ファミコン探偵倶楽部PartII うしろに立つ少女

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ファミコン探偵倶楽部PARTII
うしろに立つ少女
ジャンル コマンド選択式アドベンチャー
対応機種 ディスクシステム
開発元 任天堂
トーセ
発売元 任天堂
プロデューサー 横井軍平
ディレクター 岡田智
デザイナー 坂本賀勇
シナリオ 長井正広
プログラマー わかながよしひと
音楽 山本健誌
美術 田中哲次
シリーズ ファミコン探偵倶楽部シリーズ
人数 1人
メディア ディスクカード2枚組
発売日 前編日本 198905231989年5月23日
後編日本 198906301989年6月30日
対象年齢 CEROC(15才以上対象)
コンテンツ
アイコン
飲酒・喫煙
その他 型式:FMC-TC3(前編)
FMC-TC4(後編)
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ファミコン探偵倶楽部PARTII うしろに立つ少女』(ファミコンたんていくらぶパートツー うしろにたつしょうじょ)は、任天堂から発売されたファミリーコンピュータ ディスクシステムアドベンチャーゲーム。「ファミコン探偵倶楽部」シリーズの第2作。

前編後編の2部構成になっていて、1989年5月23日前編が、同年6月30日後編が発売された。1998年4月1日スーパーファミコンでリメイク版も発売された。

概要[編集]

本作は前作『ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者』がヒットしたのを機に制作された。原作坂本賀勇、作曲は山本健誌、シナリオは長井正広[1]制作横井軍平が各担当している。

物語は前作の3年前のストーリーとなる。原作を担当した坂本は、自らが強い影響を受けその演出手法を学んだイタリアの監督ダリオ・アルジェントのホラー映画『サスペリア』『サスペリアPART2』へのオマージュであると語っている[2]。青少年にはふさわしくない(喫煙や殺害などの)シーンが含まれている。

1998年4月1日ニンテンドウパワーの書き換え用ソフトとして、グラフィック・サウンドを大幅にリニューアルし、スーパーファミコンでリメイクされた。こちらも企画、制作、脚本は坂本賀勇、作曲は山本健誌が担当している[3]

2004年8月10日には、ディスクシステム版の前後編を忠実に移植収録したゲームボーイアドバンス版(ファミコンミニ ディスクシステムセレクション)も発売された。なお、この作品は、前述の喫煙シーンの影響から、CEROレーティングで15歳以上対象とされ、任天堂発売のタイトルで初のCEROレーティングによる対象年齢付きソフトとなった。

更にWiiバーチャルコンソールとして、2008年4月30日からスーパーファミコン版が、2009年12月22日からディスクシステム版が配信されている。また、ニンテンドー3DSバーチャルコンソールとして2013年5月1日からディスクシステム版が配信され、Wii Uバーチャルコンソールでは2013年7月31日からスーパーファミコン版が配信されている。ディスクシステム版はゲームボーイアドバンス版と同様に前編と後編を1本に収録している。スーパーファミコン版は800ポイント、ディスクシステム版は500ポイントまたは500円。

  • スーパーファミコン版ではクラシックコントローラーかゲームキューブコントローラーがないとプレイできない。
  • ディスクシステム版では前編をクリアすると後編がプレイできるようになって、以降からは前編と後編のどちらかでプレイできるようになる。

ゲーム内容[編集]

システム[編集]

本作は、舞台となる私立高・丑美津高校(うしみつこうこう)に伝わる『後ろの少女』という怪談話を軸に、丑美津高校の生徒が被害者となった殺人事件と、別件である時効寸前の殺人事件を同時に読み解くデュアル(二重)ストーリー形式のミステリーアドベンチャーゲーム。学校の怪談をモチーフにした不気味な舞台設定と雰囲気が特徴的である。

基本的なシステムは前作と同様で、主人公の操作方法はコマンド選択方式となっており、「ばしょいどう」「きく」「よぶ」「みる・しらべる」などのコマンドを選択し、ゲームを進行する。本ゲームの特徴的なコマンドとして、前作では「おもいだす」「すいりする」の2つのコマンドがあったが、本作では「かんがえる」「すいりする」の2種類となっている。前作における欠点であった、登場人物が何度も同じ内容を語る部分が改善されるなど、全体的に前作よりもスムーズに進行するように配慮されている。

