岩崎通信機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
岩崎通信機株式会社
Iwatsu Electric Co., Ltd.
IWATSU.jpg
Iwatsu Company.jpg
岩崎通信機本社
種類 株式会社
市場情報
東証1部 6704
1957年3月14日[1]上場
大証1部(廃止) 6704
1969年10月1日~2003年10月11日上場廃止
略称 岩通
IWATSU
本社所在地 日本の旗 日本
168-8501
東京都杉並区久我山1丁目7番41号
設立 1938年8月14日
業種 電気機器
事業内容 情報通信、印刷システム、電子計測分野における機器製造及び商品サービスの提供
代表者 代表取締役社長 西戸徹
資本金 60億2548万3326円
(2016年3月31日現在)
発行済株式総数 1億80万3447株
(2016年3月31日現在)
売上高 連結:236億24百万円
単体:129億58百万円
(2016年3月期)
営業利益 連結:△6億37百万円
単体:△10億16百万円
(2016年3月期)
純利益 連結:△5億00百万円
単体:△5億20百万円
(2016年3月期)
純資産 連結:175億21百万円
単体:145億30百万円
(2016年3月31日現在)
総資産 連結:306億9百万円
単体:260億47百万円
(2016年3月31日現在)
従業員数 連結:1,475名
単体:285名
(2016年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 9.20%
株式会社三菱東京UFJ銀行 4.94%
(2016年3月31日現在)
主要子会社 岩通マニュファクチャリング株式会社 100%
(2016年7月1日現在)
関係する人物 岩崎清一
外部リンク http://www.iwatsu.co.jp/
テンプレートを表示

岩崎通信機株式会社(いわさきつうしんき)は、情報通信印刷システム電子計測分野における機器製造及び商品サービスの提供を主に手がけている電機メーカー。略称は「岩通」(いわつう、IWATSU)。みどり会(三菱東京UFJグループ)の会員企業でありいわゆる電電ファミリー東京証券取引所第1部上場

概説[編集]

歴史[編集]

年表[編集]

