堀岡隼人
横浜DeNAベイスターズ #111 | |
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基本情報 | |
国籍 |
![]() |
出身地 | 神奈川県秦野市 |
生年月日 | 1998年9月11日(25歳) |
身長 体重 |
183 cm 87 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2016年 育成選手ドラフト7位 |
初出場 | 2019年8月1日 |
年俸 | 670万円(2024年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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堀岡 隼人(ほりおか はやと、1998年9月11日 - )は、神奈川県秦野市出身[1]のプロ野球選手(投手・育成選手)。右投右打。横浜DeNAベイスターズ所属。
経歴[編集]
プロ入り前[編集]
秦野市立東小学校1年生から野球を始め、秦野市立東中学校では「秦野シニア」に所属する[1]。
高校は青森県青森市の青森山田高等学校に進学。1年生の春からベンチ入りした[1]。2年生の秋には背番号1番を付け、三森大貴とともに秋期東北地区大会を同校として初優勝し、第46回明治神宮野球大会に初出場[1][2]。東邦高等学校に4対3で勝利し、ベスト4に進出する[3]。3年生の春に第88回選抜高等学校野球大会に同校として11年ぶり2回目の出場を果たすが[4]、1回戦で前年の神宮大会の準決勝で敗れた敦賀気比高等学校と対戦、山﨑颯一郎と投げ合い、8回を被安打3、失点1の好投をみせるが、1対0で初戦敗退となった[5]。3年生の夏の第98回全国高等学校野球選手権青森大会では、4回戦の大湊高校戦で2番手で8回から登板したが3失点しチームは敗退。春夏連続の甲子園出場はならなかった[6]。
入団テスト合格を経て、2016年10月20日に行われたプロ野球ドラフト会議にて、読売ジャイアンツから育成選手ドラフト7巡目で指名され[7][8]、支度金200万円、年俸240万円(金額は推定)で入団に合意した[9]。背番号は013。担当スカウトは柏田貴史であった[10]。
巨人時代[編集]
2018年は三軍暮らしが続いた。
2019年は二軍で15試合登板、0勝0敗3セーブ、防御率0.86と好成績を残し、7月26日に支配下登録された[12][13]。推定年俸は420万円となり、背番号は95に変更された[13]。読売ジャイアンツの高卒育成投手としては、球団史上初の支配下登録となった[14]。8月1日の広島東洋カープ戦で一軍初登板を果たし[15]、シーズンとしては3試合に登板し、防御率6.23を記録。オフに、40万円増の推定年俸460万円で契約を更改した[16]。
2020年、7月5日に出場登録され同日にシーズン初登板し2回1安打無失点と好投するも、チーム事情でわずか1日で登録抹消[17]。8月6日の阪神タイガース戦では、0-4の8回から登板し、満塁弾を含む4安打2四球7失点で一死しか取れず降板し、野手である増田大輝が登板するきっかけを作った[18]。賛否両論があった増田登板について[19]、試合後に原辰徳監督は「堀岡を投げさせることの方がはるかに失礼なこと」とコメントし、翌8月7日に登録抹消となった[20]。シーズン終盤には二軍で先発に挑戦し3戦連続でハイ・クオリティ・スタートを記録するなど、成長の跡を見せた[21]。11月8日の東京ヤクルトスワローズ戦でプロ初ホールドを記録。最終的に、一軍では12試合登板、0勝0敗1ホールド、防御率7.82を記録。オフに、240万円増の推定年俸700万円で契約を更改した[14]。
2021年は三軍で8試合に登板して0勝0敗、防御率1.04、二軍で43試合に登板して2勝4敗1セーブ、防御率4.10の成績を残したが、一軍での登板機会はなかった[22][23]。シーズン終了後の11月15日に、育成契約への移行を前提として自由契約とすることを通告された[24]。12月9日、30万円減となる推定年俸670万円で育成選手として再契約した[25]。背番号は095に変更された[26]。
2022年は二軍で30試合に登板し3勝3敗1セーブ、防御率2.83の成績を残したが、シーズン中の支配下登録を勝ち取ることはできなかった。
2023年3月9日、再び支配下契約となり背番号は95に変更された[27]。5月3日の東京ヤクルトスワローズ戦で3年ぶりとなる一軍登板を果たしたが、制球に苦しみ1回1/3を2失点で降板[28]。その後は登板機会が無いまま8日に登録抹消となった[29]。8月9日に再登録され[30]、翌10日の阪神タイガース戦では0回2/3を無失点としたが、19日の広島東洋カープ戦で二番手として登板しマット・デビッドソン、末包昇大に本塁打を許すなど1回1/3で3失点と振るわず[31]、以降の一軍登板は無かった。二軍では43試合に登板し防御率1.87で8セーブを挙げる好成績を残した一方で、一軍では3試合の登板で防御率13.50という結果に終わった。10月13日に戦力外通告を受け、現役続行希望を表明し12球団合同トライアウト受験の意向を示したが、実際には不参加となった[32][33]。