なお、オリジナル版では後編の序盤で擬似3Dマップを移動しての捜索シーンがあるが、SFC版ではこのシーンを削除し、テキストによる回想に替えている。

コマンド一覧[編集]

以下のコマンドを使用してゲームを進行していく。それぞれのコマンドの後にはさらにサブコマンドやカーソルが表示される場合がある。

No. コマンド名 解説
1 ばしょいどう 他の場所へ移動するときに使用する。
2 みせる 自分の持っているものを、話している相手に見せたい時に使用する。
3 きく 話をしている相手に質問したい時に使用する。
4 よぶ 話をしたい相手がいる場合、このコマンドで呼びかける。
5 みる・しらべる 必要なものを見たい時、調べたい時に使用する。
6 とる 必要なものを取る時に使用する。
7 あける 必要なものを開けたい時に使用する。
8 すいりする 今までの操作内容を基にして、空木探偵事務所で推理する時に使用する。
9 かんがえる 何かを考える時に使用する。
10 そうさやめる 捜査を中断する際に進行状況をセーブするために使用する。

設定[編集]

ストーリー[編集]

今(1989年)から3年前(1986年)のある日の夜、主人公は2人の警官に追われていた。夜中にうろついていると思われる未成年の少年である主人公を尋問しようとしていたのだ。しかしそこで主人公は空木俊介という探偵に出会い、空木に助けられた。

主人公は、行方不明となっていた両親を探すべく単身飛び出し、空木いわく「もっか家出中」だったのである。話し合った結果、主人公は両親を見つける手がかりにもなるのではと考え、空木の元に身を寄せ空木の助手として働く事となった。そして数ヵ月後のある日の朝、空木探偵事務所に鳴り響く1本の電話のベルが、恐怖の事件の幕開けを告げた。

河原で発見された女子高生の死体の調査を依頼された主人公は、首に残された跡から絞殺であることを発見する。遺体発見現場付近で発見された生徒手帳によると、少女は丑美津高校に通う1年生、小島洋子であると判明する。現場には少女の同級生である橘あゆみと、担任の日比野達也が訪れていた。

あゆみの話によると、洋子はあゆみとともに探偵クラブというサークルを結成していたという。洋子の母親の証言や学校内での調査により、洋子は丑美津高校に纏わる怪談『うしろの少女』について調査していた事が発覚する。『うしろの少女』とは、『夜一人で学校にいると、後ろから誰かの呼ぶ声がする。振り返ると、そこには血染めの少女が立っている』という内容だった。 美術教師の駒田によると、15年前の11月に同校の浅川しのぶという女生徒が行方不明になった頃から語り始められたとされる。

その頃、空木は知り合いの刑事から11月で時効になる15年前の金田源治郎殺人事件の調査を依頼されたという。金田源治郎はスナックオーナーである一方で、違法な高利貸しをしており、詐欺も行っていた。死因は刃物で刺された事による出血多量による。金田は多くの人間に恨まれており、当時金田事件の最有力容疑者として内田輝彦という人物が挙げられたが、事件発生直後に自殺体として発見され、その後も容疑者は特定できず、凶器も発見されていないという。また、金田には一人息子の五郎がおり、地元の不良仲間とスナックに入り浸っていたが、その時に金田の自宅で五郎の帰りを待っていたのがしのぶであるという。 五郎の証言では自宅に戻る際に一台の黒い乗用車とすれ違ったらしい。

校内での調査を開始した主人公は、あゆみから廊下の突き当たりにある大鏡の前で『うしろの少女は、本当にあなたのうしろに立っているかもしれない』と洋子に言われた事を思い出したと告げられる。また、生物教師の葉山久子から『うしろの少女』を初めて目撃したのが葉山であることが発覚する。葉山は、金田事件の発生した15年前の11月10日に学校で『うしろの少女』を目撃していた。 他にも、用務員の田崎敏夫が金田から借金をしていた事、事件当夜に旧校舎の壁の修理をしていた事、それを依頼していたのが浦部校長である事などが判明する。しかし、主人公が田崎に疑いを持っていることが分かると、田崎は逃亡し行方を眩ましてしまう。