  • 1938年 - 東京都渋谷区代々木上原町に岩崎通信機株式会社創立。
  • 1939年 - 世田谷区烏山町に新工場完成。搬送電話機・誘導除去強力電話機の製造で鉄道省指定工場となる。
  • 1943年 - 杉並区久我山に本社・工場完成。
  • 1944年 - 電波警戒機第1号機を東京第1陸軍造幣廠に納入。
  • 1947年 - 3号電話機を逓信省に納入。
  • 1951年 - 4号電話機を電気通産省に納入。
  • 1952年 - 通信機器初のベルトコンベアに電話機一貫生産工程の確立。
  • 1953年 - 資本金1億円となる。
  • 1954年 - 国内初のオシロスコープ第1号機を保安庁技術研究所に納入。
  • 1956年 - 国内初、ボタン電話装置開発
  • 1957年3月14日 - 株式を東京証券取引所第1部に上場[1]
  • 1958年 - 新電話機工場完成。電話機月産能力2万台となる。
  • 1959年 - 1号ボタン電話装置を日本電信電話公社に納入。岩崎通信工事(株)(後の岩通販売(株))を設立。
  • 1960年 - 久我山に計測器工場完成。乾式電子複写製版機ELEFAX「PC-201」を発売。
  • 1961年 - 有線放送電話システムを発売。
  • 1962年 - 資本金10億円となる。
  • 1963年 - 600形電話機を日本電信電話公社に納入。ディジタルプロッタ「XY-401D」を発売。
  • 1964年 - 電子化工(株)を設立。
  • 1969年 - 株式を大阪証券取引所第1部に上場。
  • 1970年 - 米国駐在事務所を開設。福島岩通(株)(現・岩通マニュファクチャリング(株))を設立。宇宙機器関連計測制御システムに参入。
  • 1971年 - クロスバ自動交換機「IPAC-100」を発売。
  • 1972年 - 無線ページングシステムを発売。非常通報装置パトホンを発売。
  • 1973年 - 湿式電子製版機ELEFAX「AP-1」を発売。(株)岩興(後の(株)岩通L&A、現・岩通ビジネスサービス(株))を設立。
  • 1974年 - 岩通ソフトシステム(株)を設立。
  • 1975年 - 世界最高速のディジタルメモリ「DM-901」を発売。東通工業(株)を設立。岩通アメリカ(株)を設立。
  • 1978年 - 湿式全自動卓上ELEFAX「PM-40」を発売。
  • 1979年 - 輸出向電子ボタン電話装置「オメガホンIII」を発売。
  • 1980年 - 世界最高速ストレージコープ(3000cm/μs)「TS-8121」を発売。
  • 1981年 - 電子ボタン電話装置「アイピコECTシリーズ」を発売。
  • 1984年 - 資本金51億円となる。ストレージスコープ用高速蓄積管で科学技術庁長官賞を受賞。
  • 1985年 - 東南アジア駐在事務所(シンガポール)を開設。
  • 1987年 - 世界初の500MHzポータブルオシロスコープ「SS-6521」を発売。
  • 1988年 - ディジタルボタン電話装置「アイピコDSシリーズ」を発売。
  • 1989年 - マルチコミュニケーションシステム「EVDS」を発売。資本金60億円となる。
  • 1991年 - 岩通マレーシア(株)を設立。
  • 1992年 - コードレスキーテレホンシステム「Mシリーズ」を発売。高速マルチページプリンタレプリオ「MG-8000」を発売。
  • 1993年 - ELEFAX「シグマシリーズ」高速製版機等を発売。展示商談ルーム「岩通スクエア102」を新宿に開設。
  • 1994年 - レクロイ・ジャパン(株)と販売提携を開始。
  • 1995年 - PHS対応マルチインフォメーションシステム「SAVAJU」を発売。
  • 1996年 - PHS対応コードレス「mujo」を発売。CTIシステム「PC-KTアダプタ」を発売。
  • 1998年 - プレートセッタELEFAX「LP-501CR」を発売。CTIコミュニケーションサーバ「RECENTAGE」を発売。
  • 1999年 - 業界初の米レクロイ社との共同開発商品「waverunnerシリーズ」を発売。世界初のパワー素子を内蔵したDC/DCコンパータIC「HL002APF」を発売。世界の品質基準のISO 9001を認証取得。国際環境規格ISO 14001を認証取得。米ルーセント・テクノロジー社と戦略的事業提携契約を締結。
  • 2000年 - 米ルーセント・テクノロジー社との共同ブランド商品「INDeX」を発売。パナソニック コミュニケーションズ(現パナソニック システムネットワークス)(株)とビジネスホンの開発・生産で提携。
  • 2001年 - エンピレックス(株)とHammer事業部製品の販売およびサポートで提携。業界初の15外線対応コードレスホン「DC-KTL(G)」を発売。ディジタル/アナログ一体型電子製版ELEFAX「LP-1200DA/LP-1800DA」を発売。
  • 2002年 - 超高輝度ストレージスコープ「TS-81000」を発売。VoIP対応ビジネスホン「ActetoII」を発売。計測事業部門を分社化し岩通計測(株)を設立。日本初の大規模IP電話ネットワーク構築に参画。
  • 2003年 - ビジネスホン「ActetoII」に国内初のSIP方式VoIP機能を搭載。インターネットサービスプロバイダ事業を展開する(株)アイエフネットを(株)エフティコミュニケーションズ(現・(株)エフティグループ)と合弁で設立。SIPテレフォニー・サーバ・システム「NetSpeak」を発売。世界初のIPv6ベースIPセントレックスサービスに関し、フリービット(株)と協業。大阪証券取引所における上場廃止の申請。
  • 2004年 - IP電話機能搭載ビジネスホン「TEREMORE-IP」を発売ディジタル・オシロスコープ「waveSurferシリーズ」を発売。プレートセッタELEFAX「LP-510e」を発売。シラントロシステムズコープレーションと包括的業務提携。2チャンネル入力のディジタルマルチメータ「VOAC7520」を発売。IP対応キーテレホンシステム「TELMAGE」を発売。
  • 2005年 - CANバス解析ディジタル・オシロスコープ「CANSurfer」を発売。プレートセッタELEFAX「LP-610Xe」を発売。セーフティー機能搭載型ビジネスホン「TELEMORE-EX」を発売。
  • 2006年 - ディジタル・オシロスコープ「DS-5100シリーズ」4機種を発売。コミュニケーションシステム「PRECOT」を発売。
  • 2007年 - フォーバルと共同でサテライトサーバーを発売。
  • 2008年 - 構内デジタルコードレス電話機「DC-PS8」を発売。中小規模事業所向けビジネスホンシステム「PRECOT-NEXT」を発売。
  • 2009年 - 小規模向けコンタクトセンターシステムを発売。名刺・はがき・カード専用スリッタ きりっ子「MC-01」新発売。
  • 2010年 - コンタクトセンターの運営戦略、意思決定に活用できるBIツール「QlikView」を販売開始。卓上型デジタルコードレス電話機「DC-KTL2(WHT)」を発売。産業用デジタルラベル印刷機市場に新規参入。
  • 2011年 - 産業用デジタルラベル印刷機第一弾「ラベルマイスター EM-250A」を発売。中規模事業所向けビジネスホンシステム「LEVANCIO」を発売。ナブコシステム・岩崎通信機、業界最高レベル無線認証システムの新製品「らく2パス(らくらくパス)」を発売。コンタクトセンターのクラウド型サービス提供を開始。
  • 2012年 - 国内初の白インク対応産業用デジタルラベル印刷機「LabelMeister EM-250W」を新発売。業界最軽量の防爆エリア用デジタルコードレス端末「DC-PS8-EX」を発売。岩通とIDEC、アライアンスにより日本初のZ-Wave無線LED照明調光システムを商品化。
  • 2013年 - 小規模事業所用ビジネスホンシステム「LEVANCIO-S」を発売。福島県泉崎村で「岩通泉崎メガソーラー発電所」の稼働を開始。
  • 2014年 - 高速製版機 デジタルプレートセッタ エレファクス「LP-530e」を発売。
  • 2015年 - 振り込め詐欺根絶へ被害防止システムを杉並区に無償提供。
  • 2016年 - 岩通販売(株)、メディアコンフォート(株)、岩通計測(株)を吸収合併。子会社の福島岩通(株)と電子化工(株)、岩通計測(株)の会津工場、(株)岩通L&Aのロジスティックス事業部を統合し岩通マニュファクチャリング(株)とする(福島岩通を商号変更)。(株)岩通L&Aは岩通ビジネスサービス(株)に商号変更。岩通香港を閉鎖[3]

