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| 画像説明 = WWE殿堂入り式典(2009年)
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| 本名 = ジェームズ・ウェア
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'''ココ・B・ウェア'''('''"Birdman" Koko B. Ware''')の[[リングネーム]]で知られる'''ジェームズ・ウェア'''('''James Ware''' 、[[1957年]][[6月20日]] - )は、[[アメリカ合衆国]]の元[[プロレスラー]]。[[テネシー州]][[ユニオンシティ]]出身の[[アフリカ系アメリカ人]]。
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全盛時は地元のテネシー地区や[[WWE|WWF]](現・WWE)を主戦場に活躍。身長173cmという小兵ながら、跳躍力を活かした空中殺法と陽気なキャラクターで子供ファンの支持を集めた<ref name="WWE.com">{{cite web|url=http://us.wwe.com/superstars/halloffame/inductees/kokobware/bio/|title=Hall of Fame Inductees: Koko B. Ware |accessdate=2010-11-27|publisher=WWE.com}}</ref>。
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== 来歴 ==
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== 得意技 ==
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== 獲得タイトル ==
== 獲得タイトル ==
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* [[NWA (プロレス)|NWA]]ミッドアメリカ・ヘビー級王座:6回
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2011年6月11日 (土) 11:33時点における版

ココ・B・ウェア
ココ・B・ウェアの画像
ココ・B・ウェア(2010年4月)
プロフィール
リングネーム "バードマン" ココ・B・ウェア
ココ・ウェア
スタッガー・リー
スウィート・ブラウン・シュガー
ブラック・ブルー・ブレイザー
本名 ジェームズ・ウェア
ニックネーム 黒い鳥人
身長 173cm
体重 104kg(全盛時)
誕生日 (1957-06-20) 1957年6月20日(66歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
テネシー州ユニオンシティ
デビュー 1978年
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ココ・B・ウェア"Birdman" Koko B. Ware)のリングネームで知られるジェームズ・ウェアJames Ware1957年6月20日 - )は、アメリカ合衆国の元プロレスラーテネシー州ユニオンシティ出身のアフリカ系アメリカ人

全盛時は地元のテネシー地区やWWF(現・WWE)を主戦場に活躍。身長173cmという小兵ながら、跳躍力を活かした空中殺法と陽気なキャラクターで子供ファンの支持を集めた[1]

来歴

1978年ジェリー・ジャレット(後のTNA創設者)とジェリー・ローラーが主宰するテネシー州メンフィスCWAでデビュー。翌年にはアメリカの専門誌『プロレスリング・イラストレーテッド』のルーキー・オブ・ジ・イヤーに選出されている。以降も1980年代半ばまでCWAを主戦場に、ベビーフェイスヒールの両方のポジションで活動。ミッドアメリカ・ヘビー級王座を通算6回獲得し[2]ソニー・キングボビー・イートントミー・リッチオースチン・アイドルジミー・バリアントビル・ダンディーらと激闘を繰り広げた。覆面を被り、黒人マスクマンのスタッガー・リーStagger Lee)またはスウィート・ブラウン・シュガーSweet Brown Sugar)に変身したこともある。タッグではノーベル・オースチンとの黒人コンビ、プリティ・ヤング・シングスPretty Young Things、別名PYTエクスプレス)で活躍、NWA圏のダラスフロリダにも遠征し、1985年2月にはジェイマークのヤングブラッド兄弟からフロリダ地区のUSタッグ王座を奪取した[3]

1986年WWFと契約。バードマンBirdman)のニックネームを与えられ、オウムフランキーFrankie)を帯同して入場するショーマン派のベビーフェイスとして売り出される。1987年からはブッチ・リードとの黒人同士の抗争を展開し、3月29日のレッスルマニアIIIで決着戦が行われるも敗退。以降もヒール勢相手のジョバーなど、主にミッドカード専門の前座要員となり、タイトルには縁がなかったものの1994年まで8年間にわたってWWFに在籍した。

その間、1991年1月に当時WWFの日本での提携先だったSWSに来日。1992年からは、同じく空中戦を得意としていた "ザ・ロケット" オーエン・ハートハイ・エナジーHigh Energy)を結成しタッグ戦線に進出、マネー・インク(テッド・デビアス&IRS)やヘッドシュリンカーズ(サムー&ファトゥ)と抗争した。また、同時期にWWFとの提携を開始したメンフィスのUSWA(CWAの後継団体)にも参戦。ジェリー・ローラーやカマラとタイトルを争った[4]

WWF退団後はインディー団体を転戦し、1995年6月にはニューイングランド地区のIWCCWでグレッグ・バレンタインを破り同団体認定のヘビー級王座を獲得。その後はセミリタイアしていたが、2000年代よりプロレスリング・ビジネスへのスポット参戦を再開。メンフィス周辺のインディー団体にレジェンドとして登場し、時折試合も行っている。2005年10月には久々にWWEのリングに上がり、『Heat』の枠内にてロブ・コンウェイと対戦した。2008年6月にはジェイク・ロバーツらWWF時代の仲間と共にTNAにも登場。2009年4月、WWE殿堂入りを果たしている。

エピソード

  • 1980年代後半にWWFを共にサーキットしたダイナマイト・キッドは、小柄な黒人選手であるココを「バックウィート」と呼んでいた。これは1930年代に製作されたアメリカのTVシリーズ『リトル・ラスカルズ』(日本では1960年代初頭に『ちびっこギャング』の邦題で放送)に登場する黒人の子供の名前である。バックウィート(Buckwheat)とは「そばの実」の意味で、黒人を指す隠語でもある。キッドには差別的な意思はまったくなく、ココもそのことを理解して、彼らの間でのみ通じるジョークとして受け入れていた。ある晩、ホテルのバーで酒に酔ったポール・ローマがココに向かってこの呼び名を叫び、叩きのめされたことがあるという[5]
  • 1999年、ハイ・エナジーのパートナーだったオーエン・ハートがブルー・ブレイザーのギミックをヒール・バージョンで復活させていた際、覆面レスラー"ブラック" ブルー・ブレイザー"Black" Blue Blazer)となってオーエンと対峙するというアングルが組まれた。オーエンの事故死により、このアングルは自然消滅している。
  • リングネームの「B」はジム・ロスが付けたものであり、現在でもお互い友人であると語っている。

得意技

獲得タイトル

WWE殿堂入り式典(2009年)
CWA / USWA
その他

脚注

  1. ^ Hall of Fame Inductees: Koko B. Ware”. WWE.com. 2010年11月27日閲覧。
  2. ^ NWA Mid-America Heavyweight Title History”. Wrestling-Titles.com. 2010年4月10日閲覧。
  3. ^ NWA United States Tag Team Title History”. Wrestling-Titles.com. 2010年4月10日閲覧。
  4. ^ USWA Unified World Heavyweight Title History”. Wrestling-Titles.com. 2010年4月10日閲覧。
  5. ^ 『ピュア・ダイナマイト - ダイナマイト・キッド自伝』P206(2001年エンターブレインISBN 4-7577-0639-1

外部リンク