日立グローバルライフソリューションズ

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日立グローバルライフソリューションズ株式会社
Hitachi Global Life Solutions, Inc.
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種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 日立GLS
本社所在地 日本の旗 日本
東京都港区西新橋二丁目15番12号
日立愛宕別館
設立 1998年11月26日(株式会社日立空調システム)
業種 電気機器
法人番号 8010401057011 ウィキデータを編集
事業内容 総合空調及び家電製品の開発・製造・販売
代表者 取締役社長 谷口 潤
資本金 200億円
売上高 4237億6100万円(2020年03月31日時点)[1]
営業利益 165億8800万円(2020年03月31日時点)[1]
経常利益 275億5100万円(2020年03月31日時点)[1]
純利益 266億9800万円(2020年03月31日時点)[1]
純資産 1166億4800万円(2020年03月31日時点)[1]
総資産 2353億3000万円(2020年03月31日時点)[1]
従業員数 約10,700名(2020年3月末現在 連結)
決算期 3月
主要株主 株式会社日立製作所 100%
外部リンク 日立グローバルライフソリューションズ株式会社
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日立グローバルライフソリューションズ株式会社(ひたちグローバルライフソリューションズ、: Hitachi Global Life Solutions, Inc.)は、東京都港区に本社を置く日立グループ企業

概要[編集]

2019年4月1日日立製作所の子会社で、冷蔵庫や洗濯機などの家電製品(白物家電)の製造・販売を手掛ける日立アプライアンス(日立AP)を存続会社として、同じく日立製作所子会社で美容系家電やシェーバーなどの販売を手掛ける日立コンシューマ・マーケティング(日立CM)との合併により発足[2]

沿革[編集]

  • 2019年4月1日 - 日立アプライアンスと日立コンシューマ・マーケティングの合併により発足。なお、登記上の設立日は日立アプライアンスの前身である日立空調システムの1998年11月26日を引き継ぐ。

主要事業[編集]

  • 家電事業
    冷蔵庫、洗濯機などの白物家電や空調システム製品、LED照明、住宅用太陽光発電システムなどの環境ビジネス製品を扱う。なお、日立コンシューマ・マーケティングが取り扱っていたWoooブランドのテレビの国内販売は2018年9月をもって終了し、地域家電店日立チェーンストールではソニーの薄型テレビ「BRAVIA」が販売されている[5]
  • オール電化事業
  • 総合空調事業

製造事業所[編集]

栃木事業所の一部と以下の2事業所は日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社となった。

関連会社[編集]

  • 日立アプライアンステクノサービス株式会社(旧:日立多賀テクノロジー株式会社) (茨城県日立市)
  • 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社(東京都港区
  • 日立空調関東株式会社(東京都練馬区
  • 株式会社新潟日立(新潟県新潟市東区
  • 日立空調関西株式会社(大阪府大阪市中央区
  • 日立空調九州株式会社(福岡県福岡市博多区
  • 株式会社関東エコリサイクル(栃木県栃木市)

主な製品ブランド[編集]

現行製品[編集]

2019年4月の日立アプライアンスと日立コンシューマ・マーケティングの合併に伴い、日立ジョンソンコントロール空調が製造する「白くまくん」以外の個人向け家電は全て日立グローバルライフソリューションズの扱いとなった。

