コンテンツにスキップ

小村武

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

小村 武(こむら たけし[1]1939年9月2日[2] - )は、日本官僚大蔵事務次官日本政策投資銀行総裁などを歴任。血液型はB型[3]

来歴

[編集]

和歌山県立星林高等学校を経て東京大学法学部第2類(公法コース)卒業[4]。1963年、大蔵省入省[5]。入省同期に日高壮平中平幸典西村吉正米澤潤一(日本銀行理事、関税局長)、金野俊美(ヒメノ会長、印刷局長山口厚生農漁公庫理事、国税庁直税部長)、佐藤孝志高岡市長)、谷口孝ナショナル証券専務、内閣審議官)、金子義昭など。経済企画庁長官官房長を経て、斎藤次郎次官の下で大蔵省大臣官房長を務めたように大蔵省主流たる主計局の「斎藤組」の筆頭とされ、のち主計局長を経て、1997年(平成9年)7月、大蔵事務次官に就任。

次官に就任後に大蔵省接待汚職事件が発覚して、三塚博大蔵大臣が辞職したが、武藤敏郎官房長と共に職に留まった。ただ程なくして同月28日、広尾の公務員官舎で金融検査官の一人が自殺したため、橋本龍太郎首相兼蔵相により次官職を更迭され辞任を余儀なくされた。そのため、次官在任期間は6ヶ月と戦後最短となった。

退官後は、財政金融研究所顧問、ついで2001年(平成13年)から2007年(平成19年)まで日本政策投資銀行総裁を務め、2007年(平成19年)に全国盲ろう者協会会長に就任。2008年(平成20年)からはソルト・サイエンス研究財団理事長のほか、商船三井社外取締役、東京海上日動火災保険顧問など複数の役員を兼務している。2020年、瑞宝重光章受章[6]

略歴

[編集]

著書

[編集]
  • 『実務会計法』(石田久和と共著)(新日本法規出版、1987年)
  • 『予算と財政法〔4訂版〕』(新日本法規出版、2008年)

脚注

[編集]
  1. ^ 定時株主総会招集ご通知 株式会社商船三井 2010年5月31日
  2. ^ a b c d e 安田倉庫株式会社第142期有価証券報告書
  3. ^ 『日本の官庁,その人と組織:大藏省,経済企画庁』政策時報社、1991年発行、109頁
  4. ^ a b 『東大人名録,第1部』1986年発行、50頁
  5. ^ 官報や各年度発行『大蔵省人名録』、毎日フォーラム・霞が関人物録:和歌山県毎日新聞、2020年4月10日)、霞が関ふるさと記 事務次官を多数輩出[和歌山県]現代ビジネス、2014年7月14日)
  6. ^ 令和2年春の叙勲受章者名簿
  7. ^ 『大蔵省名鑑 1997年版』1996年12月
  8. ^ 『職員録 上巻』大蔵省印刷局、1973年発行、481頁
  9. ^ 『職員録 上巻』大蔵省印刷局、1982年発行、495頁
  10. ^ 栗林良光『大蔵省主計局』講談社、1990年2月発行、203頁
  11. ^ 株式会社商船三井平成21年度有価証券報告書
  12. ^ 会長挨拶 【第20代会長】小村 武 - ウェイバックマシン(2023年7月7日アーカイブ分)
先代
小粥正巳
日本政策投資銀行総裁
第2代:2001年 - 2007年
次代
室伏稔