パイロットコーポレーション

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株式会社パイロットコーポレーション
PILOT CORPORATION
LO PILOT.png
本社が入るパイロット阪急阪神グリーンビル
種類 株式会社
市場情報
略称 パイロット
本社所在地 日本の旗 日本
104-8304
東京都中央区京橋二丁目6番21号
設立 2002年1月4日
(創業は1918年1月27日
業種 その他製品
法人番号 9010001077045 ウィキデータを編集
事業内容 文房具玩具貴金属等の製造・仕入・販売等
代表者 代表取締役社長兼社長執行役員 伊藤秀
代表取締役専務執行役員 白川正和
資本金 23億4,072万8,000円
(2018年12月31日現在)
発行済株式総数 4,681万4,400株
(2018年12月31日現在)
売上高 連結:1,040億38百万円
単体:737億91百万円
(2018年12月期)
営業利益 連結:209億32百万円
単体:128億72百万円
(2018年12月期)
純利益 連結:145億89百万円
単体:127億71百万円
(2018年12月期)
純資産 連結:696億88百万円
単体:457億74百万円
(2018年12月31日現在)
総資産 連結:1,156億19百万円
単体:832億24百万円
(2018年12月31日現在)
従業員数 連結:2,642名
単体:1,020名
(2018年12月31日現在)
決算期 12月31日
会計監査人 アーク有限責任監査法人
主要株主 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 5.87%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 4.94%
株式会社三菱UFJ銀行 4.35%
みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 みずほ銀行口 4.06%
(2018年12月31日現在)
主要子会社 パイロットインキ株式会社
外部リンク https://www.pilot.co.jp/
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株式会社パイロットコーポレーション (PILOT CORPORATION) は、筆記具手帳などのステーショナリーの製造・販売を行っている企業である。本社は東京都中央区京橋二丁目(東京メトロ銀座線京橋駅6番出口前)。

概要[編集]

1918年(大正7年)1月27日、日本初の純国産の金ペンの製造に成功した並木良輔が同窓の和田正雄とともに株式会社並木製作所を設立。その後、1938年(昭和13年)にパイロット萬年筆株式会社に、1989年(平成元年)に株式会社パイロットに商号を変更。

2002年(平成14年)1月には、株式会社パイロット、パイロットインキ株式会社、パイロットプレシジョン株式会社のグループ3社が共同株式移転を行い、持株会社株式会社パイロットグループホールディングス(現在の法人)を設立して、純粋持株会社制に移行した。2003年(平成15年)7月に、株式会社パイロットグループホールディングスが株式会社パイロットを吸収合併したうえで、株式会社パイロットコーポレーションに商号変更し、事業持株会社に移行。2008年(平成20年)には、株式会社パイロットコーポレーションがパイロットプレシジョン株式会社を吸収合併している。

万年筆は限定生産の高級品から一般廉価品まで幅広く製造している。特に高級品は『NAMIKI』のブランドで創業時から積極的に輸出を行っており、1930年のロンドン海軍軍縮条約での署名に蒔絵万年筆が使われるなど、海外でもよく知られている。英国のダンヒル社向けに製造した『ダンヒル・ナミキ蒔絵万年筆』は日本の漆芸の技術を世界に知らしめるとともに、ブランドの価値を大いに高めた。現在ではオークションなどで高値となり、マニア垂涎の品となっている。1950年代半ば以降、ボールペンなど、多様な筆記具の出現によって万年筆の需要が縮小している中で、現在も100万円を超える蒔絵万年筆から1,000円台の実用品まで製造を継続している。また万年筆用のインキも自社で製造しており、カートリッジ式の普及品から小瓶入りの特殊色までを幅広く取りそろえている。

その他、太軸の筆記具のはしりとなったドクターグリップ、激細ゲルインキボールペンのハイテックCなどのヒット商品があり、時代に先駆けて後の定番となるような革新的な商品を開発している。近年では「消せるボールペン」フリクションボールがシリーズ累計30億本を突破するヒット商品となっている。