落ち込んでいる主人公の元を訪れたあゆみは、主人公に睡眠薬入りのコーヒーを飲ませる。そして田崎の実家が丸福村にある事を突き止め、単独で現地へと向かう。睡眠薬による眠りから覚め、それを追うように丸福村へと向かう主人公であったが、逆上した田崎はあゆみを人質に取り脅迫するも観念し、当時金田事件に関してアリバイのなかった田崎に対し、浦部に壁の修理について証言してもらい、助けられた事を告白する。

その後、美術室に飾ってあった女生徒の肖像画がしのぶをモデルにした事が判明、絵を描いた当人である当時同級生の桂木良子からしのぶの幼なじみに内田という男子生徒がいた事が発覚する。また、五郎の行きつけの店、スナックサンボラで自宅マンションを知った主人公はそこへと向かうが、マンション一室の窓から男が刃物で刺されている場面を目撃する。駆けつけた警察官によると、男は五郎ですでに息絶えていた。五郎は手に『T・U』とイニシャルが彫られた万年筆を握っていた。

スナックサンボラのマスターの証言と、しのぶの同級生である桂木と石橋さやかの証言により、五郎は夜9時のニュースでテレビ画面に映ったインタビューに応える浦部を見てから金回りが良くなった事が判明、また、しのぶの幼なじみの名が内田達也と判明、卒業写真から日比野であることが発覚する。日比野は旧姓が内田であり、しのぶと幼なじみであった事を認める。

失踪したしのぶはどこへ行ったのか。15年前、黒い乗用車に乗っていた浦部はしのぶの死体を持ち去り学校のどこかに隠した疑惑がある。主人公と葉山は旧校舎の塗り直した壁に隠されていると推測する。しかし、田崎は確かに自分が壁の修理を行ったと主張する。また、浦部は出張中で不在であるとの事だったが、葉山により出張先に連絡が取れず、出張の予定などない事が発覚する。

そんな折、探偵事務所に『浦部が学校にいる』という不審な電話が掛かってくる。学校へと駆けつけると、そこにはあゆみと日比野がいた。校長室のドアを開けると、中には血にまみれた浦部の死体と、犯行を自供する遺書が置かれていた。 悲しみに暮れる日比野は突然逆上し、すべての犯行は自分がやったと告白し始める。

行方不明だった父親が自殺前に最後の電話をしてきたことで、日比野は源治郎への恨みを抱き彼を殺害、犯行を目撃したしのぶは逃げようとした矢先に駆けつけた浦部の車の前に飛び出し轢かれ、浦部はまだ息のあったしのぶと日比野を車に乗せ学校へと向かう。学校の一室に身を隠した日比野としのぶであったが、しのぶは息を吹き返し、窓の外にいた葉山に助けを求めようとしていたため、日比野は教室にあった花瓶でしのぶの頭部を殴打し殺害する。また、最近になって事件の真相を知った洋子から問い詰められた日比野は洋子の首を絞め絞殺、さらに浦部が事件に関与していた事を知り、脅迫していた五郎を自宅マンションにて刺殺した。

すべてを告白した日比野は主人公とあゆみを廊下の行き止まり、大鏡の前に追い詰める。二人に襲い掛かった日比野のナイフが大鏡に突き刺さり、鏡にヒビが入り砕け散る。すると、中からセーラー服を着た白骨死体となったしのぶが飛び出し、日比野に覆い被さった。日比野は混乱し、駆けつけた警察官に取り押さえられた。

後日、しのぶの白骨死体の頭部には殴打された痕跡がなく、車で跳ねられた際にすでに死亡していた事が判明するが、当時学校にいた葉山が見た血染めの少女は何であったのか疑問が残る。さらに、日比野は浦部の息子であった事が発覚、浦部の妻は日比野を出産後に死亡、片親では不憫だと子供のいなかった内田夫妻に託した結果、不幸な道を辿ってしまった我が息子。プレゼントした万年筆の『T・U』には内田達也ではなく浦部達也へとの思いが込められていた。

舞台[編集]