  • 真空チルド(冷蔵庫)
    真空チルドルームを搭載したモデルに用いられる。
    当初は「ビタミン&真空保存 真空チルドV」後継の3ドアモデルに用いられた(その際、品番ルールが一新されたほか、冷凍室と野菜室の位置を入れ替えてまんなか野菜タイプとなる。このタイプの愛称が「野菜中心蔵」)。その後、後述の「真空チルドFS」の愛称で発売していたまんなか冷凍タイプも2014年モデルで3ドアモデルと同じ「真空チルド」に愛称を統一した。
    一時は幅広い容量がラインナップされていたが、2020年5月時点の現行機種はクリスタルミラーの外観を特徴とする大容量のWXタイプ(R-WX62K/WX74K)のみとなる。
  • ヘルシーシェフ(過熱水蒸気オーブンレンジ)
    2013年モデルまでは機種によって異なるサブネームが設けられていたが、2014年モデルからホームベーカリー機能を備えた最上級機種「ベーカリーレンジ ヘルシーシェフ」を除く全機種が「ヘルシーシェフ」に統一された。2020年5月時点の現行機種は「ヘルシーシェフ」はMRO-S7X/S8X/W1X/W10Xの4機種、「ベーカリーレンジ ヘルシーシェフ」はMRO-SBK1となる。
  • ふっくら御前(IHジャー炊飯器)
    圧力スチームIHタイプに用いられる。このブランド名は2014年モデルで一旦廃止されていたが、2016年モデルで約2年ぶりに復活した。2020年5月時点の現行機種はRZ-V100CMとRZ-W100CMの2機種。
  • 打込鉄釜 おひつ御前(IHジャー炊飯器)
    「本体分離構造」を採用したIHタイプに用いられる。2020年5月時点の現行機種はRZ-BS2M。
  • 火加減マイスター(IHクッキングヒーター
    IH適温調理(鍋底温度を設定温度にキープする機能)及びオーブンの自動メニュー・庫内温度設定を搭載した3口IHタイプ及び2口IH+ラジエントヒータータイプに用いられる。なお、機種により仕様が異なり、M8ATシリーズ(HT-M8AKTF/M8AKTWF)とM8Tシリーズ(HT-M8STF/M8STWF)は大火力左右IH+中央IH、M9Tシリーズ(HT-M9HTF/M9XTF/M9HTWF/M9XTWF)とM100Tシリーズ(HT-M100HTF/M100XTF/M100HTWF/M100XTWF)、M150Tシリーズ(HT-M150KTF/M150KTWF)は大火力3口IH、M200Tシリーズ(HT-M200HTF/M200XTF/M200HTWF/M200XTWF)はオールメタル対応 大火力3口IH、L300Tシリーズ(HT-M300HTF/M300XTF/M300HTWF/M300XTWF)とM350Tシリーズ(HT-M350KTF/M350KTWF)はダブルオールメタル対応 大火力3口IHとなる。
  • VEGEE(ベジー、パーソナルブレンダー)
    旧日立コンシューマ・マーケティングで発売されていた製品。2020年5月時点の現行機種はHX-C2000。
  • ビッグドラム(ドラム式洗濯乾燥機)
    全機種でヒートリサイクル乾燥方式を採用しており、「風アイロン」機能を備えるため、「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム」として販売している。
  • ビートウォッシュ洗濯機
    縦型タイプの洗濯乾燥機並びに全自動洗濯機の上位機種に用いられる。品番は"BW-"から始まる。
  • 白い約束(洗濯機)
    全自動洗濯機の普及機種に用いており、「シャワー浸透洗浄 白い約束」として販売している。なお、2013年モデルまで発売されていた洗濯乾燥機モデル「洗乾白い約束」は「ビートウォッシュ」に統合のため廃止された。「ビッグドラム」や「ビートウォッシュ」同様、2016年モデルで型式ルールが一新されている。2020年5月時点の現行機種は7kgモデルのNW-70Eと8kgモデルのNW-80Cの2機種。
  • 青空(二槽式洗濯機)
    他の家電メーカーではすでに撤退、あるいは、現行モデルの機種が少ない二槽式洗濯機だが、日立では2020年5月時点で6機種あり、お知らせブザー付スタンダードモデル(PS-H45L)、つけおきタイマー付ステンレス脱水槽搭載モデル3機種(PS-55AS2/65AS2/80S)、脱水運転中の脱水槽の内ぶたをロックする「センサーロックシステム」を搭載した大容量12kgモデル(PS-120A)、現行モデルでは日立のみの採用となる自動二槽式(給水オートストップを備え、すすぎまで自動運転する)モデル(PA-T45K5)をラインナップする。
  • パワかるサイクロン・パワーブーストサイクロン(サイクロン式クリーナー
    2014年モデルから以前発売されていた「2段ブーストサイクロン」の上位モデルを発展し、プレミアムクラスの新ブランド「パワーブーストサイクロン」となり、2015年2月にはスティックタイプが追加。2019年モデルでは「パワーブーストサイクロン」のうち、シリンダータイプの上位機種が軽量化により「パワかるサイクロン」に、2018年モデルまでは「2段ブーストサイクロン」としていたシリンダータイプの下位機種が「パワーブーストサイクロン」へそれぞれ移行された。2020年5月時点の現行機種は「パワかるサイクロン」はCV-SP300GとCV-SP900Gの2機種。「パワーブーストサイクロン」はCV-SV90GおよびスティックタイプのPV-BH500G、PV-BJ700G、PV-BH900Gの計4機種。
  • ラクかるスティック(コードレススティッククリーナー)
    コードレススティッククリーナーの軽量モデルに用いられる。2020年5月時点の現行機種はPV-BL10GとPV-BL20Gの2機種。
  • かるパック(紙パック式クリーナー)
