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ファミリーコンピュータ ディスクシステムのゲームタイトル一覧

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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ファミリーコンピュータ ディスクシステムのゲームタイトル一覧(ディスクシステムのゲームタイトルいちらん)では、ファミリーコンピュータ ディスクシステム対応のゲームソフトを発売順に列記する。ただしハッカーインターナショナルのものをはじめとする非公認ソフトや書き換え確認用のソフトは含まず。一部のタイトルはパッケージ版と書き換え専用版でゲーム内容が一部異なっていることがある。


ディスクシステムはファミリーコンピュータのROMカセットの容量問題を解決するため、ファミリーコンピュータ用の周辺機器として誕生した経緯を持つ[1]。そのための媒体として当時のROMカセットより大容量であった「ディスクカード」が採用された。容量の増加により、キャラクターの動きにバリエーションを付けられるようになった[2]。また、ディスクカードへの記録は店頭にあるディスクライターを介して行われるほか、工場での製造も同様の手法で行われたことから、製造にかかる期間の抑制に成功した[注 1]

ディスクシステム本体は当初の予定から遅れる形で1986年2月21日に発売され、ローンチタイトルとして『スーパーマリオブラザーズ』や『ゴルフ』といったROMカートリッジからの移植作のほか、新規タイトルとしてアクションアドベンチャー『ゼルダの伝説』が発売された[4]。アクションアドベンチャー(アクションRPG)である同作は、全128画面(縦8画面×横16画面)という当時としては広大なフィールドにトライフォースのかけらが眠るダンジョンへの入り口が点在しつつも、各ダンジョンの攻略の順番はプレイヤーにゆだねられているなど、自由度の高さを特徴としていた[5]。また、ゲーム本編をクリアすることで解放される高難易度モード「裏ゼルダ」は、当時としては画期的だった[注 2][4]。同作は1986年5月末時点で50万本が売れる[7]などの人気商品となり、のちにシリーズ化した[5]。ローンチから少し後の1986年8月6日に発売された『メトロイド』は、探索型アクションゲームというジャンルの先駆けとなり、のちにメトロイドヴァニアと呼ばれるジャンルの語源の一つとなった[8]。サードパーティにおいてはコナミの『悪魔城ドラキュラ』(1986年9月26日発売)が、ホラー映画のような世界観や緻密なグラフィック、そして絶妙なゲームバランスで人気を博し、のちにシリーズ化を果たした[9]

これまで任天堂は「一度遊んだら二度と遊ばない」という懸念からアドベンチャーゲームのようなストーリー中心のゲームの開発を避けてきたが、ディスクシステムの書き換え機能を活かし、『ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島』(1987年発売)でこのジャンルに挑んだ[3]。同作は当時のアドベンチャーゲーム[注 3]としては珍しく、おとぎ話を題材としたユーモアあふれるシナリオや、縦書きで表示されるテクスト、そして前編、後編に分けての販売は当時のゲームファンの注目を集めた[10]。同作以降のディスクシステム用のアドベンチャーゲームでは分冊形式で発売されるようになった[10]。一方で『ドラキュラII 呪いの封印』のように、国によって発売されるソフトの形態が異なるケースもあった[11]。とりわけ、『夢工場ドキドキパニック』の場合、日本国外ではROMカートリッジタイトル"Super Mario Bros. 2"として発売され、のちに日本においても『スーパーマリオUSA』として逆輸入された[12]。その結果、キャサリンヘイホーといった『夢工場ドキドキパニック』を初出とする敵キャラクターがマリオファミリーの一員として認知されるようになった[13]

このほかにも、『レリクス 暗黒要塞』[14]といったPCゲームからの移植作品や、マイケルEnglish大冒険といった学習ソフト[15]も発売された。

一部のソフトでは、ディスクのデータを「ディスクファックス」と呼ばれる装置から任天堂に送ることでスコアアタックに参加できた[注 4]。これはネットワークゲームの先駆けとみなされている[1]。また、『ゴルフJAPANコース』や『中山美穂のトキメキハイスクール』のように景品の送付ツールとして用いられた例もあった[11]

他方、ROMカセット同様、ディスクシステムにおいても非公式のソフトやコピーツールを密かに売る者もいた[16]

ディスクシステムでは当初の構想としてパズルゲームなどの販売を想定していたが、『ゼルダの伝説』の大ヒットによりゲーム業界に大容量主義という考えをもたらした[17]。この大容量化によってディスクでも容量の限界に到達したが、ディスク媒体は容量を追加できない欠点がある[1][17][注 5]。一方でROMカートリッジでは技術の進歩や半導体価格の下落により、ディスクを上回る容量が搭載可能になったほか、セーブ機能も搭載されるなど、ディスクが持つ特徴を得ることができた[1][17][注 6]。また、ソフトメーカーの多くもディスクシステム用ソフトの供給には消極的で、ファミコンの古参のサードパーティの中には専用ソフトを出さなかったところもあった[19][注 7]。ディスクカード本体および書き換え代金の安さも、小売店としては流通上のメリットを見いだせていなかった[19]

こうしてディスク特有の役割がなくなったことで再びROMカートリッジに回帰することになり[1][17]、1992年12月22日に徳間書店インターメディアが発売した『じゃんけんディスク城』を最後に新作ソフトの発売を終了した[1]。一方、ROMカセットでは不可能なディスクの書き換えサービスは2003年9月30日まで継続した[1]