DeNA時代[編集]
2023年11月17日に横浜DeNAベイスターズと育成選手契約を結ぶことが発表され[34]、背番号は111[35]。
選手としての特徴・人物[編集]
ゆったりとしたフォームから、スライダーとチェンジアップを操る投球が持ち味[1]。高校時代の最速は144km/hであったが、プロ入り後には最速154km/hを記録[36][12]。
詳細情報[編集]
年度別投手成績[編集]
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019 | 巨人 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 18 | 4.1 | 5 | 1 | 3 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 3 | 3 | 6.23 | 1.85 |
2020 | 12 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ---- | 62 | 12.2 | 16 | 2 | 8 | 0 | 0 | 11 | 0 | 0 | 13 | 11 | 7.82 | 1.89 | |
2023 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 19 | 3.1 | 6 | 2 | 3 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 5 | 5 | 13.50 | 2.70 | |
通算:3年 | 18 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ---- | 99 | 20.1 | 27 | 5 | 14 | 0 | 0 | 17 | 1 | 0 | 21 | 19 | 8.41 | 2.02 |
- 2023年度シーズン終了時
年度別守備成績[編集]
年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2019 | 巨人 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
2020 | 12 | 0 | 2 | 1 | 0 | .667 | |
2023 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | |
通算 | 18 | 0 | 4 | 1 | 0 | .800 |
- 2023年度シーズン終了時
記録[編集]
- 初記録
- 初登板:2019年8月1日、対広島東洋カープ17回戦(東京ドーム)、9回表二死から救援登板・完了、1/3回無失点
- 初奪三振:同上、9回表に會澤翼から空振り三振
- 初ホールド:2020年11月8日、対東京ヤクルトスワローズ24回戦(東京ドーム)、6回表に2番手で救援登板、1回無失点
背番号[編集]
- 013(2017年 - 2019年7月25日)
- 95(2019年7月26日 - 2021年、2023年3月9日 - 同年終了)
- 095(2022年 - 2023年3月8日)
- 111(2024年 - )
登場曲[編集]
- 「pride」GReeeeN(2018年)
- 「ドリームキャッチャー」ベリーグッドマン(2019年 - 2021年)
- 「ただ、ありがとう」MONKEY MAJIK(2022年)
- 「ワンダフルデイズ」ONE☆DRAFT(2023年)
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ a b c d e “【巨人】育成7位右腕・堀岡隼人、ピンチで燃える強心臓”. スポーツ報知 (2017年2月17日). 2017年2月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月7日閲覧。
- ^ “青森山田、初出場Vだ 明治神宮大会13日開幕”. 日刊スポーツ (2015年11月10日). 2017年4月7日閲覧。
- ^ “高松商、青森山田が4強/明治神宮大会詳細”. 日刊スポーツ (2015年11月15日). 2017年4月7日閲覧。
- ^ “青森山田11年ぶりセンバツ「冬の成果を全国舞台で」”. 日刊スポーツ (2016年1月30日). 2017年4月2日閲覧。
- ^ “青森山田1点に泣く 昨年王者と互角も初戦敗退”. 日刊スポーツ (2016年3月26日). 2017年4月7日閲覧。
- ^ “大湊が青森山田破り4年ぶり8強!野崎V打/青森”. 日刊スポーツ (2016年7月15日). 2017年4月7日閲覧。
- ^ “プロ野球 ドラフト 2球団が青森山田の三森、堀岡選手に指名あいさつ 両選手入団の意思 /青森”. 毎日新聞・地方版 (2016年10月25日). 2017年4月7日閲覧。
- ^ “ソフトバンク4位三森、バットコントロール「見て」”. 日刊スポーツ (2016年10月21日). 2021年6月15日閲覧。
- ^ “巨人、D6指名の大江と合意 契約金3000万円”. SANSPO.COM (2016年11月16日). 2019年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月7日閲覧。
