ポケットモンスター 金・銀の登場人物

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ポケットモンスター 金・銀の登場人物(ポケットモンスター きん・ぎんのとうじょうじんぶつ)では『ポケットモンスター 金・銀・クリスタル』および『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』における登場人物の解説をおこなう。他作品を初出とするキャラクター(『赤・緑・青・黄色』のキャラクターなど)については、リンク先を参照。

ジョウト地方

本作のメインとなる地方。伝統的な町並みが見える。近畿地方がモチーフ。

主人公・町の住民

主人公
ジョウト地方ワカバタウンに住む少年(少女[1])。名前はいくつかの選択肢から選ぶか、自分で決める事も出来る。名前の候補がバージョンごとにいくつかあり、『金』にはゴールド、ヒロキ、テツオ、タカシが、『銀』にはシルバーカモン、トオル、マサオが、『クリスタル』には男ならクリス、ヨウスケ、タカヒロ、タカオが、女ならクリス、チホ、キヨミ、サトコが用意されている。
母親によると頑張り屋らしい。ゲームの仕様上、前作の主人公と同じく喋る事はないが、ヤマブキシティのモノマネ娘の家でモノマネをされた時だけ喋り、一人称も「僕」(「私」)だと確認できる。トレーナー曰く、「ポケモンを連れ歩いている時の様子では勝てそう」、「全く強そうにしていない」らしい。
名前はいくつかの選択肢から選ぶか、自分で決めることもできる。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』では若干大人びた容姿になっており、ポケモン図鑑によると、男の子は身長1.50m、体重40kg、女の子は身長1.52m、体重41kgと、大きさが判明している歴代の主人公では最も大柄である。
ライバル
鋭い目つきと、赤い長髪が特徴的な少年。作中数度に渡り対戦する[2]。最強のトレーナーになることを目指している。
主人公同様、ライバルの名前も選択肢から選ぶか、プレイヤーが自由に決定出来る。名前の候補が『金』・『クリスタル』にはシルバー、『銀』にはゴールドが用意されている。『金・銀』では最初の対戦後にライバル自身が主人公に名前を教えるが、『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではライバルが偶然落としたトレーナーカードを見て名前を知るという流れに変更されている。
ウツギ研究所や他人からポケモンを盗むなど、性格は冷徹で手段を選ばない。だが、主人公と戦いを繰り広げるうちに少しずつ心境が変化していき、ポケモンを思いやり共に歩む優しさに気付くようになり、最終的には懐かないと進化しないクロバットが手持ちに加わっている。また、自分のポケモンの事を「弱い」と言っていながら、最初から最後まで一度も手持ちのポケモンを入れ替えていない等、ポケモンへの信頼も垣間見える。
最終的な手持ちポケモンは、ウツギ研究所から盗んだポケモンが進化したメガニウムバクフーンオーダイルのいずれかの他、ニューラレアコイルフーディンゲンガー・クロバットの6匹である。
それ以前の使用ポケモンはチコリータベイリーフヒノアラシマグマラシワニノコアリゲイツゴースゴーストズバットゴルバットコイルと、最終的なポケモンの進化前である。
作中でロケット団を嫌悪する発言をしているが、正体はロケット団のボスだったサカキの実子である。原作版『金・銀』ではロケット団と何か関係があるような描写だけであったが、『ファイアレッド・リーフグリーン』でのナナシマの研究員の台詞で「サカキには赤毛の息子がいる」とそれらしきことが示唆され、その後は下記の『ハートゴールド・ソウルシルバー』の追加イベント(2010年公開の映画で配信されたセレビィを手持ちに加えることで発生するイベント)で公式発表された。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、主人公と同じく全体的なシルエットや特徴はそのままに、髪型やコスチュームなどの細部にアレンジが加えられ、表情も多少穏やかになっている。また性格の描写も変化しており、粗暴というよりも言葉遣いが悪い饒舌な口調となり、素直ではないが「強さ」を追い求めることに対して純粋で直向きな様子がみられるなど、クールと言うよりも「情熱的で少し不器用」な性格になっている。ゲーム後半以降のセリフもかなり変化しており、精神的な成長も見られ本質的には善人であるという面が強くなった。
なお、このような性格になったのは『赤・緑』の主人公(レッド)にサカキが敗北しロケット団を解散したのがきっかけである。昔のライバルは父サカキの「世界一強い」という言葉を信じ尊敬していたのだが、解散宣言をして旅立ってしまう父の姿を見て失望。組織として集団の強さではなく、自分一人で何者にも勝る強さを渇望するようになった。現在のロケット団残党を「個人では弱いくせに集まって強く見せている」と嫌悪するのはこのためであり、『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではロケット団に変装してラジオ塔に乗り込もうとする主人公に出会い、そのような格好をやめるように言って無理矢理服を脱がせて元の姿にしてしまう。
ロケット団アジトではワタルに敗北。「ポケモンへの愛情と信頼が足りない」と指摘される。以降ワタルに対して執着心を持つようになる。ストーリー後半ではまいこはんに敗北し、挫折を見せる。その後チャンピオンロードで主人公に敗北するとワタルから言われたことを理解し始める。殿堂入り後はポケモン修行のためカントー地方に来ている。おつきみやまで主人公に負けた後は、りゅうのあなで修行するようになる(『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、はじめて修行中のライバルに会うと、ライバルと組んでイブキ、ワタルの2人とのタッグバトルが発生する)。
手持ちのポケモンに対する描写も原作から変化が見られ、主人公との戦いを経たライバルの手持ちに対する思いやりが感じられる言動が増えた。更に、殿堂入り後にはライバルが盗んだポケモンをウツギ博士の研究所へ返しにきたという話が聞けるイベントが追加され、盗まれたポケモンがライバルに懐いている姿を見たウツギ博士が彼を許したため、ポケモンを正式に譲ってもらうこととなった。ウツギ博士の助手いわく、帰る時の彼の横顔がとても幸せそうだったという。
ヒビキ/コトネ
『ハートゴールド・ソウルシルバー』で新たに追加されたキャラクター。主人公の幼馴染で、冒険のサポートをしてくれる。主人公に選んだ方と逆の性別の主人公の姿で登場し、少年なら「ヒビキ」、少女なら「コトネ」という名前になる。連れ歩いているポケモンはマリル[3]ワカバタウンで父親とともに住んでいる。コガネシティ近くの育て屋老夫婦は祖父母に当たる。
なお、シリーズの幼なじみとしては最初の3匹のうち1匹を持たない初めてのキャラでもある。
ウツギ博士
ワカバタウンに住むポケモンの研究者。ポケモンの進化の権威で、進化の研究においてはウツギ博士が一番と言われるほど。ピカチュウがすでに進化したポケモンであり、進化前の姿であるピチューが存在することを発見したのも彼である。また、『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではポケモンの連れ歩きに関しても研究している。
若手の研究者だが、妻と幼い子供を持つ立派な扶養者。研究所には助手が一人しかいないため、いつも忙しいらしい。主人公とは冒険を始める前から付き合いがあるらしく、冒頭で彼(彼女)にある頼み事をする。
歴代のポケモン研究者で唯一、主人公の性別や名前を決めるシーンには登場せず、オーキド博士になっている。また、シリーズ恒例の大切な物を不適切な場所で使おうとすると博士の「こういう物には使い時がある」という言葉を思い出すが、それもオーキド博士になっている。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではじゅくがえりのクリオからの電話にて、過去にオーキド博士の助手をしていた経歴が明かされる。なお、アニメ版では『金・銀』時点で「元はオーキド博士の助手」と明言されていたが、ゲームで描写されることはなかった。