万年筆で培った金属加工技術を活かした結婚指輪ペンダントなど金属製装身具の製造も行っている。

社歌の作曲者は古関裕而である。

2021年(令和3年)7月1日、パイロットインキから玩具事業を統合。組織名は「パイロットコーポレーション 玩具事業部」。

みどり会の会員企業である[1]

商標の由来[編集]

パイロットのボールペン
パイロットのボールペン

パイロットという商標は、東京高等商船学校(のちの東京商船大学。2003年より現・東京海洋大学)出身で同校の教授だった創業者の並木良輔が、若いころに乗り組んでいた商船での仕事中に使っていた烏口に不満を抱き、より利便性の高いペンを考案。そして同窓の先輩でもあった資産家の和田正雄の資金提供のもと「並木製作所」を設立し、商標をパイロットペンとして売り出したのが始まりである。船舶用語で「パイロット」は「水先人」を意味し、業界を先導するような会社になれるようにという思いが込められている。

主な製品[編集]

万年筆と関連製品[編集]

万年筆[編集]

  • Maki-eシリーズ(蒔絵仕様で工芸品でもある)
  • カスタムシリーズ
    • 1971年に事実上の初代モデル「CUSTOM K」を発売。カスタムの後ろの数字は創業以来の年数(74=74年記念など)、3桁の場合最後の数字は値段(3=3万円など)を指す。
    • カスタム74(日本語を書くことに適した構造を目指し、硬めのタッチのペン先を生み出した)
    • カスタム742
    • カスタム743
    • カスタム823(プランジャー吸入式)
    • カスタム845(エボナイト素材に塗りの軸)
    • カスタム・槐(軸にを使用)
    • カスタムヘリテイジ91
    • カスタムヘリテイジ912
    • カスタムヘリテイジ92(スケルトンの回転吸入式)
    • カスタム・カエデ(軸にイタヤカエデを使用)
    • カスタム・ウルシ(上記カスタム845の上位モデル)
    • カスタム・NS(シリーズ初のスチール製ペン先。明るい本体色の入門モデル)
  • ノック式・回転繰り出し式のキャップレスシリーズ(2017年にキャップレスシリーズ自体がグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞)
    • 1963年発売(初代は回転式繰り出し式。ノック式は翌1964年から)
    • キャップレス(ノック式)
      • 現在のモデルは1998年発売。特殊合金、螺鈿、木軸などさまざまなバリエーションがある。1999年度グッドデザイン賞受賞。
    • キャップレス・デシモ(2005年発売のノック式。アルミ仕上げにより軽量・細身になった。2006年度グッドデザイン賞受賞)
    • キャップレス・フェルモ(2006年発売。回転繰り出し式)
    • キャップレス・LS(2019年発売。ノック&ツイスト式。ペン先を収納する際は、本体のつまみを回す)
  • ショートサイズ
    • プレラ
    • プレラ 色彩逢い(いろあい)
      • 同上の姉妹モデル。透明ボディ仕様でコンバーター(CON-40)が付属。また、パイロットの万年筆で唯一、カリグラフィ仕様が設けられたモデルでもある。
    • エリート95s
      • 後述するエリートSを復刻[2]したもので、2013年6月に販売開始。
  • その他万年筆
    • ジャスタス
      • ペン先についているプレートを動かすことにより、書き味の硬軟を調節できる。1978年に発売されたものの復刻版で、2013年に販売開始。
    • レディホワイト(かつて生産されていた「レディ」とは異なる)
    • グランセ
    • エラボー(軟調ペン先)
    • デラックス漆
    • ルシーナ
    • カヴァリエ
      • 1997年発売。女性の手にも合うようスリムサイズになっているほか、マーブル調・金メッキクリップといった高級感も打ち出している。2017年に2代目が発売された。
    • コクーン
      • 2012年9月発売。20 - 30代の若い世代に向けた「はじまり」をテーマとした万年筆。大人への第一歩としてふさわしい、上質さと使いやすさを備えながらも低価格なエントリーモデルである。ラインナップには油性ボールペン、シャープペンシルもある。2013年度グッドデザイン賞受賞。
    • カクノ
      • 小中学生向けに作られた入門モデル。2013年10月20日発売[3]。2014年度グッドデザイン賞、2014年度キッズデザインアワード(学び・理解力部門)奨励賞特別賞受賞。
    • プルミックス
      • 初心者向けの入門モデル。「ペン習字ペン」(P-FP60R)をベースにしており、尾軸の胴体に鱗状の滑り止め加工が施されている。カラーバリエーションが多い。もともとは2013年ごろから製造を開始した輸出用モデルであったが、2019年12月に国内販売[4]を開始。コンバーター(CON-40)が付属されている。

