECF-1043 オリコン最高98位
2014年1月29日 美少女戦士セーラームーン
THE 20TH ANNIVERSARY MEMORIAL TRIBUTE
KICA-3218 オリコン最高位、登場回数回
2014年4月23日 『竹山ロックンロール 1』 KIBF-1273 DVD

ミュージックビデオ[編集]

監督 曲名
阿部伸吾 「あたしの衝動」
増山準哉 「m@u」
やまのうえひつじ 「sound of me」「ままく」

関連書籍[編集]

「14歳Ⅲ」(佐々木美夏 (著) )

“14歳”だった時期をテーマにしたインタビュー集。後藤まりこのインタビューも掲載。

脚注[編集]

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  1. ^ イントロダクション|ドラマ「たべるダケ」テレビ東京、2013年10月7日閲覧。
  2. ^ ナタリー. “後藤まりこ、大盛況の渋谷AXで「もうひとりぼっちやない」”. 2014年5月28日閲覧。
  3. ^ シネマトゥデイ. “最強歌姫・後藤まりこ伝説!”. 2013年7月27日閲覧。
  4. ^ a b c ナタリー. “後藤まりこ・衝動と欲望を肯定するソロデビュー”. 2013年7月27日閲覧。

外部リンク[編集]