研究所に残った最初の3匹のうち1匹は『金・銀』ではそのままだったが、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では誰かに授けている。
主人公の母
のんびり屋で買い物好きの母。「グレンふうかざんハンバーグ」が得意料理。主人公のお金を貯金してくれるが、たまに勝手に貯金を使って道具やぬいぐるみやきのみを購入する。コガネシティまでは行った事があるらしい。
『金・銀・クリスタル』ではシリーズの主人公の母親達の中でも個性的なヘアスタイルをしていたが、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では茶髪に赤いカチューシャをしており、若い容姿になっている。台所に立って料理をしている描写もなくなった。
まいこはん
エンジュシティの歌舞練場(踊り場)で踊りを披露する女性5人。現実世界での京都の舞妓そのままの姿。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではストーリーに深く関わっているため、歌舞練場以外にもジョウト編では様々なところで登場する。見掛けによらず、ライバルでも歯が立たないほどの強いトレーナーである。サツキ曰く、歌舞練場に乱入してきたロケット団の一人を軽く撃退できるが、普段は舞妓として貞淑に徹することを心がけているため、戦わないとのこと。タマオ・コウメ・サツキ・サクラ・コモモの順に戦うことになる。『金・銀・クリスタル』では中盤で戦うことができたが、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では終盤で戦うことになる。
使用ポケモンは順にブラッキーエーフィブースターサンダースシャワーズ
ガンテツ
ヒワダタウンに住むモンスターボール作りの達人。頑固な性格で、自分が気に入ったトレーナーにしかボールを作らない事で有名。またぼんぐりからモンスターボールを作り出す技術を今に伝える唯一の人物のため、人間国宝とも呼ばれている。シルフカンパニーからは、モンスターボール開発における外部顧問として呼ばれている。
正義感が強く、ヤドンの井戸にロケット団がいることを知ると、何の準備もせずそこに単身突入して腰痛になった。幼い孫娘とヤドンとの3人暮らし。若い頃のオーキド博士や力強い目をした女性と写っている写真が家の壁に貼られている。
マサキ
コガネシティ出身のポケモンマニアで、友人たちと共にパソコンにポケモンを預けるシステムを開発した青年。
ミナキ
『クリスタル』、『ハートゴールド・ソウルシルバー』のみ登場。スイクンを追う青年。カントー地方のタマムシシティ出身。
エンジュジムリーダーのマツバとは友人同士で、彼と一緒に「やけたとう」を調査している。『クリスタル』ではジョウト編のみに登場したが、『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではスイクンのイベントとともに出番が増加しており、カントー編にも登場。主人公とどちらがスイクンに認められているか競争する。但しどちらとも対戦するのはタンバシティでの一戦のみ。最終的にスイクンは主人公の方を認めるが、怒ることなく捕獲のチャンスを譲る。対スイクンを想定しているのか、「さいみんじゅつ」や「くろいまなざし」を持つポケモンを使用する。
使用ポケモンはスリープ・ゴースト・マルマイン
あんないじいさん
ヨシノシティに住んでいて案内をしてくれる。この案内は『金・銀』では自分からあんないじいさんに話しかけないと発生しなかったが、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では強制イベントとなった。案内後マップカードをポケギアに読み込ませてくれる。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではランニングシューズもくれる。
ポケモンじいさん
30番道路にいる老人。オーキド博士の友人で、ポケモンのタマゴ、学習装置などをもらえる。『ハートゴールド』では「あいいろのたま」、『ソウルシルバー』では「べにいろのたま」をもらえる。
コウセイ
マダツボミの塔の長老。塔の最後の試練であり、トレーナーとポケモンの絆を確かめている。ライバルに敗北した際、ライバルの戦い方を注意する。技マシン「フラッシュ」をくれる。使用ポケモンはマダツボミ2匹とホーホー。『金・銀』ではぼうずと同一の肩書きでグラフィックも同じだったが、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では専用グラフィックがあり、肩書きが「ちょうろう」になっている。
ジョバンニ
キキョウシティのポケモン塾トレーナーズスクールの先生。
ようびきょうだい
特定の曜日にジョウト地方各地に現れる兄弟で、アイテムをくれる。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では全員に会うと、1日1回リボンをくれる。ツキコ・ヒコ・ミズオ・モクオ・カネコ・ツチオ・ニチオの7人。実家はカントー地方にある。
チエ
ガンテツの孫娘。父親はシルフカンパニーで働いているらしい。好きなポケモンはヤドン。
スミしょくにん
ヒワダタウンに住んでいる炭焼きの職人。ウバメの森で2匹のカモネギ(「カモ」と「ネギ」)を使って炭焼きを行っており、イベント後に秘伝マシン「いあいぎり」をくれる。
オクル
コガネ百貨店にいる少女。『金・銀・クリスタル』では話しかけるとふしぎなおくりものができるようになる。
きょくちょう
コガネシティのラジオ塔の局長で、ロケット団に捕まる。
クルミ
ピンク色の髪をした女性で、コガネシティのラジオ塔のDJ。担当番組は「オーキドはかせのポケモンこうざ」。愛用ポケモンはニャース。ラジオ塔からロケット団を追い出した後に話しかけるとアイテムをくれる。
セージ
コガネシティのラジオ塔の男性DJ。
アオイ
コガネシティのラジオ塔の女性DJ。『クリスタル』、『ハートゴールド・ソウルシルバー』のみ登場。
スージー
コガネシティのラジオ塔の受付の女性。IDくじの抽選をしてくれる。『金・銀』では彼女に当たる人物は男性だった。
カラテだいおう
前作にも登場したヤマブキシティの格闘道場の師範。現在はジョウト地方に来ており、スリバチ山で更なる修行をしている。使用ポケモンはサワムラーエビワラー。勝つとバルキーをくれる。
ちょうろう(りゅうのほこら)
ドラゴン使いの一族が住むフスベシティの長老で、りゅうのほこらにいる。やや厳格な性格。主人公にトレーナーとしての器があるか試すための質問をする。若い頃はワタルに似ていたらしい。ルギアについてなにか知っている模様。
ハジメ
『ハートゴールド・ソウルシルバー』で登場。おしえテレビからやってきた男性。決められたあいことばを入力するとボックスの壁紙をくれる。
コブシ
『ハートゴールド・ソウルシルバー』で登場。ポケスロンのオーナー。大柄な体格の初老の男性で熱い性格をしている。ニョロボンを連れ歩いている。
ケジメ
『ハートゴールド・ソウルシルバー』で登場。ポケスロンの司会をしている男性。
バオバ
『ハートゴールド・ソウルシルバー』で登場。かつて経営していたカントー地方セキチクシティのサファリゾーンを閉めて海外に旅立ち、そのとき得たノウハウを活かし、タンバシティの奥で新しいサファリゾーンを開く。主人公とは開園前に知り合い、開園後はいくつかの試験を課した後オーナーに任命する。
『赤・緑』および『ファイアレッド・リーフグリーン』に出て来たサファリゾーン園長とは同一人物であろうと思われるが、禿頭の老人のアイコンでコガネ弁、更には総金入れ歯のうえ渾名がヤドンであった前作の園長とは似ても似つかない容姿と口調をしているなど、差異がかなり多い。これは設定が変更されたのか描写の違いなのかは不明。
ゲンゾー
『ハートゴールド・ソウルシルバー』で登場。タンバシティに住む「しゃしんオヤジ」と呼ばれる男性。各所に現れ写真を撮ってくれる。アルバムがいっぱいだと、なぜか超人的な勘でわかっている。