インキ[編集]

  • iroshizuku - 色彩雫(50ml)、「日本の美しい情景」をテーマとした24種類(従来の21色に2012年11月新たに3色追加[5])のカラーが販売されている[6]。すべてボトルインキである。
    • 青系(紫陽花・朝顔・露草・紺碧・月夜・深海・天色)
    • 灰・黒系(霧雨・冬将軍・竹炭)
    • 緑系(深緑・松露・孔雀・竹林)
    • 茶系(土筆・山栗・稲穂)
    • 紫系(紫式部・山葡萄)
    • 赤・橙系(夕焼け・冬柿・紅葉・躑躅・秋桜)
  • ボトルインキ(30ml、70ml、350ml)
    • カラーバリエーションはブラック、ブルーブラック、ブルー、レッドである。
    • 70mlはレッド、350mlはブルーの販売はされていない。
    • 70mlタイプは、プランジャー方式のカスタム823に最適。
  • カートリッジインキ(12本単位で販売)
    • ボトルインキと同様にブラック、ブルーブラック、ブルー、レッドの4種類。
  • カラーカートリッジインキ(5本単位で販売)
    • ブラック、レッド、ブルーブラック、ブルー、グリーン、バイオレット、ピンク、ブラウン、ライトブルー、オレンジの10種類。
  • 製図用インキ(30ml、350ml)、証券用インキ(30ml)
    • 用途別のインキであり、つけペンや筆などで利用する。

その他筆記具[編集]

  • 一般筆記用シャープペンシル
    S3、S5、S10、S20、S30がある。いずれも低重心に作られている製図用シャープペンシルである。S30にはワンノックで芯1本分書き続けられる「オートマチック機構」も搭載。
  • 油性ボールペン
    • スーパーS(1973年発売。ラインナップは黒・赤・青の3種類。2013年度グッドデザイン・ロングライフ賞受賞)
    • Maki-eシリーズ
    • カスタム切子(カスタムシリーズで唯一万年筆には設定されていないモデルで、スターリングシルバーの軸に切子をイメージした模様が施されている)
    • ドクターグリップシリーズ
    • スーパーグリップG
    • オプト
    • アクロシリーズ
      • アクロボール(2008年に発売した低粘度油性ボールペン)
      • アクロドライブ
      • アクロ 300/500/1000
    • タイムライン
    • ふみ楽
    • ダウンフォース
      • 2011年発売の加圧式ボールペン。通常の替芯が使える。かつて発売されていたローリートルアーノのようにノック&クリップ式を採用。2016年に2代目が発売され、初代モデルは翌年廃番となった。グリップは初代モデルはローレット加工だったが、2代目はラバーとなっている。
  • 水性・ゲルインキボールペン
    • ハイテックCシリーズ
    • フリクションボール(熱で消せるボールペン)
    • Juiceシリーズ
      • Juice
      • Juice up(2016年8月発売。2017年度グッドデザイン賞受賞)
    • G-2(1998年発売。ノック式。ボール径0.5mm、0.7mm、1.0mm。一時多彩なラインナップを誇ったG-シリーズの中で最後まで残る)
    • Vコーン(1990年発売。1991年度グッドデザイン賞受賞)
    • Vコーンノック(2020年発売。ノック式。2008年発売の「Vボール RT」の後身モデル)
    • マルチボール
  • 多機能ペン
    • リッジ
    • 4+1カスタムヘリテイジ
      • 軸はヘアライン・アルミ仕上げになり、カスタムヘリテイジ91とは大きく異なる。
    • 2+1雅絵巻
    • 2+1エボルト
    • 2+1エグゼクト
    • 2+1SR
    • 2+1 アクロドライブ
    • 4+1ライト
    • ハイテックCコレトシリーズ(2 - 5色のカラーを選べるハイテックC)
  • サインペンマーカー
    •  プチシリーズ
      • プチ<細字>(1970年発売。2016年度グッドデザイン・ロングライフ賞受賞)
      • superプチ
    • フリクションライン・フリクションライト(熱で消せるマーカー)
    • Vペン(1988年発売の万年筆の書き味のサインペン。1989年度グッドデザイン賞受賞)
    • ペチットワンシリーズ(2005年3月発売。万年筆風サインペン、丸字サインペン、筆ペン。2005年度グッドデザイン賞受賞)
    • サインペンスペアータイプ(万年筆用カートリッジインキ使用の水性サインペン)
      • 2020年12月にパッケージと本体がリニューアルされ、新たに透明ボディタイプが追加された。
    • ツインマーカー
  • 色鉛筆クレヨン