書き換えサービス終了後、『ディスクシステムセレクション[21][11]といったオムニバス作品への収録や、バーチャルコンソールなどのダウンロードサービスでの配信、および「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」などのプラグ&プレイ型ゲーム機を利用することでも一部タイトルを遊ぶことができる。

凡例

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  • ID:ディスクシステムのゲームのID(非公認、海賊版のものを含まず。ケースにはxxx(メーカーコード)-yyy(ゲームID)のように表示されている)
  • 移植:ロムカセット版からの移植
  • 片面:片面ソフト
  • 販路:は書き換え専用ソフト。はパッケージ販売専用ソフト

発売されたタイトル

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目次

1986198719881989199019911992


本節の「発売されたタイトル一覧表」には合計で「199」のゲームタイトルを発売日・発売元とともに列記している。1986年から1992年にかけて発売された、発売年ごとのタイトル数は以下の通り。

  • 1986年(全34タイトル)
  • 1987年(全69タイトル)
  • 1988年(全55タイトル)
  • 1989年(全20タイトル)
  • 1990年(全13タイトル)
  • 1991年(全6タイトル)
  • 1992年(全2タイトル)
発売されたタイトル一覧表
発売日[22][23] タイトル 発売元[22][23] ID 移植 片面 販路 備考
1986年2月21日 ゼルダの伝説 任天堂 ZEL ローンチタイトル[4]
1986年2月21日 スーパーマリオブラザーズ 任天堂 SMA ローンチタイトル[4]。同名ROMカセット用ソフトの移植版[24][25]
1986年2月21日 ゴルフ 任天堂 GLF ローンチタイトル[4]。同名ROMカセット用ソフトの移植版[25]
1986年2月21日 サッカー 任天堂 SCC ローンチタイトル[4]。同名ROMカセット用ソフトの移植版[25]
1986年2月21日 テニス 任天堂 TEN ローンチタイトル[4]。同名ROMカセット用ソフトの移植版[25]
1986年2月21日 ベースボール 任天堂 BAS ローンチタイトル[4]。同名ROMカセット用ソフトの移植版[26]
1986年2月21日 麻雀 任天堂 MJA ローンチタイトル[4]。同名ROMカセット用ソフトの移植版[26]
1986年4月14日 謎の村雨城 任天堂 NMJ 江戸時代を舞台に、主人公の鷹丸が、4つの城と村雨城に挑むアクション[26]
1986年6月3日 スーパーマリオブラザーズ2 任天堂 SMB 『スーパーマリオブラザーズ』シリーズ第2作[27]
1986年7月21日 バレーボール 任天堂 VBW バレーボールを題材としたゲーム[28]
1986年7月30日 涙の倉庫番スペシャル アスキー 1 PCゲーム『倉庫番』および『倉庫番2』を収録[28]
1986年8月6日 メトロイド 任天堂 MET メトロイドシリーズ第1作[8]
1986年8月27日 アイアムアティーチャー スーパーマリオのセーター ロイヤル工業 ISM セーターやベストを編むための練習用ソフトで、身長150cmにまで対応している[28]。一部の店舗でのみ販売されていた[29]
1986年9月19日 子猫物語 ポニーキャニオン KOM 同名映画のゲーム化[24]
1986年9月26日 悪魔城ドラキュラ コナミ AKM コナミ初のディスクシステムオリジナル作品で、悪魔城ドラキュラシリーズ第1弾[9]
1986年9月26日 アイアムアティーチャー 手あみのきそ ロイヤル工業 ITK 手編みの基礎を学べるソフトで、一部の店舗でのみ販売されていた[29]
1986年10月13日 オセロ 河田 OTH コンピュータオセロゲーム[29]
1986年10月21日 プロレス 任天堂 PRO 開発はヒューマンが担当しており、のちに同社が発売したPCエンジン用ソフト『プロレス』のもとになった[30]
1986年11月6日 銀河伝承 イマジニア GIN メディアミックス・WAVE JACKシリーズ第1弾[31]。縦スクロールシューティングとアクションゲームを織り交ぜた作品[32]
1986年11月19日[注 8] ガルフォース HAL研究所 GAL 同名OVAのゲーム化[33][32]
1986年11月20日 デッドゾーン サンソフト[サン電子] DZN 合成音声で話すロボットが登場するSFアドベンチャー[32]
1986年11月21日 もえろツインビー シナモン博士を救え! コナミ TIN ツインビーシリーズ第2作で、シリーズで唯一3人プレイを可能とする[32]
1986年11月28日 きね子 アイレム KIN 絵柄が動くジグソーパズルゲーム[32]
1986年11月28日 ザナック ポニーキャニオン ZAN 同名PCゲームの移植版[32]
1986年12月12日 アディアンの杖 サンソフト[サン電子] ADA 算数を題材としたゲーム[32]
1986年12月13日 謎の壁 ブロックくずし コナミ NZN ブロック崩し[34]
1986年12月15日 水晶の龍[注 9] DOGスクウェア SSD スクウェアを中心とした合同ブランド・DOGから初めて発表された作品[35]
宇宙に現れた水晶の龍をめぐるアドベンチャーゲーム[32]
1986年12月15日 ブリーダー ソフトプロ BRE ロボット組み立てと対戦を題材としたゲーム[32]
1986年12月19日 光神話 パルテナの鏡 任天堂 PTM ギリシャ神話をモチーフとしたアクションゲーム[35]