ジムリーダー

ハヤト
キキョウジムリーダー。ひこうタイプポケモンの使い手。キャッチコピーは「華麗なる飛行ポケモン使い」。
使用ポケモンはポッポピジョン。『ハートゴールド・ソウルシルバー』の再戦時はムクホークペリッパーヨルノズクオオスバメドンカラスピジョット。再戦時のパーティでは、今までのシリーズの序盤でゲットできる鳥ポケモンの最終進化系を揃えている。エースポケモンはピジョット。
勝利するとウィングバッジと、『金・銀・クリスタル』では「どろかけ」、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では「はねやすめ」のわざマシンを貰える。
を着込んだ青髪の青年で、片目が隠れている。父親の跡を継いでジムリーダーになった。最初のジムでいわタイプのポケモンを扱っていないのは、このジムが初である。鳥ポケモンで最強のトレーナーになる事を目指しており[4]、「鳥ポケモンはでんきタイプに弱い」と馬鹿にされる事が許せない。『金・銀・クリスタル』での使用ポケモンでは歴代で最もレベルが低いジムリーダーである。
『金・銀』では至って真面目な性格だったが、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では父親への尊敬の念を熱く語るなど、イベントの増加と共に砕けた部分も垣間見える様になっている。またアンズとどちらの父親がすごいか自慢合戦を繰り広げる事もあった。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、ポケスロンのオールスターカップで愛用の鳥ポケモンを引き連れて出場する事がある。
『ブラック2・ホワイト2』のジョウトリーダーズトーナメントでの使用ポケモンはピジョット・オニドリルドードリオ・ドンカラス・ネイティオ・ヨルノズク。ワールドリーダーズトーナメントでは、オニドリル・ドードリオ・ヨルノズクに代わってクロバット・プテラオオスバメが加わる。エースはピジョット。ダウンロードトーナメントでの使用ポケモンはピジョット・ヨルノズク・ルギア。
ツクシ
ヒワダジムリーダー。むしタイプポケモンの使い手。キャッチコピーは「歩く虫ポケ大百科」。
使用ポケモンはストライクトランセルコクーン。『ハートゴールド・ソウルシルバー』の再戦時はハッサムヌケニンメガヤンマビークインヘラクロスカイロス。エースポケモンはストライクと進化したハッサム。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では手持ちポケモンは全員♀になっている。
勝利するとインセクトバッジと、『金・銀・クリスタル』では「れんぞくぎり」、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では「とんぼがえり」のわざマシンを貰える。
中性的な容姿をした少年で、虫取り網を常に愛用しており、幼いながらもむしポケモンの知識は豊富。むしポケモンの博士になるのが夢で、ジムの看板には「歩くむしポケ大百科」と書かれている。ジョウト地方のジムリーダーでは最年少である。
本人曰く、しぜんこうえんで行われているむしとり大会で、何度も優勝経験があるとの事。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではエースのストライクが先鋒という異例なものであるが、「とんぼがえり」により交換されることが多い。
『ブラック2・ホワイト2』のジョウトリーダーズトーナメントでの使用ポケモンはハッサム・ツボツボ・ヘラクロス・カイロス・フォレトス・メガヤンマ。ワールドリーダーズトーナメントでは、フォレトスに代わってアーマルドが加わる。エースポケモンはハッサム。
アカネ
コガネジムリーダー。ノーマルタイプポケモンの使い手。キャッチコピーは「ダイナマイトプリティギャル」。
使用ポケモンはピッピミルタンク。『ハートゴールド・ソウルシルバー』の再戦時はキリンリキベロベルトピクシーエネコロロビーダル・ミルタンク。エースポケモンはミルタンク。
勝利するとレギュラーバッジと、「メロメロ」のわざマシンを貰える。
「コガネ弁」(現実世界でいう関西弁)で話すピンク色の髪をした少女。かなりハイテンションで元気な性格だが、負けると泣き出してしまう一面がある。ジムにいるトレーナーは全員女性であり、ジムはピッピの形の迷路になっている[5]
ゲームのプレイ中に登場する登場人物の発言によると、ポケモントレーナー歴はまだ浅いらしい。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』での本人からの電話によると、彼女のミルタンクのニックネームは「ミルちゃん」であり、彼女の手持ちポケモンになる以前はモーモー牧場で暮らしていたとの事。
流行り物には目が無く、ラジオ塔のクイズ・ポケスロン会場にも出没している。
リメイクの前後で比較すると、唯一レベルが低くなったジムリーダーである。
『ブラック2・ホワイト2』のジョウトリーダーズトーナメントでの使用ポケモンはミルタンク・プクリンケンタロスエテボースリングマ・ピクシー。ワールドリーダーズトーナメントでは、プクリン・ピクシーに代わってハピナスミミロップが加わる。エースポケモンはミルタンク。ダウンロードトーナメントでの使用ポケモンはミルタンク・ミルホッグチラチーノ
マツバ
エンジュジムリーダー。ゴーストタイプポケモンの使い手。キャッチコピーは「千里眼を持つ修験者」。
使用ポケモンはゴース・ゴースト2匹・ゲンガー。『ハートゴールド・ソウルシルバー』の再戦時はフワライドヤミラミヨノワールムウマージ・ゲンガー2匹。エースポケモンはゲンガー。
勝利するとファントムバッジと、「シャドーボール」のわざマシンを貰える。
バンダナが特徴の青年。千里眼の持ち主で、修験道を極めている。穏やかで人当たりが良いがバトルになると誰にでも容赦はしない。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』では紫色のバンダナ・リストバンド・ムウマージを模したマフラーをしている。
ミナキとは親友であり、ホウオウと出会いたいためにスズの塔に通っている。
本人によると、ミナキほどスイクンには興味が無いらしく、やけたとうの3匹のポケモンではエンテイに一番興味があるらしい。また一度だけエンテイをかなり間近で見た事があると言う。
『ブラック2・ホワイト2』のジョウトリーダーズトーナメントでの使用ポケモンはゲンガー・ムウマージ・ジュペッタ・ヨノワール・ヤミラミ・ユキメノコ。ワールドリーダーズトーナメントでは、ヤミラミに代わってシャンデラが加わる。エースポケモンはゲンガー。ダウンロードトーナメントでの使用ポケモンはゲンガー・デスカーンブルンゲル
シジマ
タンバジムリーダー。かくとうタイプポケモンの使い手。キャッチコピーは「うなる拳で語る男」。
使用ポケモンはオコリザル・ニョロボン。『ハートゴールド・ソウルシルバー』の再戦時はチャーレム・エビワラー・キノガッサ・サワムラー・オコリザル・ニョロボン。エースポケモンはニョロボン。
勝利するとショックバッジと、『金・銀・クリスタル』では「ばくれつパンチ」、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では「きあいパンチ」のわざマシンを貰える。