修正用品[編集]

  • 修正ペン
    • 修正職人
  • 修正テープ
    • ホワイトライン グリップ(2004年6月発売。2004年度グッドデザイン賞受賞)
    • ホワイトライン フィッティ
    • ホワイトライン ノック
    • ホワイトライン ノックR
    • ホワイトライン スーパー
  • 消しゴム
    • フォームイレイザー
    • クリーンイレイザー
    • ケシキーパー
    • フリクションイレーザー(フリクションシリーズ専用の消しゴム)
    • トライアングルイレーザー
    • 学童用消しゴム

その他の文房具類[編集]

  • 接着糊
    • スーパーグルー
    • スーパーグルー スティックのり
    • スーパーグルー テープのり
  • スタンプ台

ビジネス用品類[編集]

  • 手帳
  • ノート
  • ビジネスバッグ
  • ペンケース

オフィス用品[編集]

その他[編集]

過去の製品[編集]

万年筆[編集]

  • トレンダー
    • 万年筆版「バーディ」の後継商品として1986年 - 1993年にかけて製造・販売。「気軽に使える万年筆」として開発された。1986年度グッドデザイン賞受賞。定価700円。なお「トレンダー」は現在、同社のパスケースなどのステーショナリー製品の名称として使われている。
  • FG-78シリーズ
    • 80年代から90年代にかけて発売された普及型低価格万年筆で、現在は輸出製品として台湾などで販売されているほか、日本国内ではパイロット主催のワークショップなどのイベントにおける組立教材(透明ボディタイプ)[7]として提供しているのみである。
  • μ(ミュー)シリーズ
    • 「深絞り」工法による軸からペン先まで一体型のアルミ素材の万年筆。名前は国産ロケットミュー計画にあやかっている。
      • μ701 - 1971年発売のショートボディタイプ。無地、黒ストライプ、白ストライプの3種類が製造された。定価3,500円。1971年度グッドデザイン賞受賞。
      • ミューレックス - 1977年発売。ロングボディタイプ。定価5,000円。
      • μ90 - パイロット創立90周年記念製品として2008年に9,000本限定発売。シルバーカラーのショートボディタイプ。定価1万2,600円。
  • エリートS(1968年発売)
    • エリートシリーズのショートタイプ。キャップを反転装着することでスタンダードサイズ並みになるため携帯に便利で大ヒットした。定価2,000円。派生バリエーションも多い。1969年度グッドデザイン賞受賞。1974年に2代目へモデルチェンジしたあと、1980年に廃番。
      • 大橋巨泉(当時35歳)のアドリブ台詞「みじかびの きゃぷりきとれば すぎちょびれ すぎかきすらの はっぱふみふみ。」で記憶されるテレビCMも有名。なお、巨泉の台詞にはテイク2バージョンとして「すぎしびの ほねのすねにて はぎりてら すらりぺらぺら はっぱのにのに。『のにのに』ってなぁ、良くないね。こりゃやっぱり『ふみふみ』だろうねぇ。」もある。
  • セレモ(万年筆、油性ボールペン、シャープペンシル)
    1981年ごろから長年生産されていたが、2017年に廃番。万年筆は5,000円という低価格ながら14Kのペン先を採用していた。