1986年12月19日 ディープダンジョン 魔洞戦記[注 10] DOG(ハミングバードソフト DPD ディープダンジョンシリーズ第1弾[35]
1986年12月19日 ナイト・ロアー ジャレコ KLM 狼男の呪いを解くため奔走する主人公を描いた斜め見おろし型アクションゲーム[36]
1986年12月20日 消えたプリンセス イマジニア KIE WAVE JACKシリーズ第2弾[36]
1986年12月25日 プロフェッショナル麻雀悟空 アスキー GKU 同名PCゲームの移植版[36]
1986年12月26日 エレクトリシャン KEMCO[コトブキシステム] ELC 同名PCゲームの移植版[37]
1987年1月14日 リンクの冒険 任天堂 LNK 『ゼルダの伝説』の続編であるサイドビューアクション[5][32]
1987年1月29日 ウルトラマン 怪獣帝国の逆襲 バンダイ ULM ファミリーコンピュータ用ソフトとしては初めてとなる、『ウルトラマン』のゲーム化作品[32]
書き換え版(UL1)は一部のBGMが変更されている[38]
1987年1月29日 エッガーランド HAL研究所 EGL MSX用ソフト『迷宮神話』をベースとした固定画面クリア型アクションゲーム[39]
1987年2月6日 ナゾラーランド 創刊号 サンソフト[サン電子] NZL 世界文化社との共同制作であるディスクマガジン[39]
1987年2月20日 エスパードリーム コナミ ESP 超能力を題材としたアクションRPG[14][40]
1987年2月21日 ゴルフJAPANコース 任天堂 GFJE 最初の青ディスク専用ソフト[14][40]
1987年3月1日 きね子II アイレム KI2 『きね子』の続編[40]
1987年3月3日 メルヘンヴェール サンソフト[サン電子] MVL 同名PCゲームの移植版[40]
1987年3月5日 スーパーロードランナー アイレム SLR 『ロードランナー』のアレンジ版[38]
1987年3月12日 とびだせ大作戦 DOGスクウェア TDS 赤青メガネによる3D立体視に対応[14][38]
1987年3月27日 ウィンターゲームズ ポニーキャニオン WIN 冬季オリンピックを題材としたスポーツゲーム[38]
1987年3月27日 オトッキー アスキー OTO 音楽を題材とした横スクロールシューティングゲーム[41]
1987年3月27日 スーパーボーイ・アラン サンソフト[サン電子] ALN 知能ゲームシリーズ第2弾で、分数を題材としている[14]
1987年3月27日 地底大陸オルドーラ サンソフト[サン電子] ORD 知能ゲームシリーズ第3弾で、、小数を題材としている[38]
1987年3月28日 ダーティペア バンダイ DPR 同名作品のゲーム化[14]
1987年4月3日 アップルタウン物語 DOG(スクウェア) APT PCゲーム『リトルコンピュータピープル』の内容差し替え版[42]
1987年4月10日 グリーンベレー コナミ GRN 同名アーケードゲームの移植版[42]
1987年4月10日 ココナワールド ソフエル CCN 魔法使いココナの日常を主題としたゲーム[42]
1987年4月10日 レリクス 暗黒要塞 ボーステック RLC 同名PCゲームの移植版[14]
1987年4月14日 囲碁 九路盤対局 BPS IGO 九路盤を採用した囲碁ゲーム[43]
1987年4月17日 風雲少林拳 ジャレコ FSH 一対一のカンフーアクションゲーム[43]
1987年4月24日 愛戦士ニコル コナミ AIN SF風のアクションゲーム[43]
1987年4月24日 探偵 神宮寺三郎 新宿中央公園殺人事件 DECO[データイースト] JUK 『探偵 神宮寺三郎』シリーズ第1弾[14]
1987年5月1日 キン肉マン キン肉星王位争奪戦 バンダイ KNM 漫画『キン肉マン』のゲーム化[15]
1987年5月1日 ハオ君の不思議な旅 DOG(キャリーラボ HFT 魔法使いの弟子・ハオ君の冒険を描いたアクションゲーム[44]
1987年5月19日 聖剣サイコカリバー イマジニア MAJ WAVE JACKシリーズ最終作で、アイドルユニットポピンズとのタイアップである[45]
1987年5月25日 セクションZ カプコン SCZ 横スクロールアクションゲーム[44]
1987年5月25日 プロゴルファー猿 バンダイ PGS 同名アニメのゲーム化[15][46]
1987年5月29日 迷宮寺院ダババ コナミ MIK インドの寺院を舞台としたアクションゲーム[46]
1987年5月29日 ディープダンジョン2 勇士の紋章 DOG(ハミングバードソフト YSM 『ディープダンジョン 魔洞戦記』の続編[15]
書き換え版は一部のマップが変更されている。
1987年5月31日 スマッシュピンポン 任天堂 PPN 卓球ゲームで、開発はコナミが担当した[46]
1987年6月2日 リフレクトワールド イーストキューブ RWD 装甲車両を主題としたシューティングゲーム[47]
1987年6月12日 ナゾラーランド第2号 サンソフト[サン電子] NZB ディスクマガジン『ナゾラーランド』第2弾[47]
1987年6月14日 ゴルフUSコース 任天堂 GFUE 青ディスク専用ソフトで、第2回FCゴルフトーナメントに用いられた[47]
1987年6月19日 Dr.カオス 地獄の扉 ポニーキャニオン DRC 館の探索を主題としたアクションアドベンチャーゲーム[47]
1987年6月19日 マイケルEnglish大冒険 スコーピオンソフト MEA テレビアニメ『ホワッツマイケル』を題材とした英語学習ゲーム[15][48]
1987年6月26日 エキサイティングビリヤード コナミ EKS ストーリー性のあるビリヤードゲーム[48]
1987年7月3日 磁界少年メット・マグ DOG(シンキングラビット MTM 磁力をモチーフとした迷路型アクションゲーム[48]