多くのかくとうタイプ使いの例に漏れず彼自身も格闘家で、ポケモンを鍛えるために自らポケモンの対戦相手となって特訓している。見かけによらずトリッキーな戦法を得意とする。
豪快な性格で、『金・銀・クリスタル』では「かいりき」を使わなければ動かせないはずのを放り投げ、『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではジム内にを作り毎日打たれ続けているなどして主人公を驚かすが、どちらの場合も「ポケモンとは関係ない」と逆につっこまれた。
既婚者で、妻曰く「最近腹がたるんできた」らしい。見かけに似合わず甘党で、腹のたるみは妻に隠れて食べているのが原因の様である。修行ばかりで家庭を省みない生活のため、妻の事を気にかけている様子。
『ブラック2・ホワイト2』のジョウトリーダーズトーナメントでの使用ポケモンはニョロボン・カイリキーカポエラー・エビワラー・サワムラー・オコリザル。ワールドリーダーズトーナメントでは、オコリザルに代わってローブシンが加わる。エースポケモンはニョロボン。
ミカン
アサギジムリーダー。はがねタイプポケモンの使い手だが、以前はイワークなどいわタイプポケモンを使っていたらしい。キャッチコピーは「鉄壁ガードの女の子」。
使用ポケモンはコイル2匹・ハガネール。『ハートゴールド・ソウルシルバー』の再戦時はメタグロスドータクンエアームドエンペルトジバコイル・ハガネール。エースポケモンはハガネール。
勝利するとスチールバッジと、「アイアンテール」のわざマシンを貰える。
病気になったデンリュウの「アカリちゃん」の看病をするなど、非常に穏和で優しい性格の少女。
『金・銀・クリスタル』ではジムトレーナーがいなかったが、『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではアサギのとうだいで対戦するジェントルマンのジョージ・ミニスカートのレミがジムトレーナーである様子が描かれている(ただし二人ともはがねタイプは使用しない)。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』では華奢な見た目に反して実は大食いであるという事が判明し、また「シャキーン!」と口走ったり、はがねタイプの魅力を語るなどはがねタイプへのこだわりも垣間見せる。
ダイヤモンド・パール・プラチナ』でも登場し、普段はナギサシティの海岸にいる。ナギサシティはアサギシティの様に灯台があり、近くに海があるため落ち着くらしい。スーパーコンテストのマスターランクに「ネール」というニックネームのハガネールで登場する事がある(この「ネール」は交換してもらう事が可能)。『ハートゴールド・ソウルシルバー』でのエリカとの会話によると、コンテストに参加する理由はアカネに「地味すぎる」と言われ、少しは華やかになりたいと考えたかららしい。
同作のタマムシシティにいる開発スタッフの弁によると、お気に入りのデザインらしい。
『ブラック2・ホワイト2』のジョウトリーダーズトーナメントでの使用ポケモンはハガネール・ジバコイル・フォレトス・エアームド・メタグロス・クチート。ワールドリーダーズトーナメントでは、クチートに代わってルカリオが加わる。エースポケモンはハガネール。ダウンロードトーナメントでの使用ポケモンはハガネール・ギギギアルナットレイドリュウズ
ヤナギ
チョウジジムリーダー。こおりタイプポケモンの使い手。キャッチコピーは「冬の厳しさを教える者」。
使用ポケモンはパウワウジュゴンイノムー。『ハートゴールド・ソウルシルバー』の再戦時はユキノオーオニゴーリユキメノコトドゼルガ・ジュゴン・マンムー。エースポケモンはマンムー。
勝利するとアイスバッジと、『金・銀・クリスタル』では「こごえるかぜ」、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では「あられ」のわざマシンを貰える。
トレーナー歴40年を越えるという大ベテランで、「冬のヤナギ」の異名を持つが、決して冷たい人間ではなく、性格はむしろ聡明な老紳士と言える。毎朝冷たい滝に打たれ身を清めている。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではロングコートを羽織っており、マフラーも巻いている。『金・銀・クリスタル』時代より若く見える。毎朝いかりのみずうみへ散歩に行く事を日課としている。
『ブラック2・ホワイト2』のジョウトリーダーズトーナメントでの使用ポケモンはマンムー・ルージュラ・ジュゴン・パルシェンラプラスマニューラ。ワールドリーダーズトーナメントでも手持ちは同様である。エースポケモンはマンムー。
イブキ
フスベジムリーダー。ドラゴンタイプポケモンの使い手。キャッチコピーは「聖なるドラゴンポケモン使い」。
使用ポケモンはハクリュー3匹・キングドラ。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではハクリュー1匹がギャラドスになっている。『ハートゴールド・ソウルシルバー』の再戦時はギャラドス・リザードンプテラ・ハクリュー・キングドラ・カイリュー。エースポケモンは初戦時はキングドラ、再戦時ではカイリューに変わっている。再戦時のパーティはワタルの初戦時のパーティに似たものである。
勝利してイベントをクリアするとライジングバッジと、『金・銀・クリスタル』では「りゅうのいぶき」、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では「りゅうのはどう」のわざマシンを貰える。
ポケモンリーグチャンピオン・ワタルの従妹で、ワタルと同様にマントを羽織っている。兄弟子のワタルを尊敬しており、いつか彼を倒したいと思っている。プライドが高く、負けず嫌いで主人公が勝利してもすぐにバッジを渡さなかった。しかしイベント後は素直に謝っており、性格が悪い訳ではない。自らを世界一のドラゴン使いだと自称しており、ポケモンリーグの四天王にも負けない実力を持っていると自負している。主人公に敗北後、フスベシティに住民には「ワタル以外に負けるのは初めて見る」と言われている。
「りゅうのいぶき」(金・銀時代)のわざマシンを渡しつつ「別にシャレじゃないわよ」と発言したり、「りゅうのはどう」(ハートゴールド・ソウルシルバー時代)のわざマシンの波導の意味を知らないなど、少々天然ボケ気味な一面も併せ持っている。また主人公との会話の端々・電話番号交換イベントの台詞にはいわゆるツンデレ的な一面も見られる。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、ライバルとタッグを組み、彼女・ワタルのタッグと戦うダブルバトルのイベントが追加された。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』では衣装も多少変更されているが(エリカ曰く「体にピッタリした水色のボディスーツ」)、客観的には微妙なセンスに見られているらしく、上記のタッグバトルの際にライバルには「可笑しな格好の奴」と貶され、エリカ・ミカンの会話中にて「恥ずかしい」などと言われたり、イジられ役の様な立場にされている。
『ブラック2・ホワイト2』のジョウトリーダーズトーナメントでの使用ポケモンはキングドラ・カイリュー・チルタリスボーマンダガブリアスクリムガン。ワールドリーダーズトーナメントでも手持ちは同様である。エースポケモンはキングドラ。