製図用シャープペンシル[編集]

当時は0.3mm/紫(赤)、0.4mm/黄、0.5mm/青、0.7mm/緑、0.9mm/橙がノック部の芯径表示や本体印刷、リングに使われていた。軸への印刷はほとんどが「PILOT H-xxxx 0.x JAPAN」に統一されている。現在はSシリーズの生産や需要の低下にともない、廃番となっている。

  • H-210シリーズ
  • H-220シリーズ
    プラ軸。軸中央部は多角形である。芯径0.3mm、0.5mm、0.7mm、0.9mm。定価300円。
  • H-230シリーズ
    プラ軸でグリップ部に凹凸加工がある。芯径0.3mm、0.5mm、0.7mm、0.9mm。定価200円。
  • H-310シリーズ
  • H-560シリーズ
    軸のほとんどがプラで、軸先端部のみ金属ローレット加工を施してある(この部分と口金が一体となっている)。軸色は青の他に、黒、灰がある。H-1090シリーズの廉価版とされる。定価500円。芯径0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.7mm、0.9mm。
  • H-580シリーズ
    グリップ、軸ともにプラ製。グリップは長方形が敷き詰められたような加工。軸中央部に硬度表示窓がある。H-1080、H-1580、H-2080の廉価版とされる。定価500円。芯径0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.7mm、0.9mm。
  • H-1000シリーズ(パイロットホルダー)
    パイロットホルダーで一番安価な製品。ダブルノック式。プラ軸で、グリップに加工はない。初期のもののみ軸にヘアライン加工がなされ、口金、硬度表示窓の大きさなど、細部に違いがある。ダブルノック式であるがゆえにプラ軸部分に力がかかり、軸割れが起きやすい。定価1,000円。芯径0.3mm、0.5mm。
  • H-1080シリーズ
    金属軸で、プラのグリップ(H-580と同一)。軸中央部に硬度表示窓があり、表示リングと軸に溝があるため、硬度表示を固定できる。製造時期により、ノック部の芯径表示の有無、ヘアライン加工の有無がみられる。クリップ取り付け部のみプラ製。定価1,000円。芯径0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.7mm、0.9mm。
  • H-1090シリーズ
    軸は全て金属製、ローレットグリップがシャーペン全体のほとんどを占める。ローレット部も含め青色の軸である。定価1,000円。芯径0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.7mm、0.9mm。
  • H-1580シリーズ
    唯一2020機構を搭載している。その他の部分はH-1080シリーズと類似。内部メカは2020シリーズとの共通点が見られる。クリップ取り付け部は金属製。定価1,500円。芯径0.5mm。
  • H-2000シリーズ(パイロットホルダー)
    グリップは金属製で蝕刻加工、軸はプラ製。芯径によって、グリップのパターンが異なる。定価2,000円。芯径0.3mm、0.5mm。H-2080シリーズ。
    グリップ部が木軸。その他の部分はH-1080シリーズと類似。定価2,000円。芯径0.3mm、0.5mm。
  • H-2100シリーズ(パイロットホルダー)
    グリップの金属ローレット加工部分も含め、ほとんどが黒く塗装されている。軸はプラ製で、パイロットホルダーで唯一軸に型番、芯径、社名、生産国が印刷されている。定価2,000円。芯径0.3mm、0.5mm。
  • H-3000シリーズ(パイロットホルダー)
    パイロットホルダー最上位モデル。グリップは芯径によってパターンが異なる金属製蝕刻加工、プラ軸。定価3,000円。芯径0.3mm、0.5mm。
  • H-5005
    ダブルノック機構とオートマチック機構を搭載した最高級製図用シャープペンシル。グリップは蝕刻加工、軸も金属製である。定価5,000円。芯径0.5mm。

その他[編集]

