エキサイトバイク

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エキサイトバイク
ジャンル レースゲーム
対応機種 ファミリーコンピュータ
開発元 任天堂開発第一部
発売元 任天堂
プロデューサー 宮本茂
ディレクター 宮本茂
プログラマー 中郷俊彦
音楽 中塚章人
美術 前田稔
手塚卓志
シリーズ エキサイトバイクシリーズ
人数 1人
メディア 192キロビットロムカセット[1]
発売日 日本 198411301984年11月30日
アメリカ合衆国 198510181985年10月18日
ヨーロッパ 198609011986年9月1日
対象年齢 日本 CEROA(全年齢対象)
アメリカ合衆国 ESRBE(6歳以上)
ヨーロッパ PEGI3
デバイス ファミリーベーシック
データレコーダ
売上本数 日本 約157万本
その他 型式:日本 HVC-EB
アメリカ合衆国 NES-EB-USA
ヨーロッパ NES-EB-EEC
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エキサイトバイク』(EXCITEBIKE)は、1984年11月30日任天堂より発売されたレースゲームである。

概要[編集]

ファミリーコンピュータ対応のROMカセットで発売され、後に『VS.エキサイトバイク』としてアーケードゲームディスクシステムで発売された。「ファミコンミニ」シリーズのひとつとしてゲームボーイアドバンスに移植されたほか、北米ではカードeでも発売され、2007年3月13日からWiiバーチャルコンソールで配信されている。2011年6月7日からはニンテンドー3DS移植版が「3Dクラシックス」としてダウンロード配信開始。2013年4月27日からWii Uのバーチャルコンソールで配信されている。ゲーム機以外では、ハドソンがパソコンへ移植販売を行っていた。

ゲーム内容[編集]

システム[編集]

FC版では5つの中から[2]、『VS.』は3つの中から1つのコースを選んでチャレンジレースに挑戦する。このチャレンジレースで規定タイムをクリアできるとエキサイトバイク本戦に出場できる。エキサイトバイク本戦で規定タイムをクリアすると、FC版では次のコースの本戦に、『VS.』では次のコースのチャレンジレースに出場する事になる。FC版では5面本戦をクリアすると、ゲームオーバーになるまで何度でも5面本戦を走行する事が出来る[2]。回数はタイムの下にT= 1等と表示される。

ソロプレイのモードとCPU3台が併走するモードがあり、後者ではマシンが接触した時は後ろのマシンが転倒する[2]。『VS.』では、ソロプレイはチャレンジレースのみ、CPU併走は本戦のみである。

規定タイムは、FC版では3位のタイム、『VS.』では5位のタイムだが、後者はCPUマシンの順位は影響しない。

プレイヤーの乗るバイクには2種類のアクセルがあり、A/Bボタンでこの2つを使い分ける。Bボタンはターボで、急発進ができて加速率が高く、最速に達する時間が短い。ただし、画面中央部の温度計が限界まで上昇していく。この温度計が真っ赤になるとオーバーヒートとなり一時停車しなければならず、大幅にタイムロスとなる[3][2]。Aボタンのアクセルは加速率が低く、最速に達する時間が長い。ただし、温度計は2/3ほどで安定し、それ以上になっていた場合は徐々に温度が下がる。温度計の温度は、クールパッドの上を通過すれば一気に下がる。

プレイヤーのバイクは、平地や坂と平行に傾いていないと着地時に転倒する。転倒した場合は、A/Bボタンを連射する事により、タイムロスを短縮する事ができる。バイクの空中での傾きは跳ぶ距離や高さにも影響するが、その事と着地を上手くコントロールして効率よく障害をクリアする事が必要である[3]。前輪を上げてウィリー走行しないと転倒するフェンスや、通過するとスピードダウンするぬかるみもある。

デザインモード[編集]

本作ではプレイヤーが任意にコースを作ってプレイすることもできる(このモードは周回数は9周まで設定できるがFC版では1レースで、『VS.』では設定した勝利数で終了)。当時としてはこのデザインモードは画期的な物であった。

ここでは以下の全19種類の障害物を組み合わせてコースを作成する事ができる[3]。また、ファミコン本体にファミリーベーシックデータレコーダを接続したり[2]、アスキースティックIIターボのカセットインターフェースを使用[2]すれば、作成したコースをカセットテープに保存する事もできた。バーチャルコンソール版と『VS.』は周辺機器なしで、また『VS.』では4つのコースを保存が可能で、他のディスクカードにあるコースをコピーするという事も出来る。3DS版は下画面にパーツが表示される。