ロケット団

3年前、カントー地方を拠点としてポケモンを道具のように扱い、様々な手段で金儲けを企てていた悪の秘密結社。ボスを務めるサカキを中心にカントー地方の各地で事件を起こしていたが、ポケモントレーナー・レッドの活躍により、ボスは敗れて姿を消し、組織は瓦解して壊滅させられた。だが、その生き残りの幹部が下っ端達を率いてジョウト地方で活動を再開した。新たに加わったメンバーや、雇われて入った団員もいる。 ヤドンの井戸のヤドンたちの尻尾を切って販売したり、チョウジタウンにあるアジトから発生させた怪電波で、いかりの湖に住むコイキングをギャラドスに進化させるなどの異常を起こした。局長曰く、その怪電波をラジオ塔から流すことで全国のポケモンを操作することもできるかもしれないらしい。そして、それらの事件によって資金を貯め、コガネシティにあるラジオ塔を占拠。その電波を利用し、姿を消したサカキを呼び戻そうとした。ちなみに、研究員たちの一部はラジオ塔から怪電波を流す名目で参加した者もいる。 幹部4人は『ハートゴールド・ソウルシルバー』にのみ登場する新キャラクターである。なお、『金・銀』では名前は無いが、彼らに相当する幹部が登場していた。幹部の名前は全てロケットの名前から付けられている。

