蝦名達夫

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蝦名 達夫
横浜DeNAベイスターズ #61
20220515 Tatsuo Ebina outfielder of Yokokama DeNA Baystars at Yokokama stadium.jpg
2022年5月15日横浜スタジアムにて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 青森県青森市[1]
生年月日 (1997-09-20) 1997年9月20日(25歳)
身長
体重
185 cm
88 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2019年 ドラフト6位
初出場 2020年6月24日
年俸 935万円(2022年)[2]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

蝦名 達夫(えびな たつお、1997年9月20日 - )は、青森県青森市出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。横浜DeNAベイスターズ所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

青森市立野内小学校2年時から、野内ヤンキースで軟式野球をスタート[1]青森市立東中学校在学中に所属していた軟式野球部で、KWBボール東日本大会優勝を経験した[3]。中学3年時には青森県外の私立高校から入学を誘われていた[4]が、地元の青森県立青森商業高等学校へ進学した。

青森商業高校への進学後は、硬式野球部で1年時から遊撃手としてレギュラーに定着した。在学中には全国大会と無縁であったが、在学中の対外試合で通算31本塁打を記録。3年時には、硬式野球部が東都大学野球リーグに加盟する首都圏の私立大学や、県外の社会人野球チームから誘いを受けるほど注目されていた。しかし、北東北大学野球リーグに加盟する青森大学の硬式野球部からNPB西武ライオンズ)へ直接入った細川亨捕手への憧れが強く、結局は細川と同じ道を歩んだ[1][5]

青森大学への進学後は、北東北大学野球のリーグ戦で、1年時の秋季から「4番・一塁手」に起用。打率.382、リーグトップの9打点を記録したほか、ベストナインに選ばれた。2年時の秋季にも一塁手としてベストナインに選出された[3]が、3年時から外野手へ転向すると、秋季リーグから主将に就任。4年時の春季リーグでは、10試合の出場ながら、リーグ1位タイの3本塁打を放った。秋季リーグでは、打率.406で首位打者のタイトルを獲得するとともに、チーム16季振りの優勝に貢献。外野手としても、4年時の春季と秋季でベストナインに選ばれた[5]

2019年10月17日に行われたドラフト会議では、横浜DeNAベイスターズから6位指名を受け[6]、契約金2500万円、年俸750万円(金額は推定)という条件で入団した[7]。担当スカウトは自身と同じ東北地方(岩手県)出身の欠端光則[5]で、背番号は青森大学硬式野球部OBでスカウトの八馬幹典が横浜入団時に着用していた61に決まった[7]

プロ入り後[編集]

新人合同自主トレにて

2020年は、同期入団の新人選手では坂本裕哉と共に春季キャンプを一軍でスタート[8]。キャンプの序盤に左第4指の中節骨を骨折した[9]ため、オープン戦に出場できなかった。6月のレギュラーシーズンの開幕直前に組まれた練習試合から、一軍へ再び合流。練習試合では通算で9打数ノーヒットに終わったが、「何か光るものを感じた」という監督のアレックス・ラミレスの評価を背景に、チームの新人野手としては唯一の開幕一軍入りを果たした[10]。開幕2カード目となった、6月24日の対中日ドラゴンズ2回戦(横浜スタジアム)で、代打として一軍公式戦デビュー。しかし、この打席で凡退すると翌25日に出場選手登録を抹消された[11]。抹消後は9月上旬まで、イースタン・リーグの公式戦23試合に出場。通算で打率.333、6本塁打、出塁率.419、長打率.667と好成績を残し、8月下旬から9月上旬にかけて、4試合連続本塁打や6試合連続複数安打も記録した[12]。9月8日に再び登録されると、同日の対阪神タイガース戦(横浜)で、「8番・右翼手」としてスタメンに抜擢。同10日の同カードでは、4回裏一死から代打に起用されると、一軍公式戦での初安打・初打点をバックスクリーン直撃のソロ本塁打で記録した[13]

