ゆらゆら帝国

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ゆらゆら帝国
基本情報
別名 ゆら帝
出身地 日本
ジャンル サイケデリック・ロック
活動期間 1989年 -
レーベル ミディ
1998年 - 2005年
ソニー・ミュージック
(2005年 - )
公式サイト www.yurayurateikoku.com
メンバー
坂本慎太郎 (ボーカルギター
亀川千代 (ベース
柴田一郎 (ドラムス
旧メンバー
吉田敦 (ドラムス)
橋口優 (ギター)
沢田守秀 (ドラムス)
下田温泉 (ドラムス)
  

ゆらゆら帝国(ゆらゆらていこく)は、1989年に結成された日本のロックバンド。概ねサイケデリック・ロックというジャンルで語られる。

目次

[編集] 概要

ゆらゆら帝国というバンド名は、結成時にバンド名を決める際、幾つか挙げた候補のどれもピンと来ず、最もましだったものを選んだという程度で深い理由はないとのことであるが、坂本のかねてからの趣味である水木しげるの漫画から取ったという説もある。

メンバーは坂本慎太郎亀川千代柴田一郎の3人。現在のメンバーのうち坂本のみが結成時のオリジナルメンバーである。このメンバーに落ち着いたのはメジャーデビュー前年の1997年で、それ以前まで加入・脱退が相次いでいた。結成時は4人編成であったが、メンバー数名が脱退したことを機会に3人構成を貫いている。メンバーについての詳細は後述のメンバーの節を参照のこと。

創作する曲は、ファズギターが響くサイケデリックな楽曲から、子供や女性がボーカルを務める童謡のような曲までさまざまである。初期は「日本語のオリジナルロック」を追求していたが、デビュー後は特にこだわらなくなったようで、歌詞や曲名に英語が使われている楽曲が多くある。

メジャーデビューアルバムの3×3×3はリリースされた当時、CORNELIUS小山田圭吾により音楽雑誌での企画“年間ベスト1アルバム”に選ばれた。坂本は「(小山田に)年間ベスト1に選んでもらって、それから周りの見る目が変わった」と後のインタビューで語っている。

ライブにおける特徴として、MCがほとんどない、アンコールがないといったことが挙げられる。演奏自体はときに非常に激しく、曲によっては暴力的なほどに大音量である。坂本はギターを弾きながら体を激しく動かし飛び上がることもある一方で、亀川はほぼ動かず、体でリズムを取ることさえほとんどしない。MCは、坂本が「どうも」「あと1曲です」「さよなら」「ありがと」「まぁまぁまぁ」などと言うだけで、まとまった事を喋ることはほとんどなく、他の二人は全く喋らない。また、観客からの掛け声に応じることも一切しない。以前はライブ途中での楽器の交換が基本的になかったが、近年は坂本がギターを置きマラカスなどのパーカッションを持つことがあり、その際観客に手拍子を求める(坂本本人にその意図があるかどうかは不明である)ような仕草を見せることもあり、些かパフォーマンスに変化が見られる。国内のフェスの参加のほか、2005年のレーベル移籍後はヨーロッパやアメリカでのライブ敢行や台湾のフェス出演など、海外での活動も活発に行っている。

[編集] メンバー

坂本慎太郎(さかもと しんたろう、1967年9月9日 - )

ギターボーカル担当。多摩美術大学デザイン科卒業。なるべく洗わずにキープするという天然パーマで非常にボリュームのある髪をもち、眉毛はのばすと海苔のようになってしまうためごく短く刈っているらしく、とても薄いのが特徴である。また、ライブでは赤いパンタロンをよく着用する。CD等のアートワークのほとんどを担当しており、画集も発表している。水木しげるピート・ハムを信奉している。

亀川千代(かめかわ ちよ、1969年7月29日 - )

ベース担当。スターズのベーシストも務める。前髪をまっすぐに切りそろえ腰まである黒のロングヘアー灰野敬二の影響とも言われる)で、いつも黒い衣装でライブに登場する。演奏中のこだわりは「人の音を聞くこと」。趣味はプロレス観戦。

柴田一郎(しばた いちろう、1968年9月2日 - )

ドラムス担当。以前はかかしのメンバーであった。マリア観音にテナーサックスで加わりライブ出演したことがある。皇居前でドラムの練習をしたため、右翼に拘束されたことがある。

[編集] 来歴

1989年2月、大学2年生の坂本慎太郎が学友の吉田敦を誘い結成。当時のメンバーは4名であった。このころ、三宅裕司のいかすバンド天国に出演した異色バンド、マリア観音と共にライブを企画する。同バンドも掲げていた「日本語のオリジナルロック」を追求。翌年、亀川千代がベース担当として加入、亀川の友人である橋口優がギター担当として加入した。