  • ジャンプ台 - 4レーン全域に、高さや傾斜の異なる7種類のジャンプ台を設置する。
  • スーパージャンプ台 - 1~2レーンに設置する。飛距離が伸びる。
  • ギャップ - 1~2レーンもしくは3~4レーンに小さな出っ張りを置く。ウィリーしていないと転倒する。
  • ぬかるみ - 奇数レーンもしくは偶数レーンに配置。上を通るとスピードが落ちる。
  • クールゾーン - 1レーンもしくは4レーンに設置。上を通ると温度ゲージが初期状態に戻る。
  • 草地 - 1~2レーンもしくは3~4レーンに長い草地、もしくは全レーンに短い草地。どちらの場合も、入っている間スピードが落ちる。
  • 複合障害 - 全レーンの2段ジャンプ台と、全レーンの高いジャンプ台に1~2レーンのみ頂点からコースが伸びているもの。
  • 平地 - 『VS.』のみ。全レーンの直線を、1、2、4、8の単位で伸ばす事ができる。

他機種版[編集]

No.タイトル発売日対応機種開発元発売元メディア型式売上本数
1VS.エキサイトバイク
日本 1984
アメリカ合衆国 1985年
アーケード任天堂任天堂レジャーシステム業務用基板--
任天堂VSシステム対応
2エキサイトバイク
日本 1985101985年10月
PC-8001mk2SR
PC-8801/SR
X1
ハドソンハドソン5.25インチ2Dフロッピーディスク
カセットテープ
--
3VS.エキサイトバイク
日本 198812091988年12月9日
ディスクシステムパックスソフトニカ任天堂ディスクカード両面FMC-EBD販売:5万本[4]
書き換え:11万回[4]
4Excite Bike-e
カードe
アメリカ合衆国 200209162002年9月16日
ゲームボーイアドバンス任天堂任天堂カード--
5どうぶつの森e+
日本 200306272003年6月27日
ゲームキューブ任天堂任天堂8cm光ディスク--
ミニゲームとして収録
6エキサイトバイク
日本 ファミコンミニ04
アメリカ合衆国 Classic NES Series
ヨーロッパ NES Classics Series
日本 200402142004年2月14日
アメリカ合衆国 200406072004年6月7日
ヨーロッパ 200406092004年6月9日
ゲームボーイアドバンス任天堂開発第一部任天堂ロムカセット日本 AGB-FEBJ-JPN
アメリカ合衆国 AGB-FEBE-USA
ヨーロッパ AGB-FEBP-EUR
-
ファミリーコンピュータ版の移植
7エキサイトバイク
バーチャルコンソール
ヨーロッパ 200702162007年2月16日
日本 200703132007年3月13日
アメリカ合衆国 200703192007年3月19日
Wii任天堂開発第一部任天堂ダウンロード--
ファミリーコンピュータ版の移植
8エキサイトバイク
3Dクラシックス
INT 201106072011年6月7日
ニンテンドー3DSアリカ任天堂ダウンロード--
9エキサイトバイク
バーチャルコンソール
アメリカ合衆国 201304262013年4月26日
日本 201304272013年4月27日
ヨーロッパ 201304272013年4月27日
Wii U任天堂開発第一部任天堂ダウンロード--
ファミリーコンピュータ版の移植
10VS.エキサイトバイク
バーチャルコンソール
アメリカ合衆国 201508312015年8月31日
日本 201509162015年9月16日
Wii Uパックスソフトニカ任天堂ダウンロード--
ディスクシステム版の移植

VS.エキサイトバイク[編集]

追加要素
  • 得点、残機の概念が追加されており、10万点で1UP。それ以降は95万点まで、5万点ごとに1UPする(標準設定の場合)。
  • 各ステージのベストタイムが上位5位まで記録される。また、業務用ではハイスコアが上位10位まで記録される。
  • なお、業務用は電源を切ると記録が消えてしまうが、ディスク版はディスクカードに保存が出来る。
  • 7面到達するまで3面クリアするごとに、ジャンプ台でトラックを飛び越えるボーナスステージが行われる。トラック1台につき100点、パーフェクトで1万点。
  • 7面本戦をクリアすると、ゲームオーバーになるまで何度でも7面本戦を走行する事が出来る。

スタッフ[編集]

  • エグゼクティブ・プロデューサー:山内溥
  • プロデューサー:宮本茂
  • ディレクター:宮本茂
  • プログラマー:中郷俊彦
  • グラフィック・デザイナー: 前田実手塚卓志
  • ミュージック・コンポーザー:中塚章人(ロムカセット版)、岡素世(ディスクシステム版)
  • ミュージック・プログラマー:兼岡行男

評価[編集]