- ^ “プロ野球ドラフト指名あいさつ”. 青森山田高等学校 学校法人青森山田学園 (2016年10月24日). 2021年6月15日閲覧。
- ^ “巨人育成ルーキー堀岡が右肘クリーニング手術”. 日刊スポーツ (2017年10月20日). 2021年4月25日閲覧。
- ^ a b “堀岡隼人投手と支配下選手契約、背番号は「95」”. 読売巨人軍公式サイト (2019年7月26日). 2021年4月25日閲覧。
- ^ a b “巨人・堀岡、背番号「95」支配下選手登録「160キロも目指したい」”. サンケイスポーツ (2019年7月26日). 2021年4月25日閲覧。
- ^ a b “巨人・堀岡が240万円増の700万円で更改 来季は「脱・弱気」で一軍定着目指す”. 東京スポーツ (2020年12月16日). 2021年4月25日閲覧。
- ^ “巨人堀岡「チャンスもらえ嬉しい」初登板で初奪三振”. 日刊スポーツ (2019年8月1日). 2021年4月25日閲覧。
- ^ “巨人堀岡40万円増「1軍定着を」今季支配下に”. 日刊スポーツ (2019年11月22日). 2021年4月25日閲覧。
- ^ “【巨人】堀岡隼人、緊張で足ガクガクも先輩京田をK斬り 1日限定1軍で2回0封”. スポーツ報知 (2020年7月6日). 2021年4月25日閲覧。
- ^ “【巨人】「のろのろ~っ」投げの堀岡隼人が阿部2軍監督からの助言を受け変身中”. スポーツ報知 (2021年2月17日). 2021年3月19日閲覧。
- ^ “中居正広 賛否両論噴出した野手・増田大の登板に言及「僕は最っ高に楽しかったですね」”. スポーツニッポン (2020年8月23日). 2021年4月25日閲覧。
- ^ “【巨人】堀岡隼人が2軍へ 前夜の甲子園で7失点、野手の増田大輝と途中交代”. スポーツ報知 (2020年8月7日). 2021年4月25日閲覧。
- ^ “【巨人】堀岡隼人が3試合連続でハイクオリティースタートクリア 2軍西武戦”. スポーツ報知 (2020年10月30日). 2021年3月19日閲覧。
- ^ “二軍投手成績(2021年)”. 読売巨人軍公式サイト. 2022年3月27日閲覧。
- ^ “三軍投手成績(2021年)”. 読売巨人軍公式サイト. 2022年3月27日閲覧。
- ^ “巨人田中豊樹、鍬原拓也、ウレーニャら12選手が自由契約、育成で再契約方針”. 日刊スポーツ (2021年11月15日). 2021年12月5日閲覧。
- ^ “【巨人】堀岡隼人が再び育成選手契約 30万円減の670万円でサイン”. スポーツ報知 (2021年12月9日). 2021年12月27日閲覧。
- ^ “巨人 支配下5選手の背番号変更を発表 レギュラー定着へ吉川尚輝が2、松原聖弥は9”. デイリースポーツ (2021年12月27日). 2021年12月27日閲覧。
- ^ “育成選手の支配下契約について”. 読売巨人軍 (2023年3月9日). 2023年3月9日閲覧。
- ^ “【巨人】堀岡隼人、3年ぶり1軍登板も制球に苦戦 押し出し四球などで2失点”. スポーツ報知 (2023年5月3日). 2023年11月26日閲覧。
- ^ “【巨人】オコエ瑠偉、松原聖弥、堀岡隼人が登録抹消 菊田拡和、岡田悠希、ロペスが1軍昇格へ”. スポーツ報知 (2023年5月8日). 2023年11月26日閲覧。
- ^ “【セパ公示】(10日)巨人がオコエ瑠偉・ビーディを抹消、松原聖弥らを登録 ロッテは平沢大河を抹消”. スポーツ報知 (2023年8月10日). 2023年11月26日閲覧。
- ^ “【巨人】原辰徳監督、3失点の堀岡隼人に「大きな期待の中で、今日に関しては難しかった」”. スポーツ報知 (2023年8月19日). 2023年11月26日閲覧。
- ^ “【巨人】堀岡隼人に戦力外通告「まだまだ投げられるので現役続行希望」トライアウト受験へ”. スポーツ報知 (2023年10月13日). 2023年11月26日閲覧。
- ^ “【トライアウト】巨人・三上、中島、ソフトバンク・森、上林、楽天・炭谷、西川、DeNA・宮国ら不参加”. スポーツ報知 (2023年11月15日). 2023年11月26日閲覧。
- ^ “2024年シーズン 選手契約について |横浜DeNAベイスターズ”. 横浜DeNAベイスターズ オフィシャルホームページ. 2023年11月26日閲覧。
- ^ “堀岡隼人選手 入団記者会見|横浜DeNAベイスターズ”. 横浜DeNAベイスターズ オフィシャルホームページ. 2023年11月29日閲覧。
- ^ “「育成の巨人」証明へ 大化け途中の3人の速球派右腕たち!”. 高校野球ドットコム (2019年10月30日). 2021年4月25日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 個人年度別成績 堀岡隼人 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 堀岡 隼人 | 選手情報 - 読売巨人軍公式サイト
- 堀岡隼人 (@haya891911) - Twitter