1991年から、自主制作のカセットテープを次々制作、発売した。1992年にはインディーズレーベルにて1stアルバム『ゆらゆら帝国』発売。

1993年、吉田が病のため脱退。さらに橋口が脱退。ドラムス担当として沢田守秀が加入。スリーピースバンドとなる。

1995年、沢田が脱退。ドラムス担当として下田温泉が加入。翌年にはこのメンバーによる3rdアルバム『Are you ra?』が発表される。このころから音楽業界で広く話題になりはじめる。しかし発表後、年内のうちに下田が脱退。1997年かかしのメンバーであった柴田一郎が加入し現在のメンバー編成となる。

1998年ミディと契約しメジャーデビュー。メジャー1stアルバム『3×3×3』発表。各メディアで絶賛される。

2000年フジロックフェスティバルに初参加。

2005年ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズに移籍。

2009年、結成20周年を迎える。記念ライブを日比谷野音で開催。

[編集] 作品

[編集] シングル

  1. 発光体 (1998年7月8日)
    • 発光体/いたずら小僧/彼女のサソリ
  2. ズックにロック (1999年4月21日)
    • ズックにロック/ミーのカー/彼の砂漠
  3. ゆらゆら帝国で考え中/針 (2000年11月22日)
    • ゆらゆら帝国で考え中/針/パイオニア
  4. ラメのパンタロン (2001年5月3日)
    • ラメのパンタロン/男は不安定 (BASIC TRACK from LIVE AT LIQUID ROOM 2001.2.21)/頭炭酸レディ (featuring YOKO)/3×3×3 (BASIC TRACK from LIVE AT LIQUID ROOM 2001.2.21 featuring MICHIO KURIHARA)/少年は夢の中 (LIVE AT LIQUID ROOM 2001.2.21 featuring MICHIO KURIHARA)
  5. 冷たいギフト/貫通 (2002年11月20日)
    • 冷たいギフト/貫通
  6. つぎの夜へ/順番には逆らえない (2006年6月21日)
    • つぎの夜へ/順番には逆らえない
  7. 美しい (2007年7月4日)
    • 美しい/なんとなく夢を/なさけない & はずかしい/船

[編集] アルバム

  1. ゆらゆら帝国 (1992年)
    • 冥土の口/狂っているのは君のほう/虫男/私は点になりたい/太陽のうそつき/生き物万歳/お花もどき/なぞ宇宙
  2. ゆらゆら帝国 (1994年)
    • 人間やめときな/魚ちゃん/壁のない部屋/バカのふり/心は半分/奴隷と神様/夜中の果実
  3. Are you ra? (1996年)
    • アイツのテーマ/されたがっている/最後の一匹/グレープフルーツちょうだい/うそのアフリカ/アイドル/ファミリー/わかって下さい
  4. 3×3×3 (1998年4月15日)
    • わかってほしい/昆虫ロック/ユラユラウゴク/ドックンドール/発光体/つきぬけた/アイツのテーマ/3×3×3/タートル・トーク/EVIL CAR/パーティはやらない
  5. ミーのカー (1999年6月16日)
    • うそが本当に/ズックにロック/アーモンドのチョコレート/午前3時のファズギター/ボーンズ/人間やめときな'99/ハチとミツ/悪魔がぼくを/太陽のうそつき/星ふたつ/19か20/ミーのカー
  6. 太陽の白い粉 (1999年11月17日)
    • 太陽の白い粉/奴が来る/すべるバー/心は半分/オンリーワン
  7. ゆらゆら帝国III (2001年2月21日)
    • でっかいクエスチョンマーク/ラメのパンタロン/幽霊の結婚式/待ち人/ゆらゆら帝国で考え中 (Album Version)/男は不安定/砂のお城/頭異常なし/頭炭酸/少年は夢の中
  8. ゆらゆら帝国のめまい (2003年2月26日)
    • バンドをやってる友達/ドア/恋がしたい/通りすぎただけの夏/とある国(インストゥルメンタル)/からっぽの町/ボタンが一つ/冷たいギフト/星になれた
  9. ゆらゆら帝国のしびれ (2003年2月26日)
    • ハラペコのガキの歌/時間/侵入/誰だっけ?/傷だらけのギター/夜行性の生き物3匹/貫通 (アルバムバージョン)/機械によるイジメ (インストゥルメンタル)/無い!!
  10. Sweet Spot (2005年5月18日)
    • 2005年世界旅行/ザ・コミュニケーション/ロボットでした/急所/タコ物語/はて人間は?/貫通前/スイートスポット/ソフトに死んでいる/宇宙人の引越し
  11. 空洞です (2007年10月10日)
    • おはようまだやろう/できない/あえて抵抗しない/やさしい動物/まだ生きている/なんとなく夢を (Album Version)/美しい (Album Version)/学校へ行ってきます/ひとりぼっちの人工衛星/空洞です
  12. REMIX 2005-2008 (2008年7月2日)
    • 空洞です (alternate version)/なんとなく夢を (extended remix)/あえて抵抗しない (12" remix)/学校へ行ってきます (remix)/船 (remix)/あえて抵抗しない (12" instrumental remix)/できない (12" remix)/おはようまだやろう (remix)/ソフトに死んでいる (12" extended remix)/ロボットでした (remix)/つぎの夜へ (12" extended remix)/順番には逆らえない (12" extended remix)/ソフトに死んでいる (12" instrumental remix)/フランキー・ティアドロップ