    紙パック式クリーナーの上級モデルに用いられる。従来の「パワースター」と「ロボットパック」が統合し、一つのブランドとなった。2020年5月時点での現行機種はCV-KV70G、CV-KP90G、CV-KP200G、CV-KP900Gの4機種。
  • minimaru(ミニマル、ロボットクリーナー
    2016年11月発売。本体幅25cm・厚さ9.2cmの小型ボディを特徴とする。2020年5月時点の現行機種はRV-EX1とRV-EX20の2機種。
  • アッとドライ(布団乾燥機
    旧日立コンシューマ・マーケティングで販売されていた製品。2020年5月時点での現行機種はHFK-VL3とHFK-VS2000の2機種。
  • CRIE(クリエ、ビューティー家電・ナノイオンドライヤー・マッサージ機器)
    旧日立コンシューマ・マーケティングで販売されていた製品。2020年5月時点では、保湿サポート器(ハダクリエ ホット・CM-N840、ハダクリエ ホット&クール・CM-N4800/N5000)、ボディ&フェイスシェーバー(ポイントクリエ ボディ・BM-L01)、フェイスシェーバー(マユクリエ・BM-530)、まつげカーラー(アイクリエ・HR-530/550)がある。また、エアーバッグの脚用アタッチメントが同梱するフットマッサージャー(フットクリエ・HFM-3000)もラインナップしている。
    2015年11月にはスカルプ機能を搭載したナノイオンドライヤー「ヘアクリエ プラス+」を追加発売。2020年5月時点の現行機種はHD-NS810とHD-NS910の2機種。
  • NANOSILKY(ナノシルキー、ナノイオンドライヤー)
    「ヘアクリエ プラス+」の登場により、ナノイオンドライヤーの普及機種の位置づけとなる。2020年5月時点の現行機種はHD-N710。
  • IONCARE(イオンケア、マイナスイオンドライヤー)
    2020年5月時点の現行機種はHD-N410、HD-N510、HID-T500B、HID-T600Bの4機種。このうち、HID品番ではグリップをトライアングル形状とした「エルゴグリップ」とシリコン製の親指置き「サムグリップ」が採用されている。
  • ロータリーシェーバー
    2020年5月時点の現行モデルは「ロータリージーソード(RM-LX7/LX8D/LX9/LX10D)」である。
    「ロータリーシェーバー」は1990年に発売を開始した、日立独自の円筒形状の内刃を持つシェーバーで、往復式と回転式の長所を併せ持った方式で、構造としては、往復式と同じ外刃に、回転する円筒形状の内刃を組み合わせたものである。現行の「ジーソード」は円筒形状の内刃にウェーブ形状をつけて切断抵抗を低減した「クロスウェーブカット」を採用する。また、2015年5月に発売された「ロータリージーソード」は円筒形状の内刃の回転方向に加え、左右方向に約18,000往復/分の音波振動を組み合わせた「音波振動ロータリー方式」を採用している。
  • S-BLADE(エスブレード、往復式シェーバー)
    RM-W249/T349/T53/LF463は上記のブランドネームを用いるが、ストロークスピードが異なる前後振動と左右振動を組み合わせたW音波振動機構が搭載した機種(RM-FL10W/FL20WD)は「S-BLADE sonic(エスブレード ソニック)」、コンパクトサイズで海外でも使用可能なデュアルボルテージ仕様のRM-180は「S-BLADE dry(エスブレード ドライ)」を名乗る。
    ロータリー式・往復式ともに、内刃には日立金属で生産されたYSSヤスキハガネを使用している。「ロータリージーソード」ではマクセルの技術を加えて進化した内刃を採用している。
  • 白くまくんエアコン
    2019年モデルで寒冷地向けモデル「メガ暖 白くまくん」を除く全シリーズが「白くまくん」に統一された。また、一部のシリーズはPAM制御のエアコンになる。
    2015年10月に空調事業が日立アプライアンスとアメリカのジョンソンコントロールズ社が合弁で設立した日立ジョンソンコントロールズ空調へ移管し、「白くまくん」は同社の扱いとなった。なお、販売は日立アプライアンスが引き続き担当し、2019年4月からは日立グローバルライフソリューションズが担当する。
  • クリエア(空気清浄機)
    空気清浄機(EP-Z30R)はこの名称を用いるが、エアコン「白くまくん」に採用されている「ステンレス・クリーンシステム」を空気清浄機用に応用し、プレフィルターにステンレスコーティングを施し、フラップとネット(吹出口)にステンレスを採用したモデル(加湿機能付:EP-NVG70、除湿・加湿機能付:EP-LV1000)は「ステンレス・クリーン クリエア」、2015年モデルから発売されている家庭用加湿空気清浄機で唯一となるプレフィルターの自動おそうじ機能を搭載した加湿機能付モデル(EP-NVG90/NVG110)は「自動おそうじ クリエア」となる。
  • ナイアガラ出湯(家庭用エコキュート
    水道の圧力をそのまま利用し、プレート式給湯熱交換器で瞬間的にお湯にして給湯することで流量や圧力が高い状態で給湯できる独自の水道直圧給湯を採用。また、ふろ追いだき配管にステンレスを採用し、浴槽排水時に水道水でふろ追いだき配管を自動洗浄する「ステンレス・クリーン自動洗浄システム」を採用したことで、透明タイプの入浴剤花王の「バブ」、バスクリンの「バスクリン」や「きき湯(塩分を含む製品は使用できないため、カリウム芒硝炭酸湯・マグネシウム炭酸湯・ミョウバン炭酸湯のみ使用可能)」、アース製薬の「バスロマン」を推奨)が使用可能である。2014年モデルでは、日本国内の家庭用エコキュートで初めてウレタン発泡充てん断熱構造を採用した貯湯タンク「ウレタンク」を新たに採用したほか、標準タイプ(高効率)モデルは浴槽に給湯を行うふろ回路を2系統に増やし、それぞれに大口径ふろ電磁弁を搭載することで湯はり時間を短縮する「ナイアガラ倍速湯はり」も採用した。