1987年7月10日 夢工場ドキドキパニック フジテレビジョン、任天堂 DRM フジテレビの大型イベント『夢工場』とのコラボレーション作品[48]。日本国外では"Super Mario Bros. 2"として発売され、のちに日本においても『スーパーマリオUSA』として逆輸入された[12]
1987年7月24日 エキサイティングバスケット コナミ EKB アメリカのプロバスケットを題材としたゲーム[49]
1987年7月24日 クレオパトラの魔宝 DOG(スクウェア) CLO 古代エジプトを主題とした3DダンジョンアドベンチャーRPG[49]
1987年7月24日 タイタニックミステリー 学研 TIT タイタニック引き上げを題材とした作品[15]
1987年7月31日 モンティのドキドキ大脱走 ジャレコ MDD 冤罪で投獄された者の脱獄劇を描いたアクションゲーム[49]
1987年8月4日 麻雀家族 アイレム MJK 一人用の麻雀ゲーム[50]
1987年8月11日 アルマナの奇跡 コナミ ARM ワイヤーアクションゲーム[50]
1987年8月25日 スーパーロードランナーII アイレム SIL 『スーパーロードランナー』の続編[50]
1987年8月28日 奇々怪界 怒涛編 タイトー KIK 巫女の小夜を主人公にしたアクションゲーム[50]
アイドル・伊藤美紀とのタイアップという側面もあり、本人も2Pキャラクターとして登場している[50]
1987年8月28日 ドラキュラII 呪いの封印 コナミ DRK 『悪魔城ドラキュラ』の続編[51]。日本国外ではROMカセットとして発売[11]
1987年8月28日 トランスフォーマー ザ・ヘッドマスターズ タカラ TFH 同名テレビアニメのゲーム化[50]
1987年9月4日[10][50] ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島 前編 任天堂 ON1
1987年9月30日[50] ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島 後編 任天堂 ON2
1987年10月2日 カリーンの剣 DOG(クリスタルソフト KRN 画面切り替え式のアクションRPG[52]
1987年10月2日 パルサーの光 ソフトプロ PSR 宇宙開族との戦いを描いたシミュレーションゲーム[52]
1987年10月9日 トップルジップ ボーステック TPZ 同名PCゲームの移植版[52]
1987年10月21日 ファルシオン コナミ FAL ファミコン3Dシステム対応ソフト[52]
1987年10月23日 妖怪屋敷 アイレム YOK 妖怪を封じた屋敷を舞台としたアクションゲーム[53]
1987年10月30日 ファミコングランプリ F1レース 任天堂 FRGE 青ディスク専用ソフト[51]
1987年10月30日 バブルボブル タイトー BUB 泡吐きドラゴンを主題とした固定画面アクションゲーム[53]
1987年10月30日 ファミリーコンポーザー 東京書籍 FCO 作曲ソフト[53]
1987年11月13日 谷川浩司の将棋指南2 ポニーキャニオン SHO MSX用ソフト『谷川浩司の将棋指南』の続編[54]
1987年11月20日 キック・チャレンジャー エアフット バップ AFT トマトを主人公とした縦スクロールアクションゲーム[54]
1987年11月20日 SDガンダムワールド ガチャポン戦士 スクランブルウォーズ バンダイ SGW 『SDガンダムワールド ガチャポン戦士』シリーズ第1弾[54]
1987年12月1日 中山美穂のトキメキハイスクール 任天堂 THSE アイドル・中山美穂とのタイアップであるアドベンチャーゲーム[54]で、青ディスク専用ソフトでもあった。
1987年12月4日 サンタクロースの宝箱 DECO[データイースト] SAN クリスマスカード作成ソフト[55]
1987年12月4日 ドレミッコ コナミ DRE キーボード練習ソフトで、専用キーボードが同梱されている[55]
1987年12月8日 エキサイティングベースボール コナミ EBS 野球ゲーム[55]
1987年12月12日 極楽遊戯(げーむてんごく) ソフエル GTG ビンゴやルーレットなど、8種類のミニゲームを収録したパーティゲーム[55]
1987年12月18日 ウルトラマン2 出撃科特隊 バンダイ UL2 『ウルトラマン 怪獣帝国の逆襲』の続編[56]
1987年12月18日 ナゾラーランドスペシャル!!「クイズ王を探せ」 サンソフト[サン電子] NSP 「ナゾラーランド」の増刊号[56]
1988年1月20日[注 11] SDガンダムワールド ガチャポン戦士 スクランブルウォーズ バンダイ SG1 書き換え版は一部のマップが変更されている[57]
1988年1月21日 アイスホッケー 任天堂 ICE アイスホッケーゲーム[57]
1988年1月27日 ガンスモーク カプコン GUN 西部劇を題材とした縦スクロールシューティングゲーム[58]
1988年2月1日 ファイヤーバム HAL研究所 FBM ジャングルを舞台とした横スクロールアクションゲーム[57]
1988年2月16日 エキサイティングサッカー コナミカップ コナミ ESC 育成要素のあるサッカーゲーム[59]
1988年3月3日 ドルイド 恐怖の扉 ジャレコ DRD ドルイドの冒険を描いたアクションゲーム[60]
1988年3月4日 19 (ヌイーゼン) ソフトプロ NEU 独自の戦闘システムを採用したシミュレーションゲーム[58]
1988年3月11日 ナゾラーランド第3号 サンソフト[サン電子] NZC 「ナゾラーランド」最終号[61]
1988年3月11日 ツインビー コナミ TWN 同名ROMカセット用ソフトの移植版[61]
1988年3月25日 おもいっきり探偵団 覇悪怒組 魔天郎の挑戦状[注 12] バンダイ HRD テレビドラマ『おもいっきり探偵団 覇悪怒組』のゲーム化[58]