[編集] ライブアルバム

  1. LIVE (1995年1月1日)
    • 人間やめときな/うそのアフリカ/つきぬけた/グレープ・フルーツちょうだい/わかって下さい/なぐさめなんていらねえよ/びしょぬれの恋の歌/先祖ラブ/パイオニア
  2. な・ま・し・び・れ・な・ま・め・ま・い (2003年11月26日)
    • イントロダクション〜ハラペコのガキの歌/誰だっけ?/侵入/無い!!/バンドをやってる友達/恋がしたい/夜行性の生き物3匹/貫通/ボタンが一つ/星になれた

[編集] ベストアルバム

  1. 1998-2004 (2004年9月16日)
    • グレープブルーツちょうだい/発光体/夜行性の生き物3匹/ラメのパンタロン/午前3時のファズギター/待ち人/アイドル/すべるバー/ゆらゆら帝国で考え中/恋がしたい/ドックンドール/ズックにロック/3×3×3/誰だっけ?/ミーのカー/冷たいギフト
    • パイオニア (ALTERNATE VERSION)/グレープフルーツちょうだい (ALTERNATE MIX)/うそが本当に (ALTERNATE VERSION)/恋がしたい (KAORI TAKEDA SOLO VERSION)/バンドをやってる友だち (DEMO)/ボーンズ (FUKO&SAKAMOTO DUET VERSION)/少年は夢の中 (ALTERNATE MIX)/太陽の白い粉 (ALTERNATE MIX)/イエスタデイ・ワンス・モア

[編集] オムニバス参加アルバム

  1. BLOODY BUTTERFLY (1991年)
    • M-4「お葬式」、M-5「虫男」、M-6「冥土の口」を収録。
  2. Tokyo Flashback 2 (1992年)
    • M-6「バカのふり」を収録。
  3. RICE-TONE CIRCLE vol.1 (1996年10月19日)
    • M-5「昆虫ロック」、M-11「彼女のサソリ」を収録。
  4. けものがれ、俺らの猿と (2001年5月30日)
    • 同名映画のサウンドトラック。M-6「つきぬけた」を収録。
  5. FINE TIME 2 〜A TRIBUTE TO NEW WAVE〜 (2005年4月6日)
  6. 乱歩地獄 オリジナル・サウンドトラック (2005年10月26日)
    • M-23「ボーンズ」を収録。
  7. A Pack To The Future (2006年12月7日)
    • 石野卓球によるDJミックスアルバム。M-2「ONE BUTTON (YURA YURA TEIKOKU)」を収録。
  8. 極東最前線2 (2008年7月23日)
    • M-3「タコ物語 (LIVE)」を収録。

[編集] 自主制作

以下はすべてカセットテープによる作品。

  1. ゆらゆら帝国
    • 生き物万歳/夜の恋人/太陽のうそつき/神様おねがい
  2. ゆらゆら帝国
    • 冥土の口/お花もどき/耳なし口なし/お葬式
  3. ゆらゆら帝国
    • 心は半分/魚ちゃん/砂糖人間/お花もどき/炎ってすてき

[編集] 映像作品

  1. Live 1997.9.1 (VHS-1998年1月25日)
  2. CLIPS 1998-2003 (DVD-2007年9月26日)
    • 発光体/ズックにロック/ラメのパンタロン/ゆらゆら帝国で考え中/ラメのパンタロン/冷たいギフト/貫通/夜行性の生き物3匹/ドア

[編集] 備考

「ゆらゆら帝国で考え中」と「すべるバー」は、アレンジされたバージョンがはねるのトびらのオープニングに使用されている。前者は関東ローカル時代、後者は全国ネット開始時から現在に至る。同番組のエンディングには「アイツのテーマ」が2006年頃まで使用されており、DVD3巻のスタッフ・キャストの紹介にも「ズックにロック」が使用されている。

[編集] 外部リンク

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