評価
集計結果
媒体結果
Metacritic71% (GBA)[14]
レビュー結果
媒体結果
1UP.comC+ (GBA)[5]
AllGame5/5stars (FC)[6]
3.5/5stars (GBA)[7]
Eurogamer8/10点 (Wii)[8]
ファミ通29/40点 (FCD)[9]
GamePro4/5点 (GBA)[10]
GameSpot6.4/10点 (Wii)[8]
IGN8.4/10点 (FC)[11]
7/10点 (GBA)[12]
NintendoLife7/10stars (Wii)[8]
7/10stars (3DS)[13]
ファミリーコンピュータMagazine15.91/25点 (FCD)[15]
The Games Machine52% (FC)[16]
Pocket Magazine3/5stars (3DS)[13]
ユーゲー肯定的 (FC)[17]
CONTINUE肯定的 (FC)[18]
ファミリーコンピュータ版
  • ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の1991年5月10日号特別付録の「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、「変化にとんだコースをモトクロスバイクに乗り、オーバーヒートしないように障害をこえ、ゴールを目指すというシンプルなレーシングゲーム」と紹介されている[1]
  • ゲーム誌『ユーゲー』では、「よけいなリアルさは追及せず、ジャンプという要素に焦点を絞ったゲームデザインが光っている」と評している[17]
  • ゲーム誌『CONTINUE』では、「目に見えてわかるターボ機能の快感と限界。このせめぎ合いこそが『エキサイトバイク』のキモだろう」と評している[18]
ディスクシステム版

ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは合計29点(満40点)[9]ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、15.91点(満25点)となっている[15]。また、同雑誌1991年5月24日号特別付録の「ファミコンディスクカード オールカタログ」では「本格的ホラーの第2弾」、「業務用のように美しくデザインされたコースに、新しくBGMもついたのがウレシイ」、「各コースは、業務用と同じで、ボーナスコースもちゃんと入っているのには感動」、「2人ゲームのバトルは、業務用と違って、1画面の中を上下2段に分けて表示されるけど、それほど違和感なくプレイできる」、「カセット版では、コースをエディットしても、電源を切ればおしまいだったが、このディスク版では、セーブできるようになったのがうれしい」と紹介されている[15]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.12 2.93 3.53 3.34 - 2.99 15.91

備考[編集]

  • ファミコンミニニンテンドー3DS版では、最高速タイムとデザインモードで製作したコースをセーブする事ができる。
  • 一定以上のスピードが出ている時にジャンプすると、画面上部を突き抜けて画面下部からプレイヤーが出てくる一種のバグがある。
  • 4種類のタイトルBGMが存在する。

続編[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」、『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店1991年5月10日、 277頁。
  2. ^ a b c d e f M.B.MOOK『懐かしファミコンパーフェクトガイド』72ページ
  3. ^ a b c 『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピューターmagazine』 アンビット〈TOWN MOOK〉、2016年11月14日、75頁。ISBN 9784197104789
  4. ^ a b 「ディスクライター 書き換えゲーム全カタログ」、『ファミリーコンピュータMagazine』第5巻第12号、徳間書店1989年7月7日、 66頁。
  5. ^ Excitebike (NES Classic)”. 1up. 2016年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月6日閲覧。
  6. ^ Miller, Skyler. “Excitebike - Review”. AllGame. 2014年11月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年6月13日閲覧。
  7. ^ Excitebike [Classic NES Series - Review]”. Allgame. 2014年11月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月6日閲覧。
  8. ^ a b c Excitebike for Wii (2007) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2018年1月7日閲覧。
  9. ^ a b VS.エキサイトバイク まとめ [ファミコン] / ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2018年1月7日閲覧。
  10. ^ Excitebike for Game Boy Advance (2002) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2018年1月7日閲覧。
  11. ^ Birnbaum, Mark (2007年3月21日). “Excitebike Review”. IGN. 2015年5月6日閲覧。
  12. ^ Harris, Craig (2004年6月4日). “Classic NES Series: Excitebike”. IGN. 2015年5月6日閲覧。
  13. ^ a b Excitebike for Nintendo 3DS (2011) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2018年1月7日閲覧。
  14. ^ Classic NES Series: Excitebike”. Metacritic. 2015年5月6日閲覧。
  15. ^ a b c 「5月24日号特別付録 ファミコンディスクカード ゲームボーイ スーパーファミコン オールカタログ」、『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第10号、徳間書店1991年5月24日、 80頁。
  16. ^ Excitebike for NES (1984) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2018年1月7日閲覧。
  17. ^ a b 「ファミコン生誕20周年企画 ユーゲーが贈るファミコン名作ソフト 100選 レース部門」、『ユーゲー 2003 No.07』第7巻第10号、キルタイムコミュニケーション2003年6月1日、 50 - 53頁、 ISBN 雑誌17630-6
  18. ^ a b ポルノ鈴木「20th Anniversary 僕たちの好きなファミコン100」、『CONTINUE』Vol.13、太田出版2003年12月18日、 9 - 59頁、 ISBN 9784872338225

外部リンク[編集]