アポロ
サカキの後釜となるロケット団幹部。冷静で丁寧な物腰で、白い衣装を纏った青髪で短髪の青年。ボスであるサカキが去った後、3年をかけて再びロケット団を統べ上げたラジオ塔乗っ取りの主犯。サカキの統率力を尊敬し、ボスの帰還を願っていた。手持ちはデルビルドガースヘルガー。幹部最強の実力者である。『ファイアレッド・リーフグリーン』のナナシマにはゴルバット・マタドガス・ヘルガーを使用するロケット団の男性幹部がいるが、彼と同一人物なのかは不明。
アテナ
ロケット団の女幹部。劇中では唯一登場する女幹部でもある。アポロと同種の白い衣装を纏った赤髪の女性。ラムダと共にチョウジのロケット団基地で電波実験を行った。その後、他の幹部と共にラジオ塔占拠に加わる。主人公の事を気に入っており、劇中で二度主人公をロケット団に誘っている。彼女曰く、主人公の実力ならば、ロケット団に入団すれば幹部にもなれるかもしれない程らしい。手持ちはアーボックラフレシアヤミカラス。ヤミカラスはサカキの部屋にいるものと同一である可能性がある(ヤミカラスが消えていった方向から彼女が現れるため)が、真相は不明。『ファイアレッド・リーフグリーン』のナナシマにはベトベトン・アーボック・ラフレシアを使用するロケット団の女性幹部がいるが、彼女と同一人物なのかは不明。なお、後述の2人や他の団員とは違い、彼女とアポロのみ白服のため、3年前の時点ではロケット団幹部は彼女とアポロのみだったと思われる。
ラムダ
変装に秀でた壮年のロケット団幹部。登場時はかつてのボス、サカキに変装している。紫の髪と泣きぼくろにあごひげが特徴。腰にメイク用の小道具を付けた特殊な黒い団員服を着た飄々とした雰囲気を持つ男。変装が得意で技術そのものは完璧だが、演技は少し下手で、サカキと面識のない主人公(隠しイベントもラジオ塔事件の後にしか発生しないため、ラムダに会う前にサカキに会うことはない)にも一発で見破られてしまった。この能力は、『ハートゴールド・ソウルシルバー』で新たに備わった能力でもある。アテナと共にチョウジのロケット団基地で電波実験を行った。その後、ラジオ塔局長に変装しラジオ塔占拠の作戦に加わる。1回目の戦いでの手持ちは、ドガース・ズバット・ラッタ。2回目の戦いでの手持ちは、5匹のドガースと切り札のマタドガス
ランス
最も冷酷と謳われたロケット団幹部。丁寧な口調で話す(旧作では乱暴な口調だった)。ヒワダタウンのヤドンの井戸で、ヤドンのしっぽを切り取り高値で売りさばいていたが、主人公に邪魔される。その後、他の幹部と共にラジオ塔を占拠する。緑色の髪をした青年で、女性構成員から人気があり、したっぱから慕われている。このキャラクターに該当する旧作の団員がしたっぱだった名残か、衣装はしたっぱとほぼ同じで黒い団員服を着ており、ベレー帽を被っている。使用ポケモンはゴルバットマタドガス(旧作ではそれぞれの場所で片方のみ使用している[6])。
外国人のしたっぱ
ロケット団唯一の外国人構成員。アポロの解散宣言後も活動を続け、発電所の部品を盗んだ。
街の混乱を招く事を任務としている。ロケット団完全解散を知らず、ラジオ塔乗っ取りにも関わっていなかったことから、ロケット団員でも末端中の末端だったようである。ゴルバットが唯一の使用ポケモン。
外国人であることからマチス同様、英語を交えて話すが、英語を間違えている描写もある。
敗北後に行方をくらますがリメイク版では「故郷へ帰ったらロケット団を立て直す」という趣旨の発言をしている。
『ブラック・ホワイト』にも登場。彼の故郷とはイッシュ地方のセッカシティであり、冬のみ行く事ができる民家に妻子と暮らしている。
サカキ
『ハートゴールド・ソウルシルバー』で一定の条件を満たす[7]と、ロケット団解散後の彼の姿を確認できる。

フロンティアブレーン

ジョウト地方西方のアサギシティにも『プラチナ』のバトルフロンティアと同様のそれが存在する。殿堂入り後に登場。

クロツグ
バトルタワーのタワータイクーン。『プラチナ』とは台詞がやや違い、主人公の噂は聞いていたが想像していたより若いと発言している。
ネジキ
バトルファクトリーのファクトリーヘッド。
ケイト
バトルステージのステージマドンナ。
ダリア
バトルルーレットのルーレットゴッデス。
コクラン
バトルキャッスルのキャッスルバトラー。
カトレア
バトルキャッスルのオーナー。

カントー地方

前作で登場した地方。関東地方がモチーフ。『赤・緑・青・ピカチュウ』で登場した人物がほとんどだが、セキチクジム・トキワジムに新しいジムリーダー・四天王が登場し、前作の主人公も登場する。『ファイアレッド・リーフグリーン』で登場したナナシマには行けない。

四天王・チャンピオン

リーグのあるセキエイ高原はカントー地方にあるものの、ジョウト地方のトレーナーも挑戦している。『ハートゴールド・ソウルシルバー』の強化版ではカリンを除き(初代に悪タイプが無かった為)、第四世代までの各世代のポケモンが最低一体パーティに入っている。アンズの話によると四天王の業務は昼夜を問わないため、相当大変な物であるらしい。

