forbidden lover
「forbidden lover」 | ||||||||||||||||
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L'Arc〜en〜Ciel の シングル | ||||||||||||||||
初出アルバム『ark』 | ||||||||||||||||
B面 | 花葬 -1014 mix- | |||||||||||||||
リリース | ||||||||||||||||
規格 |
8cmシングル 12cmシングル デジタル・ダウンロード | |||||||||||||||
ジャンル |
ポップス ロック | |||||||||||||||
時間 | ||||||||||||||||
レーベル | Ki/oon Records | |||||||||||||||
作詞・作曲 |
hyde (作詞) ken (作曲) | |||||||||||||||
プロデュース |
L'Arc〜en〜Ciel 岡野ハジメ | |||||||||||||||
ゴールドディスク | ||||||||||||||||
チャート最高順位 | ||||||||||||||||
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L'Arc〜en〜Ciel シングル 年表 | ||||||||||||||||
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映像外部リンク | |
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【ラルク、解〇。】デカ長 サブスク篇 CM - YouTube |
「forbidden lover」(フォービドゥン ラヴァー)は、日本のロックバンド、L'Arc〜en〜Cielの14作目のシングル。1998年10月14日発売。発売元はKi/oon Records。
解説
前週発売の「snow drop」と合わせ、シングル2週連続発売の2週目に発売されたシングル。本作がL'Arc〜en〜Cielでは最後の8cm盤シングルのリリースとなった。
本作リリース前に放映されたCMでは、3作同時シングル発売に引き続きプロレスラーの藤原喜明が刑事役で出演している。2019年12月11日にはこのCMをセルフリメイフし、サブスクリプションサービス(定額制音楽配信)にて楽曲の一斉配信を開始する旨を発表した。
通算5作目のオリコン週間シングルチャート初登場1位を記録するとともに、前週リリースの「snow drop」が2位を記録したことにより、チャートの1位・2位を独占した。L'Arc〜en〜Cielは既に1998年7月、「HONEY」と「浸食 〜lose control〜」で1位・2位を独占しており、これにより史上初の2度目のオリコン週間シングルチャート1位・2位独占を記録した。
1997年発売のシングル「虹」での活動再開から1998年末までの僅か1年の間に、L'Arc〜en〜Cielは8枚ものシングルをリリースし、一躍有名となった。L'Arc〜en〜Cielと対比されることの多いロックバンド、GLAYが、ブレイクするきっかけとなったシングル「HOWEVER」リリース後にベストアルバム『REVIEW-BEST OF GLAY』をリリースしたこともあり、「ラルクは1999年にベスト盤を出す」という噂が流れた。しかし、1999年1月1日の新聞朝刊の一面広告で、袴姿のメンバーを背景に『本年もよろしくお願いします。1999年にはベストアルバムは出しません。オリジナルアルバムをお楽しみに。』というコメントを発表している。
収録曲
- forbidden lover
- 作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano
- 日本テレビ系番組『知ってるつもり?!』エンディングテーマ。
- 詞を手掛けたhydeは「曲を聴いてると、なんだか寒くなって。歴史的な過ちとか、統制とか、そういう時代の不可思議なものを感じた[2]」「詞を書いてるときは、ずっと海の上で戦火に包まれる状況を考えていた[3]」と述べており、「神に対する疑問や国が争うことへの疑問[2]」をテーマとしている。
- 作曲者であるkenは「家で作ってるときはこんな濃い曲になる予定じゃなかったんですよ。それがギターソロにティンパニを入れたあたりから凄いことになった[4]」と述べている。また、hydeは詞を書く前に完成したオケを聴き、「あまりに壮大で笑った[2]」「あまり深く考えずに歌詞を書きだしたんだけど、"こりゃ間奏に持っていく言葉が普通では負けてしまうな"と思った[2]」と述べており、<神の名を><新たなる国>といった強いフレーズが歌詞に取り入れられた。
- また、kenは「最近、どうも落ち着くのがこのテンポなんです[4]」と述べており、「fate」「花葬」とテンポが一緒の曲となっている。後年のインタビューで、kenは「当時それぐらいのテンポ感が、気持ち良くて仕方なかったっていうのは覚えてますね。テンポ萌えしてた。そのテンポを聴くだけで気持ち良くなってた[5]」と振り返っている。
- ドラムのフレーズがバックビートを刻む一般的なドラムビートではなく、変則的かつマーチング・ビートのため、ほとんどがスネアドラムで構成されており、フィルインもスネアが主役である。そのため、ハイハットは殆ど使われておらず、フィルインの時にしか使われていない。フィルイン自体も、手数の多いyukihiroにしては簡素で、既記したスネアを中心にハイハット、その組み合わせにクラッシュシンバル、そしてタムを加えた簡素な物である。また、yukihiroがフィルインでよく用いるチャイナシンバルも楽曲内では一切、使用されていない。このドラムのアプローチはkenの「スネアを使って巷にあまりないリズムで」というリクエストがきっかけで、yukihiroは「曲の仕上がりはドラマティックになってるけど、ドラムは最後まで展開しない。それだけでカッコいいんだから、余計なことはいらないなと思った[6]」「スネアのアクセントだけで一曲やるのはZI:KILLの頃にもやったから、そんなに苦労はなかったです[7]」と述べている。
- 花葬 -1014 mix-
- 11thシングル「花葬」のyukihiroによるリミックス曲。サブタイトルの「1014」とはこの曲の発売日に由来する。
- 原曲のギターを2小節ほど使っており[7]、前作の「浸食 〜lose control〜 (control experiment mix)」と比べ原曲のイメージを残したリミックスとなっている。また、このリミックスのイメージはyukihiro曰く「ギターを弾くようになってからのデペッシュ・モード[7]」だという。
- シングルCDに収録されているリミックス曲で唯一ベストアルバム『The Best of L'Arc〜en〜Ciel c/w』に収録された。このリミックスとは別バージョンの「0628 mix」が、リミックスアルバム『ectomorphed works』に収録されている。
- forbidden lover (hydeless version)
参加ミュージシャン
収録アルバム
- オリジナルアルバム
- 『ark』 (#1)
- ベストアルバム
- リミックスアルバム
- 『ectomorphed works』 (#2,別リミックスバージョン)