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鈴乃屋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社鈴乃屋
Suzunoya
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
213-0002
神奈川県川崎市高津区二子3-31-3
MKグループ二子ビル3階
本店所在地 158-0083
東京都世田谷区奥沢5丁目24番18号
設立 2024年4月25日[1]
業種 小売業
法人番号 9010901055182 ウィキデータを編集
事業内容 呉服専門店「きもの鈴乃屋」の展開、旅行事業・レンタル・着物学院の運営
代表者 代表取締役 丸山伸一
主要株主 株式会社紅輪[1]
外部リンク http://www.suzunoya.com/
特記事項:企業情報は新社のデータ。
旧:株式会社鈴乃屋は1950年6月設立。
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株式会社鈴乃屋(すずのや)は、日本呉服専門店神奈川県川崎市高津区に本社がある。まるやま・京彩グループのグループ企業であり、株式会社紅輪の100%子会社。

概要[編集]

1930年に日本橋にて呉服商を創業[2]。その後戦災で焼失したが、1947年に小泉清子上野広小路にて「きもの帯 鈴乃屋」を創業し、1950年に旧社が設立[注 1][2][3]

出店数は、1970年代には100店舗を超え、1983年には165店舗にまで増加した[2]。「大河ドラマ」などの衣装考証にも携わり、知名度の上昇などから1990年3月期には約680億円の売上をあげていた[3]

しかし、着物は購入からレンタル利用へ変遷するなど、着物市場が縮小した事から、不採算店の閉鎖などを進め、事業を順次縮小していき[2][3]、2017年3月期の売上も約85億円にまで落ち込んだ[2][3]。新型コロナウイルス感染拡大による卒業式や入学式の中止の影響もあり、業績がさらに悪化し、借入金も2022年3月時点では50億円にまで増加していた[2][3]

このため旧社はスポンサーを募ったうえで経営再建を図ることになり、旧社とまるやま・京彩グループは2024年3月18日に資本業務提携を締結したと同時に、旧社が新設分割で設立する新会社の株式を株式会社紅輪に譲渡する契約を締結した[4][5]

2024年4月25日に、旧社の着物販売事業などを株式会社鈴乃屋(新社)へ会社分割により譲渡したと同時に、新社の株式は紅輪へ譲渡された[1][2][3]。新社の本社は東京都千代田区に置かれる他、登記上の本店も世田谷区奥沢にある自由が丘まるやま本店と同一地に置かれる[1][6]。旧社は事業譲渡の当日に株式会社平河に商号変更された[2][3][6][7]

平河は、会社分割前に発生した売掛金等の支払い完了後に清算手続を進める予定であった。しかし、2024年3月と4月の売り上げが急減したため、支払い資金が不足することが判明[2]。新社は2024年5月22日、平河が5月21日に東京地方裁判所に対して破産を申し立てたことを明らかにし[3][6][8]、翌5月22日に東京地方裁判所から破産手続開始決定を受けた[2]。平河の負債総額は約34億円。

沿革[編集]

鈴乃屋(旧社)→平河[編集]

  • 1947年昭和22年)9月小泉清子が東京・上野広小路にて「きもの帯 鈴乃屋」(現在の上野本店)を創業。
  • 1950年(昭和25年)6月、株式会社鈴乃屋を設立。
  • 1953年(昭和28年)きもの両面着と両面名古屋帯を開発し、特許登録。
  • 1964年(昭和39年)初めて皇室のお衣裳ご調整、今日に至る。
  • 1971年(昭和46年)鈴乃屋きもの学院を開設。
  • 1980年(昭和55年)経済産業省より認可を受け「鈴乃屋リンリン友の会」を発足。
  • 1984年(昭和59年)小泉清子がNHK大河ドラマ山河燃ゆ」の衣裳考証を担当。
  • 1985年(昭和60年)財団法人セイコきもの文化財団を発足。パリにおいて「きもの文化展」を開催。NHK大河ドラマ「春の波涛」の衣裳考証を担当。
  • 1997年平成9年)鈴乃屋創業50周年を記念して、東京国際フォーラムで3日間連続きものショーを開催。2万5千人を動員。
  • 2002年(平成14年)NHK大河ドラマ40年「華麗なる衣装展」を開催。紀宮清子内親王ご台臨。
  • 2012年(平成24年)大河ドラマ衣裳考証30回記念、「大河ドラマを彩る きもの美」(非売品)刊行。
  • 2015年(平成27年)鈴乃屋きものギャラリーオープン。「大河ドラマを彩るきもの"美"」展を開催。
  • 2024年
    • 4月25日 - 着物販売事業などを株式会社鈴乃屋(新社)へ会社分割により譲渡したと同時に、鈴乃屋(新社)の全株式を株式会社紅輪に譲渡。商号を株式会社平河に変更。
    • 5月22日 - 東京地方裁判所から破産手続開始決定を受ける。

