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=== 概要 ===
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[[俳優]]・[[コメディアン]]で[[日本喜劇人協会]]会長も務める[[小松政夫]]の[[自伝]]的小説『のぼせもんやけん』を原案として、「[[クレージー映画|無責任男]]」を演じ「[[スーダラ節]]」を歌って時代の寵児となった「明るい[[昭和]]」を象徴する[[エンターテイナー]]・[[植木等]]と、植木に弟子入りして付き人兼運転手を務め植木のことを「親父さん」と慕った「のぼせもん」<ref group="注">[[博多弁]]で「すぐに熱中する人」の意。</ref>こと小松政夫との師弟関係の物語を、当時の映画やテレビ[[バラエティ番組]]の熱気あふれる撮影現場を背景に描く<ref>{{Cite press release |title= 山本耕史さん主演『植木等とのぼせもん』制作開始|publisher=NHK DRAMA|date=2017-7-7 |url= https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/6000/275029.html|format= HTML|language= 日本語|accessdate= 2017-7-18}}</ref>。
[[俳優]]・[[コメディアン]]で[[日本喜劇人協会]]会長も務める[[小松政夫]]の[[自伝]]的小説『のぼせもんやけん』を原案として、「[[クレージー映画|無責任男]]」を演じ「[[スーダラ節]]」を歌って時代の寵児となった「明るい[[昭和]]」を象徴する[[エンターテイナー]]・[[植木等]]と、植木に弟子入りして付き人兼運転手を務め植木のことを「親父さん」と慕った「のぼせもん」<ref group="注">[[博多弁]]で「すぐに熱中する人」の意。</ref>こと小松政夫との師弟関係の物語を、当時の映画やテレビ[[バラエティ番組]]の熱気あふれる撮影現場を背景に描く<ref name="dramatopics">{{Cite press release |title= 山本耕史さん主演『植木等とのぼせもん』制作開始|publisher=NHK DRAMA|date=2017-08-14 |url= https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/6000/275029.html|format= HTML|language= 日本語|accessdate=2020-12-11}}</ref>。


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植木等の活躍を描く本作の見せ場の一つとして、昭和30年代の人気バラエティ番組『[[シャボン玉ホリデー]]』を再現。[[園まり]]役の[[山本彩]]が「[[逢いたくて逢いたくて]]」を、[[伊東ゆかり]]役の[[中川翔子]]が「[[小指の想い出]]」を、[[奥村チヨ]]役の[[鈴木愛理 (ハロー!プロジェクト)|鈴木愛理]]が「ごめんネジロー」を、[[ザ・ピーナッツ]]役の[[鈴木みな・まりあ]]が「[[ふりむかないで (ザ・ピーナッツの曲)|ふりむかないで]]」をそれぞれ披露。また[[ハナ肇とクレージーキャッツ]]役には楽器演奏が得意なキャストを配して、実際にバンド演奏を披露する<ref name="dramatopics" /><ref>{{Cite web |date=2017-08-14 |url=http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=11264 |title=昭和を代表する歌手を演じるのはこの人たち! 植木等とのぼせもん |work=NHK_PR |publisher=[[日本放送協会|NHK]]オンライン |accessdate=2017-08-14 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20170814220547/http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=11264 |archivedate=2017-08-14}}</ref>。


=== キャスト ===
=== キャスト ===

2020年12月11日 (金) 08:14時点における版

のぼせもんやけん
昭和三〇年代横浜〜セールスマン時代のこと。
著者 小松政夫
発行日 2006年6月22日
発行元 竹書房
ジャンル 長編小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 上製本
ページ数 205
コード ISBN 978-4-8124-2759-0
ウィキポータル 文学
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のぼせもんやけん2
植木等の付き人時代のこと。
著者 小松政夫
発行日 2007年12月21日
発行元 竹書房
ジャンル 長編小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 上製本
ページ数 221
コード ISBN 978-4-8124-3273-0
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のぼせもんやけん』は、小松政夫による自伝長編小説[注 1]シリーズ。第1作『のぼせもんやけん 昭和三〇年代横浜〜セールスマン時代のこと。』が2006年6月に、第2作『のぼせもんやけん2 植木等の付き人時代のこと。』が2007年12月に竹書房より刊行された。