河川敷
  • 小島洋子が発見された現場。
丑美津高校
  • 殺害された小島洋子の通っていた高校。同級生にう橘あゆみ、河合ひとみがいる。校長は浦部忠志。
旧校舎
  • 人気のない静かな場所。壁の一部が塗り直されている。
美術室
  • 美術教師の駒田がいる。壁には浅川しのぶの肖像画が飾ってある。
用務員室
  • 田崎がいる。
職員室
  • 様々な教師と会う事ができる。
校長室
  • 浦辺や日比野と会うことができる。
警察署
  • 丸山刑事から金田事件について聞く事ができる。
繁華街
  • 行方不明となったあゆみを探すために主人公が訪れる。水商売の店があり、水野店長などと会うことができる。
丸福村
  • 田崎の故郷。
スナックサンボラ
  • 金田五郎の行きつけの店。マスターは当初主人公に嫌悪感を示すが、ひとみがかつての知り合いだと分かると主人公に協力的になる。

登場人物[編集]

主人公
少年探偵。15歳。空木探偵事務所の助手。助手となって数ヶ月の駆け出しである。プレーヤーはこの主人公となって事件の謎を解いていく。空手三段の腕前。
空木 俊介(うつぎ しゅんすけ)
私立探偵兼空木探偵事務所の所長。36歳。探偵であるが警察の信頼も厚い人物。「金田源治郎殺害事件」の捜査に専念するため、今回の事件調査を主人公に託す。
橘 あゆみ(たちばな あゆみ)
丑美津高校1年生。15歳。サークル「探偵クラブ」のメンバー。親友を殺害され、事件解決のため主人公に協力する。事件に対する強い思いから、思いがけない行動力を見せることも。
小島 洋子(こじま ようこ)
丑美津高校・1年A組。15歳。親友のあゆみと一緒に、「探偵クラブ」というサークルを起ち上げていた。丑美津高校に古くから伝わる怪談話「うしろの少女」の噂を調べていくうちに、何者かによって殺害される。
日比野 達也(ひびの たつや)
丑美津高校の英語教師。31歳。小島洋子のクラス担任で、彼女の死に強いショックを受けていた。一方で浦部校長を慕っている。
小島 秋江(こじま あきえ)
洋子の母。42歳。洋子が亡くなった直後はショックに陥っていたが、徐々に主人公に対して協力的となる。
駒田 哲治(こまだ てつはる)
丑美津高校の美術教師。59歳。勤続年数35年の学校一の古株。「うしろの少女」のこともそれなりに知っており、浦部校長とは古くからの付き合いでもある。
前作に登場した熊田と同様、語尾の「じゃ」が「ぢゃ」になる印象深い人物。
浦部 忠志(うらべ ただし)
丑美津高校校長。57歳。教育者の鑑として生徒、教職員からの信頼も厚い。今回の事件では冷静となりつつも、生徒を守れなかったことを悔いている。一方で事件に関して何かを知っているとも取れる怪しい行動を垣間見せる。
葉山 久子(はやま ひさこ)
丑美津高校の生物教師。32歳。丑美津高校の卒業生でもある。
田崎 敏夫(たざき としお)
丑美津高校の用務員。58歳。
少々変わり者だが、普段は温厚。しかし一旦カッとなると何をするか分からないほど、激情的な性格でもある。丑美津高校には20年ほど勤めている。以前は、左官業を営んでいた。15年前、金田源治郎から高額の金を借り、自己破産寸前までに陥れられた事があった。
丸山(まるやま)
空木の知り合いの刑事。48歳。空木とは古くからの付き合いで、主人公にも協力的。現在は15年前に発生した時効寸前の「金田源治郎殺害事件」の最終捜査に追われている。
浅川 しのぶ(あさかわ しのぶ)
15年前に失踪した丑美津高校の女生徒で、当時15歳。未だ行方不明となっている。
金田 源治郎(かねだ げんじろう)
丑美津高校の近所に住んでいたスナック経営者。15年前、スナック経営のかたわら、高利貸しによる過剰な取立てや詐欺行為も働いていた。多くの人々から被害の訴えが起こり、警察が捜査に乗り出そうとした矢先に自宅で殺害された。時効寸前の「金田源治郎殺害事件」の被害者。
金田 五郎(かねだ ごろう)
源治郎の養子。31歳。父が殺された後は職にも就かず、その遺産を食い潰して豪遊している遊び人である。主人公が彼に話を聞こうとした矢先、何者かに刺殺される。
河合 ひとみ(かわい ひとみ)
丑美津高校の1年生。15歳。丑美津高校番長を自称する不良少年。いわゆるツッパリだが正義感に溢れており、生前の洋子と仲が良かった。主人公を不審人物と思い込んでいたが、誤解が解けてからは捜査に協力する。スナック「サンボラ」のマスター、加藤とは中学生の時からの知り合い。
本作におけるコメディリリーフ的キャラクター。
水野(みずの)
スナックの経営者。33歳。事件当時の五郎とは遊び仲間だった。
アパートの隣人
田崎が住んでいるアパートの隣人。51歳。
田崎 文(たざき ふみ)
田崎の母。81歳。東北の小さな漁村に住んでいる。
加藤(かとう)
スナック「サンボラ」のマスター。25歳。冷たそうな外見だが、ひとみが中学生の時に世話になっていた。
桂木 良子(かつらぎ りょうこ)
丑美津高校の卒業生。31歳。しのぶの知り合い。調査の目的で彼女の家を訪ねた小島洋子を、「浅川しのぶ」のようだったと証言。
石橋 さやか(いしばし さやか)
桂木の友人。31歳。しのぶとは中学校の同級生。端正なたたずまい。
内田 輝彦(うちだ てるひこ)
工場経営者だったが、金田の詐欺に遭い、工場を騙し取られる。金田事件発生当初は有力な容疑者と目されていたが、数日後に自殺体となって発見された。

