NicoPa
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
NicoPa(ニコパ)とは、神姫バス・神姫ゾーンバス及び神姫グリーンバス(一部路線のみ)専用の非接触型ICカード方式による乗車カードの名称である。
目次 |
[編集] 概要
従来は紙の券で提供されていた定期券・回数券の置き換えとして神姫バス・神姫ゾーンバス・神姫グリーンバス(篠山営業所管内)にて導入されているICカードである。 愛称"NicoPa"は"Nice Intelligence Convenience Original Pass"の略で、「ニコッと」「パッと」使えるカードという意味も込められている。
2006年1月20日に三田市・篠山市・丹波市を走るバス路線で先行導入され、2006年10月20日に全線へと拡大された。 しかし高速バス(プリンセスロード、ハーバーライナー、空港リムジンバス、中国ハイウェイバス)、 コミュニティバス(ただし加古川市コミュニティバス、加西市コミュニティバス、三木市コミュニティバス(三木市吉川コミュニティバスはのぞく)の全路線、多可町コミュニティバスのうち西脇直行バスでは使える。)、 ウェスト神姫では利用できない。なお神姫グリーンバスではこれまで導入が見送られたが、2009年7月1日に本体から篠山市・丹波市地域路線が移譲されたが、神姫グリーンバスへの移譲後も引き続き該当路線ではNicoPaが利用できるようになっている。[1]
2006年2月1日からNicoPa導入エリアにPiTaPaが追加で導入され、同時にICOCAもPiTaPaとの相互利用制度によって利用可能になった。 神姫バスと神姫ゾーンバスはPiTaPa導入に際し、共にスルッとKANSAI協議会に加入している。なお現在の所、自社向けにPiTaPaカードを発行する予定はない。 PiTaPa交通利用エリアとしての導入であるため、PiTaPaカードで乗車した場合にはポストペイ方式での利用になる。
既にNicoPaを導入したところに別途PiTaPaが導入されたのは、NicoPaにチャージ種別やプレミアム付与が存在し、他のサービスとの相互利用が事実上不可能なため。 このため、PiTaPaやICOCAの導入エリアでNicoPaを利用することはできない。
同時にモバイルNicoPaの提供が開始され、関西のバス事業者としてはじめておサイフケータイでの乗車に対応した。
ICカードへの一本化に伴って、2007年6月30日をもって紙の定期券・回数券の販売が終了した。[2] あくまでも販売の終了であり、それ以前に購入した券は以降も変わりなく利用することができる。 なお、神姫グリーンバス篠山営業所では、紙式定期券の発売も実施している。
[編集] 使用方法
ICOCAやSuica等他のプリペイド式ICカードと同様、はじめにデポジット(預かり金)を支払い、窓口や車内でチャージ(入金)してから使用する。デポジットはカード返却時に返還される。
また、会員制ポイントクラブ「NicoPa Club(ニコパクラブ)」に入会するとデポジットが不要となる。カード購入後に「NicoPa Club」に入会した場合は入会した時点でデポジットが返却される。
カード購入時に氏名・住所を登録しておけば紛失時にカードの利用停止と再発行などのサービスを受けることができる(手数料が必要)。
乗車時および降車時に専用の端末機にICカードをタッチすることで乗車区間・時間に対応した運賃が引き落とされる。 残高が不足していた場合はその場でチャージする他、現金や他のICカードを利用しての精算も可能である。また、乗車時には残高がまったくなくてもよい。
また、降車後60分以内に同一のNicoPaカードで乗り継いだ場合、大人80円、小児40円(100円区間のでの乗り継ぎは大人20円、小児10円)が割引される。(コミュニティバスは適用外)この割引を受けた乗車から乗り継いだ乗車には割引が適用されない。
通勤定期券の機能を利用する場合、従来からの紙の定期券同様に環境定期券(エコ定期券)制度が利用できる。この場合の運賃をチャージから支払うことはできず、券面の提示と全額現金での支払いが必要である。 なお、記名式のカードではあるが通勤定期券機能に限り持参人が使用することが可能である。これも従来どおりとなる。
[編集] チャージ
カードには2種類のチャージを記録することが可能である。 精算に際しては徳用が優先され、徳用の残高が不足していた場合の残りの運賃や徳用利用可能時間外での利用時は普通から精算される。
- 普通
- 従来の普通回数券に代わるもので、チャージ額に対して1割のプレミアムが付与される。
- 徳用
- 従来の徳用回数券に代わるもので、チャージ額に対して3割のプレミアムが付与される。
- 利用は従来の徳用回数券に準じ、土日祝の全日および平日午前9時30分~午後4時の間に降車する場合に利用可能である。
神姫バスと神姫ゾーンバス・神姫グリーンバス(篠山営業所管内のみ)の各乗車券取扱窓口とバス車内、姫路駅前・三ノ宮の各バスターミナル、明石駅前・西神中央などの案内所に設置のチャージ機および姫路駅前バスターミナルに設置の定期券発売機でチャージができる。バス車内で行う場合は運転士に申し出のうえ、運賃箱で操作してもらう必要があるが、領収書が発行できないので注意が必要である。
[編集] 特殊なカード
割引運賃で利用できる特殊なNicoPaカードが存在する。これらはすべて記名式のカードとなる。
- 小児
- 小学生以下の児童を対象に発行されるカードで、引き去り金額が小児運賃となる。有効期限として名義人が小学校を卒業する年度の末日が定められ、それまでの期間、券面記載の名義人に限り利用することができる。卒業後は返却するか、通常のNicoPaカードに切り替えることになる。
- 障害者
- バス乗車について運賃の減免が適用される障害者を対象に発行されるカード。発行時には有効な記載のある障害者手帳が必要。引き去り金額が減免された金額となる。障害が回復した場合など、運賃の減免措置の適用がなくなった時点で返却、または通常のカードに切り替える必要がある。
- 関西学院大学学生専用カード
- 市立図書館前~三田駅・新三田駅・南ウッディタウン駅・センチュリープラザ前・ウッディタウン中央駅・新神戸駅・三ノ宮のうちいずれかと関西学院神戸三田キャンパス前・関西学院前・学園3丁目のうちいずれかの停留所で乗降する場合、いつでも徳用から精算することが可能である。週に5日通学する学生の場合通学定期券より安価になることと、三田駅と関学方面の間で運行しているバスは定期考査中運休される便が多くやむを得ず新三田駅からバスに乗る機会があることなどの理由から、多くの学生がこちらを利用している。なおこのカードは関西学院大学生活共同組合三田店でのみ購入することができるが、購入時必ず学生証の提示が必要である。神姫バス
[編集] モバイルNicoPa
携帯電話のIC流通サービスであるおサイフケータイを利用したサービスである。
[編集] 使用方法
はじめに神姫バスの携帯電話用サイトよりICカード対応のアプリをダウンロードする必要がある。これによりおサイフケータイのIC領域にNicoPaカードとしての情報が記録され、その時点からカード型とほぼ同様に利用可能になる。このためデポジットは不要であり、利用開始時の残高は0円となる。
[編集] 注意事項
- 2007年3月現在、対応しているのはNTTドコモの携帯電話のみである。
- モバイルSuica等の他の交通系ICアプリと同一の電話機に共存すると、読み取りエラーが発生する場合がある[3]。(Suicaの構造がICOCA/PiTaPaと同一であることに起因する)
- 無記名式のNicoPaのみの提供であり、2007年3月現在、定期券や割引カードなどは発行されていない。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- NicoPa
- NicoPa Club NicoPaを利用したポイントサービス