ファルシオン (ゲーム)

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ファルシオン
ジャンル 3Dシューティング
対応機種 ディスクシステム
開発元 コナミ開発2課
発売元 コナミ
プログラマー H.HORI
H.YANAGISAWA
音楽 坂元信也
たけのうちしげひろ
藤尾敦
美術 吉本陽一
丸尾純子
C.OZAWA
人数 1人
メディア ディスクカード両面
発売日 日本 198708211987年8月21日
デバイス ファミコン3Dシステム対応
その他 型式:KDS-FAL
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ファルシオン』(Falsion)は、1987年8月21日コナミによって開発、発売された ファミリーコンピュータ ディスクシステム用のシューティングゲームである。

概要[編集]

ファミコン3Dシステムに対応した数少ないソフトウェアのひとつでもある。ディスクシステムのディスクカード並びに書き換えソフトとしてのみリリースされているため、比較的マイナーな作品にあたる。タイトルは同社『グラディウス』(1985年)同様、本来の物とは綴りの違う刀剣を意味するタイトルが付けられているが直接的な関係は無く、『グラディウス外伝』(1997年)にも「ファルシオンβ」の名を持つ機体があるものの、こちらは本来の綴りと同じく「falchionβ」となっており、デザイン含めこちらも直接の関係はない。

ゲーム内容[編集]

画面奥に向かって進行する比較的オーソドックスな擬似3Dシューティングゲームである。3Dシステムを前提に作られていることもあり、通常モードでは、敵との位置関係の把握が難しい箇所も存在する。ステージごとに背景や敵は変化するものの、同じ背景が続いたり、兵装が単純なこともあり、ゲームとしては比較的地味になっている。

兵装はBボタンで通常のショット、Aボタンでホーミングミサイルを発射する。ホーミングミサイルについては、初期状態だと所持してなく、ゲーム中獲得できるアイテム(赤のP)の回収によって5個取得、最大99個まで保持することができる。画面内には2発まで発射できる。 もうひとつのアイテムとしては、スピードアップ(青のP)がある。隠しアイテムとして赤と青の点滅Pの1UPもある。

MSX2版のフィードバックの隠しドキュメントで、いくつかの要素について、この作品を参考に作成した旨が書かれている[1]

ストーリー[編集]

太陽系にある惑星の殆どを植民地としていた人類だったが、 突如現れた「ギガントス」と呼ばれるエイリアンの母船により冥王星のコロニーが侵略された。 植民地の更なる拡大を計画しテスト開発された高速移動技術「ハイパーゾーンドライブ」。 その未完のシステムが搭載された船「ファルシオン」に人類の未来が託されたのであった。

音楽[編集]

BGM[編集]

BGMは、ファミリーコンピュータ内蔵のpAPU並びに、ディスクシステムの持つ拡張音源を用いて演奏され、その楽曲は、高く評価された[2]。 曲名は使用されたシーンほぼそのままの名前が付けられている。

使用箇所 曲名
1面 THE FIRST SPACE FIGHT
2面 THE EVENING VOYAGE
3面 NARROW ROAD
4面 CAREFUL WITH THE WALLS!!
5面 FLYING HIGH
6面 THE FINAL SPACE FIGHT
通常ボス戦 NORMAL BOSS
最終ボス戦 LAST BOSS
エンディング FAREWELL TO JOURNEY

サウンドトラック[編集]

また、EGG MUSICでも、2014年4月30日にサウンドトラックの配信が開始された。音源は新録音となっており、オトメディウスG のダウンロードBGMで使われたアレンジ版も収録されている[3]

スタッフ[編集]

  • プログラム:H.HORI、H.YANAGISAWA
  • キャラクター・デザイン:吉本陽一、丸尾純子、C.OZAWA
  • サウンド:坂元信也、たけのうちしげひろ、藤尾敦
  • ビジュアル・デザイン:霜出健治、さとうなおき、木下まり

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体 結果
ファミ通 24/40点[4]
ファミリーコンピュータMagazine 16.55/25点[5]
ユーゲー 肯定的[6]
  • ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは合計24点(満40点)となっている[4]
  • ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、16.55点(満25点)となっている[5]。また、同雑誌1991年5月24日号特別付録の「ファミコンディスクカード オールカタログ」では、「音楽がかなり良いソフトである」と紹介されている[5]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.39 3.34 3.27 3.34 - 3.21 16.55
  • ゲーム誌『ユーゲー』では、「背景描写はかなり簡略化されているが、その分スプライトの動きはなめらかで、処理落ちひとつしない」、「敵のパターンは少ないが、動きのバリエーションで意外性や驚きを維持している」、「難易度は決して低くないが、ホーミングミサイルの使い方次第で楽になる箇所は多い」、「本作の評価点は、見た目よりも遊んだときの感覚、スピード感を重視しているところだ」と評している[6]

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ よく見つけたねぇ!
  2. ^ FALSION SOUNDTRACKS 尚、解説中、ファミコン3Dシステム初対応と読める部分があるものの、ファミコン全体としては、最初の作品ではない。
  3. ^ FALSION SOUNDTRACKS
  4. ^ a b ファルシオン まとめ [ファミコン] / ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2016年12月11日閲覧。
  5. ^ a b c 「5月24日号特別付録 ファミコンディスクカード ゲームボーイ スーパーファミコン オールカタログ」、『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第10号、徳間書店1991年5月24日、 66頁。
  6. ^ a b 「総力特集 フォーエバー DISK SYSTEM」、『ユーゲー 2003 Vol.09』第7巻第18号、キルタイムコミュニケーション2003年10月1日、 23頁、 ISBN 雑誌17630-10