鈴乃屋(新社)[編集]

  • 2024年
    • 4月25日 - 株式会社鈴乃屋(旧社、同日付で株式会社平河に商号変更)から着物販売事業などをへ会社分割により譲受したと同時に、株式会社紅輪の子会社となる。
    • 6月19日 - 本社を川崎市高津区に移転[9]

衣装考証[編集]

衣裳考証を担当したNHK大河ドラマ作品
年度 タイトル
1984年 昭和59年 山河燃ゆ
1985年 昭和60年 春の波涛
1986年 昭和61年 いのち
1987年 昭和62年 独眼竜政宗
1988年 昭和63年 武田信玄
1989年 平成元年 春日局
1990年 平成2年 翔ぶが如く
1991年 平成3年 太平記
1992年 平成4年 信長 KING OF ZIPANGU
1993年 平成5年 琉球の風
1994年 平成6年 花の乱
1995年 平成7年 八代将軍吉宗
1996年 平成8年 秀吉
1997年 平成9年 毛利元就
1998年 平成10年 徳川慶喜
1999年 平成11年 元禄繚乱
2000年 平成12年 葵 徳川三代
2001年 平成13年 北条時宗
2002年 平成14年 利家とまつ〜加賀百万石物語〜
2003年 平成15年 武蔵 MUSASHI
2004年 平成16年 新選組!
2005年 平成17年 義経
2006年 平成18年 功名が辻
2007年 平成19年 風林火山
2008年 平成20年 篤姫
2009年 平成21年 天地人
2010年 平成22年 龍馬伝
2011年 平成23年 江〜姫たちの戦国〜
2012年 平成24年 平清盛
2013年 平成25年 八重の桜
2014年 平成26年 軍師官兵衛
2015年 平成27年 花燃ゆ
2016年 平成28年 真田丸
2017年 平成29年 おんな城主 直虎
2022年 令和4年 鎌倉殿の13人

グループ会社[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 旧社はみどり会の会員企業で三和グループに属していた。

出典[編集]

  1. ^ a b c d 新生『株式会社鈴乃屋』スタートのお知らせ時事通信 2024年4月26日
  2. ^ a b c d e f g h i j 倒産・動向速報記事 株式会社平河(旧商号:株式会社鈴乃屋)帝国データバンク 2024年5月23日
  3. ^ a b c d e f g h TSR速報 (株)平河東京商工リサーチ 2024年5月22日
  4. ^ 株式会社鈴乃屋との資本業務提携合意のお知らせまるやま・京彩グループ 2024年3月18日
  5. ^ 株式会社紅輪、鈴乃屋の着物事業承継会社を買収。着物事業の強化へM&Aキャピタルパートナーズ 2024年3月18日
  6. ^ a b c 呉服専門店「きもの鈴乃屋」の旧運営会社が破産、新・鈴乃屋が事業継続FASHIONSNAP 2024年5月22日
  7. ^ 株式会社平河国税庁法人番号公表サイト
  8. ^ 株式会社平河の破産申立について鈴乃屋 2024年5月22日
  9. ^ 鈴乃屋本社移転のお知らせ”. 株式会社鈴乃屋 (2024年6月19日). 2024年6月21日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

本体のサイト[編集]

グループ会社のサイト[編集]