亡命政府

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亡命政府(ぼうめいせいふ)とは、クーデターや他国による占領などでその国の政治から排除された元首または国民などが、外国に脱出してその地で組織する政府組織。通常は転覆された政権のメンバーが中心となって亡命先で結成し自らの正統性を主張しているものを呼ぶ。いくつかの国家の支持・支援を受けている場合もある。

現在の亡命政府[編集]

アジア[編集]

アフリカ[編集]

ヨーロッパ[編集]

過去の亡命政府[編集]

日本併合地域[編集]

  • 大韓民国臨時政府 - 1919年、独立運動組織により結成。現在の韓国政府は、大韓民国臨時政府の正統性を主張しており、憲法の前文で「大韓民国は三・一運動により建てられた大韓民国臨時政府の法統を受け継ぐ」と規定している。ただし臨時政府を承認した国はなく、国際的に正式な亡命政府とは認められなかった。このため大韓民国政府は大韓民国臨時政府の承継国とはみなされていない。

ロシア内戦後の亡命政府[編集]

スペイン内戦後の亡命政府[編集]

第二次世界大戦[編集]

東欧
南欧
西欧
北欧
アジア

戦後[編集]

亡命政府に准ずる政権(現在および近年)[編集]

1. 外国に脱出したわけではないが、国内の辺境地域などで自らの正統性を標榜し、新政権への抵抗を続ける政権。

2. もともとの「国家」が、国際法上では認められていない場合

  • 西ドイツ・シーランド亡命政権 - 1978年にシーランド公国の首相に任命されたドイツ人投資家のアッヘンバッハは国家元首のロイ・ベーツ公の息子・マイケル皇太子を人質に取ってクーデターを起こしロイ・ベーツ公を一度公国から追放したが、ロイ・ベーツ公は公国を急襲し反乱を鎮圧。この後、アッヘンバッハはシーランド公国の「枢密院議長」を名乗り、西ドイツで亡命政府を樹立させた。ただし、シーランド公国自身、国際法上の国家成立要件を満たしているかは疑わしい。

3. その他

  • マルタ騎士団1798年に領土であるマルタ島を失ったが、現在も「主権実体」として世界90カ国以上と外交関係を結び、ローマに在る本部はイタリア政府から治外法権を認められている。現在マルタ島を実効支配しているマルタ共和国とは敵対していない。

近代国家成立以前[編集]

現代的には亡命政府とは言えないものもあるが、近代国家成立以前と現代とでは国家の概念が異なることを考慮して、類似した概念の事例を以下に示す。

中国[編集]

日本[編集]

ヨーロッパ[編集]

イスラム世界[編集]

関連項目[編集]