2021年は、4月16日に一軍へ昇格するも、代打で結果を残せず5月10日に登録を抹消された。6月29日のイースタン・リーグ公式戦の埼玉西武ライオンズ戦(平塚)で頭部死球を受け、救急搬送された[14]。その後8月24日に再登録されると、翌25日の阪神戦(京セラドーム大阪)に「2番・右翼手」としてスタメン出場し、プロ入り初のマルチ安打を記録した[15]。一軍公式戦には前年を上回る31試合に出場し、打率.167、0本塁打の成績だった。10月11日には横浜市内の病院で右足関節のクリーニング手術を受けたことが発表された[16]

2022年も、開幕は二軍スタートとなるが、左翼手の佐野恵太の故障により5月6日に一軍昇格[17]。代打起用が続いていたが、監督の三浦大輔からしぶとく食らいつく打撃を買われ、5月27日の福岡ソフトバンクホークス戦(横浜)で6番・右翼手としてスタメンに抜擢[18]。6月2日のオリックス・バファローズ戦(横浜)ではルーキーイヤー以来2年ぶりとなる本塁打を山崎福也から放つ活躍を見せた[19]

選手としての特徴[編集]

内野手から外野手へ転向した大学3年時に、北東北大学野球リーグで春秋を通じてタイトルを獲得できなかったことを機に打撃フォームを改造。それまで高かったグリップの位置を宮﨑敏郎のように低くしたところ、4年時の春季に最多本塁打、秋季に首位打者のタイトルを手にした。スカウトの欠端は「甘い球を見逃さずに長打を放てる一方で、追い込まれたら逆方向に打てるので、抑えるにはしんどい打者」と評価している[5]

身長が185cmと大柄ながら、50m走で6秒0というタイムを手動計測で記録したほどの俊足と、遠投で120mを記録したほどの強肩の持ち主でもある[5]

人物[編集]

生まれてから大学を卒業するまでの22年間を過ごした青森県への愛着が強く、学生時代には県外のチームから何度勧誘されても、「青森からNPBに入りたい」との一心で県内にとどまっていた[5]。DeNAへの入団を機に県外(神奈川県)での生活を始めてからも、「野球で活躍することが地元のPRにつながれば良い」と語っている[4]

青森ねぶた祭では、高校1年時から大学4年時まで、夏季休暇中のアルバイトの一環でねぶたの引き手(重量4tの立体灯篭を乗せた台車を引っ張る役目)を担っていた[20]。本人によれば、「背が高い人は中腰の姿勢で引き続けなければいけないので、かなり辛かったが、トレーニングとしては良かった」とのことである[4]

地元の名産品である黒ニンニクが好物[4]で、幼少期からおやつ代わりに食べていたほどである。DeNAへの入団を機に「青星寮」(球団合宿所)へ入寮した後も、毎日欠かさず寮内で食べているという[13]

ドラフト同期入団で、同学年である伊勢大夢とのコンビはファンから「イセエビ」と呼ばれ、親しまれている[21]。愛称は「えびちゃん」。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2020 DeNA 17 24 21 3 3 1 0 1 7 1 0 0 0 0 2 0 1 8 1 .143 .250 .333 .583
2021 31 21 18 1 3 0 0 0 3 1 0 0 0 0 3 0 0 7 2 .167 .286 .167 .452
通算:2年 48 45 39 4 6 1 0 1 10 2 0 0 0 0 5 0 1 15 3 .154 .267 .256 .523
  • 2021年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



外野












2020 DeNA 4 3 0 0 0 1.000
2021 14 3 0 0 0 1.000
通算 18 6 0 0 0 1.000
  • 2021年度シーズン終了時

記録[編集]

初記録

背番号[編集]

  • 61(2020年 - )