  • バーディ
1979年ごろに発売された万年筆・油性ボールペン。1982年には7種類のカラーボディの「カラーバーディ」が追加された。1985年頃に万年筆タイプが廃番(後継品は「トレンダー」)。ボールペンのみとなるが、途中でシャープペンシルが追加され現在も生産が続けられている。
  • ローリート(Laureate)
水性ボールペン。全盛期は幅広いバリエーションと価格が存在したが、2006年ごろにローリートルアーノの製造中止で本体から撤退。その後は替芯のみ製造が続けられていたが、2015年に製造中止し30年以上にわたる歴史に幕を下ろした。1984年度グッドデザイン賞受賞。
  • クアトロ(QUATRO)
1984年に発売された筆記具で、油性ボールペン・水性ボールペン・シャープペンシル・万年筆があった。細身の四角いボディーという大胆なデザインが話題を呼び、1984年にグッドデザイン賞を受賞した。
2007年に発売された万年筆・クアトロ89は上記とはまったくの別物で、太めの軸に木材や金属を組み合わせたものとなっている(こちらは2014年まで生産された)。
  • パルマリーン
1985年発売のシャープペンシル・ボールペン(水性・油性)。潜水艦をモチーフとしたデザインが人気を博し、1986年度グッドデザイン賞を受賞。
  • ボーテックス(VORTEX)
2001年に発売された万年筆・ボールペン。ボールペンはゲルインキを使用。万年筆・ボールペンともにショートボディ。2014年廃番。定価は1,000円(ボールペン)、1,500円(万年筆)。2003年度グッドデザイン賞受賞。
  • D-ink
2001年に発売したゲルインクボールペンで、消しゴムで消せる点が中高生を中心に爆発的な人気を集めた。その後e-GELに改称し、フリクションシリーズへとつながっていく。
  • Automac E
Automac E500
  • 2+1 CERATEC(多機能筆記具)
軸にファインセラミックスを搭載し、傷に強く、そして1つのペンとしてはかなりの重量があった。2017年廃番。
  • ジャストミート(油性ボールペン、シャープペンシル、多機能筆記具)
軸にバット製造時に使われる「アオダモ」を再利用したモデル。2017年に全モデルが廃番となった。シャープペンシルにはドクターグリップをベースにしたモデルがあり、バットをイメージしたフォルムが特徴だった。ボールペンは最後までアクロインキ非対応だった。
  • シンメトリー(油性ボールペン、シャープペンシル)
2007年発売。左右対称を目指した製品で、前軸はすべてシリコーンラバーで覆われている。軸の中心部には好きなイニシャルが表示できる機能(クリップがないため、転がり防止も兼ねていた)も備わっていたが、2014年に廃番となった。
  • スクールグリップ
300円の学童用文具。色は赤、黄、青、芯径は0.9mm、0.7mm、0.5mmがある。フレフレノック、通常ノックの両方を使える。軸はドクターグリップを細くしたような形状。名前を書く欄が設けられている。0.9mmはガイドパイプはやい。名前を書く欄は『なまえ』表記。グリップは薄灰色。0.7mmはパイプスライド方式で、名前を書く欄は『名前』表記。グリップは濃灰色。0.5mmはパイプスライド方式で、名前を書く欄は『name』表記。グリップは黒色。
  • クラッチポイント
残芯1mmまで使えるトップチャック式。当初は高価格帯のみ存在していたが、1990年代後半には1,000円以下の廉価版も発売された。2019年までに全モデルが廃番。以後はグランセなど高級モデルに搭載される機構のみが残る。
  • ハイテックポイントシリーズ
水性ボールペン。1981年発売。ボールを三点で支える機能により、極細でも安定した書き味が得られた。「ハイテックC」のルーツとも言える。2003年の「Hi-tecpoint V-Grip」を最後にモデルチェンジしないまま細々と生産されてきたが、2019年に廃番となる。
  • フィードシリーズ
1999年に発売した多色ボールペン。翌年にはフィード1+1/2+1、2008年にはフィードAGとさまざまな種類が追加されていったが、後継品の登場により2019年に製造終了。
  • Automac
オートマチック機能を搭載したシャープペンシル。「Automac E」と称されたモデルと、2011年から2020年まで販売されていた2代目があった。