1988年3月25日 ワードナの森 タイトー WAD 同名アーケードゲームの移植版[58]
1988年3月31日 アスピック ボーステック ASP ファンタジー世界を舞台としたアクションRPG[62]
1988年4月8日 ドンキーコング 任天堂 DKD 同名アーケードゲームの移植版[63]
1988年4月8日 グーニーズ コナミ GNS 同名ROMカセット用ソフトの移植版[62]
1988年4月14日 ファミコングランプリII 3Dホットラリー 任天堂 TDRE 青ディスク専用ソフトとしては最後の作品[63]。ファミコン3Dシステム対応ソフト[63][62]
1988年4月15日 仮面ライダーBLACK バンダイ BLA 同名テレビ番組のゲーム化[63]
1988年4月22日 バイオミラクル ぼくってウパ コナミ BOK ROMカセット版あり[64]
1988年4月22日 風雲少林拳 暗黒の魔王 ジャレコ SAM 風雲少林拳シリーズ第2作で、ファミコン3Dシステムに対応している[64]
1988年4月27日 ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者 前編 任天堂 TC1 『ファミコン探偵俱楽部』シリーズ第1作[63]
1988年5月2日 ファイナルコマンド 赤い要塞 コナミ AKA アーケードゲーム『特殊部隊ジャッカル』の移植版[65]
1988年6月14日 ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者 後編 任天堂 TC2
1988年6月20日 ファイヤーロック ユース FRC 地底を舞台としたアクションゲーム[65]
1988年6月21日 リサの妖精伝説 コナミ YOU アイドル・立花理佐を題材としたアドベンチャーゲーム[63]。青ディスク専用ソフトだが、ディスクファックス非対応[65]
1988年7月12日 亜空戦記ライジン DOGマイクロキャビン[注 13] RJN 歩行・飛行形態を切り替える任意スクロールアクションシューティングゲーム[66]
1988年7月12日 ムーンボールマジック DOG(システムサコム MBM ピンボールゲーム[66]
1988年7月12日 レプリカート タイトー REP ヘビゲーム調のパズルゲーム[60]
1988年7月19日 ドンキーコングJR. 任天堂 JRD 同名ROMカセット用ソフトの移植版[66]
1988年7月19日 遠山の金さんすぺえす帖 MR.GOLD 東映動画 MRG SF小説『遠山桜宇宙帖 奴の名はゴールド』のゲーム化[66]
1988年7月22日 コナミックアイスホッケー コナミ HOC アイスホッケーゲーム[67]
1988年7月22日 カラテチャンプ DECO[データイースト] KAR 1対1の空手アクションゲーム[67]
1988年7月29日 らじかるぼんばー!! 地雷くん ジャレコ GRK 最大5人まで遊べる鬼ごっこゲーム[67]
1988年8月5日 爆闘士パットンくん ソフトプロ PAT 戦車を題材としたシューティングゲーム[68]
1988年8月10日 ビッグチャレンジ! 柔道選手権 ジャレコ CJS 柔道を題材としたスポーツゲーム[69]
1988年8月10日 谷川浩司の将棋指南II 新版 詰め将棋・次の一手 ポニーキャニオン SH2 ディスクライターでの書き換えは行われておらず、任天堂へディスクカードを送る必要があった[69]
1988年8月10日 シルヴィアーナ パック・イン・ビデオ SIL 母親の治療薬を探す少女を描いたアクションRPG[69]
1988年8月19日 コナミックテニス コナミ TNI トーナメント形式のテニスゲーム[69]
1988年9月2日 魔塔の崩壊 ポニーキャニオン MAT バベルの塔を舞台としたアクションゲーム[70]
1988年9月13日 キック アンド ラン タイトー KIC サッカーゲーム[70]
1988年9月23日 バーガータイム DECO[データイースト] BGT 同名ROMカセット用ソフトの移植版[70]
1988年10月4日 パチコン 東芝EMI PCD 同名ROMカセット用ソフトの移植版[70]
1988年10月18日 エッガーランド 創造への旅立ち HAL研究所 EGS エッガーランドシリーズ第2弾[71]
1988年10月21日 ダンディー ポニーキャニオン DAN 同名PCゲームの移植版[71]
1988年10月21日 ビッグチャレンジ! ドッグファイトスピリット ジャレコ DFS ビッグチャレンジ!シリーズの一つ[68]
1988年10月22日 ウルトラマン倶楽部 バンダイ ULC ウルトラマン倶楽部シリーズ第1弾[68]
1988年10月28日 遊メイズ タイトー UMZ アーケードゲーム『レイメイズ』の移植版[72]
1988年11月15日 サムライソード カプコン SMU ファンタジー世界を舞台としたコマンド選択型アドベンチャーゲーム[72]
1988年11月18日 アイスクライマー 任天堂 ICD アーケードゲーム『VS.アイスクライマー』の移植版[72]
1988年11月18日 ジャイラス コナミ GRS 同名アーケードゲームの移植版[68]
1988年11月18日 パチンコGP DECO[データイースト] PGP パチンコゲーム[73]
1988年11月29日 じゃあまん探偵団 魔隣組 バンダイ MAR 同名テレビ番組のゲーム化[73]
1988年11月30日 帰ってきたマリオブラザーズ 任天堂 KMAR ROMカートリッジ用ソフト『マリオブラザーズ』の移植版で、永谷園とのタイアップでもある[68][73]
このソフトのみ400円で書き換えが行われた[73]
1988年12月9日 探偵 神宮寺三郎 危険な二人 前編 DECO[データイースト] KF1 神宮寺三郎シリーズ第3作[73]
