プロレス (任天堂)

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プロレス
ジャンル プロレスゲーム
対応機種 日本の旗ディスクシステム
アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗NES
開発元 ヒューマン
発売元 任天堂
デザイナー 増田雅人
人数 1 - 2人(同時プレイ)
メディア 日本の旗ディスクカード片面
アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗ロムカセット
発売日 日本の旗1986年10月21日
アメリカ合衆国の旗1987年3月
欧州連合の旗1987年9月15日
売上本数 日本の旗販売:51万本[1]
書き換え:79万回[1]
(1989年時点)
総売上:142万本[2]
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プロレス』は、1986年10月21日任天堂から発売された、ファミリーコンピュータ ディスクシステム用ゲームソフトである。

概要[編集]

タイトル通り、プロレスを題材としたゲーム。プレイヤーは6人の個性的なレスラーの中から1人選び、FWA(FAMICOM WRESTLING ASSOCIATION)とFWF(FAMICOM WRESTLING FEDERATION)の2冠王となるためにシングルマッチを戦い抜くことが目的となる。

プレイヤー以外の5人に勝ち抜くとFWAの王者となり、その後は5人を相手に防衛戦を戦う。最後にFWFの王者であるグレート・プーマ相手のタイトルマッチとなり、それに勝てばエンディングとなる。本作にはセーブ機能が無い為、プレイヤーは途中でやめることはできない。勝敗は3カウントによるピンフォールか、場外でのリングアウトでのみ決着が付く。技はバックドロップをはじめとしていくつか存在し、技をかけるタイミングとボタン連打が重要となる。一部の技は相手の体力が多いとうまくかけられず、投げ返されることもある。各レスラーは固有の必殺技を持つ。

本作の開発を担当した増田雅人は後にヒューマンより発売されたPCエンジン用ソフト『ファイヤープロレスリング コンビネーションタッグ』(1989年)を手掛ける事となり、その後『ファイヤープロレスリングシリーズ』として続編が発売されていく事となった[3]

登場レスラー[編集]

No. 名前 ニックネーム 出身国 誕生日 身長 体重 必殺技 備考
1 ファイターハヤブサ
FIGHTER HAYABUSA
不屈の戦士 日本 1951年9月18日 187cm 230ポンド エンズイギリ オーソドックスなスタイル。
2 スターマン
STARMAN
遊星から来た鳥人 メキシコ(推定) 不明 190cm 220ポンド サマーソルトキック、フライングクロスチョップ ピンクの体で、顔に青い星のマークがある。
3 キン・コン・カーン
KIN CORN KARN
全身凶器の空手ファイター 韓国 1942年8月4日 186cm 280ポンド モンゴリアンチョップ、カラテキック 頭に帽子のようなものを載せている。
4 ジャイアント・パンサー
GIANT PANTHER
人間最終兵器 アメリカ合衆国 1952年11月5日 199cm   320ポンド アイアンクローヘッドバット 褐色の肌に金髪。プレイヤーがキング・スレンダーの場合FWAチャンピオンになる。
5 ジ・アマゾン
THE AMAZON
眠りから覚めた半魚人 不明 不明 185cm   230ポンド かみつき、凶器攻撃 半魚人のような姿。
6 キング・スレンダー
KING SLENDER
冷血戦闘鬼2世 アメリカ合衆国 1961年2月9日 195cm   280ポンド シュミット式バックブリーカー 色白で長髪。FWAチャンピオン。
7 グレート・プーマ
GREAT PUMA
パーフェクトレスラー ベネズエラ 不明 192cm(推定) 250ポンド(推定) 不明 ピューマの覆面を被った最強のレスラー。
多彩な技を使いこなす。
プレイヤーキャラクターに選択できず、最終戦の相手としてのみ登場。
FWFチャンピオン。

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体 結果
ファミリーコンピュータMagazine 18.57/25点[4]
プロレススーパーゲーム列伝 肯定的[3]
受賞
主催者 受賞
Computer Gaming World the Best Sports Game of 1988[5]
Game Informer the 79th best game ever made in 2001[6]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.29 3.86 4.09 3.45 - 3.88 18.57
  • アメリカ合衆国のゲーム誌「Computer Gaming World」では、1988年度のベストスポーツゲームに本作を挙げており、「リアルなグラフィック、ノンストップのアクション性、およびリアルなレスリングを展開する。本作はプロレスを本当に理解した上でシミュレーションした唯一のレスリング・ゲームである」と評している[5]
  • ゲーム本『プロレススーパーゲーム列伝』(2001年ソニー・マガジンズ)では、「従来のプロレスゲームと比べ、格段にプロレスとゲームの融合が進んでいます。まさに、『ファイプロ』の原点がここにある」としながらも、本作の欠点として「『ファイプロ』との唯一にして最大の相違点とは、現実のプロレスとの接点の多さ。『ファイプロ』があきらかにプロレスファンをターゲットにしているのに対し、本作のレスラーは想像の産物。架空のレスラーでは実際に闘っている情景が想像できず、いまいちのめり込めない。おのずと画面の中のレスラーは、ゲームのキャラとしか認識できず、ディープなプロレスファンにはもの足りなさが残る」という部分を上げている。最終的には「ハード性能や状況などの制限があるなか、どこまでも生真面目にプロレスを再現しようとした結果が本作であり、それは後のプロレスゲームへ続く一歩として、確実に意義があったに違いありません」と評している[3]

脚注[編集]

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  1. ^ a b 「ディスクライター 書き換えゲーム全カタログ」、『ファミリーコンピュータMagazine』第5巻第12号、徳間書店1989年7月7日、 72頁。
  2. ^ GEIMIN.NET/国内歴代ミリオン出荷タイトル一覧、GEIMIN.NET、2013年2月28日閲覧。
  3. ^ a b c 馬波レイ、大地将 「'80年代 プロレス」『プロレススーパーゲーム列伝』 ソニー・マガジンズ2001年10月30日、17 - 18頁。ISBN 9784789717601
  4. ^ a b 「5月24日号特別付録 ファミコンディスクカード ゲームボーイ スーパーファミコン オールカタログ」、『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第10号、徳間書店1991年5月24日、 86頁。
  5. ^ a b Kunkel, Bill; Worley, Joyce; Katz, Arnie (1988年11月). “Video Gaming World”. Computer Gaming World: pp. 54 
  6. ^ Cork, Jeff (2009年11月16日). “Game Informer's Top 100 Games of All Time (Circa Issue 100)”. [[w:Game Informer|]]. 2013年12月10日閲覧。