イツキ
ポケモンリーグ1人目の四天王。エスパータイプポケモンの使い手。
使用ポケモンはネイティオ2匹・ヤドランナッシールージュラ。『ハードゴールド・ソウルシルバー』のカントーのジム制覇後はドータクンブーピッグ・ヤドラン・ルージュラ・サーナイト・ネイティオ。エースポケモンはネイティオ。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では手持ちポケモンは全員♀になっている。
マジシャンの様な服装をしており、仮面を装着している。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では髪型・服装が変わり、より中性的な容姿になっている。世界中を旅して周り、修行を積んで四天王になったらしい。
四天王最初の1人だが、「ここで負けるわけにはいかない」と根性強い発言をする。トレーナーの頂点を目指しているらしい。
キョウ
ポケモンリーグ二人目の四天王。どくタイプポケモンの使い手、3年前(前作)ではセキチクジムのリーダー。
シバ
ポケモンリーグ三人目の四天王。かくとうタイプポケモンの使い手。
カリン
ポケモンリーグ四人目の四天王。あくタイプポケモンの使い手。
使用ポケモンはブラッキー・ラフレシア・ヤミカラス・ゲンガー・ヘルガー。『ハードゴールド・ソウルシルバー』のカントーのジム制覇後はマニューラアブソルミカルゲ・ヘルガー・ドンカラス・ブラッキー。エースポケモンは初戦時はヘルガー、再戦時ではブラッキーに変わっている。
クールな大人の女性で、余裕の笑みを浮かべつつ主人公をおちょくっていたが、根は真面目。自身の強さにも自信を持っているが、追い詰められると主人公を只者ではないと評価する。
また敗北後、「強いポケモン、弱いポケモン、そんなの人の勝手。本当に強いトレーナーなら、好きなポケモンで勝てる様に頑張るべき」という教訓めいた言葉を残し、トレーナーとして大事なことを分かっている主人公を見送る。
『金・銀・クリスタル』では黒のボディコン服であったが、『ハードゴールド・ソウルシルバー』ではラフなスタイルになっている。
ワタル
ポケモンリーグチャンピオン。3年前(前作)は四天王大将、ドラゴン使いでありドラゴンタイプポケモンの使い手であるが、ひこうタイプも中心に使用する。公式サイトでは様々なタイプを使いこなすとも書かれている。

町の住民

オーキド博士
マサラタウンに研究所を構えるポケモン研究の世界的権威。前作でも登場した。
ジョウト地方のウツギ博士とは知り合いで、シンオウ地方のナナカマド博士は先輩に当たる。
「ポケモンのいるところオーキドあり」と称される程の人物。ジムリーダーであるグリーンは彼の孫。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではカントーのジムバッジを8つ揃えるとフシギダネ・ヒトカゲ・ゼニガメの内一匹が貰える。
シロガネやまへの通行はオーキドの承認が必要とされる。
レッドの母
マサラタウンに住む、前作の主人公レッドの母親。
ずっと連絡をしないレッドを心配している。専用のグラフィックがあり、青色の長い髪が特徴。
ナナミ
マサラタウンに住む、グリーンの姉。
毎日昼になると毛繕いをしてくれる。前作でも登場。
モノマネむすめ
ヤマブキシティに住む、物真似が得意な少女。
ヒカル(ひかる)
トキワシティのトレーナーハウスにいるトレーナー。『金・銀・クリスタル』では主人公と同じ容姿で、「ヒカル」の名で登場。『ハートーゴールド・ソウルシルバー』では男性エリートトレーナーの容姿で、「ひかる」の名で登場。
使用ポケモンはメガニウム・バクフーン・オーダイル。

ジムリーダー

カントーのジムリーダーは『金・銀・クリスタル』では『赤・緑・青・ピカチュウ』とほぼ同様の服装だが、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では3年後の姿という事もあり、大幅な変更がなされたほか、『金・銀・クリスタル』に比べて手持ちポケモンのレベルが大幅に上がっている。

