中川虎大

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中川 虎大
横浜DeNAベイスターズ #93
K Nakagawa Hamasuta.jpg
育成選手時代
(2019年6月、横浜スタジアム)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 和歌山県和歌山市
生年月日 (1999-10-02) 1999年10月2日(20歳)
身長
体重
178 cm
79 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2017年 育成ドラフト1位
初出場 2019年7月28日
年俸 420万円[1](2019年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

中川 虎大(なかがわ こお、1999年10月2日 - )は、横浜DeNAベイスターズに所属する和歌山県和歌山市出身のプロ野球選手投手)。右投右打。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

5歳から「野崎少年野球」で軟式野球を始める[2]と、和歌山市立貴志南小学校時代には、捕手として貴志南野球団でプレー。小学6年時には、スポーツ少年団の全国大会で準優勝を経験した[3]

和歌山市立貴志中学校への進学を機に和歌山シニアへ入団したが、1年時に右肘を痛めた。手術を経て復帰した後は「4番・三塁手」としてレギュラーに定着していたが、2年時の冬に退団。「遊びたくなった」という理由での退団だったことから、一時は野球と距離を置いていた[2]。しかし、3年時(2014年)の7月に、全国高等学校野球選手権和歌山大会の決勝(智弁和歌山高校和歌山市立和歌山高等学校)を観戦。この試合で智弁和歌山が延長12回の末にサヨナラ勝利で全国大会出場を決めたシーンに遭遇したことから、野球熱が再燃したという[4]

実母の従兄弟和歌山県立箕島高等学校OBの木村竹志(「石井毅」として在学中の1979年にエースとして甲子園球場の全国大会で春夏連覇を達成)がいる縁で、3年時の秋から木村が理事長を務めるNPO法人の野球教室に参加[2]。中学校からの卒業を機に、同校へ進学した[3]。入学の直後に自身の希望で投手に転向する[4]と、2年時の秋から主将を務めるとともに、エースの座を確保[3]。さらに、2年時のトレーニングによってストレートの球速が短期間で149km/hにまで達した[4]ため、NPB球団のスカウトから注目されるようになった。もっとも、投球の安定感に課題があったことから、3年夏の選手権和歌山大会には背番号10の救援投手として登板[5]。在学中には全国大会と無縁であったが、3年時の秋には、プロ志望届日本学生野球協会に提出した[6]

2017年のNPB育成ドラフト会議で、横浜DeNAベイスターズから1巡目で指名。支度金300万円、年俸360万円(金額は推定)という条件で、育成選手として入団した[7]。入団当初の背番号は104

DeNA時代[編集]

2018年には、イースタン・リーグ公式戦17試合に登板。5勝5敗、防御率5.00という成績を残した。

2019年には、イースタン・リーグの開幕から、二軍の先発ローテーションに定着。前半戦だけで13試合に登板すると、リーグトップの8勝(3敗)、防御率2.00という好成績を残した。さらに、7月11日のフレッシュオールスターゲーム楽天生命パーク宮城)にも、同リーグ選抜チームの2番手投手として2回表から登板。2イニングを投げて2点を失いながらも、2三振を奪った[8]。7月14日には、支配下選手契約へ移行するとともに、背番号を93に変更することが発表された[9]。7月28日の対中日ドラゴンズ戦(ナゴヤドーム)で、先発投手として一軍公式戦にデビュー[10][11]。一軍公式戦全体では3試合の登板(1試合の先発)で0勝1敗にとどまったが、イースタン・リーグ公式戦では最終規定投球回へ到達するとともに、リーグ唯一の2桁勝利(11勝)とリーグトップの防御率(2.25)を記録した。

プレースタイル[編集]

手動計測で最速153km/h[1]ストレートを軸に、スライダーカットボールスプリット(SFF)などの変化球を投げ分ける。

人物[編集]

虎大と書いて「こお」と読ませる名前は、実母がDeNAのOBでもある工藤公康(くどう きみやす)、実父が阪神タイガースのファンであることに由来する。実母は、工藤の名前(公康)の1文字である「公」にちなんで、「公」の音読み(こう)を名前に取り入れることを提案。この提案に沿って、音読みが「こ」で、阪神のチーム名(タイガース)のモデルに当たる動物も表す「虎」の字を実父が入れた。ただし、命名後の姓名判断で「う」と読ませる(運勢の)良い漢字が見当たらなかったため、読み方のひらがな表記には「こお」という字を充てている[2]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2019 DeNA 3 1 0 0 0 0 1 0 0 .000 25 5.0 7 2 3 0 0 3 0 0 3 3 5.40 2.00
NPB:1年 3 1 0 0 0 0 1 0 0 .000 25 5.0 7 2 3 0 0 3 0 0 3 3 5.40 2.00
  • 2019年度シーズン終了時

記録[編集]

投手記録

背番号[編集]

  • 104 (2018年 - 2019年7月15日[12]
  • 93 (2019年7月16日[12] - )

脚注[編集]

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  1. ^ a b DeNA・中川虎が支配下昇格、2軍でトップ8勝”. サンケイスポーツ (2019年7月14日). 2019年7月14日閲覧。
  2. ^ a b c d 箕島の相手は和歌山高専 4年ぶり甲子園出場へ147キロ右腕・中川意気込む”. スポーツニッポン (2017年6月24日). 2019年7月19日閲覧。
  3. ^ a b c 週刊ベースボール|横浜DeNAベイスターズ 中川虎大
  4. ^ a b c 中川 虎大(箕島)「投手歴はわずか2年半!伸び代十分な最速149キロ右腕」(1)”. 高校野球ドットコム (2017年10月25日). 2019年7月19日閲覧。
  5. ^ 箕島プライド!尾藤監督快勝も「全て勝つ」/和歌山”. 日刊スポーツ (2017年7月13日). 2019年7月19日閲覧。
  6. ^ “滝二のイチロー”滝川二・高松らプロ志望届提出”. 日刊スポーツ (2017年9月11日). 2019年7月19日閲覧。
  7. ^ DeNA育成1位中川が仮契約「後々は日の丸を」”. 日刊スポーツ (2017年11月16日). 2019年7月14日閲覧。
  8. ^ DeNA中川虎大「次は1軍」直球勝負2失点も収穫”. 日刊スポーツ. 2019年7月14日閲覧。
  9. ^ 中川虎大選手 支配下選手として契約”. 横浜DeNAベイスターズ. 2019年7月14日閲覧。
  10. ^ DeNA中川虎大、ほろ苦2回KO「悔しかった」”. 日刊スポーツ. 2019年7月28日閲覧。
  11. ^ DeNA連勝ストップ プロ初登板初先発の中川虎2回1失点で初黒星、雪辱誓う”. スポーツニッポン. 2019年7月29日閲覧。
  12. ^ a b 新規支配下選手登録 | 2019年度公示 | NPB.jp 日本野球機構”. 2019年7月16日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]