過去の製品[編集]

  • 2段ブーストサイクロン・ごみダッシュサイクロン(サイクロン式クリーナー)
  • きらりUV蛍光ランプ
    ガラス管の内側にUVカット材をコーティングすることでがよりにくく、色あせしにくいUVカット機能付の蛍光ランプに用いられる。2014年12月現在、直下照度を向上した楕円形状を採用したスタンダードタイプ「きらりUV」、環形・直管を問わず定格寿命16,000時間を実現した長寿命タイプ「きらりUVプレミアムシルバー」、環形・直管を問わず、日本国内で販売されている蛍光ランプで最長の定格寿命20,000時間を実現し、直下照度を向上した楕円形状も採用したハイグレードタイプ「きらりUVプレミアムゴールド」の3種類がある。なお、「きらりUV」と「きらりUVプレミアムシルバー」はきらりD色(昼白色)のみ、2本入り包装(環形30形2本、環形30形+環形32形、環形32形+環形40形、環形30形+環形40形、直管20形2本)のみの設定である。2019年12月限りで生産終了となり、これを以て日立ブランドの蛍光灯・点灯管・白熱電球は約70年の歴史に幕が下ろされた(以降はLEDの電球・照明器具のみの生産へ完全移行)。
    • ハイルミック(蛍光ランプ)

その他[編集]

モーターを使った電化製品(冷蔵庫エアコン洗濯機掃除機電気シェーバーなど)は人気が高く、他の製品に比べると善戦している製品が多い。

ちなみに、日立グループ発祥の地である茨城県日立市には、レトロ調の「扇風機最中(もなか)」(地元「小川屋」の製品)があるが、これは戦前の対米輸出機種を模したものであると言われている。

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 第22期決算公告
  2. ^ デジタル時代の家電・空調事業をリードする新会社の社名ならびに代表者について”. 日立アプライアンス株式会社 (2019年3月1日). 2019年12月6日閲覧。
  3. ^ 蛍光ランプ生産・販売終了のご連絡”. 日立アプライアンス株式会社 (2019年3月25日). 2019年12月6日閲覧。
  4. ^ LED電球は日立のみならず、パナソニック・東芝ライテック・オーム電機朝日電器(ELPAブランド)・アイリスオーヤマ製品を併売する店舗もある。
  5. ^ 日立がソニーのテレビを販売してまで家電市場に留まりたい理由

関連項目[編集]