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新川浩嗣

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新川 浩嗣
しんかわ ひろつぐ
生年月日 (1963-04-22) 1963年4月22日(61歳)[1]
出生地 香川県の旗 香川県
出身校 香川県立丸亀高等学校
東京大学経済学部
前職 財務省主計局長
現職 財務事務次官
称号 経済学士(東京大学・1987年
配偶者 新川麻(弁護士

在任期間 2024年7月5日 -

在任期間 2022年6月24日 - 2024年7月5日

在任期間 2021年7月8日 - 2022年6月24日

在任期間 2020年11月16日 - 2021年7月8日
2022年5月20日 - 2022年6月24日

日本の旗 内閣官房気候変動対策推進室長
在任期間 2021年3月 - 2022年6月24日

その他の職歴
日本の旗 内閣総理大臣秘書官(事務担当)
2018年7月27日 - 2020年9月18日
日本の旗 財務省大臣官房審議官主税局担当)
2017年7月7日 - 2018年7月27日)
日本の旗 財務省主税局税制第二課長
2009年7月24日 - 2011年7月8日)
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新川浩嗣(しんかわ ひろつぐ、1963年4月22日[1])は日本財務官僚。財務省では医療費税制に長く携わり、2024年7月から財務事務次官となった[2]

来歴

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香川県立丸亀高等学校東京大学経済学部卒業。東大経済学部在学中に国家公務員一種試験(経済)を受験[3]日本銀行からも内定を貰っていたが、当時の小粥正巳大臣官房長が部下を使い説得させたため、日本銀行を辞退し、1987年 大蔵省入省(大臣官房調査企画課[4][2]東京国税局館山税務署長の後[5]青森県で課長職、主計局主計官補佐で通産係と厚生労働係の主査金融庁で室長職を経験し、2008年8月2日 伊吹財務大臣秘書官(事務担当)。

同年9月24日 財務省主税局調査課長。2009年7月24日から2011年7月8日まで主税局税制第二課長に就いた。税制第二課長在職中は勝栄二郎(当時は主計局長事務次官)の下で社会保障と税の一体改革につながる下地作りを指揮していた[2]

2016年 内閣官房内閣審議官内閣官房副長官補付)兼内閣官房農林水産業輸出力強化等推進室次長2017年7月7日に主税局担当の大臣官房審議官となり、2018年7月27日より安倍内閣総理大臣秘書官(事務担当)となる。2020年9月18日 第4次安倍内閣総辞職に伴い、財務省に戻り、同年11月16日経済情勢の調査・分析、各省庁や日銀との窓口となるポストである大臣官房の総括審議官(局長級)に就任[6]2021年7月8日 大臣官房長に就任[7]。2022年6月24日 主計局長に就任。2024年7月5日 事務次官に就任。

職歴

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入省同期

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氏名 出身大学 配属先 職歴
臼杵芳樹 東大経済 国際金融局調査課 東京税関長名古屋国税局長預金保険機構総務部長預金保険機構検査部長
神田眞人 東大法 理財局総務課 財務官国際局長大臣官房総括審議官
主計局次長(首席)、主計局次長(末席)
栗田照久 京大法 理財局国債課 金融庁長官金融庁総合政策局長
金融庁監督局長内閣官房成長戦略会議事務局私的独占禁止法特例法案準備室長代理
金融庁監督局長兼内閣官房日本経済再生総合事務局私的独占禁止法特例法案準備室長代理
斎藤通雄 東大法 主税局調査課 理財局長東海財務局長産業革新投資機構CFO
新川浩嗣 東大経済 大臣官房調査企画課 主計局長大臣官房長内閣官房気候変動対策推進室長、大臣官房総括審議官兼内閣官房気候変動対策推進室長
内閣総理大臣秘書官大臣官房審議官主税局担当)、主税局税制第二課長
辻庄市 東大法 大臣官房文書課 信州大学経法学部教授
北陸財務局長、内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局次長中国財務局
藤本哲也 東大法 大臣官房秘書課 公正取引委員会事務総局経済取引局長、公正取引委員会事務総局審査局
公正取引委員会事務総局官房政策立案総括審議官
松尾元信 東大法 大臣官房文書課 金融庁総合政策局長内閣官房国際テロ情報集約室次長
金融庁証券取引等監視委員会事務局長、金融庁総合政策局政策立案総括審議官
水口純 東大法 主計局総務課 国際通貨基金(IMF)理事、大臣官房政策立案総括審議官
東海財務局長金融庁証券取引等監視委員会事務局次長
鑓水洋 東大法 国際金融局総務課 環境省大臣官房長国税庁次長
理財局次長(理財担当)
渡部晶 京大法 証券局証券業務課 財務総合政策研究所
大臣官房政策立案総括審議官大臣官房企画調整主幹(企画調整総括官)兼財務総合政策研究所副所長
大臣官房公文書監理官兼大臣官房企画調整主幹(企画調整総括官)兼財務総合政策研究所副所長


著書

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  • 『図解 日本の税制(平成21年度版)』財経詳報社、2009年9月発行

脚注

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  1. ^ a b ヨミダス(読売新聞)現代人名録、2021年閲覧
  2. ^ a b c 日銀を蹴って大蔵省入り「新川浩嗣財務次官」ってどんな人? 出世コースをひた走る男の評判は「直言居士」”. デイリー新潮 (2024年7月26日). 2024年8月11日閲覧。
  3. ^ 新川浩嗣 財務省大臣官房長の略歴書PDF
  4. ^ 『ファイナンス,第24巻、第7~12号』大蔵財務協会、1988年発行
  5. ^ a b 『札幌国税局人事(10日付)/北海道』朝日新聞 1997年7月16日 朝刊 道内地域版
  6. ^ 財務省総括審議官に新川氏 前首相秘書官―16日付 JIJI.COM 2020年11月16日
  7. ^ 財務次官に矢野主計局長が昇格、金融庁長官は中島総政局長=幹部人事 ロイター 2021年7月7日
  8. ^ 講師略歴 東京大学大学院薬学系研究科(PDF)
  9. ^ 『職員録 1995年版 上巻』大蔵省印刷局、1994年11月発行、469頁
  10. ^ 『政官要覧 平成29年春号』2017年2月27日発行、635頁
官職
先代
茶谷栄治
財務省事務次官
2024年 -
次代
現職
先代
茶谷栄治
財務省主計局長
2022年 - 2024年
次代
宇波弘貴
先代
茶谷栄治
財務省大臣官房長
2021年 - 2022年
次代
青木孝德
先代
小野平八郎
財務省大臣官房総括審議官
2022年
次代
奥達雄
先代
阪田渉
財務省大臣官房総括審議官
2020年 - 2021年
次代
小野平八郎
先代
中江元哉
内閣総理大臣秘書官(事務担当)
2018年 - 2020年
次代
大沢元一
先代
矢野康治・井上裕之
財務省大臣官房審議官主税局担当)
田島淳志と共同
2017年 - 2018年
次代
住澤整・小野平八郎
先代
川上尚貴
財務省主税局税制第二課長
2009年 - 2011年
次代
住澤整