主な製品[編集]

情報通信機器[編集]

  • ビジネスホン
  • 構内PHSシステム
  • 無線ページングシステム
  • 有線ページングシステム
  • 非常通報システム
  • 線路試験用送受器

コンタクトセンタソリューション[編集]

  • コンタクトセンタソリューション
  • IPソリューション

印刷関連機器[編集]

  • ラベル印刷機
  • インクジェット製版機
  • ディジタル製版機
  • アナログ製版機
  • エッチングプロセッサ
  • プレートパンチャー
  • マルチカードスリッタ

電子計測機器[編集]

  • オシロスコープ
  • アクセサリ
  • 高電圧プローブ
  • デジタル・マルチメータ
  • ユニバーサル・カウンタ
  • 信号発生器
  • アンプ
  • パターン・ジェネレータ
  • パルス発生器
  • スペクトラム・アナライザ
  • 放射線量モニタ-
  • USBバス・アナライザ
  • 通信用測定器
  • 教育実習機器
  • Mathcad
  • 非接触変位計、厚さ計
  • パワーアナライザ
  • 周波数応答解析&インピーダンスアナライザ
  • B-Hアナライザ
  • V-Hアナライザ
  • アイソレーション・システム
  • 半導体カーブトレーサ
  • インパルス・コイルテスタ
  • 航空宇宙機器システム
  • 自動調整検査装置
  • 熱伝導率測定装置

電子部品[編集]

  • スイッチ
  • ロータリエンコーダ
  • コネクタ
  • ハーネス

その他(新規製品)[編集]

  • LED照明調光システム
  • 太陽光発電 計測ユニット
  • ハンズフリー入退管理システム

関連会社[編集]

生産[編集]

サービス[編集]

販売[編集]

ソフトウェア[編集]

海外事業[編集]

  • 岩通マレーシア - 海外での製品の製造・部品調達などを主な事業としている。

脚注[編集]

  1. ^ a b 『株価20年 昭和33年版』 東洋経済新報社、1958年3月13日。
  2. ^ 『岩崎電気50年史』(1994年、岩崎電気株式会社)
  3. ^ 岩通グループ組織再編のお知らせ

外部リンク[編集]