シャープ替え芯[編集]

1978年にNEOXブランドの替芯を発売。以後、用途別にさまざまな製品を展開する。

  • NEOX
  • NEOX-Eno
    • 現行のneox-GRAPHITEの前身。
    • 0.7mmのカラー芯のみ現在も製造中。
  • NEOX-U
  • NEOX-S
  • NEOX-E
  • NEOX-BEAM
  • NEOSHIN
  • SUPER FINE

キャッチコピー[編集]

  • 書く、を支える。
  • 「書けば、なるほど! パイロット」(CMで使用)
  • 「フレフレ少女」 新垣結衣主演映画にてコラボ商品発売。「フレフレ少女ドクターグリップ」→パイロット独自のシャープペンシル機構「フレフレ機能:振って芯が出る」を掛け合わせてのキャッチコピー
  • 素敵生活主義です(1990年代前半)
  • 知的優遊(1983年)
  • 喜びを言葉にそえて(1981年)
  • 個性で選ぶPILOT(1978年 - 79年ごろ)

提供番組[編集]

パイロットインキの提供番組については「パイロットインキ#提供番組」を参照。

このほかにも毎日放送制作TBS系全国ネット番組のカウキャッチャーorヒッチハイクまたはフジテレビ系の日曜9時枠アニメのヒッチハイクでの番組提供時期もあった。

関連会社[編集]

ほか、関連会社がある。

テレビCM[編集]

CMに起用された有名人[編集]

  • 吉永小百合(2019年)(手紙を書きたくなる歌篇)
  • 団しん也(2016年)(誰かを想う時間篇)
  • 澤田汐音(2014年)(HI-TEC-C COLETO「この色、誰のペン?篇」)
  • 眞島秀和(2008年)(窓ふき篇)
  • 須永慶(2007年)(言えない言葉篇 父から娘へ娘から父へ
  • 相武紗季(2005年)(フリクション・NEOX-ENO・研究室篇、技術者篇など)
  • 鈴木蘭々(1998年)(クラッチポイント・ハイテックCノック)
  • 明石家さんま(1984年)(クァトロ)
  • 奥田圭子(1984年)(ハイテックポイント他)
  • 原田知世(1983年)(ハイテックポイント・ローリート)
  • 加藤和彦(1970年代)(キャンペーンなど)
  • 林寛子(1970年代)(キャンペーンなど)
  • 坂上二郎(1975年)(ご卒業キャンペーンなど)
  • 五輪真弓(1970年代中頃)(パイロットレディ)
  • りりぃ(1970年代中頃)(ボールペン)
  • 市川崑(1970年代中頃)(カスタム)
  • 長谷直美(1974年)(ミュー)
  • 栗田ひろみ(1973年)(ミュー)
  • 植草甚一(1971年)(カスタム)
  • ガロ(1970年)(万年筆「地球はメリーゴーランド」)
  • 大橋巨泉(1969年)(エリートS・このCMから「はっぱふみふみ」という流行語が生まれた)
  • 和泉雅子・山内賢(1960年代)(キャンペーンなど)
  • ジュディ・オング(1960年代)(パイロットショート、キャップレス)

脚注・出典[編集]

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  1. ^ メンバー会社一覧 - みどり会
  2. ^ ただし、1974年にモデルチェンジされた2代目「エリートS」を基に復刻しているため、K14金仕様のペン先モデルのみの製造・販売である。
  3. ^ 2014年3月にホワイトボディ仕様、2017年8月には極細字と透明ボディ仕様、2019年6月にはコンバーター(CON-40)と洗浄用スポイトが付属された限定モデルがそれぞれ追加された。
  4. ^ ただし、一部販売店での限定販売であるため、パイロットコーポレーションの公式ホームページではこの製品について一切触れられていない。
  5. ^ PILOT - お知らせ
  6. ^ PILOT - インキ iroshizuku<色彩雫>
  7. ^ 1998年頃に組み立て万年筆キット「くみたてペン・万年筆」として市販されたことがある。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]