移植版[編集]

No. 発売日 対応機種 タイトル 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数 備考
1 日本 199804011998年4月1日
スーパーファミコン
ニンテンドウパワー
ファミコン探偵倶楽部PartII うしろに立つ少女 任天堂 任天堂 フラッシュロムカセット SHVC-BTCJ - リメイク版
2 日本 200408102004年8月10日
ゲームボーイアドバンス ファミコンミニ ディスクシステムセレクション
ファミコン探偵倶楽部PartII うしろに立つ少女
任天堂
トーセ
任天堂 ロムカセット AGB-P-FTUJ-JPN -
3 日本 200804302008年4月30日
Wii
バーチャルコンソール
ファミコン探偵倶楽部PartII うしろに立つ少女 任天堂 任天堂 ダウンロード - - スーパーファミコン版の移植
4 日本 200912222009年12月22日
Wii
(バーチャルコンソール)
ファミコン探偵倶楽部PartII うしろに立つ少女 任天堂
トーセ
任天堂 ダウンロード - - ディスクシステム版の移植
5 日本 201305012013年5月1日
ニンテンドー3DS
(バーチャルコンソール)
ファミコン探偵倶楽部PartII うしろに立つ少女 任天堂
トーセ
任天堂 ダウンロード - - ディスクシステム版の移植
6 日本 201307312013年7月31日
Wii U
(バーチャルコンソール)
ファミコン探偵倶楽部PartII うしろに立つ少女 任天堂 任天堂 ダウンロード - - スーパーファミコン版の移植

開発[編集]

本作の開発に関して、原作者である坂本は「『消えた後継者』は時代錯誤っぽいイメージで、物語性はともかく、世界観の魅力がないなと。もっと華やかなものにしたいなということで、自分の好きなパターンのホラーにもっていったんですね」と語っている[4]

また、好きな映画として『サスペリアPART2』(1975年)を挙げており、「『うしろに立つ少女』は、あの映画に刺激されて作ったようなものです。あの監督(ダリオ・アルジェント)さんは、音楽や映像のつなぎ方が巧い。自分がやってみたいなと思ったことが、そこにあったんです。小説だと無理でも、ファミコンというメディアならそれができる」と語っている[4]

さらに音楽に関しては「たとえば『寂しい場所のイメージ』は、言葉でとうとうと語るより、音楽によって「ジメッとしている」「ヒンヤリしている」といった雰囲気までをも伝えたほうが効果的ですから。いいタイミングで効果的な音が鳴る、ということには、強いこだわりを持っているつもりです」と語っている[4]

スタッフ[編集]

ディスクシステム版[編集]

  • 原作 - 坂本賀勇
  • 演出 - 大澤徹
  • 美術 - 田中哲次
  • 技術監督 - わかながよしひと
  • 技術 - たかいえかんじ、なかむらゆずる、きたやままさし、あらいもとお
  • 音楽 - 山本健誌
  • 脚本 - あさまなぎひろ(長井正広)
  • 進行 - はちすかけい
  • アシスタント - やまなかまさる、杉野憲一、吉冨亮二、寺崎啓祐
  • 協力 - 加納誠、おかだまさる、坂下雅史
  • 監督 - 岡田智
  • 製作 - 横井軍平
  • 企画 - チームシカマル