本作を原案として『植木等とのぼせもん』(うえきひとしとのぼせもん)と題しテレビドラマ化され、2017年9月から10月にNHK総合土曜ドラマ」枠にて放送された。

あらすじ

登場人物

書誌情報

  • のぼせもんやけん 昭和三〇年代横浜〜セールスマン時代のこと。(2006年6月22日、竹書房ISBN 978-4-8124-2759-0
  • のぼせもんやけん2 植木等の付き人時代のこと。(2007年12月21日、竹書房、ISBN 978-4-8124-3273-0

テレビドラマ

植木等とのぼせもん
ジャンル テレビドラマ
原作 小松政夫『のぼせもんやけん』(原案)
脚本 向井康介
演出 西谷真一(NHKエンタープライズ)
榎戸崇泰(NHKエンタープライズ)
出演者 山本耕史
志尊淳
山内圭哉
浜野謙太
武田玲奈
でんでん
坂井真紀
富田靖子
山本彩
中川翔子
鈴木愛理
高橋和也
勝村政信
優香
伊東四朗
ナレーター 小松政夫
時代設定 1962年 - 1990年
製作
製作総指揮 佐野元彦NHKエンタープライズ
須崎岳(NHKエンタープライズ)
中村高志(NHKドラマ番組部)
プロデューサー 竹内敬明
制作 NHK
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2017年9月2日 - 10月21日
放送時間土曜20:15 - 20:43
放送枠土曜ドラマ (NHK)
放送分28分
回数8
公式サイト
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植木等とのぼせもん』(うえきひとしとのぼせもん)と題して、NHK総合の「土曜ドラマ」枠(20:15 - 20:43)で2017年9月2日から10月21日まで放送された。主演は山本耕史。全8回。

概要

俳優コメディアン日本喜劇人協会会長も務める小松政夫自伝的小説『のぼせもんやけん』を原案として、「無責任男」を演じ「スーダラ節」を歌って時代の寵児となった「明るい昭和」を象徴するエンターテイナー植木等と、植木に弟子入りして付き人兼運転手を務め植木のことを「親父さん」と慕った「のぼせもん」[注 2]こと小松政夫との師弟関係の物語を、当時の映画やテレビバラエティ番組の熱気あふれる撮影現場を背景に描く[1]

植木等の活躍を描く本作の見せ場の一つとして、昭和30年代の人気バラエティ番組『シャボン玉ホリデー』を再現。園まり役の山本彩が「逢いたくて逢いたくて」を、伊東ゆかり役の中川翔子が「小指の想い出」を、奥村チヨ役の鈴木愛理が「ごめんネ…ジロー」を、ザ・ピーナッツ役の鈴木みな・まりあが「ふりむかないで」をそれぞれ披露。またハナ肇とクレージーキャッツ役には楽器演奏が得意なキャストを配して、実際にバンド演奏を披露する[1][2]

キャスト

主要人物

その他

スタッフ

  • 原案・語り[注 4] - 小松政夫『のぼせもんやけん 昭和三〇年代横浜〜セールスマン時代のこと。』[5]『のぼせもんやけん2 植木等の付き人時代のこと。』[4][5]【竹書房】
  • 脚本 - 向井康介
  • 音楽 - 林ゆうき
  • 芸能考証 - 渡辺プロダクション
  • 制作統括 - 佐野元彦、須崎岳(NHKエンタープライズ)、中村高志(NHKドラマ番組部)
  • プロデューサー - 竹内敬明
  • 演出 - 西谷真一、榎戸崇泰(NHKエンタープライズ)[6]
  • 制作 - NHKエンタープライズ
  • 制作・著作 - NHK