1988年12月9日 VS.エキサイトバイク 任天堂 EBD アーケードゲーム『エキサイトバイク』のアレンジ移植[74]
1988年12月9日 なんきんのアドベンチア サンソフト[サン電子] NAD 「ナゾラーランド」の特別編で、イラストレーター・なんきんがキャラクターデザイナーを務めた[74]
1988年12月23日 タロット占い スコーピオンソフト TAR タロット占いゲーム[74]
1989年1月14日 ハレーウォーズ タイトー HAL ハレーすい星を題材としたシューティングゲーム[75]
1989年1月24日 機動警察パトレイバー バンダイ PTL 同名漫画のゲーム化[76]
1989年2月3日 レッキングクルー 任天堂 WRD 同名ROMカセット用ソフトの移植版で、デザインモードで作成した面の保存が可能になった[75]
1989年2月10日 探偵 神宮寺三郎 危険な二人 後編 DECO[データイースト] KF2
1989年2月16日 ロジャーラビット KEMCO[コトブキシステム] RRR 同名映画のゲーム化[77]
1989年2月23日 タマ&フレンズ バンダイ UTM 同名キャラクターのゲーム化[77]
1989年3月3日 SDガンダムワールド ガチャポン戦士 スクランブルウォーズ マップコレクション バンダイ SG2 『SDガンダムワールド ガチャポン戦士』シリーズ第2弾[76]
1989年3月20日 光GENJI ローラーパニック ポニーキャニオン GEN アイドルグループ・光GENJIを題材としたゲーム[76]
1989年3月28日 ビッグチャレンジ! ガンファイター ジャレコ GNF 西部劇を題材とした横スクロールシューティングゲームで、ボス戦のみ3Dシューティング形式[78]
1989年3月30日 パットパットゴルフ パック・イン・ビデオ PPG ファンタジー要素のあるゴルフゲーム[78]
1989年4月28日 フェアリーテイル ソフトプロ FYT おとぎ話風のシューティングゲーム[78]
1989年5月23日 ファミコン探偵倶楽部 PARTII うしろに立つ少女 前編 任天堂 TC3 ファミコン探偵倶楽部シリーズ第2作[78]
1989年5月30日 ピンボール 任天堂 PND 同名ROMカセット用ソフトの移植版[79]
1989年6月23日 ビッグチャレンジ! GOGOボウリング ジャレコ GGB ボウリングゲーム[79]
1989年6月30日 ファミコン探偵倶楽部 PARTII うしろに立つ少女 後編 任天堂 TC4
1989年8月10日 マグマプロジェクト ハッカー 徳間書店 MPH 同名PCゲームの移植版[79]
1989年10月14日 ふぁみこんむかし話 遊遊記 前編 任天堂 UU1 西遊記をモチーフとしたアドベンチャーゲーム[80]
1989年10月20日 かっとび!童児 パック・イン・ビデオ[81] KTD 同名漫画のゲーム化作品[81]
1989年11月14日 ふぁみこんむかし話 遊遊記 後編 任天堂 UU2 『ふぁみこんむかし話 遊遊記 前編』の続き[82]
1989年11月24日 LUTTER アテナ LTD 面クリア形式のアクションパズル[82]
1990年3月23日 香港 徳間書店 HKD ファミマガディスクシリーズ第1弾で、雑誌『MSX・FAN』の読者投稿作品の移植版にあたる[20]
1990年4月2日 ボンバーマン ハドソン BMD 同名ROMカセット用ソフトの移植版[20]
1990年5月18日 ゼビウス ナムコ XEV 同名ROMカセット用ソフトの移植版[20]
1990年5月18日 パックマン ナムコ PAC [20]
1990年6月5日 ナイトムーブ 任天堂 KMV チェスをモチーフとしたパズルゲーム[83]
1990年6月22日 ギャラガ ナムコ GAG 同名ROMカセット用ソフトの移植版[83]
1990年7月20日 ギャラクシアン ナムコ GXN 同名ROMカセット用ソフトの移植版[83]
1990年7月20日 ディグダグ ナムコ DIG 同名ROMカセット用ソフトの移植版[83]
1990年8月31日 ディグダグII ナムコ DD2 同名ROMカセット用ソフトの移植版で、ナムコにとっては最後のディスクシステム作品である[84]
1990年9月7日 バックギャモン 任天堂 BAG 日本バックギャモン協会監修[84]
1990年10月19日 パニックスペース 徳間書店 PSD ファミマガディスクシリーズ第2弾で、雑誌『MSX・FAN』の読者投稿作品の移植版にあたる[84]
1990年11月16日 パズルボーイズ アトラス PUZ 同名ゲームボーイ用ソフトの移植版[84]
1990年12月7日 石道 ヒロ ISD 同名PCゲームの移植版[85]
1991年1月25日 ソロモンの鍵 テクモ SKD 同名ROMカセット用ソフトの移植版[86]
1991年2月22日 オール1 徳間書店 ALD ファミマガディスクシリーズ第3弾で、「第1回ファミマガディスク大賞」受賞作品の商品化でもある[86]
1991年4月19日 クロックス 徳間書店 CKD ファミマガディスクシリーズ第4弾[86]
1991年7月26日 タイムツイスト 歴史のかたすみで… 前編 任天堂 TT1 任天堂にとっては最後のディスクシステムオリジナル作品[86]
これ以降の新作ソフトは書換料金が600円。
ただし店頭書換終了後任天堂で書き換える場合は500円に統一された。
1991年7月26日 タイムツイスト 歴史のかたすみで… 後編 任天堂 TT2
1991年10月25日 ぷよぷよ 徳間書店 PYO ファミマガディスクシリーズ第5弾[16]
1992年4月28日 クルクルランド 任天堂 CLD アーケードゲーム「VS.クルクルランド」のほぼ完全移植[87]
1992年12月22日 じゃんけんディスク城 徳間書店 JKD ファミマガディスク第6弾で、一般公募に入選した作品の商品化であると同時に、最後のディスクシステム用ソフトでもある[87]