スーパーファミコン版[編集]

  • 作画、美術 - 山根知美
  • 美術 - 橘英児、城山功、原子芳紀、生岸康高
  • 作画協力 - 佐藤範之
  • 音楽、音響効果 - 山本健誌
  • ロジックエディター - 平野勲
  • プログラマー - 広尾敏文、櫻木啓二
  • 制作進行 - 下河康、真田雅之
  • プロデュース - 出石武宏、川口孝司
  • 原作、脚本、監督 - 坂本賀勇
  • 企画 - チームシカマル (R&D 1)

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体 結果
ファミ通 28/40点 (FC)
ファミリーコンピュータMagazine 20.90/25点 (FC)[5]
ユーゲー 肯定的 (FC)[6]
受賞
媒体 受賞
ファミリーコンピュータMagazine ゲーム通信簿
ディスクシステム部門
総合4位[7]
音楽4位[7]
熱中度3位[7]
ニンテンドウオンラインマガジン 全国累計書き換え件数ベストテン 7位[5]
ファミリーコンピュータ版
  • ゲーム雑誌『ファミコン通信』のクロスレビューで合計28点(満40点)となっている[8]
  • ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、20.90点(満25点)となっている[5]。また、同雑誌1991年5月24日号特別付録の「ファミコンディスクカード オールカタログ」では「本格的ホラーの第2弾」、「前作にも増して、さらに怖くなったアドベンチャー。プレイする価値あり」、と紹介されている[5]。同雑誌1991年5月24日号特別付録の「ファミコンディスクカード オールカタログ」巻末に収録されている「ディスクカード部門別BEST5」では、音楽4位、熱中度3位、総合評価4位を獲得している[7]
項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 4.25 4.31 - 4.05 4.40 3.89 20.90
  • ゲーム誌『ユーゲー』では、「前作とはやや雰囲気は違うとはいえ、ホラーテイストは健在」、「誰もが通ってきた学校が舞台であるだけに、その怖さはひしひしと迫ってくる。ラストの衝撃といったら…」と評している[6]
スーパーファミコン版

ニンテンドウオンラインマガジンでは、ニンテンドーパワーの全国累計書き換え件数ベストテンにおいて7位を記録している[9]

関連作品[編集]

  • 任天堂 サウンドヒストリーシリーズ「ディスクシステム レアセレクション」
    • 2005年4月6日発売
    • ディスクで発売された任天堂制作のADVゲームの内、初音源化となる4作品のサウンドトラック。
    • 『ファミコン探偵倶楽部』シリーズ、『ふぁみこんむかし話 遊遊記』『タイムツイスト』の音源が全収録されており、Disc1に1作目及び2作目のBGMが収録されている。

脚注[編集]

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  1. ^ エンディングスタッフロールはあさまなぎひろとなっているが、長井正広のアナグラムである[1]
  2. ^ GDC 2010 任天堂の今回唯一の講演はプロデューサー坂本賀勇氏GAME Watch Impress 2010年3月12日
  3. ^ エンディングスタッフロールに記載。
  4. ^ a b c 多根清史「『メトロイド』を創った男」、『CONTINUE』Vol.10、太田出版2003年6月18日、 139頁。
  5. ^ a b c d 「5月24日号特別付録 ファミコンディスクカード ゲームボーイ スーパーファミコン オールカタログ」、『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第10号、徳間書店1991年5月24日、 54 - 55頁。
  6. ^ a b 「総力特集 フォーエバー DISK SYSTEM」、『ユーゲー 2003 Vol.09』第7巻第18号、キルタイムコミュニケーション2003年10月1日、 10頁、 ISBN 雑誌17630-10
  7. ^ a b c d 「5月24日号特別付録 ファミコンディスクカード ゲームボーイ スーパーファミコン オールカタログ」、『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第10号、徳間書店1991年5月24日、 258頁。
  8. ^ ファミコン探偵倶楽部PARTII うしろに立つ少女 前編 / 後編 まとめ [ファミコン] / ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2015年1月25日閲覧。
  9. ^ 1.もっと知りたい!! ニンテンドウパワー” (日本語). 任天堂. 2015年7月12日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]