放送日程

各話 放送日 サブタイトル 演出 劇中歌 視聴率
第1回 09月02日 誕生 スーダラ節 西谷真一 スーダラ節(歌:山本耕史)
無責任一代男(歌:山本耕史)
ウナ・セラ・ディ東京(歌:鈴木みな・まりあ)
10.2%[7]
第2回 09月09日 植木さんの親心 ふりむかないで(歌:鈴木みな・まりあ) 7.8%[要出典]
第3回 09月16日 俺たち戦友 だまって俺について来い(歌:山本耕史)
ホンダラ行進曲(歌:山本耕史)
8.1%[要出典]
第4回 09月23日 スターの誇り ごめんネ・・・ジロー(鈴木愛理)
ゴマスリ行進曲(歌:山本耕史)
ハイそれまでョ(歌:山本耕史)
逢いたくて逢いたくて(歌:山本彩)
7.1%[要出典]
第5回 09月30日 弟子の名は。 榎戸崇泰 逢いたくて逢いたくて(歌:山本彩)
ふりむかないで(歌:鈴木みな・まりあ)
7.8%[要出典]
第6回 10月07日 オヤジたるもの さよならはダンスの後に(歌:中川翔子)
(歌:山本耕史)
9.0%[要出典]
第7回 10月14日 可愛い子には 小指の想い出(歌:中川翔子) 9.0%[要出典]
最終回 10月21日 スーダラ伝説 西谷真一 逢いたくて逢いたくて(歌:山本彩)
スーダラ節(歌:山本耕史)
スーダラ伝説(歌:植木等)
8.9%[要出典]
(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)

関連番組

関連商品

CD
NHK総合 土曜ドラマ
前番組 番組名 次番組
1942年のプレイボール
(2017.8.12)
※土曜ドラマスペシャル
植木等とのぼせもん
(2017年9月2日 - 10月21日)
大河ファンタジー
精霊の守り人 最終章

(2017年11月25日 - 2018年1月27日)

脚注

注釈

  1. ^ 巻末に「この作品は事実を基に創作した書き下ろし小説です。当該の人物・団体に許可を得て、一部実名を使用しておりますが、基本的に実在の人物・団体とは一切関係ありません。」との記述がある。
  2. ^ 博多弁で「すぐに熱中する人」の意。
  3. ^ かつて『ザ・ヒットパレード〜芸能界を変えた男・渡辺晋物語〜』(フジテレビ2006年)でも同役を演じたことがある。
  4. ^ 小松は各話冒頭に持ちネタである淀川長治映画評論家)のモノマネで登場しあらすじを説明する[4]

出典

  1. ^ a b "山本耕史さん主演『植木等とのぼせもん』制作開始" (HTML) (Press release). NHK DRAMA. 14 August 2017. 2020年12月11日閲覧
  2. ^ 昭和を代表する歌手を演じるのはこの人たち! 植木等とのぼせもん”. NHK_PR. NHKオンライン (2017年8月14日). 2017年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月14日閲覧。
  3. ^ “武田玲奈、NHKドラマ初出演 植木等さん&小松政夫さんの師弟コンビ描く”. ORICON NEWS (oricon ME). (2017年8月10日). http://www.oricon.co.jp/news/2095429/full/ 2017年8月15日閲覧。 
  4. ^ a b c d NHKウイークリーステラ』 2017年9月8日号 p.8 - 9
  5. ^ a b よくあるご質問”. 植木等とのぼせもん. 日本放送協会. 2018年1月7日閲覧。
  6. ^ ドラマのみどころ”. 植木等とのぼせもん. 日本放送協会. 2018年4月30日閲覧。
  7. ^ “山本耕史主演「植木等とのぼせもん」初回視聴率は10・2%”. スポーツ報知. (2017年9月4日). http://www.hochi.co.jp/entertainment/20170904-OHT1T50127.html 2018年1月7日閲覧。 

外部リンク