非売品

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配布および公開時期 タイトル 配布元または公開者 ID 備考
1986年 オールナイトニッポン スーパーマリオブラザーズ 任天堂 NSM ラジオ番組『オールナイトニッポン』とのコラボレーションで限定生産された作品[88]で、
同番組のパーソナリティーがキャラクターとして登場する[89][56]
生産は1986年12月に行われているが、リスナーに実際に配布が開始された時期は不明。
1987年 ゴルフJAPANコース オリジナルゴルフコース 任天堂 GSJE ゴルフJAPANコースの景品として配布されたゴールデンディスクカード[90]
上位100名に配布された「ゴルフ チャンピオンズコース」[90]
その他5000名に配布された「ゴルフ プロフェッショナルコース」の2種類がある。
どちらも同じラベルが貼られているが収録されているコースに違いがある。
1987年 プライズカード/ゴルフスペシャルコース 任天堂 GSUE ゴルフUSコースなどを収録したゴールデンディスクカード[90]
1990年11月中旬 惑星アトン外伝 国税庁 WAG 「暮らしと税金展」や全国の税務署で遊べた[91][74]
エクラアニマルによるOVAも存在する。

発売されなかったタイトル

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タイトル 発売元 備考
アイランド・アドベンチャー ソフエル[92] カセットに移行したが中止。
アレスの翼 カプコン[93] 同名アーケードゲームの移植版だが、日本国外にてカートリッジ用タイトルとして発売された[93]
WINNERS カプコン[94] カプコンの上野事業所に企画書が保存されている[94]
うさぎ次元の盗難事件 学習研究社[95] タイトルを『ハイスクール・クエスト』に変更したが中止。
後にPC向けフリーソフトとして公開された[95]
エイリアン2 DOG[96] 当初はカセット向けに同名映画のゲーム化作品になる予定だったが、
ディスクシステムに変更した後、発売中止となった[96]
後にサンプルディスクが流出している[96]
なお、MSX版は発売されている[96]
エッガーランド入門編 HAL研究所[97] 書き換え専用タイトルになる予定だった[97]
後に発売された『エッガーランド 創造への旅立ち』とは内容が異なる[97]
黄金バット 復活のレヂェンド[注 14] 学習研究社[95]
王子ビンビン物語 イーストキューブ[95] PC-88やMSXなどのPC用ソフトとして発売されている[95]
KKT 血に犯された女 スコーピオンソフト ディスク2枚組の作品になる予定だった[98]
Qバート コナミ[99] 日本国外で発売されたファミコン版とは別物[99]
恋のホットロック コナミ[注 15] コナミの同名アーケードゲームの移植版[100]
『ファミコン発売中止ゲーム図鑑』の著者・鯨武長之介は原作のBGMに実際の洋楽のアレンジ版が用いられていたことから、
楽曲の使用許諾に関するトラブルがあったのではないかと推測している[100]
コズミックシステム イマジニア[101] 雑誌『ファミリーコンピュータMagazine』にて同誌とイマジニア、そしてアトラスと共同で読者からドット絵を募集する企画が展開されていた[101]
シカゴ・コネクション DOG[99]
聖剣伝説 THE EMERGENCE OF EXCALIBUR DOG[102] 後に発売された聖剣伝説シリーズとは異なり、ヨーロッパを舞台とした作品になる予定だった[102]
坂口博信はディスクシステムソフトとしては壮大すぎたが故に頓挫したと2016年のトークイベントで明かしている[102]
なお、『ハオ君の不思議な旅』に同梱された広告のイラストは後にゲームボーイ用ソフト『聖剣伝説 〜ファイナルファンタジー外伝〜』のイメージイラストに流用された[102]
Dark Side of the moon DOG[99]
探偵神宮寺三郎・時の過ぎゆくままに…… 前編 データイースト 1990年に発売されたROMカセット用作品『探偵 神宮寺三郎 時の過ぎゆくままに…』の分割移植[103]
探偵神宮寺三郎・時の過ぎゆくままに…… 後編 データイースト 1990年に発売されたROMカセット用作品『探偵 神宮寺三郎 時の過ぎゆくままに…』の分割移植[103]
日本地理制覇大冒険 スコーピオンソフト[92] マイケルのEnglish大冒険』のシステムを受け継いだ作品になる予定だった[92]
信長戦記[注 16] ※発売元不明、トーワチキ開発 『ファミコン発売中止ゲーム図鑑』の著者・鯨武長之介によると、2005年頃に本作のサンプルROMがオークションサイトに出品された[104]
聖書(バイブル)1999 禁断の黙示録 イマジニア[105] OVA『禁断の黙示録 クリスタル・トライアングル』と合わせて前後編になる予定だった[105]
ディスクシステム用ソフトとして発表された後、カセットに変更されたが、最終的に中止となった[105]
バルガス カプコン[106] 同名アーケードゲームの移植版[106]
日本国外での発売も予定されていたが実現しなかった[106]
パルプス 任天堂[107] プログラミングを学べるゲームになる予定だった[107]
ヒスパーニ DOG[99]
ファンタビジョン英語版 イマジニア[107] 同名のApple II用CG・アニメーション制作ソフトの移植版となる予定だった[107]
冒険浪漫 イマジニア[108] 『ドタ君の冒険浪漫』としてカセットに移行したが中止[108]
ポケットザウルス クイズワールド バンダイ[109] 文具『ポケットザウルス』を原作とする作品で、
カセット作品『ポケットザウルス 十王剣の謎』の続編になる予定だった[109]
また、専用コントローラーが付属する予定だった[109]
ホワイトペーパー スコーピオンソフト[92] 電子画用紙をモチーフとしたソフトになる予定だった[92]
メタルクラッシャーアーディス アスク講談社 アスク講談社の参入第一弾になる予定だった[110]
ワールドラリー ビック東海[109] タイトルを『ザ・スーパーラリー』に変更したが中止。