タケシ
ニビジムリーダー。いわタイプポケモンの使い手。キャッチコピーは「強くて硬い石の男」。
使用ポケモンはゴローンイワークオムスターカブトプスサイホーン。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではレベルが10ほど上がっている。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』の再戦時はゴローニャ・イワーク・オムスター・ジーランス・カブトプス・ラムパルド。エースポケモンはイワーク。
勝利するとグレーバッジと、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では「いわなだれ」のわざマシンを貰える。
カスミ
ハナダジムリーダー。みずタイプポケモンの使い手。キャッチコピーは「おてんば人魚」。
使用ポケモンはゴルダックヌオーラプラススターミー。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではレベルが7ほど上がっている。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』の再戦時はスターミー・ランターンフローゼル・ヌオー・ラプラス・ミロカロス。エースポケモンはスターミー。
勝利するとブルーバッジと、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では「みずのはどう」のわざマシンを貰える。
マチス
クチバジムリーダー。でんきタイプポケモンの使い手。キャッチコピーは「イナズマ アメリカン」。
使用ポケモンはライチュウマルマイン2匹・レアコイルエレブー。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではレベルが7ほど上がっている。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』の再戦時はライチュウ・ライボルト・ジバコイル・マルマイン・パチリスエレキブル。エースポケモンはライチュウ。
勝利するとオレンジバッジと、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では「でんげきは」のわざマシンを貰える。
エリカ
タマムシジムリーダー。くさタイプポケモンの使い手。キャッチコピーは「自然を愛するお嬢様」。
使用ポケモンはモンジャラウツボットワタッコキレイハナ。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではレベルが10ほど上がっている。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』の再戦時はダーテングモジャンボロズレイド・ウツボット・キレイハナ・ワタッコ。エースポケモンはキレイハナ。
勝利するとレインボーバッジと、「ギガドレイン」のわざマシンを貰える。
アンズ
セキチクジムの新リーダー。どくタイプポケモンの使い手。キャッチコピーはキョウと同様「毒のことならなんでもござれ」。
使用ポケモンはクロバット・マタドガス2匹・アリアドスモルフォン。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではマタドガスが1匹、アリアドスが2匹に変更されている。『ハートゴールド・ソウルシルバー』の再戦時はクロバット・マタドガス・ドクロッグ・アリアドス・モルフォン・ドラピオン。エースポケモンはモルフォン。
勝利するとピンクバッジと、『金・銀・クリスタル』では「どくどく」、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では「どくづき」のわざマシンを貰える。
ポケモンリーグ四天王・キョウの娘。自称「くノ一」であり、父と同様に忍者の様な格好をしている少女。一人称は「あたい」。セキチクシティでもジム内でも、彼女に変装する人が後を絶たない(ジム内では全ジムトレーナーがアンズに変装している)。父親を尊敬しており、いつか彼の様になる事を目標にしている。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではキョウに弁当を届けようとしたり、ハヤトとどちらの父親がすごいか張り合ったりなど、父親を尊敬している面が強調されている。
ジムリーダーの世代交代に伴い、ジムトレーナーも少年や少女に世代交代している。彼らの使用ポケモンもニドクインニドキング・フシギバナと大幅に変更されている。新人ジムリーダーであるためか、他のジムリーダーに比べレベルは低めだが、金・銀・クリスタル時代よりレベルが11ほど上がっている。
『赤・緑・青・ピカチュウ』では未登場だが、後にリメイク版である『ファイアレッド・リーフグリーン』に逆輸入される形で登場している。
『ブラック2・ホワイト2』のカントリーダーズトーナメントでの使用ポケモンはモルフォン・アーボックドククラゲ・マタドガス・アリアドス・クロバット。ワールドリーダーズトーナメントではアーボックとアリアドスに代わってニドクインとロズレイドが加わる。エースポケモンはモルフォン。
ナツメ
ヤマブキジムリーダー。エスパータイプポケモンの使い手。キャッチコピーは「エスパーレディ」。
使用ポケモンはエーフィバリヤードフーディン。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではレベルが7ほど上がっている。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』の再戦時はフーディン・スリーパー・バリヤード・ヤドキング・エーフィ・ルージュラ。エースポケモンはフーディン(先発)で、最後の切り札はエルレイド。
勝利するとゴールドバッジと、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では「スキルスワップ」のわざマシンを貰える。
カツラ
グレンジムリーダー。ほのおタイプポケモンの使い手。
使用ポケモンはマグカルゴブーバーギャロップ。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではレベルが9ほど上がっている。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』の再戦時はコータスヘルガーバクーダ・マグカルゴ・ギャロップ・ブーバーン。エースポケモンはブーバーン。
勝利するとクリムゾンバッジと、『金・銀・クリスタル』では「だいもんじ」、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では「オーバーヒート」のわざマシンを貰える。
グリーン
『赤・緑・青・ピカチュウ』・『ファイアレッド・リーフグリーン』の主人公のライバルで、元カントー地方ポケモンリーグチャンピオン。今作では失踪したサカキに代わり、トキワジムの新しいジムリーダーに就任している[8]。特定のタイプを持たず、様々なタイプのポケモンを扱いシリーズ唯一のジムリーダーである。しかし、『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではグリーンを含めたジムのトレーナー全員が「トリックルーム」を駆使するという特徴がある。また、使用ポケモンのレベルはシリーズのジムリーダーでも最も高い。
使用ポケモンはギャラドス・ナッシーウインディピジョットサイドンフーディン。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではフーディンがカイリキーに変更されている。『ハートゴールド・ソウルシルバー』の再戦時はナッシー・ウインディ・カイリキ―・バンギラスドサイドン・ピジョット。エースポケモンはピジョット。
勝利するとグリーンバッジと、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では「トリックルーム」のわざマシンを貰える。

その他

レッド
『赤・緑・青・ピカチュウ』・『ファイアレッド・リーフグリーン』の主人公。
現在はジョウト地方のシロガネ山で修行を積んでおり、一度も家には帰っておらず、母親とも一切連絡を取っていない。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではバトル後、グリーンと連絡をとっているかのような描写がある。
使用するポケモンは、ピカチュウエーフィ(『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではラプラス)・カビゴンフシギバナ・リザードン・カメックス。エースポケモンはピカチュウ。
セリフはすべて「… …」の無口であり、倒すとその場からいなくなりエンディングに突入する。殿堂入りするたびに同じ場所に戻ってくる。

その他

ダイゴ
『ハートゴールド・ソウルシルバー』にゲストとして登場するホウエンリーグのチャンピオン。カントー地方のクチバシティで登場。「ラティオス」・「ラティアス」が現れた原因を調べに来ている。
スモモ
『ハートゴールド・ソウルシルバー』にゲストとして登場するシンオウリーグのジムリーダー。カントー地方のタマムシシティの食堂で登場、大食いコンテストにチャレンジしている。
マキシ
『ハートゴールド・ソウルシルバー』にゲストとして登場するシンオウリーグのジムリーダー。カントー地方のタマムシシティのデパート、ジョウト地方の47番道路で登場。
シロナ
『ハートゴールド・ソウルシルバー』にゲストとして登場する考古学者にしてシンオウリーグのチャンピオン。シント遺跡のイベントで登場し、アルセウスについての情報を主人公に話す。

脚注

  1. ^ 『クリスタル』、『ハートゴールド・ソウルシルバー』のみ登場。なお、後者のデザインは『クリスタル』とは異なる新規のもの。
  2. ^ そのうち『金・銀』のみ1回が回避可能
  3. ^ コトネはアニメ版でも登場しており、手持ちポケモンはチコリータである。
  4. ^ その信条の通り、本編作品では鳥の形をしたポケモンしか使用していない。
  5. ^ リメイク後は立体迷路であるが、やはりモチーフはピッピである。
  6. ^ ヤドンのいどではドガースを、ラジオとうではゴルバットを使用していた
  7. ^ 通常プレイでは不可で、劇場版『幻影の覇者ゾロアーク』上映時に配布されたセレビィを連れていないといけない。
  8. ^ トキワジムの前にいる老人によると、ジムリーダーに就任したのはつい最近の事らしく、それまでジムリーダーはいなかったとの事。

関連項目