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c “DeNA6位蝦名1軍スタート決定 奥川と対戦熱望”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2020年1月28日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202001270000732.html 2020年2月1日閲覧。 
  2. ^ DeNA - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2021年11月15日閲覧。
  3. ^ a b 横浜DeNAベイスターズ 蝦名達夫プロフィール
  4. ^ a b c d “【20年版・球界“新”士録(1)】DeNA6位・蝦名「ねぶたトレ」で鍛えた打撃、外崎先輩超え目指す”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2020年1月25日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/01/15/kiji/20200115s00001173083000c.html 2020年9月11日閲覧。 
  5. ^ a b c d e f “DeNA6位蝦名がフォーム参考宮崎に弟子入り志願”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2019年10月28日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201910280000575.html 2020年9月10日閲覧。 
  6. ^ “森敬斗、「プレーで魅了できる選手に」 プロ野球DeNAが新入団発表”. 時事ドットコム (時事通信社). (2019年11月22日). https://www.jiji.com/jc/article?k=2019112201141 2019年12月13日閲覧。 
  7. ^ a b “DeNA6位蝦名が仮契約「いい番号」背番号は61”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2019年11月16日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201911160001052.html 2020年9月10日閲覧。 
  8. ^ “DeNAがキャンプ組み分け発表 ドラフト2位坂本&6位蝦名が一軍に抜擢”. Full-Count. (2020年1月27日). https://full-count.jp/2020/01/27/post672123/ 2020年9月11日閲覧。 
  9. ^ “DeNAドラフト6位・蝦名「左第4指中節骨骨折」で離脱1号 ラミレス監督期待も無念”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2020年2月3日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/02/03/kiji/20200203s00001173153000c.html 2020年9月11日閲覧。 
  10. ^ “DeNAの大卒新人・伊勢、蝦名が開幕一軍 ラミレス監督「光るものを感じた」”. SANSPO.COM (サンケイスポーツ). (2020年6月18日). https://www.sanspo.com/article/20200618-7CIGZ5T3ARLYXILGETUOTUMK2E/ 2020年9月11日閲覧。 
  11. ^ “たゆまぬ努力を自信に変えて――蝦名達夫、未来の四番へ”. 横浜DeNAベイスターズ. (2020年6月27日). https://www.baystars.co.jp/column/next-star-player/200627/ 2020年9月11日閲覧。 
  12. ^ “DeNA・オースティンの復帰戦は3の0、ドラ6蝦名が長打量産で猛アピール”. BABSEBALL KING. (2020年9月2日). https://baseballking.jp/ns/245430 2020年9月11日閲覧。 
  13. ^ a b “「ハマのにんにくマン」新人蝦名が代打でプロ1号”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2020年9月10日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202009100001038.html 2020年9月11日閲覧。 
  14. ^ 【DeNA】頭部死球で救急搬送の蝦名達夫「現在静養中」と球団公式ツイッターで発表” (日本語). スポーツ報知 (2021年6月30日). 2022年2月20日閲覧。
  15. ^ Game横浜DeNAベイスターズ”. 横浜DeNAベイスターズ オフィシャルホームページ. 2022年2月20日閲覧。
  16. ^ DeNA蝦名達夫「たくさん悩んだ結果」右足関節のクリーニング手術”. 日刊スポーツ (2021年10月11日). 2022年2月20日閲覧。
  17. ^ DeNA・佐野恵太、背中痛で登録抹消へ 三浦監督「もちろん痛い」”. サンスポ (2022年5月6日). 2022年6月3日閲覧。
  18. ^ 【DeNA】6番抜てき蝦名達夫は無安打も三浦監督「進塁打が非常に大きかった」と絶賛”. 日刊スポーツ (2022年5月27日). 2022年6月3日閲覧。
  19. ^ 【DeNA】蝦名達夫2年ぶり本塁打「久しぶりなので素直にうれしい」オリックス山崎福也から”. 日刊スポーツ (2022年6月2日). 2022年6月3日閲覧。
  20. ^ “DeNA6位・蝦名達夫(青森大・外野手) 青森から飛び込む夢舞台。心に抱く壮大プラン”. 週刊ベースボール (ベースボール・マガジン社). (2019年11月16日). http://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=055-20191125-01 2020年9月11日閲覧。 
  21. ^ 伊勢、蝦名「イセエビ」コンビ 若い力1軍活性化できるか | ベイスターズ”. カナロコ by 神奈川新聞 (2020年6月23日). 2021年9月22日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]