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ たとえば、『光神話 パルテナの鏡』の場合、1986年12月19日の発売日の3日前にマスター版が出来上がり、人海戦術でディスクカードへの記録が行われたと開発スタッフの大澤徹は2004年のインタビューの中で振り返っている[3]
  2. ^ のちにこれは開発上の手違いがきっかけで誕生したことが語られている[6]
  3. ^ 当時のアドベンチャーゲームはミステリやSFを主題に据えることが多かった[10]
  4. ^ ディスクファックスには通常の電話が備え付けられており、毎晩任天堂が電話でディスクファックスからデータを吸い出し、ランキングに変換していた[1]
  5. ^ このため、ディスクシステム作品においても開発途中で内容を削減せざる得なかった例もあり、たとえばアドベンチャーゲームにおいては1文字分のデータが1バイトだったため文章の短縮が相次ぎ、うち『消えた後継者』では「ちちのことを そんけいしています」を短縮しようとして「ちちのを そんけいしてます」という誤植が生じてしまった[18]
  6. ^ 1986年に初の1メガビットROM作品である『魔界村』がカプコンから発売された際、大澤はディスクシステムが不要になってしまうと感じたと2004年のインタビューの中で振り返っている[2]
  7. ^ ただし、ナムコのように任天堂とのライセンス契約更新によってROMカセットの供給が減ったため、過去のROMカセット作品をディスクシステム向けに移植した例もあった[20]
  8. ^ HAL研究所のホームページでは1986年11月20日とされている[33]
  9. ^ アーケードゲーム業界紙「ゲームマシン」では「水晶のドラゴン」と記載されている[22]
  10. ^ アーケードゲーム業界紙「ゲームマシン」では「ディープダンジョン」と記載されている[22]
  11. ^ 『ファミコンコンプリートガイド デラックス』では1988年1月19日と記載[57]
  12. ^ アーケードゲーム業界紙「ゲームマシン」では「覇悪怒組」と記載されている[22]
  13. ^ 『ファミリーコンピュータ コンプリートガイドデラックス』ではDOG(スクウェア)と記されている[66]
  14. ^ 『ファミコン発売中止ゲーム図鑑』では、「黄金バット」と記載[95]
  15. ^ 『ファミコン発売中止ゲーム図鑑』ではコナミ以外の企業が発売元となる予定だったとされている[100]
  16. ^ 『信長戦記』というタイトルはサンプルROM出品時の商品名であり、正式名称であるかは不明[104]

出典

[編集]
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  109. ^ a b c d 鯨武 2021, p. 17.
  110. ^ 鯨武 2021, p. 34.

参考文献

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  • 鯨武長之介『ファミコン発売中止ゲーム図鑑』三才ブックス、東京、2021年4月5日、8 - 154頁。ISBN 978-4-86673-246-6OCLC 1245835934 
  • 高橋 健二『任天堂商法の秘密』祥伝社、1986年6月10日。ISBN 4-396-10264-X 
  • ぜくう『アーケード未発売・未稼働ゲーム大全』三才ブックス〈ゲームラボ選書〉、2021年11月20日。ISBN 978-4866732893OCLC 1285902726 
  • スタジオグリーン編集部『ファミコン&スーパーファミコン伝説のゲーム史 年表』スタジオグリーン、2022年6月10日。 
  • 山崎功『ファミコンコンプリートガイド デラックス』主婦の友社、2019年11月30日。